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  夏の思い出

  ↑北海道の空（たぶん美瑛）こんちは～！ようやく夏らしくなりましたねえ。夏バテしないのが自慢の私ですが、なんだか今日はだるいです。運動不足かなあ～～。やっぱ夏の間だけでもヨガに通ったほうがいいかしらん？？？運動するなら、絶対に夜やりたいです。昼からやったら、まず間違いなく夕食作りたくなくなると思うのね。寝る前にガ～～ッと汗かいて、こてっと寝ちゃう、ってのが理想だね。・・・去年の夏は、ムスコの高校が甲子園に出場したので、自分の中でものすごく燃え上がるものがあったのだったわ。まったく幸せな夏であった・・・記憶に残る夏といえば、最初は４歳か５歳の夏だわね。初めて海を見て心打たれた幼女の私。翌日も母・スマコに「またきょうもうみにいこうよ」とおねだりしたらば、なんと母は「今はお盆だからだめ。お盆には死んだ人が海から上がってきて、　足をひっぱるから。　ヨーコはまだコドモだから、海で死んだコドモに足をひっぱられるよ」とおっそろしいことを言うではありませんか。ま、確かにお盆には海に行くものじゃない、って言われてるけどさ、それよりも「連れて行くのがめんどくさかった」ってことじゃないかしらん？？↑生まれて初めて見た「釧路の海」その後、苦手なプール学習に悩まされた夏・テニスに明け暮れた夏・受験勉強に没頭した夏・海や山へ遊びに行った夏・・・・たくさんの夏がありました。コドモが小学生のころまでは、夏といえばプール通いでしたね。ここに引っ越してきたころ、元小学校だったところのプールにタダで入れたので、毎日通ったものです。「ヒロく～～ん、気分はカリフォルニアだよね～～♪」なんて・小学校の小汚いプールにぷかぷかと浮かびつつ＜おめでたいっ！ヒロキは夏になると紫外線を吸収しやすいらしく、ありえないほど・日本人とは思えないほど・異常なほど黒くなる子なので、プールに浮いてる姿がまるで「泳ぐチャーシュー」みたいで～・爆！楽しかったなあ～～～！！！！・・・膠原病・全身性エリテマトーデスを発病してしまったので、もう真夏の炎天下のプールはご法度になりました。病気をしたこと自体は、全然なんとも思っていないけど、炎天下のプールに入れなくなったのだけは残念です～！それにさあ、私、ハワイにも行かずじまいだったわ～！仮に今後、ハワイに行くことがあったとしても、ビーチで泳ぐのは無理。ちっ、つまんない＜orz

  2006年07月27日

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  友達とランチしたよ♪　自分の将来

  ↑北海道・美瑛の青い空昨日は小論文添削の第４回目の納品日でした。添削内容にかかわる根本的な誤りはなかったようですが、会社の方針では「不要」とされている指導内容を盛り込んでしまい、削除するよう命じられました。早く訂正を命じられないようになりたいものです。仕事は思いのほか楽しい・・・つか、思っていたほど苦痛じゃありません。それに●毎日、一定時間こつこつ仕事することが習慣化しつつある●答案汚したらえらいことになる＆仕事のモチベーションアップのため　テーブル周り＆リビング全般をすっきり片付けるようになったなどの副次的な効果も得られるようになりました。そいでもって、週に１回、納品と発注のため、都内に出るようになったので「友達とランチしやすくなった」ってのもあります・笑！何せ都内に出るには時間もお金もかかりますからね、田舎住まいなので。今後、友達と会う予定のない納品日には、ゆっくり美術館めぐりなどしたいものです。・・・というわけで、昨日も納品のあと友達に会いました。新宿のカジュアル・フレンチのお店でランチしたんだけど、昨日のメインはハズれましたな。サラダとスープはよかったんだけどなあ・・・さえさん、ごめ～ん！ランチのあとはお決まりのショッピングに突入しました。さえさんがサンダル欲しいというので、選ぶのにお付き合い。彼女、とってもステキなのをお買い上げなさいました。・・・ひとしきりショッピングを楽しんだあと、むらむらとフルーツが食べたくなった私たち。フルーツパーラーに入ることにしました。数十年ぶりでフルーツパンチを食べましたよ。おいしかった～～！で、またおしゃべりですな。さえさんは私と同じくライターの仕事をしています。なので最後は必然的に仕事の話になりますね。仕事の話の具体的内容は詳細には述べませんが、まあ要するに「先行きわかんないよね」ということです。でも・・・私は本当のところ、そんなふうには思っていないような気がします。バカみたいだけど、言っていいですか？なぜならば、私の中で「将来は常に明るい」から。理屈はありません。どういうわけか、自分にはまだまだ将来があり（もう４８歳といういい年なのですが・爆！）、その将来は今よりも明るい、というふうにしか考えられないのです。仕事は順調、体は今よりも悪くならず、家族も安泰、バイオリンの技能はアップし、毎日「あ～楽しい♪」と言っている自分しか思い描けません。つか、いちばん鮮明に浮かんでくるのが、グレードアップしたバイオリンを持っている自分、ですね。２００万くらいのやつに買い換えている自分。このイメージを実現させたいものです♪

  2006年07月26日

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  ここんところの生活

  先週金曜日、体調悪化で寝込んだ私ですが、もうすっかり元気です。でもさすがに「食べすぎ」には警戒するようになりましたが。土曜日は夫と佐野のアウトレットに行き、３時間もショッピングしちゃいました。もうものなんか欲しくない！何も買わない！と宣言した私ですが、やっぱりお買い得品を見ると買いたくなりますわねえ。・・・というわけでバッグとネックレスとブラウスとハーフパンツ買いました。佐野ってのは、けっこう穴場です。土曜日だってのにすいてますし、おそらくこれが御殿場であればあっという間に売り切れたのでは？っていうものが、けっこう残っているのです。バッグは、ゴールドの皮に、びっしりターコイズ（トルコ石）とジルコニアを縫いとめ、周りを（おそらく）スワロフスキーで縁取った、どえれえ派手・派手・派手！なものです。お店の人の話では、元値は５万円だそうですが、私はそれを９４５０円で購入しました。派手で小ぶりなバッグ、それもキンキラしたのとか、ビーズ刺繍のとか大好きなので「マストバイ！」でした。コドモのころからやたらとバッグが好きで、死蔵品と化したバッグをたくさん持っているにもかかわらず、やはりどうしても欲しくなってしまいます。お昼を食べながら、必死に物欲と格闘したのですが、ゴーストライターを務めた本の増刷により、３回にわたって印税を受けられることが確定したので、これくらいの贅沢は許されると判断し、購入に踏み切りました。・・・ああ、根本的に、私はちっとも変わっていないのかもしれません・・・・昨日は、姪っ子・桜木夕香のピアノの発表会でした。彼女のピアノ教室は２年に１回、発表会をしています。夕香が最初に発表会に出たのは、今から４年前、小学校３年生のときのことでした。たしか習い始めて間もないころで、音楽にもなんにもなってない、「ただ弾いてるだけ」でしたね。２年前もとくにうまいとは思いませんでしたが、今回はちゃんと「聴かせるものを持った」音楽作りができていました。指がよく動くようになってきて、音がきれいに出るようになったなあ、とは思っていたのですが、表現力はどうかしらん？という思いがあったのですが、それは杞憂だったようです。これからもがんばって練習して、いつか私のバイオリンの伴奏をしてもらいたいものです。てか、もうできると思うけどね。↑舞台の上の夕香↑夕香と私♪夕香の服は、先日、一緒にショッピングしたときに買ってやったものです。女の子とのショッピングは楽しいですねえ♪「ママとムスメ」気分を楽しませてもらいました。うれしいわ♪私が持ってるバッグが、前日買った「キンキラバッグ」金運アップしそうだと思いません？？爆！！！↑若い子はかわいいねえ～～♪この夏、どうしても「ヒールのあるサンダルがはきたい！」と言ってママ（私の妹）に買ってもらったのだそう。「歩きづら～い！」と言って、よちよち歩いてました。ふふふ♪　私も心あたりあるわ♪このかわいい姪っ子が喜びそうなものを買い与えるためにも、せっせと働かねばと思う伯母・チャーであった・・・

  2006年07月24日

• 伝えたいもの

  違う・違う・違う！・・・それを読んだときに、まず最初に思いました。あなたが愚かな親だなんて、そんなことは絶対にないのだ、と。息子さんが若くして他界されたのは、男は我慢と厳しくしつけた自分が悪かったのだ・だから息子は我慢に我慢を重ねて、病気を悪化させたのだ、とあったのです。だけど、そのときはなぜ「そうでない」と私が言い切れるのか、その根拠がわからなかった。さっき、お風呂に入っていて、突然わかりました。だって、あなたは「愛」を教えたじゃないですか。だからいつだって「彼」の日記には温かさがあった。その温かさに惹かれて、私は「彼」と、インターネット上ではあったけれども交流を重ねるようになり、亡くなった今だって一日も忘れたことはありません。ネット上で知り合って、一度、声を聞いただけの人、生前にただの一度も会ったことがない人のことを、私は毎日、自分の身内のように思い出しているのですよ。それはあなたが「彼」に愛を教えたから。いいえ「教えた」というより「伝えた」のでしょう、その視線で、その全身で、その気配で。親がいちばん子供に伝えなければならないものを、あなたは間違いなく「彼」に伝えた。それを受け取った「彼」は、たくさんの人にそれを手渡した。だから「彼」は今も私の心の中に生き続けています。私は先日の日記に「人生、カネと健康と愛情と生きがいが大切」と書きました。でもカネは使えばなくなります。健康は死によって終わります。生きがいは個人の問題です。それでは愛は？？愛だけは、尽きることもなく、肉体が滅びたあとも、人の心の中に残ります。だからもう「愚かな親」だなんて言わないでください。しかし・・・と私は思います。親は、自分の子供にただ一人の友達もいなくていいから、愛情なんて知らなくていいから、それでもいいから生き続けてもらいたいものなのかも知れない、と。

  2006年07月23日

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  年取ってよかったこと♪

  ↑文香ちゃんとリップグロスとみかん♪画像はいつも「イライラさせられる」リップグロス。なにがイラつくかって？？ポーチに入れて横にしておくと「液漏れする」ことによ～～！しっかりしてくれ！　ディ●ール！　ゲ●ン！！結局、持ち歩くのは、友達からもらった、マツ●ヨで売ってるコギャル向けのリップグロスだもんね～♪優秀で、液漏れなんか「絶対にしない」よっ！！！ところで、最近の私、老化が著しいです。この間中、まめにゾンビパック（乾くと顔がゾンビのようになる恐怖のパック・ただし効果ばつぐん！）をやっていたので、多少、抑えられていたのですが、ここ数日さぼったらひどいもんだわ～～！来週末、またオフ会に参加することになったので（ふふふ♪）、それまでにお顔をととのえておかなくちゃ～！ちょっと食べ過ぎるとたちまちぶくぶく太るしさあ～～！！若い子を見て「ああ、キレイねえ～～」と感じ入ること自体、年食った証拠なのであろう・・・＜悲哀・・・でも！ですね！そうそう悪いことばかりでもないような気がします。とくに人付き合いにおいてそれを感じますね。若いころって、自意識過剰だったり、自分に対する自信のなさとそれとは裏返しのプライドでもって、ものごとに過剰反応したり、悶々と悩んでみたりで、何しろ疲れた！！私なんかとくに自分の感情とか感性とかいうものに異常にこだわってたし。今にして思うに、そういうことにこだわること自体、コドモだったってことよね。コドモ育てるとよ～くわかります。とにかくコドモって自分の感情にこだわる。そしていじけたり怒ったり、相手してると疲れる・疲れる・・・！自分の価値観に執着しすぎの傾向もあったなあ～！そんなふうですから、人となんかうまくいきやしません、って。・・・でもなんかもう、どうでもいいんです、そんなこと。自信のなさも裏返しのプライドも、今でも持ち合わせてますが、とりたてて騒ぎ立てるほどのものでもあるまいし。自分なりの価値観もありますが、執着するほどのものでもあるまいし。ああ、ラクだ・ラクだ・・・！こんなにラクになれるとは。これで短気なところがなくなっていけば、もっとラクなのでしょう。・・・でもそれはむずかしいかもね～！短気な人って、年取るとますます短気になるからね～～＜恐怖！

  2006年07月22日

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  どらみさんの本を読んだよ♪

  こんちは。チャーです。ホントはこの日記、昨日書くはずだったんですが、私、久々にひっくり返ってました。午前中、バイオリンのレッスン行って、夕方から妹ぢゅんことスピッツのチャーをトリミングに連れて行ったところで、疲れが回ってしまい・・・ここんとこ、またバカみたいに飲み食いしてましたからね～！私は食べ過ぎるとかならず調子が悪くなります。思うに食べるのに「適切な量」というのが、あるんですな、人それぞれに。膠原病・全身性エリテマトーデス患者である私は、血管と血液の状態をよくしておくことが、病気悪化を防ぐ有効な手段となります。・・・なのに・・・バターがたっぷり入ったお菓子が好き♪というのは間違っているのですわ。結果として、飲み食いを一時的にストップして「死ぬほど寝たら」今日は回復しました。やれやれ・・・・・・さて、今日、ご紹介する日記友達・どらみさんの書かれたご本は、病気を持つ人に力強いエールを送ってくれる、すばらしい内容のものでした。↑「ハート・アタック・ラプソディー　ある日突然、心筋梗塞」　　　　文芸社　　１４００円これはどらみさんの心筋梗塞の発作による入院から始まり、その治療過程、退院後の生活について書かれた闘病記です。治療過程の記述が大変詳しく書かれている点、および心筋梗塞の再発防止には「食生活の見直し」が必須とされていますが、主婦であり、もともとお料理が好きというどらみさんらしく、退院後の毎日の食事内容が表になって掲載されている点が、実用面では非常にお役立ちだと思いました。さきほど書いたように、膠原病患者の私も、食生活上の注意が必要です。どらみさんの毎日のメニューを、活用させていただくつもりです。・・・どらみさんは、１９９９年６月１１日、午前１時５５分に心筋梗塞の発作を起こしました。すぐさま隣に寝ていたご主人に声をかけ、２時に痛みが激しくなったとき病院行きを決意。２時１０分には自家用車で病院の救急外来入り口に着いていたというから驚きます。偶然にもその前日、家にあった医学書の心臓病のところを読んでいたので、発作が襲ってきたとき「心臓かもしれない。だとしたら早くしなくては！」と思ったのだそうです。・・・すごい・・・この初期対応は、多くの先生に感心されたそうですが、まったくそのとおり大正解でしたね。自分も病気持ちなので、いちいち自分の例を出してしまいたくなります、すみません。私も健康雑誌の取材で、リウマチ患者さんのお話を聞いていたのが、膠原病の早期発見・早期治療につながりました。微熱と関節痛、このふたつが始まったとき「１週間たってもおさまらなかったら風邪ではなく、リウマチだろうから、病院へ行こう」はっきりとそう思ったのです。ただし、私はリウマチを想定はしていましたが、全身性エリテマトーデスはまったくの想定外でしたので、診断を受けたときは仰天しました。・・・どらみさんも狭心症だろうと思っていたのが、心筋梗塞だったので非常に驚いたそうです。それでも早期治療のできたどらみさんは、１７日の入院を経て、無事、退院します。が、入院前にできていたことのほとんどが不能になり、焦りと不安の中に突入してしまったのでした。・・・これもちょびっとだけどわかります。入院中って、周り中病人だらけで、その中から「回復した者が退院していく」わけで、つまり自分は病院の中では「元気な部類」なんですよね。ところが！いざ現実生活にもどってみたら、すっかり体力がなくなっていて日常生活成り立たないんですから～！さらに、眠りの浅さがどらみさんの気持ちを不安定にしていきます。そして発作が起きた午前２時に、毎晩目が覚めるようになったとき、彼女の恐怖はピークに達し、心療内科を受診し始めるのでした。心療内科で信頼できる先生とめぐり合うことのできた彼女は、次第に心の落ち着きをとりもどし、また、体が回復してきたこともあって少しずつ仕事を入れ始めます（彼女はそのとき、バイオリンの先生と英会話の講師の仕事をしていました）その結果、自分に対する自信を回復し、さらには、今生かされていることへの感謝の気持ちを深めていくのでした。・・・これも、わかるぅ～～～！！！！病気する前と同じように仕事ができるっていうのは、本当に病者にとっては心の支えになるものなのです。そして年数がたつごとに、悪化しないこと（再発しないこと）への感謝の気持ちは深まっていくんですよねえ！この感謝の気持ちは、やはり「社会への貢献」という形であらわさなくてはねえ、と思います。自分だけ「あ～、よかった・よかった」じゃイカンでしょう４５５ページにもおよぶ労作ですが、私、一気読みしちゃいましたよ！驚いたのが、この４５５ページの本、もともとは倍の原稿量だったそうです。泣く泣くけずってこの分量。私も対人関係の記憶力がかなりいいほうだと言われますが、どらみさんには負けました。何月何日何曜日何時何分（！）、どの先生どどんな会話をした、などということが、克明に記載されているのですから。彼女は治療にあたった先生方に、原稿を見ていただいたそうで、実名でお出しすることにも許可をいただいたのだそうです。こんなに克明に書かれるのを承諾してくださる先生がたもすごいですね～！本当にいいスタッフに恵まれたのでしょう。久々にいい本を読ませていただきました。今、２回目読んでるところです。ありがとう。どらみさん。

  2006年07月21日

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  濃い一日・どらみさんに会ったよ♪

  ↑どらみさんにいただいた薔薇の写真♪いやはや、実に実に充実した、濃い一日でありました。朝一番・１０時到着で、小論文添削済み答案の納品・２回目に行ってまいりました。今回は、ほとんど直しが入らず、ほっとしました～！・・・しかし、毎回感心するのが、内容チェックしている女性たちの能力ですがな。今回私が持っていった１３枚の小論文を、ざーっと読んで、たちどころに誤字脱字・私の指導およびコメントが適切かどうかを判断して、直しの指示を出してくるんですから。いったい、どういう頭してるんだか？・・・この仕事を始めた当初は、果たして自分に続けられるのか不安でしたが、１時間に３枚さくさくイケるようになり、それも案外楽しく書けたりしちゃって、今はけっこううれしいです。家でぼーっとしてても一銭にもならないですが、この仕事やってればやった分は入ってきますからねえ。セコイですか？　でも仕事ってそういうものでしょう。つか、お金稼いで生きてくってのは、そういうことですよ。私、先日、友達とランチしていて、その考えを新たにしたですよ。というのも、友達の友達・４６歳が、コドモさんも高校生になったことだし、職探しを始めたのだけれども、全然決まらない、というのですね。腰痛がひどいので、事務的な仕事を探しているのだそうですが。・・・私、思ったですよ。「彼女より２歳年上、膠原病の私じゃ、ますます仕事なんかないじゃん！」とね。こつこつやって月３万円、それを侮ってはいけないのだ、と、強く強く胸に刻み込みましたぞよ（月３万円、というのは、小論文の仕事を無理のない範囲でこなしたときに、到達すると予想される金額）・・・納品場所に、２歳くらいの男の子を連れてきている方がいました。２歳ですから、大きな声も出します・飽きもします。２歳児をかたわらにおいて、添削をするのは、そりゃあたいへんでしょう。寝静まったときにしかできないかもしれません。私もそんなふうに仕事をしてきました。心の中で思いました。「がんばって！　今やってることは、きっとあなたの今後を　支える力になるからね」と。・・・そいでもって、次の答案を受け取った私、日記友達のどらみさんとランチをするために、銀座へ向かいました。どらみさんと私は同年代。男の子のママであること・バイオリンをしていること（どらみさんは音大出のプロ・私はアマなので、一緒にしては失礼ですが・汗！）・お互いに病気をして人生観が変わったこと、など、共通点がたくさんあります。また、どらみさんは、ご自分の闘病体験を本にまとめてもおられます。で、今日は、お互いに本を交換しましょう、ということでお会いする運びとなりました。・・・かわいらしい～～！！！！　かわいすぎます！どらみさん！というのが第一印象でした。猛烈にしゃべりまくり（お互いに・爆！）、おいしいお食事をいただいたあと、どらみさんにここはひとつ・バイオリンを弾いていただかねば、ってことでヤマ●へ行きました。・・・ここで私、飛び上がりましたですよ！だって・だって・だって！！！！　弦楽器フロアへつながる階段のところでばったりと、ムスコ・ヒロキの高校で広報委員やってたときの仲間に会ったんだもん！お互いに第一声が「なにやってんのよ～！こんなとこでぇ～～！」爆！！！広報委員は面白い人が多かったですが、中でも彼女の面白さは群を抜いてました！　「また会おうよ！連絡先書いて」と手帳を出したら、ケータイナンバー書きつつ「メールもこれで届くわよねえ」ってアンタ、ケータイの会社違ってたらナンバーじゃ届かんぞ！それに、どうして電話番号だけ書いて、名前を書かない？？爆爆爆！！！フツーの人は、名前から書き出すだろうが？？？！！！・・・どらみさんの弾くバイオリン、すご～くステキでした～！チャイコフスキーのコンチェルトを目の前で弾いてもらえるなんて～！とくにすばらしかったのが、ルーマニアの「望郷の曲」です。哀愁に満ちた響きに、深く心打たれました。・・・そしてどらみさんと別れての帰り道、また私は度肝を抜かれました。どらみさんの著書「ハート・アタック・ラプソディー　ある日突然、心筋梗塞」を読み始めたら止まらなくなってしまったのです。心筋梗塞の闘病記ですが、克明な状況描写と的確な心理描写でぐいぐい惹きつけられ、ああ！もうすごい・すごい！たとえば、私が思わず「うまいっ！」とひざをたたきたくなったのが８４ページのこの記述です（心臓に異変を感じるというくだり）「・・・心臓の上に、再び細かい鉄粉のようなものが周りから凝集してきて　痛みのような違和感になり、その後、逆に周囲に拡散していくような感覚　だったが、１５分くらいで消失。」わかる・わかる！わかる気がしませんか？私は、関節に痛みに変わる直前の違和感のようなものを感じることがしばしばあったので、この表現、とってもしっくりきます。きっと心臓の異変というのは、そういう感じなのでしょう。久々に夢中になれる本にめぐり逢えました。ありがとう、どらみさん。またぜひお会いしましょう！　今日は本当に楽しかったです～！

  2006年07月19日

• カネと健康と愛情と生きがい

  ４８歳のこの年まで生きてきて、人間にとって望ましいのはカネと健康と愛情、この３つがそろった生活なんじゃないかと思いますね。さらにプラスして「生きがい」ってやつがあったらサイコーでしょう。では、私自身についてはどうか？と考えてみますと・・・・●カネ・・・お金持ちじゃないけど、とくに困るってこともないから　　　　　　まずまずなんでしょう。　　　　　　少なくとも、今の経済状況は不幸ではない。●健康・・・難病指定されてる病気持ってるから、健康ってわけじゃないけど　　　　　　日常生活は十分にエンジョイしてます。　　　　　　決して不幸ではない。●愛情・・・大恋愛はしてないけど（爆！）、とくに夫に不満もないし（つか　　　　　　もっとお金持ってきてくれたらうれしいけどね～！・汗！）、　　　　　　コドモとの関係も悪くないし、母親とも最近仲良しだし、　　　　　　妹たちとはずっと仲良しだし、　　　　　　親戚や友達とも楽しくつきあってるから、愛情には恵まれて　　　　　　いるんだと思う。●生きがい・・・バイオリンにまだまだ全然飽きてないし、仕事してお金　　　　　　稼げるのがうれしいと思うし、毎日がすごく楽しいからきっと　　　　　　生きがいを感じているんだと思う。欲を言ったらキリがないけどね～！いちばん欲しいのは、人をじゃんじゃん呼べる家、かな。どんちゃん騒ぎして「もう、帰るのめんどくさいでしょ～？　みんな泊まってって～～！」って言えるような。・・・ちと、考えることがデカすぎますか。バイオリンはとりあえずお気に入りのヒルダちゃんが手に入ったので、今のところ満足。仕事については、自分にしかできないことを、形にしたいという思いはあるんだけどね。有名になりたいとか、あんまり思わない。でも有名にならないとできないこともある、というか、自分のしたいことをしようと思ったら、知名度が必要だから、その点では「名前で仕事ができる」ようになるのは理想的だと思う。病気に関しては、完治しなくてもいいかな、って思う。多くの膠原病患者は、まず「完治しない」ってことにものすごいショックを受けるらしいけど、私は不思議なことにその点にこだわったことは一度もありません。悪くならなければいい、というのが正直なところ。人付き合いは楽しくできればそれでいい。希薄でなく、風通しのいい親密な関係、というのが理想。みんな大人になってきてるから、これからはそれも可能かもね。若いころは、親密さを求めるあまり、息苦しくなりがちだけど。・・・みなさんは、どんな生活、したいですか？

  2006年07月19日

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  お花と今年のサンダル

  ↑今日、お友達の家に持っていったお花だよ♪こんちは～！チャーで～す♪今日は、お招きを受けて、お友達の家に行ってきました。↑このお花を持って。お花買うのって、楽しいものよねえ～！もらってもうれしいけど、人にあげるのもすご～く楽しい♪今日、お招きを受けたのは、６月上旬のバイオリンの発表会で、横川さんという大人の生徒さんのピアノ伴奏を務めた、中村さんという方のお宅です。横川さんと、私たちふたりのバイオリンの先生・広井さんもご一緒でした。中村さんは栄養士としてお仕事をしています。メニューを考案するのが好きだそうで、今日ごちそうになったお料理もとっても独創的かつおいしかったです～！●ゆでたおそばを、めんつゆと生クリームをあわせたもので和えて、　イクラとネギを散らしたもの●たたいた梅としいたけ、刻みねぎ入りのひりょうず●ヤマイモとオクラと湯葉のサラダ・梅ドレッシングがけめんつゆと生クリーム、って意外性のある組み合わせですが、味がぴったりマッチするのね～！おうちもとってもステキ～～！　私の好きな緑と茶色でまとめられたインテリアでした。ひろ～いウッドデッキがあって「うわ～、いいなあ～！」と思わず口走ったのですが、メンテナンスが大変なんだって。でもバーベキューするにはもってこいだそうです。私の新しいバイオリン・ヒルダ嬢は、とっても評判よかったです♪弾きやすい上に音が柔らかいそうな・ふふふ♪バッハの無伴奏をちょっとだけご披露して、ランチタイムに入り、そのあとは、そりゃあ女４人ですから、しゃべりまくりですわよ～。先日、日記仲間のオリーブさんにご馳走になった、シズオ・トーキョーでのお料理・サービスの話をして、みなさんにうらやましがられたわ～！コドモたちの受験が終わったら、ランチに行きましょう、って話になりました。・・・なんつ～か、優雅な時間だわよねえ～。これが幸せでなくて何であろうか・・・私もお友達でも呼んで、ごちそうのひとつくらいしてみたいわさ。それができないのは、今のところ「お客様にお出しできるきれいなコップがないから」ムスコが使うと全部曇るの！　つか、私のお手入れが悪いだけなんだけどね！近々、お客様用のコップを買って、ムスコには絶対にさわらせないように、だいじだいじにしまっておくわ・汗！・・・さて、バーゲンの季節です。けっこうあちこちデパート行ってるんだけど、なんかたいして欲しいものもないのよねえ・・・・こないだ、バイオリン、という私にしては高額な買物をしたからね～！それにここ数年、バカみたいに洋服買ってたから、もうクローゼットもたんすも満杯なんだもん。それを考えると、購入意欲が失せるんだわよね。でもジュエルサンダルは買ったよ！↑クレオパトラみたいサンダル♪すんごくはきやすいんだよ♪今年の夏の足元はこれでキマリさ♪

  2006年07月18日

• 嗚呼！眩暈が・・・！

  浪人生のわがムスコ・ホッタヒロキ、昨日からようやく夏期講習に通い始めました。大昔の夏期講習って、受験科目が全部セットされたコースになってたけど、今は受講生が自由にチョイスするのねえ～。それは別にいいんだけど、夏期講習がお昼から、ってどうよ？朝からさっさと行ってもらいたいんだけど～！つか、ヒロキが自主的に登校して、自習室で勉強すればいいだけの話なんだけどね。夏は入試の総本山、って言われてるし、実際、私も自分の経験からそうだと思います。その大切な夏を、このぽーっとしたムスコがどうとらえているのか、私には限りなく不明だわ。自慢じゃないけど（実はちょっぴり自慢だけど・爆！）、私なんかまだクーラーもない時代、朝５時から起きて勉強したもんだわさ。とくに力を入れようと思ってたのが古文で、『更級日記』をパラグラフごとに原文書き写して、品詞分解した上、全訳してさあ～！すんごい手間がかかったけど、あれで学力は伸びたぞィ。１１月の模試の結果見て、夏に脂汗流しながらがんばった甲斐があった、って思ったもんね～。・・・・果たしてヒロキは、この夏、がんばれるのかしらん？？わが家のウォーク・イン・クローゼットはヒロキの部屋にあります。本日、私はヒロキが予備校に行ってる最中に、自分のワンピースをとりに彼の部屋に入りました。そこに広がっていたのは、世にもおぞましい光景でした～～！！！！ベッドの上に漫画本の山・山・山！床にはペットボトルその他ゴミの山・山・山！机の上には、これまたCDだの本だのの山・山・山！「あ～、こりゃだめだ～！」って足元から崩れ落ちそうになったもんね。「本当にノータリンじゃないかしらん？」って。正直言って、もうムスコがどの程度の（偏差値的に）大学に入れるか、ってのは、ひところに比べるとかなりどうでもよくなったんだけど、それよりも、社会人として一人前にやっていけるのかどうかが心配。大学ってのは通過点だからね。教育というのは手段であって、目的ではないわけだし。今の社会では、教育＝学歴＝目的、となっているところが間違ってると個人的には思います。子育ての最終目標はコドモの自立だってことを、忘れてはいけませんね。いい大学に入れて、大きな会社に就職させることではない。・・・・で、また話は元にもどるけど、あの部屋の散らかりようと見た限りでは、自立だの一人前の社会人だのいう言葉とは、永久に縁がないとしか思えんですよ・泣！ええ、育てたのはこの私ですが・号泣！

  2006年07月17日

• 母と娘・母・スマコ７３歳の誕生日♪

  昨日、７月１６日は、母・スマコの７３歳の誕生日でした。私は母とはあまり相性が合わないと思っていたのですが、先日、北海道旅行をして以来、なんというか非常に母のことを見直しまして、感謝の気持ちなどという殊勝なものを抱きつつあります。母はたいへん身内に恵まれた人です。７人きょうだいで、男２人、女５人。５人姉妹のうち一番下の妹が早くに亡くなったので、今は４人姉妹になりましたが、母にとっては３人の姉妹のうち２人が近くに住んでいます。とくに妹・小崎光子は目と鼻の先にいます。私は長いこと、母は性格的に未熟で、その原因は、身内とのつきあいだけで、充足してきたことにあると考えていました。私も身内に恵まれているのでよくわかりますが、とにかくラクなんです。喧嘩したって、なし崩し的に仲直りできるし、関係性を維持するために努力する必要もないですからね。ま、そんなこんな、要するに私は生意気にも、母をあまり評価していなかったわけですが、先月、北海道に行き、身内に温かく迎え入れられて、母の気持ちがとてもよく理解できるようになりました。今の私と同じくらいの年齢から、母は頻繁に北海道へ行き、また北海道から遊びに来た姪にお見合いをさせて、それを結婚までこぎつけさせ、自分の家から嫁に出しました（このことば、あんまり好きじゃないんですが・汗！）当時、私は２０代の生意気盛りでしたので、ずいぶんおせっかいだなあ、くらいにしか思っていなかったのですが、今はそこまでした気持ちがよくわかります。自分が釧路に行ったときにきょうだいたちによくしてもらったことで、自分も何かしてあげたかったのですね。姪を長いこと自分の家に置いて、そこからお嫁に出すなんてこと、なかなかできるものではありません。それも１人じゃなく、２人までそれをやってのけたのですから。それは私にとっては、尊敬に値することです。それに、私が釧路や札幌で、親戚の人たちに温かく迎え入れてもらえるのは、母がこまめにつきあいをしてくれていたからに他なりません。本当に感心するくらい、お互いに季節のおいしいものを送り合い、連絡を取り合ってきたのです。私は父親と気が合っていたので、それに比べると母親とは相性が悪いと思っていました。そして父の死後、父にしてあげられなかったことについて、後悔の念を抱いてきました。なぜ「お父さんと一緒に北海道旅行したい」と言ってあげなかったのだろう、なぜ「お父さん、お墓参りに行こう。私が車を出すから」と言うことを思いつかなかったのだろう、と。でも、最近、気がつきました。母にしてあげればいいのだ、と。人工透析で、もう二度と釧路には行けないと思っている母を、来年、ぜひ連れて行ってあげたいと思います。きっと父も、空の上で喜んでくれることでしょう。昨日、１６日は母の７３歳の誕生日でしたので、母の妹・小崎光子、私の妹・ぢゅんことそのムスメ・夕香、私の夫・ヒトシとムスコ・ヒロキでお祝いしました。孫二人から誕生日のプレゼントをもらった母は、とてもうれしそうでした。釧路時代、妹のぢゅんこも祖父母も寝静まったあと、母とふたりで温かい飲み物を飲んで過ごしたことを思い出します。一度、ホットミルクにインスタントコーヒーを混ぜたものを飲んで眠れなくなりましたっけ・爆！旅行先の旅館で、どういうわけか夜更けに『荒城の月』の歌と踊りを教わったこともありました。たった一人、生き残った親です。長生きしてもらわねばなりませんね。

  2006年07月17日

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  ああ！！！オイストラフが！ハイフェッツが！！すごいよ！You Tube!

  こんちは。昨日から　You Tubeにハマッてるチャーです！海外のサイトで、個人版ブロードキャスト、ってやつ。メンバー登録した人が、人に見せたいビデオなどを掲載していてそれがタダで見られちゃうんです。何がうれしいってアナタ、往年の名バイオリニスト、ダヴィド・オイストラフとかヤッシャ・ハイフェッツの、演奏している姿を動画で、音声つきで見られちゃうってことですよ！オイストラフの弾く、チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトが私は大好きなんだけど、それが見られるとはね～～～！！思わず笑っちゃったのが、ハイフェッツの弾くチャイコフスキーのコンチェルトです。私の認識では、この曲はロシアのひろびろと広がる大地のイメージなのですが、ハイフェッツの手にかかったら、ほとんど「曲芸」ですから～～！！チャイコフスキーをこんなふうに弾くこともできるんだ～！って、妙に感心しちまいましたぜ・ダンナ！私が今年の冬季オリンピックのときに書いた１９８４年・サライェボオリンピックでのアイスダンスの名演技・トーヴィル・ディーン組のボレロだって見られちゃうんだからね～～～！！！いや～、このインターネット上の、きれいとはいえない画像でも感激・感激！涙出そうなくらい感激ものの演技ですよ～！↑トーヴィル・ディーンの「ボレロ」　　二度と見ることはできないと思ってました～！すごい時代になったもんですねえ、まったく！面白いのが、メンバーになればだれでも映像を投稿できるので（たぶん）キーワード次第では、名演奏家と素人のちびっ子の演奏風景が混在して出てくるとこね。Bach violinというキーワード検索したら、シェリングなど名バイオリニストに混じって、５歳くらいのダニエル坊ややジャックくんなども出てきたりして「どれどれ、ひとつ聴いてやるか」という気になったりします。しばらくこれで遊ばせてもらいます♪

  2006年07月15日

• 膠原病（全身性エリテマトーデス）と私

  平成１４年１１月に膠原病・全身性エリテマトーデスを発病してから、３年半がたちました。この間、病状が悪化しなかったのは、まったくの僥倖といえるでしょう。私の初発症状は、股関節から始まって、手首・足首・ひじ・ひざと移動していく関節炎、微熱、倦怠感、それに三越の包装紙の柄のような大きな発疹（手足のみ）でした。発病して１年以内に両親が病気をし、父を亡くすという精神的なショックがあったので、体調はあまりよくありませんでしたが、２年目以降はぐっと安定して、睡眠時間を多くとること以外は、健康な人と変わらない生活ができています。友達に会って、連続７時間しゃべりとおす、とか、長時間ショッピングした、などという日記で、それはおわかりいただけていることと思います。が、何しろ難病宣告を受けている身なので、ものの見方に病者特有の何かが入り込んだ気がします。たとえば駅の階段。JRは着々とエスカレータ・エレベータ工事が進んでいますが、東京メトロに乗るたびに「これって、健康な人間以外に乗るな、ってことなのかよ～！」と思います。駅の階段で難儀した経験があるので、関節ってすごく大切なのだといつも感じますね。筋肉が正常で、関節のまげのばしが自由自在にでき、自由に動き回れるってすごいことですよ。それから、あまりよく知らない人と話すとき「もしかして、この人、言わないだけで病気を持っているかもしれない」と考えるようになりました。私は平気で病気のことは言ってしまいますが、それでも知らない人にわざわざ言いませんからね。たとえば私の場合、ボーリングのお誘いとか受けると、すごく困ります。関節に負担がかかるのでできないのですが、病気のことを話すと相手に「悪いこと言った」と思わせちゃいますからね。先日、とある掲示板で、コドモさんがチェロをやめたことをとても残念がっている親御さんの投書があったので、思わず「あなたがやればいいじゃないですか」と書きそうになりましたが、結果としてやめました。なぜかというと、もしかしたら、その人が、どうしてもチェロの演奏ができないような身体的条件を持っているかもしれず、そのためにコドモさんに夢を託していたのかもしれない、という可能性を考えたから。以前はそんなこと、ちらとも思うことはなかったのですが。病気が悪化していないとはいっても、日光過敏症だけは年々強くなっているようなので、もう二度と海水浴も炎天下でのプール遊びもできないでしょう。真夏のプールが大好きで、気温が上がってくると「さ～、今日はプールだ・プールだ・行くぞー！わ～～！」みたいな勢いでコドモら引き連れてプールに行っていたのでそれができなくなったのは、ちょっと残念です。ここでちょっと日焼けについてご説明を。日焼けは膠原病を誘発する原因になることがあります。私が発病したのも、おそらく平成１４年初頭から、日焼け止めも塗らずにガンガン、多いときで５時間もウォーキングしていたためと思われます。膠原病は自己免疫疾患に分類される病気です。私たちの細胞は、ウィルスなどの「よそもの」が入ってくるとそれをシャットアウトする働きをします。これを「免疫」といいます。自己免疫とは、なんらかの原因で、自分の細胞（自己）を非自己と認識して、攻撃をしかけることによって起こります。日焼けすると細胞が傷つきますが、この傷ついた自己細胞を、別の自己細胞が非自己と認識して攻撃し、自己免疫疾患である膠原病を誘発することがあるのです。なのでみなさん、日焼けには要注意ですよ！私にとって「膠原病」という病名が生かされるケースがふたつあります。ひとつは、主に朝寝に代表される家事の手抜きをしたいとき・汗！もうひとつは「生命保険の契約変更しませんか」という勧誘を受けたとき。「あ～ら、ごめんなさい。アタシ、膠原病だから無理だわ」と言うと相手は「あ～、まずいこと言った」みたい感じで、あっさり引き下がってくれます。

  2006年07月14日

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  北の旅その７・ふるさと

  　ふるさと兎（うさぎ）追いし　かの山小鮒（こぶな）釣りし　かの川夢は今も　めぐりて、忘れがたき　故郷（ふるさと）如何（いか）に在(い)ます　父母恙（つつが）なしや　友がき雨に風に　つけても思い出（い）ずる　故郷志（こころざし）を　はたしていつの日にか　帰らん山は青き　故郷水は清き　故郷 　　　　　　　高野辰之作詞・岡野貞一作曲／文部省唱歌日本を離れた人が、もっとも好む歌がこの歌だそうです。私もこの歌を歌うたびに涙ぐみそうになります。もっとバイオリンの技能をアップさせ、いつか老人ホームをたずねて、お年寄りたちを前にこの曲を弾くのが、私の目標のひとつです。↑昭和35年・釧路にてかの地を離れることがなかったら、私はどんな人生を送ることになったのでしょうか。私も首都圏を遠く離れた多くの若者たちのように、１８歳で高校を卒業したあと、上京したいと思ったのかしら？ハンパに首都圏で生活してきた私には、東京での生活に対する渇望というものがあまりありません。学校はずっと東京でしたしね。なので「東京に行けばなにかある」というふうに考えたこともないです。むしろ私には「故郷を喪失した」「自分は結局、どこの人間でもない」という思いが強くありましたので、生まれてから一度も、故郷を離れたことがない、という人をうらやましく思います。↑釧路の路傍に群生する蕗先日、実に２９年ぶりに夏季の釧路を訪れて、蕗の大群にびっくりよ♪こんなのが道のいたるところに群生してるんだからね～！それと霧雨にも驚いた～！ホント～～に細かい雨なんだね～！関東地方で「雨」と言ったら、「絶対に傘が必要な雨」だけど、釧路の霧雨って傘が不要なのね。ロンドンでは傘のかわりにマッキントッシュのコートを着るそうだけど、なるほど～、その理由がよくわかりました。釧路の町は、当然のごとく道路は舗装され、家が立ち並び、私がコドモ時代をすごしたときの面影はありませんでした。でも・でも・でも！私は見つけたの！当時と変わらないものを。↑「浦のとまや」という風情かな？　海の近くに建っている小屋↑釧路の海生まれて初めて見た海が、この海だったんだわよね～。たぶん、４歳か５歳。すっごく楽しくて、次の日も母・スマコに「きょうも　うみに　つれてって」と言ったらば「今日はお盆だからだめ。お盆には、死んだ人が海から上がってくるの。　ヨーコはコドモだから、海で死んだコドモがあがってきて、ヨーコの　足をひっぱるよ」とおそろしいことを言ってのけたのでした。それがトラウマになって、私は二度とお盆の海に行けなくなったんだからね～～！↑ホワイトチョコやバターサンドで有名な、六花亭のティールームから　春採湖（はるとりこ）を眺める「春採」ってすごくステキな地名じゃない？釧路にずっと住んでたら、きっと私は春採中学校の卒業生になったことでしょう。あ～あ、なにも東京なんかに出てこなくても、釧路で一生終わったってよかったのにな。でも、若いときって、本当に故郷の価値がわからないものなのね。３４歳で、根室本線のホームにて万歳三唱とともに東京に転勤となった父は、きっと最後は釧路にもどりたかったことでしょう。冬の寒さが厳しかろうが、一年中天気が悪かろうが・・・そんなこと問題じゃないんだよ。今、中年になった私にはよくわかります。そしてどうしても行きたくなる場所・会いたくなる人がいることを心からうれしく思います。

  2006年07月13日

• 私のビンボー時代

  昨日、２本目の日記に「３万円の価値」について書いたところ、私の「ビンボー時代」について書いて欲しい、というリクエストをいただいたので、振り返ってみることにします。しかし、すげえタイトルだよねえ「私のビンボー時代」爆！いいんです！私、バカみたいに恥ずかしいこと、いっぱい書いてますから気にしません！私のビンボー時代の始まりは、昭和６２年７月ごろのこと。なぜかというと、同年２月末に結婚、５月半ばに妊娠がわかり切迫流産しちゃって、それまで週に２回行っていた派遣の仕事に行けなくなったのですね。派遣の仕事の収入は、７～８万円だったと記憶しています。月７万円の収入減少ってすごいです！夫の給料が多ければ、たいした打撃もなかったのでしょうが、当時の夫の月収は手取りで２０万円程度。それにですね、決定的だったのが、その収入のわりふりを間違ってたことですよ。だって、２０万の月収で、家賃・管理費で５５０００円、夫の小遣い５００００円引いてみてください。残りは９万５０００円。ここから生命保険２万、電気・ガス１万引いたら、残りは６万５０００円ですよ。そもそも２０万円の月収で、家に５５０００円かけるところも、夫が５万円小遣いもってくのも、間違ってますよね。が、ほら、私、親はコドモの代にはビンボーしてましたが、私が育つ過程においては、経済的に（さほど）問題なかったので「やりくり」とか「お金ない」とかいうことが、全然わからないまま育ってたんですよ。つか、もらった小遣い、一日で使い果たすようなムスメっ子でしたから、経済観念はゼロ！だったのです。自慢じゃないですが、当時、貯蓄といえば、給与から天引き２万円していただけで、夫も私も、自分の貯金は新婚旅行などですべて使い果たして、ほとんどゼロでした。でもまだコドモがいなかったわけだから、なんとかなっていたのでしょうね。ヒロキがおぎゃーと生まれてからが大変でした～～！６万５０００円から、ミルクだ（ヒロキは混合栄養でした）紙おむつだ（金ないのに、紙おむつ使うな！って話？爆）なんだかんだ２万円くらいかかって、残りは４万５０００円。ああ、もうそれからあとは、本当に大変！なにせほら、そんなになってもまだ「やりくりする」ってことが思いつかない女だったのですから。給料１週間前に「あと５０００円しかな～い！」と（考えてみたら、５０００円あれば、なんとか飲み食いできたよね）眠れなくなったこともあったわね・爆！・・・そんな私が「在宅での国語の記述問題添削の仕事、郵送可」という求人を新聞で見つけたのは、昭和６３年６月のこと。ヒロキ５ヶ月のかわいい盛りでした。トップレベルの中学への進学を目指す、小学生の添削で、小さな赤ちゃんがいるので時間のやりくりがたいへんでした。それでいて、収入はせいぜい月１万２５００円程度。でもね、ホントにその収入はありがたかったですよ。給料前に生活費が底をついたとき「私の銀行口座に１万２５００円振り込まれてる！」というあの安堵感。あれが忘れられないために、私、最近始めた３万円の添削がんばっちゃおうかと思いますもん。私がもっともお金の価値を痛感したのは、あのときかもしれません。それも「自分で稼ぐお金の価値」ですよ。このあたりがどん底で、その後、添削よりも手っ取り早く稼げる予備校の模擬試験の採点を始めました。バブルの最盛期で、段階ジュニアが大学受験するころだったので面白いように稼げましたね。当時、１歳８ヶ月のヒロキをかたわらにおいて、相手しながら一週間に８万円分の仕事（それもえれ～ラクなんです）したりしてましたからね。が、これまた栄枯盛衰で、平成５年に入ったとたん、答案数が激減しました。少子化が進んできたのですよ。あ～、やばい！手を打たなくちゃ！と思っていたとき、大学時代の友達の千尋に、ライターの仕事を紹介され、それを機にだいぶ経済的に安定するようになり、ヒロキの大学教育費なども準備できるようになりました。３０代後半からけっこう稼げるようになったので、４０代ではばかすか洋服買ったりしてましたね。・・・あら？「ビンボー時代」がテーマだったはずなのにね・爆！それにしても思うのが、つくづく「世の中の夫の収入は、その人の勤務先で異なる」ということですね（自営はのぞかせてもらいます。よくわからないので）大企業だって先がわからない、と言われてもいますが、私は正直なところ、そりゃあ大企業は大企業でしょう、と思います。おそらく私が「夫の給料」と想定している額と、彼女らが「夫の給料」と想定している額には、相当大きな隔たりがあると思いますよ。その証拠に、奥さんたちの生活ぶりを見てみてごらんなさいよ。夫が一流企業でたっぷりお給料もらってくる人と、そうでない人とでは、服装からなにから全部違うじゃありませんか。コドモにも自分たちと同じような生活を、と思うがゆえに、コドモにいい大学出させて、いい会社に就職させたいという気持ち、私には（完全にではありませんが）理解できますよ。世の中は確かに、奥さんの生活ぶりひとつとったって、二極化しているなあと思います。・・・でもね、と、私は思うのです。「お金があれば幸せなのかよ？」と。つまり「勝ち組に入れば幸せになれるのかよ？」ってことですが。それよりも、自分の生活の中に喜びを見出し、感謝しつつ「今」を楽しめる人が、幸せなのだと思います。ぼろは着てても心は錦。それはやはり真実だと思いますね。金ぴかな服着ていて、心がすさんでいるのよりもずっといいです。

  2006年07月13日

• ３万円の価値

  今日は、初めて添削済みの小論文答案を提出してきました。１２枚中、解釈がズレているのは１枚で、他は大きな直しもなく・・・まずまず「無事」ってところかな。でも正直なところ、思ったですよ。「なんだめんどくさいなあ。やめちゃおうかしらん・・」とね。だってさあ～、ライターの仕事とのかねあいにもよるけど、あんまりしんどい思いをしたくないと思ったら、月３万程度しか稼げないんじゃないかしらん・・・その３万円が、自分にとってどの程度の価値を持つか、ということですね、つまりは。ライターの仕事が順調に入ってくる、という前提に立てば、添削による収入３万円の価値は、率直なところそれほど高くはありません。ここだけの話、３万円分の原稿を書くのは、私にとっては苦労でもなければ苦痛でもありません。ただし、３万円分の原稿料に相当する仕事が、今後、いつまで私のところに発注されるかは、まったく不明です。そういう観点からすると、この小論文の添削の仕事のほうが、実は息長く続けられる仕事かもね～！なぜかというと、大学全入時代の突入したら、ますます推薦入試による入学者の割合は増えるだろうと予測されるから。推薦入試には小論文がつきもの（だよね？？実はよく知らない）模擬試験の答案数は、少子化による受験生の減少でこの先減っていくでしょうが、小論文講座の受講者数は、それほど減らない、つか、むしろ増えていくかもしれません。今の私にとっては、ライターの仕事の入り方次第では小論文の添削は、大して稼げない仕事かもしれませんが、５５歳とか６０歳とかいう年齢になったときはどうでしょう。そのときは、月３万円を稼ぎ出す、貴重な仕事になっているかもしれません。実際、月３万円は、ダンナの給料からもらって使うには少ない金額ですが、主婦が一から仕事を探して稼ごうと思ったら、けっこう大きな金額です。私は新婚時代、思いっきりビンボーしましたから、その価値は身にしみてわかっています。・・・というふうに考えるということは、私はきっとこの仕事は続けるね。月３万円のためにね。それにしてもさあ、栄枯盛衰とはよく言ったもんだ。私はかつて、某機関の相談業務で、一日４時間で５万円もらえる仕事をしていたことがあります。あ～あ、あのころはよかったなあ～！・・・と嘆いても始まりませんね。悪銭身につかず、と言いますが、ああやってラクして稼いだお金ってみごとに消えていくのよねえ・・・はい、一銭残らず、きれいさっぱり使いましたともさ。

  2006年07月12日

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  音楽友だちができそうです♪

  ↑先日の出版記念パーティのときにいただいたお花♪　大きな花瓶がないのでバケツに突っ込まれております・・・ 先日、お気に入りバイオリンを買った私。名前をなんとつけようか、迷っております。ドイツ生まれだから「ヒルデガルデ」通称「ヒルダ」かな。男の子にしたいような気もするけどね～。だとしたら「ヘルムート」とか？・・・そんなこと考えながら、夕食の買出しに出ましたらば、先日の発表会でご一緒した、横田さんというアマチュア・バイオリニストのお友達で、ピアノ伴奏をしていた方にばったり会いました。 「あ～、中村さ～～ん！　私のこと、覚えてるぅ？？」と声をかけたらば「もちろんよ～～！おひさしぶり♪　お会いしたい・ランチでもご一緒したいと思ってたの♪　私、ホッタさんがあのとき弾いた、無伴奏（チェロ組曲・第一番・クーラントのバイオリン編曲）が忘れられなくて～～！　すごくすてきだった～～！！！」と、一気にここまでいってくださるではありませんか！！ うう～～！感謝・感激！伴奏がお上手だったので、てっきりピアノ歴が長いものと思っていたのですが、実は横田さん、まだピアノは２年目で、バイエル終わっていないと聞き、のけぞるほど驚いたものです（発表会当日）だってホントにうまかったんだもん。 なんでも発表会があまりに楽しかったので、その後の練習にハズミがつき、月２回のレッスンを、３回に増やしてがんばっているとか。今年中に何がなんでもバイエルを終わらせ、次に進みたいのだそうです。 うわ～～♪　ステキ・ステキ♪そうこなくちゃね♪　人生、常に前進する意気込みが必要だよ♪「もう私、思いっきりハジけちゃうわ！人目なんか気にしない！」という言葉に、ヒジョーに心強いものを感じました。 うれしいなあ♪　同じ目線の音楽仲間の登場だよ♪今度、一緒にランチして（でもそのときに「ぜひまたクーラントを。新しいバイオリンで」と所望されてるんだけどさ・汗！）、これから一緒に練習して、来年の秋には、地元のアマチュア音楽家の発表の場である「●代音楽祭」に出るぞ～～～！！！がんばる！！

  2006年07月12日

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  北の旅その６・昔の長男・池田の藤井家

  ↑楽しい家族旅行♪「昭和８年・硫黄山」とある　右から４人目が父・正幸今日の一発目の日記で「昔の長男」について触れましたが、本当に彼らはたいへんな重責を担っていましたよね。家長制度の名残り、というのもあったと思うけど、私の父母の家のように、父親があてにならないために、勢い長男（長男でなくても長男的な役割を果たせる男子）にすべての責任がかぶさっていったケースも多いと思います。私の父は戸籍上は四男でしたが、祖父母の老後を引き受けました。おかげでわが家には、古い貴重な写真（私にとってはね・爆！）がたくさん残されています。父が生前、語りに語った昔話の思い出とともに、古い写真は私にとってたいへんな財産です。私亡き後、ムスコにとっては「わけわからん古ぼけた写真」となることは必定ですが・泣！さて「昔の長男」です。２００４年２月、この日記を始めた直後に、伯父の葬儀参列のため、北海道を訪れてから、先月の北海道旅行まで２年４ヶ月の歳月が流れましたが、この間に、５人の身内が亡くなりました。その中に、身内というには、私からだいぶ血の遠い、父の従兄・藤井幸作さん、という方がいます。藤井幸作さんは、私の父方祖母・立野ナカの弟の息子さんです。つまり祖母の生家の跡取り息子さんだったわけです。藤井家は、少なくとも明治中旬には北海道は十勝郡池田町（ドリカムの吉田美和の出身地♪）でお菓子屋を営んでおり、私の父がコドモのころはすでにかなり成功していたようです。父の父・立野孫次郎が根っからの風来坊であったため、一家はかなりな困窮状態だったそうですが、祖母の実家・藤井家の財力に助けられた部分がかなり多かったと聞きました。父は生前、そのことに深く感謝しており、いつしか私にとっても「池田の藤井家」は、聖地のような存在となっておりました。父と幸作さんはずっと年賀状のやりとりをしていたので、父の死は、亡くなった年・平成１５年の年末の喪中はがきにより幸作さんに知らされることとなりました。幸作さんはお香典とともに、父の死を心から悼む言葉をおくってくださいました。・・・私がその聖地を訪れたのは、２００４年２月のことです。釧路から札幌へ向かう途中、池田で下車した私は、ずっとずっとコドモのころから、父の昔話に聞かされた「池田の藤井家」に向かいました。私の祖母が生まれ、おそらく私の父も何度も訪れたであろうその家に、です。幸作さんとその奥様に、私は祖母の代からのお礼を言いました。もちろん、父の思いをばっちり伝えましたとも！幸作さんは病気のために自分の夢をあきらめて、お菓子屋をついだとおっしゃっていました。当時、７６歳でしたが、仕事は続けており、持病の治療のために通院するかたわら、９０歳を超えた母上を見舞う生活をしていました。・・・その幸作さんも、昨年、鬼籍に入りました。母上が亡くなった４日後の逝去だったそうです。そして池田の藤井菓子店は、幸作さんの逝去とともに１００年以上にもおよぶ歴史の幕を閉じました。私の父は最後の最後まで、二人の甥を気にかけ、母方の総領・百合子ちゃんの父親は、母親・シイの９６歳の大往生を見届けた１ヵ月後に逝き、幸作さんもまた母親の死の直後に逝きました。まったくもって、この年の近い３人は、みんながみんな「昔の長男」でありました。百合子ちゃんの父・大川喜代一さん、藤井家のご当主であった藤井幸作さん、わが父・立野正幸に、深い感謝と哀悼の意を捧げます。合掌。

  2006年07月11日

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  北の旅・その５・人生最初の友人・従姉の百合子ちゃん

  楽しい北海道旅行から帰ってきたら、楽しい毎日が待っていたためにせっかくの旅行で感じたことがちっとも書けないままになっていました。今回、訪れた釧路は、私の生まれ故郷です。私が釧路を離れたのは、昭和３８年のことですから、道路なんか舗装されていなくて、春先の外出には長靴が必須でした。当時の釧路では「長靴」に対して「短靴（たんぐつ）」という言葉が生きていたのですから、そこからも道路事情が推し量れようというものです。実際、同年秋に東京に移り住んだ私は、高い建物（といってもせいぜい３階建ての鉄筋アパートですが）があることと住宅が密集していること、それに道路がアスファルト舗装されていることに何よりも驚きました。あ、台所から「水がめ」がなくなったことにもね・爆！↑左ページ・人生最初の友達・母方従姉の百合子ちゃん（左）と私 　右ページ・後方は父方従姉のアヤコちゃんとシズコちゃん釧路時代、私は身内以外のコドモに会ったことがありません。母・スマコが非社交的だった上に、身内の数だけは多かったので他の人とつきあうということがなかったのですね。小さいころは、母親の人間関係＝コドモの人間関係、みたいなもんですから。父方従姉のアヤコちゃん・シズコちゃんにもよくなつきましたが、１歳上の百合子ちゃんとは、年が近いこともあって、本当によく遊んでもらいました。ちなみに百合子ちゃんは、この春、釧路から上京してきた、１８才のイケメン・翔太の母です。５歳で私が釧路を離れて以来、コドモ時代に４～５回＆私が大学１年生のときに１回、それに百合子ちゃんの父（私の伯父）の葬儀で１回会ったきりの仲でした。それが、次男の翔太が上京してきてから、ぐぐぐっとまた距離が縮まり、先日、釧路へ行ったときは、叔母・小崎光子と二人、たいへんお世話になりました。５歳で離れ離れになったら、フツ～、それきりになってしまいますが、親戚ってのはすごいです。こうして復活しちゃうんですから。身内との距離が近いことを、よく指摘され、不思議がられますが、これにはおそらく、親の刷り込みが大きな役割を果たしているのでしょう。なにしろ、昔の北海道です。ただでさえ貧しいところへもってきて、父方・母方ともに父親が人間として非常に魅力ある人たちだったらしいですが、生活力という点に問題がありました。結果として、父方では私の父が、母方では百合子ちゃんの父親が、一族を支える中心となってきました。ざっくり言いますと、生活が大変だったので、お互い助け合う中で、いやおうなく一族の結束が強まったということでしょう。生活に余裕があれば、人の助けを求めることもありませんし、協力を仰ぐこともありませんからね。いってみれば、私の家系は「発展途上国状態が長く続いた」家系ですよ。「家族を幸せにしたい」と願いをコドモたちが持ち、がんばる、という。その端的な例が百合子ちゃんの父親と、私の父で、この二人の強い強い責任感と身内愛に支えられ続けてきた、と言っても過言ではないでしょう。昔の長男はそんなふうでしたよね、みんな（うちの父は、戸籍上は四男で、長男ではありませんが）・・・話がそれました・・・刷り込みの力は本当にすごいです。もう私の中は「身内愛」のDNAで満ち溢れている感じ・爆！「●●には世話になったから、その恩は彼らのコドモたちに手を差し伸べる　ことで返す」という考え方が、今の私には本当によくわかります。百合子ちゃんにはコドモのころ、世話になったから、私は翔太に指輪でもTシャツでも買ってやります・おいしいものだって食べさせてやります。目をつぶると、今でもまぶたの裏にありありと、４０年以上前の光景を思い描くことができます。薄暗い居間で、昔話をしながらのんびりお茶を飲んでいた祖父母と親類縁者の老人たち、母の実家・大川の家に私たちコドモの歓声が響いたもちつき大会、はじめて見た海、家の近くの洞穴のあるほこりっぽい公園、よく乗ったボンネットバス・・・私の人生最初の日々は、あのモノクロームの釧路で、ゆったりと紡がれていったのでした。

  2006年07月11日

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  最近買った楽器（バイオリン）だよ～♪

  ↑人生３台目のバイオリン♪　御年８０歳？今日、弓が届き、晴れてグレードアップした楽器ひとそろいが使えるようになりました♪うれすぃ～～♪ドイツ製で、ラベルは往年のバイオリン作家、デビッド・テヒラー　１７０３年、となっていますが、実際は８０年くらい前に作られたものと推定されるそうです。製作から８０年といえば、亡くなった父親（生きていれば今年７７歳）とほぼ同じ年齢じゃんね～～！父が、最愛の母・ナカおよび、かわいがっていた弟・昭と根室本線の浦幌駅に降り立った昭和１１年（父・４歳）、お前はドイツで、どんな人に愛されていたのかしら？どのような運命をたどって、故郷・ドイツを離れ、私の手元にやってきたものやら。私たちの出会いも偶然の運命にゆだねられていたのだね。お前と出会うことができて、私はとっても幸せだよ。バイオリンと音楽を愛する人の手から手へわたってきたこの楽器、私にとってはとても弾きやすい楽器です。甘い音がパ～ッと出る感じ。胴体部分のふくらみが、他の楽器より強いので、華やかな音がでるらしいです。今日、弓を持ってきてくれた人が、先日、試奏してみて、今イチピンとこなかったバイオリンの、顎あてを変えたら、弾きやすくなったから弾いてみて、と持参してくれましたが、やっぱりピンときませんでした。とあるブランドの上位機種・定価１９３万円を４５万円で売りに出しているものなので、値段からすると超・お買い得品なんだけどね～。ちなみに私が今回買ったのは、それよりず～～と安いよ♪でも気に入った！　とにかく気に入った！！↑これまで使っていた安い楽器なんたって、弓とケース・それに肩当とのセットで１０万円だからね～！音を調節するアジャスターが、一番細いE線だけでなく、すべての弦についてるところが、初心者っぽくて泣かせるぢゃないか！汗！低音はぼそぼそ、高音はキンキン、弾くたびにいらいらさせられたけど、この楽器を弾くことで上達したんだからね～。やっぱり感謝・感謝でしょう。でもここ数ヶ月はマジで悲しかったよ。「こんな安っぽいまま、終わっていいのか＜私？！」とね。これからはグレードアップした私を目指すことにするわ♪練習、がんばります♪

  2006年07月10日

• 運気・そして不幸感のパワー・大人の愛情

  私が、銀行残高マイナスにしてまでバイオリンを買ったのは今、運気がよさそうだから。ゴーストライター務めた本が、発行から１週間で増刷かかりあっという間に１万部に達する、というのは、かなり運がいいといえるからね～！こういうときに、欲しいもの、それも値の張るものを買うというのは、とっても意味があることだと思うのよ。・・・という考え方は、オリーブさんと似てるよね～！昔・昔・大昔・２０代のころは自分のことを「運が悪い」と思ってた。なぜあんなマイナス思考しかできなかったのか、今となっては不思議。自分の運が悪いとか、不幸だとか思ってたら、ろくなことにならないね。でもバイオリンを始めたのは、そんな不幸感がつのりにつのって、どうしようもなくなったときだから、人生、何が幸いするかわからないものだわ。私がバイオリンを始めたのは、端的に言うと「当時、つきあってた人とうまくいかなくなったから」かといって、仕事も面白くなかったしさ。のめりこめる趣味を持つしかない、ってカンジ？？当時は気難しくて、友だちも少なかったんだよなあ。そりゃ、あんだけトゲトゲしてたら、だれも付き合いたがらないわな。今の私だって、当時の私みたいな人と友達にはなりたくないだろうと思う。変にプライド高くて、ねたみっぽくていやな女だった、まったく。でも不幸感というのは、ときとしてすごく大きなパワーにもなるのね。あののめりこみ方はすごかった。会社行く前に１時間、帰ってから１時間、最低でもきっちり１日２時間は練習してたからね～。当時の「貯金」があるから、今、バイオリンを楽しんで弾けるのは間違いのない事実。そう思うと、あのころの不幸感というのは、まんざら無駄でもなかった気がするね。・・・結婚してコドモを持ったのが私の大きな転機だったな。全然コドモ好きじゃなかったので、コドモを持った自分なんて想像もしたことなかったのに、妊娠がわかったとたん、うれしくてうれしくて、世の中バラ色に見えたもんね。私は、はっきりとした「生の証」が欲しかったのかもしれません。コドモってのは、実に実にはっきりとした「自分の生の証」だもんね。妹のアキコの占いによれば、私は運が強いのだそうだ。人生、全般がいいけど、いちばんいいのは幼年期なんだって。つか、幼年期がいいと、その後の人生もよくなりがちなんだとさ。幼年期は間違いなくよかったと思う。私のお得意・釧路時代ね。モノクロ写真がたくさん残っていて、それを見て育ったせいか、５歳までの釧路時代は、私にとってはモノクロームの世界。でも本当に幸せだった。いつも大人が近くにいて、愛情をかけてくれたからね。コドモにとって、大人の愛情って絶対的なものだもの。父母だけでなく祖父母もいたし、親戚はわさわさ出入りしてたし。いつもいつも「ヨーコちゃん・ヨーコちゃん」子煩悩な父親は、会社から帰って着替えると、まず私たちコドモの遊び相手をしてくれたっけ。お馬さんと高い高いと「電気あんま」（爆！）それに毎日お土産も買って帰ってきた。父親というのはそういうふうに愛情深いものだと信じて、疑わずに育った私は、なんという幸せ者であろうか。・・・あの愛は、ちと方向が誤っていた気もするけど（やたらとコドモに甘いという点で）、そのおかげで私もコドモを愛することができたのよね、きっと。「コドモを甘やかす」という同じ過ちを犯したけどさ・汗！ヒロキも、今はそれほど自分のこと、幸せだと思っていないみたいだけど、きっと私みたく、いい年になってから幸せを実感できるようになるのではないかしらん？？ああ、本当に今はすごく幸せ。これで持ち株の価額が元にもどってくれれば、もっと幸せなんだけどね・汗！

  2006年07月10日

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  オリーブさんに会ったよ♪

  チャーです、こんばんは♪昨日はとってもいい日でした。新しいバイオリンが手に入った上に、日記友達のオリーブさんに会えたんだもん♪最近の私は、楽しいことがてんこ盛り。次々楽しいことが起こるので、北海道旅行記があんまり書けない状態なんだけど、札幌でも日記友達のほっちぽっちさんに会ったんだよ～～！すご～～く楽しかったよ♪初対面とは思えないくらい、しゃべりっぱなしだった・・・爆！インターネット上には、一昔前では考えられない出会いがあるよね♪でもほとんど毎日日記読んで、どんな生活してて、どんな考え方してる人かおよそ想像がつくし、その上で「お会いしましょう」という運びになるわけだから、まずハズすことはないですね。で、オリーブさんですが、今回でお会いするのは２回目です。実は私、お嬢さんのヨーコちゃんにもお会いしたことがあります。ヨーコちゃんが大学の課題のレポートで、職業についてのインタビューをすることになり、私を選んでくれたの♪　今回はオリーブさんとヨーコちゃん、それにオリーブさんの大学時代のお友達と私、という女４人でお食事しました。場所は、今、東京でいちばん人気のレストラン『シズオ　トーキョー』よ♪↑『シズオ　トーキョー』オーナーシェフ・井上さん　手にしているムックの、最初のページで紹介されてます♪すご～～～くおいしかった～～～！！！↑最初のこれでノックダウンされちゃったもんね♪　えびのジェルと、チーズのシュー↑イベリア豚の冷製↑お魚のフリット↑牛肉のポワレ・ブドウソースデザートは、写真がうまく撮れてなかったので割愛ね。実は私、あんまり高いものって食べたことがありません・汗！今回のはさすが東京！銀座！というお値段だったけど（私にとってはね。でもたぶん、相場からするとお安いと思う）、いや、ホント、お金出せばいいものが食べられるんですね～～！それもここだけの話、今回のはオリーブさんのおごりだからね～！かわりに彼女が引き受けた仕事の代筆するってことで。去年、最初に会ったときのオリーブさん、あれでも一応、初対面だから遠慮してたのね・爆！今回はお酒が入ってることもあって（これがまた強いんだ～～！・爆！）しゃべる・しゃべる・しゃべる！！この私に口はさむ余地を与えないほどしゃべる人って、そんなにいないんだけど昨日は完敗でしたね・私の・爆！そいでまた、がっつり自営で仕事して稼いでる人だから、話題が豊富なんだわ～～！苦労話も聞いたけど、つくづく度量の大きな人だなあと思ったよ。そしてすご～く面白かったのが、オリーブさんとヨーコちゃんのやりとりね。オリーブさんのこと、かわいらしいお嬢さんのヨーコちゃんが、温かく見守ってる感じなんだもん♪あ～、いいなあ、ムスメっていいなあ、ムスメは宝よねえ（ムスコも宝だけどさ・汗！）、ってしみじみ思っちゃった～～！オリーブさん、もうおうちに着いたかしら？？昨日はごちそうさま♪原稿、今からとりかかるわ～～♪今度は私がそっちに行こうかな♪また遊んでね。ヨーコちゃんにもよろしくね～～♪

  2006年07月09日

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  銀座でバイオリン♪

  昨日は、友達のミサコさんと、銀座でランチしました。ミサコさんと会うと、まず７時間はしゃべりっぱなしになりますな。で、食事のほかにかならずケーキは食べますな。そしてケーキ食べるときに、かならずコーヒーはお代わりしますな。デパートで洋服片っ端から見て、試着大会したりもしますな。・・・でも私、昨日は試着しませんでした。なぜかというと、今、私にはほしいものがあるから。それは・それは・それは～～！！！新しいバイオリン！今のよりも音がいいやつ！弾きやすいやつ！私のバイオリンは悲しくなるくらいの安物です・しくしく。なぜかというと、間に合わせ、つ～か、衝動買いしたものだから。だって前使ってたバイオリン（これまた安物）がこわれてて、再開したくて修理に出そうとしたら、買ったほうが安いよ、と言われたから。そして続くかどうかわかんなかったから、とりあえず安いのにしちゃったんだもん。最初のうちは「前のバイオリンよりマシかもね～」って思ってたけど、そのうち耳元で変な音がするのに耐えられなくなったのよね～。低音はぼそぼそ、中音はまだマシとしても、高音になると金属音が混じるんだわねえ＜安物だから・泣！・・・そこで必殺！オークションをみていたら、あらあらあるじゃないの。１９３万円の銀座の某楽器店で売ってる楽器が激安で。なので偵察のため、その楽器店に行って、試奏してみることにしました。↑１９３万円のバイオリンを弾く私音はまろやかだけど、私にとって必ずしも弾きやすい楽器とは言えなかったな。もひとつ、５０万円程度のを弾いてみました。ミサコさんいわく、これは音のまろやかさは１９３万円のに劣るものの音の出方がパーッとしていたそうです。楽器って本当に不思議。先日、私は隣駅の駅ビルの楽器屋で、７１万円のバイオリンを３本弾いてみました。同じブランドのものなのに、その中の１本だけが、私の思うとおりの音を自由自在に出すことができたのです。でもさあ～、今の私、７１万円はちと勇気がいるんだよねえ～。・・・というわけで、明日はバイオリン試奏のため、都内数箇所を回る予定です。そのあと夕方から、ゴーストライターを務めた先生の、出版記念パーティーに参加の予定です。今日も楽しかったけど、明日も楽しみだな～♪・・・最近、まめにゾンビパックをしているというミサコさん、お肌がぴかぴかして若返ってました。白いセーターと、白地にベージュの百合と、緑の葉が描かれたスカートが、すがすがしくてとってもよく似合ってたわ♪白いトップスが似合う人ってうらやましい。私はマットな白が全然似合いません・くすん・・・↑なんでも似合うこの子がうらやまし～～い！！！

  2006年07月07日

• 北の旅その４・地道な生活

  今日は地味に小論文の添削してました。慣れると一時間に３枚くらいのペースでいけそうです。私がこの仕事を、地味で、しかもペイの点でも大してよくないとわかっていて、あえて始めたのは、先日の北海道行きと無関係ではありません。私の両親は父が網走、母が樺太の生まれです。母が戦後、北海道に渡り、釧路に定住したときに知り合って結婚しました。釧路には今もたくさんの親戚がいます。８歳年下の従弟の啓二は、先日、私にこう言いました。「自分は釧路で生まれて、釧路から出たことがない。　もし、もっと都会に生まれて育ったら、きっと違った人生に　なったと思う」そうかもしれません。私は５歳で釧路を離れ、東京・札幌・東京と移り住み、東京の大学を出ました。私がライターの仕事に就くことができたのは、東京を拠点とした生活をしていたためでしょう。そのおかげでパートに出るよりは多くのお金を稼ぐことができ、共著ではありますが、自分の名前が表紙に入った本を２冊出すことができました。でも、その一方で、私はこうも思います。「いやいや、人間の生活なんて、そんなに違うもんじゃないよ」と。私がいちばん強くそれを感じたのは、１９９４年の夏、南アフリカとジンバブエを旅したときです。以前、日記に書いたことがありますが、ジンバブエのヴィクトリア・フォールズを見に行く途中で道に迷い、はからずも国境を越えてザンビアに「密入国」してしまいました。そのときの光景を私は忘れることができません。ジンバブエまで国境を越えて買物に出た女性たちが、荷物を頭に載せ腰にエキゾチックな布を巻き、はだしでゆらゆらと歩いて行きます。夕方のオレンジ色の光の中で、それはまるで陽炎のようでした。私と彼女らの生活は、ひどく違っていることでしょう。彼女らは、私がしているように、デパートでブランド品を見ることはないでしょう。当時、私はまだ文学少女の片鱗を残していて、本を読むことに夢中になっていました。彼女らは、おそらく文学作品に感銘を受けるとか、価値を見出すとかいうことはしないのではないでしょうか。でも、そんなことはごく表面的なことにすぎない、とも思いました。私と彼女らの生活は、ひどく違っているようで、実は同じなのだ、と。私も彼女らのように、日々の糧を得るために仕事をし、買物に出て、料理をし、家族に食べさせています。そして彼女らの多くがそうしたであろうように、私もコドモを生み、慈しんで育てています。人の根本的な部分なんて、そんなに違ってはいないのです。働いて、食べて、眠る。笑ったり泣いたり、ときには怒ったりする。私が陽炎のように立つ彼女らの姿を見て、ある種の感慨に打たれたのは、「結局、ひどく違っているようで、実は何も違ってはいないのだ」ということに気付かされたからです。・・・釧路に住んでいた私の亡くなった身内は、みな地味に生きて地味に死んでいきました。誰一人名を成すことはありませんでした。今、かの地にいる身内たちも、同じように地道に仕事をして、地道に生活しています。そのことは私を勇気づけてくれます。これでいいのだ、私たちはこのように生きてきたのだ、と思うとき私は本当の自分に立ち返る気がします。

  2006年07月05日

• 塩ミルク試してみたい人、名乗りをあげてくださ～い♪

  スキムミルクと塩を混ぜたもので体をマッサージする、塩ミルクダイエットで二の腕付近がすっきりした私。絶賛し続けたところ、とある健康雑誌で、特集を組むことになりました。そこで！みなさまにお願い！どなたか、このダイエットを試してみてもいい、というかた、いらっしゃいませんか？塩とスキムミルクは編集部から送られていきますので、持ち出しはゼロです。使用前と使用後のデータが必要なので、スリーサイズや体重などを報告していただくことになりますが。また、編集サイドからみて「これはいける！」という方には、取材にご協力いただき、記事として雑誌に掲載させていただくことになります。その場合、もちろん匿名でもかまいません。やり方は、入浴時に塩ミルクを体にこすりつけてマッサージするだけ、というきわめて簡単なものです。この機会に塩ミルクマッサージで、すべすべ素肌と、ひきしまったカラダを手に入れてみませんか？笑！みなさまのご応募、お待ちしています。恥ずかしい人は、メッセージ欄からご連絡ください。誰にも言いませんから～～・爆！

  2006年07月05日

• 新しい仕事

  ここ数年、ライター業がメインで、年に数回模試採点、さらに年に１回、セミナー講師の仕事をしてきた私ですが、このたびひとつ仕事を増やすことにしました。高校生の小論文の添削です。たまたま新聞で見つけて、応募しようかどうしようか、けっこう長いこと迷ったのですが、結局、好奇心に負けて、履歴書を送ってしまいました。この場合の好奇心とは、●自分がこの年齢になっても（新しいところで）通用するかどうか●採用試験がどの程度のものか●仕事の内容がどのようなものかということに対するものです。書類選考通過後、試験問題が送られてきました。実際の添削と、４００字の小論文、それに漢字テストです。答案を見たときはビビりましたが、やってみたら楽しい・楽しい♪いつも自分が編集者さんに直しを入れられる側だけど、逆の立場に立てるんだもんね♪「私だったら、こんなふうに順番変えて、こんなふうにここんとこを　強調するけどな～」とるんるんしながら赤ペン入れました。４００字の小論文は、短すぎて書きにくかったよ～・泣！・・・札幌滞在中にケータイに「採用決まりました」の電話がかかってきて、とりあえず、自分が「入り口に立つという点に関しては、通用した」ことがわかりました。今日はその新しい仕事の、最初の研修日でした。ライターの仕事より、ギャラ的には劣るけど、性質が全然違うものだから、同列に並べるのは見当違いというものでしょう。率直に言って、自分の手で文章生み出すよりも、人が書いたのに手を入れるほうがずっと気楽。いわゆる国語の問題の添削と違って、全部違うことが書ける面白さもありますし。・・・国語の添削は学生時代にやっていましたが、地獄のようにつらかったです。模擬試験の採点を始めたとき、文字を書かずにすむのはこんなに楽なものかと思いましたが、今じゃ模試の問題を読んで理解した上で、生徒の解答を読んで点数つける、ということがつらくて仕方ありません。それに比べたら、面白いじゃん、小論文！・・・と今は思ってるんですけどね～！この仕事について、私は別の意義も見出しています。それは「毎日、こつこつ一定量の仕事をする習慣をつけること」私はなまじっか原稿を書くのが早いので、ぎりぎりまで引き伸ばしてもう間に合わないというところで書き始める、という悪癖を持っているのです。しかし、この仕事が恒常的にあるとなると、そのやり方を通すことはできなくなるはず。「毎日、こつこつ、一定量の仕事」をせざるをえなくなるはずです（←期待！！）それから生活時間帯のいいかげんさの是正の意味もあります。朝起きたら、とっとと家事をすませ、朝９時には仕事開始！を習慣化させたいのです。さあさあ、１時間あたり、いくら稼ぎ出すことができますことやら。がんばります！！

  2006年07月04日

• 中田に似合う女

  サッカーのことって全然わかんないけど、中田英寿がかっこいいのはわかります。引退宣言のあと、テレビに若いころからの映像が映ってるのを見て、あの地味顔であれだけのかっこよさを演出できる中田って、きっとホントにかっこいい男なんだろうなと思いました。２９歳の男性、というのは、おそらく今の私にとってもっとも縁のない年代です。ムスコが１８歳なので、２０歳の男の子、のほうがずっと身近なカンジ。あ、私は今４８歳ですから、『東京タワー』するには、２９歳ってぴったりな年齢だけどねっ！爆！・・・しかしですね、テレビ見ながら思ったですよ。中田に似合った女って、どんな女なんだ？？とね。個人的にはカズもかっこいいと思いますが、女の趣味はイマイチなのではないでしょうか。つか、三浦りさ子さんのような女性を選ぶって、あまりにもわかりやすすぎませんか？？お嬢様育ちで（三井系の方でしたっけね？）、美人（つか、かわいい？）で華やか。カズは海外で若き日のりさ子さんを雑誌で見て「日本に帰ったら絶対に会いたい！」と思い、つてを頼って対面し、交際にもちこみ結婚したそうですね。私、その話を本人がテレビで語っているのを聞いたときに思いましたよ。「あ～、サッカー選手って、若いときからサッカー一筋で、女の子と　接する機会がないから、ああいうわかりやすいのが好きなのか～」とね。・・・でも同じサッカー一筋でも、中田英寿は違う女性観を持っていそうな気がします。つか違う女性観を持っていてもらいたい！カズのよさは、三浦りさ子さんのようなわかりやすい女性を選んでしまうところに集約されているかも。だからりさ子さんが奥さんでも、文句は言いますまい。だけど、中田には、ぜひひとひねり・ふたひねりしてほしい気がします。がんばれ！中田！！

  2006年07月04日

• 泊まる・泊める

  沖縄・北海道・大学の集まりとイベント続きだったここ数週間。ようやく普通の日々がもどってきました。釧路・札幌の旅はトータル７泊８日でしたが、全部、親戚の家に泊めてもらいました。釧路では初日が従姉の百合子ちゃんち、２泊目・３泊目が従弟の啓二んち、４泊目が母の実家・大川のおばちゃんち、札幌は３泊とも、父方・従姉のカズコちゃんち。人に言うと「そうやって親戚のところに泊まれるなんてすごいね～」と言われます。今はたとえ親戚とはいえ、泊まる・泊めるの関係は、なかなかないのかもね。・・・私の母方の家は、母の祖父の代に岩手県から樺太に渡ったそうです。母たちは「もしらほ」というところに住んでいましたが、その近辺には宿屋の一軒もなかったそうな。そして、旅人だか放浪者だかが、そこらをふらふらしていると、誰かが「大川の家に行けば泊めてくれるよ」と言うのが常だったとか。私の祖父・大川喜太郎は、お客が大好きで、素性のわからない初対面の相手を家に泊めて、歓待するのを楽しみにしていたそうです。今じゃ考えられないよねえ～～～！！いい時代だったというか、酔狂なジイサマだったというか・・・・・・大川の祖父の例は極端としても、昔は本当によく人が泊まりにきましたよね？（そんなことない？）昭和３８年に東京に引っ越してからは、父の上司の息子さんだとか父方の従兄だとか、大学受験のたびにうちに来て泊まっていきました。当時、小学校の低学年だった私は、おにいちゃんたちがくるとうれしくて、まとわりついて、勉強の邪魔をしてましたさ・爆！とくに父の姉のムスコ・ヒロシちゃんにはものすごくなついて、「一緒にお風呂入ろう」と誘ったりしました・爆！！当時、ヒロシちゃんは１８歳。「恥ずかしいからいや」と拒否されましたが、そりゃそうだ！８歳女児との入浴は、そりゃヤバイっしょ、という世界だわよね。・・・先日も書きましたが、私の母も今の私くらいの年齢のころ、北海道から身内が上京してくると、家に泊めて歓待していました。故郷を遠く離れ、専業主婦で刺激に欠ける生活をしていた母にとって故郷の身内を泊めるのは、とても楽しい一大イベントだったのでしょうね。今になると本当によくその気持ちがわかります。若かった私には、お客を寝かせるふとんのことばかり気にする母親がこっけいに見えたものですが。・・・一昨日の大学のイベントのあと、大学時代の友達・ケイコちゃんがわが家に泊まっていってくれました。妹たち以外のお泊り客は久しぶり。狭い家なので、なかなか思うようなおもてなしができないのですが楽しんでもらえたでしょうか。学生時代、一人暮らしをしていたケイコちゃんちに、私は何回泊めてもらったかわかりません。いつも延々話続けたっけね～～！　楽しかったよね～～！！・・・思えば、ムスコがまだ小さかった松戸在住時代、ずいぶん人寄せをしました。当時住んでいた家は、１０畳のキッチンと６畳和室・６畳洋室という狭さでしたが、友達じゃんじゃん呼んでは泊め、食事も作って食べさせてたんだから、私も若くて元気だったのね～～！多いときはそれこそ１０人くらい泊めたんじゃないかしらん？？女コドモは優先的にふとんに寝て、男性陣は、ホットカーペットの上に毛布で寝てもらったりしてさ・爆！・・・お金がなくて生活が大変、と思っていたけど、あんなことしていられたんだから、心は錦だったなあと思う、今日このごろ。

  2006年07月03日

• 大学行ったよ♪友達に会ったよ♪

  大学の同窓会報の委員をしている関係で、年がら年中、大学に出入りしている私ですが、旧友を誘っての母校訪問はまた格別な楽しさがあります。昨日は私たちが卒業した学科の創設50周年記念パーティーがありました。こういうときに声かけて友達を招集するのが好きな私、今回も5人に声をかけたところ、3人が応じてくれました。チャペルで祈りを捧げ、そのあと第一学食で懇親会でしたが、いやもう「立錐の余地がない」という言葉がぴったりなくらいの盛会でした。予定よりもかなり多くの参加者がいたらしいです。文学部日本文学科ということもあり、女性が圧倒的多数。昭和40年代の卒業生の方々が多く参加されていたようです。同窓会に出てくる人は「今が幸せな人」だと私は思います。昔の友人に会うために、ちょっといい服着て、いそいそと出かけられることが、幸せでなくて何でしょうか。・・・3年前、父が亡くなった年の秋、仕事で都心に出たときに老紳士数人が「お元気で。またぜひお会いしましょう」と固く握手を交わしている光景を見かけ、胸がじ～んとしたことがあります。私の父も、いそいそと同窓会に出かけていく人でした。父は釧路の学校の卒業ですが、札幌や東京に出た人が多かったため、釧路・札幌のいずれかで全体会を交互に行い、それとは別に東京近郊在住者だけで「在京釧路会」の会合を行っていました。父も、あの老紳士たちのように、別れ際に固く握手をして「また生きてお会いしましょう」と約束していたことでしょう。父は学生時代の友達の写真をアルバムに貼り、丁寧に名前まで記入していました。写真好きな私は、子供のころから折につけそのアルバムを見て育ったので、父の葬儀に来てくださった学生時代のお友達ふたりにお会いしたとき、若いころのお顔を即座に思い出すことができました。札幌の隣市に住む吉川さんという方は、父のいちばんの友人で、父は北海道に行くと必ず吉川さん宅にお邪魔していたそうです。吉川さんは父の死後、C県に住む息子さんのところに遊びに来たときに、わざわざ私の実家にお線香を上げに来てくださいました。父の世代は、戦時中に「学徒動員」を課された世代です。学徒動員はたいそう楽しい思い出だったそうで、同級生が集まると、当時の話に花が咲いたそうですが、私の父がもっとも鮮明に記憶しており、その記憶力のよさにいつも驚かされた、と同級生のだれもが言います。・・・じつは私も、友人たちの間では記憶力がいいので有名です。昨日会ったのは、ケイコちゃん、千尋、佐藤さんの3人ですが、二次会でケイコちゃんが「私たちの入試の前の年に毛沢東が死んだので、入試では絶対に中国史が出ると思って、ヤマをはったら見事に当たった」と言い出しました。あ～、そうそう、そうだったと思い出し「あ～～、私も覚えてる～～～！　あの地図と関連させた問題ね。　アタシはあれはできなかったわ～～、地図苦手なんだもん。　でもさあ、ヨーロッパの文化史、それもシェイクスピアのあたりが　出たから、これで『点数もらい！』と思ったんだあ～。　そいでもって、ほら、古文の問題！　宇治拾遺物語かなんかの説話文学から出たんだよねえ～～！　あれは説話文学が専門の長野先生が作った問題かもね～～！」と発言したところ、みんなから一斉に「なんでそんな古いことを克明に覚えてんのよ～～！！　アンタの頭は異常だ！異常！！！」と非難されました・爆！！！！！「まったく、ヨーコの話ってば、『昭和●年●月に●●したよね』って　年号入りだから恐れ入るよ」から始まり、遠慮のない彼女らに「ムスコ甘やかしすぎ」だの「ヒロキを溺愛した罪を自覚せよ」だの「ヒロキに彼女できるまで見届けなくちゃ」だのコテンパンに言われ、涙が出るまでみんなで笑いこけ、あああああああ！！！釧路も札幌も楽しかったけど、ホントに・ホントに・ホント～～に！！！ナイスな夜だったぜ、みんな・ありがと！！次はケイコちゃんちでお泊り会だね♪楽しみにしてるよ～～～！！！

  2006年07月02日

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  北の旅その３・叔母とお散歩ついでの親戚訪問

  ６月２２日、母の妹・小崎光子と釧路の大川本家（母の実家）でカニをたらふく食べた私は、叔母・光子とともに、ひとまず近所にいる親戚の家を訪ねることにしました。その親戚とは、母方祖父の妹の子なので、叔母のいとこ、ということになります。私にとっては「はとこ」ってことですね。このはとこは「福井文子さん」といいます。福井文子さんは今年８２歳くらいになるのかしら。１０人きょうだいの長女で、彼女以下、きょうだい全員健在だそうです。７人のうち、兄と妹、二人を欠いた叔母・光子は、しきりにそのことをうらやましがっていました。ところで、偶然にもこの福井さんの実家は、私の父の実家と隣同士だったそうです。母にとっても、福井さんの実家は叔父・叔母の家にあたるため、しょっちゅう出入りしているうちに、父がどこかで母を見かけ「あのおぼこいムスメっ子なら、複雑なわが家の事情をよく　理解できず（当時、父は祖父母・義姉・甥・姪７人を養っていました）　ヨメに来てくれるかもしれない」と思い、お見合いに進んで、とんとん拍子に結婚が決まったそうです。２年４ヶ月前の、大川の総領である喜代一伯父さんの葬儀のとき叔母・光子が福井さんきょうだいに向かって「これ、立野の家のヨーコよ」と紹介してくれたところ、福井さんきょうだい（５人列席していました）全員が「え～～～っ！！！　立野の家のヨーコちゃ～～ん？？？　わあ～～！　そういえば、小さいときと同じ顔してる～～！」と叫びだし、驚いたことがあります。でもなんか、すご～くうれしかったよ♪自分の小さいときをちゃんと覚えていてくれたこともそうだし、こんなところにまで自分の血縁者が大量にいた（失礼！）ということもね。どうして自分が血縁者に会うと、うれしいと思うのか、自分でもよくわかんない。たぶん祖父母が生きていた昔から、血縁者の話をさんざん聞かされ、その出入りをよく見ていたからでしょう。父も母も身内大好きな人たちですし。福井文子さんの家には、樺太時代の古い写真があるということでいろいろ見せてもらったのですが、奥深くしまわれていたのか残念ながら樺太時代のものは出てきませんでした。その代わり、といってはナンですが、母も叔母も名前を知らないという、母の父の祖母、つまり母たちの曾祖母の写真を見せてもらいました。↑右上が名前のわからない母の曾祖母・その下が彼女のムスコである　私の祖父・大川喜一郎この母の曾祖母は、わりと早くに亡くなったそうです。祖父が樺太に渡ったのが、１０歳ごろと聞いていますから、その後、樺太の地で亡くなったのでしょうか。・・・・それにしても、叔母・光子の方向音痴なのには驚きました。つか、方向音痴なのに、自分に自信があって、人が道順を説明してくれるのを、まともに聞かないから困ります。自信を持って歩いているようなので、安心してついていったところ、ま～、わかんなくて・わかんなくて・ストレートに行けば、１０分かからない道のりを、相手方に２度も電話で確認しつつ、３０分かけてようやくたどり着きました。福田文子さんの家を出た後、もう一件、叔母の母方祖母の弟のお嫁さん（あ～、もう複雑すぎてわかりませ～～ん！！！）、つまり叔母からするといとこのお嫁さん、という人を訪ねていきました（大野さん）大野さんは叔母のいとこであるご主人が亡くしており、一人暮らしなので、突然の来客を喜んで迎えてくれました。お仏壇の横には、釧路と大野さんを描いた油絵が３枚飾ってありました。亡きご主人が描いたものだそうですが、今でもご主人のことを「シンちゃん」と呼び続けています。「シンちゃんが、私を２割り増しにうまく描いてくれたの」「シンちゃんが生きていたころは、山菜採りに行ったんだけど」「シンちゃん、さっさと死んじゃったから」すご～く仲のいいご夫婦だったのですね。大野さんが円満そうで幸せそうなのは、長いこと幸せな生活が続いたからなのでしょうか。・・・ところで、福井さんの家から大野さんの家にたどり着くまでがこれまた一苦労でした。なにしろ叔母・光子の記憶がち～ともアテにならないんですから～！散歩がてらの親戚訪問のあと、叔母の中学の同級生が経営するスナックに寄ったのですが、それはまたのちほど。

  2006年07月01日

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  北の旅その２・６月２２日・出発の日

  ６月２２日、母の妹・小崎光子と羽田から釧路に向けて発ちました。いやしい私たち二人、興奮のあまりお互い朝食を少ししか食べていなかったので、羽田で我慢できないほどの空腹を覚え、今、人気の韓国料理店・トラジに入りました。時間の余裕があるはずだったのに、お土産を買うのを後回しにしたものだからさあ大変！！がつがつ食べてお店を出たら、な・なんと！出発２５分前ではないですか！でものんきなふたりは「東京のお土産はなんたってコレよねえ～！釧路のデパートには、入ってないからね～！」と東京・青山のヨック●ックのクッキーを選び、ご丁寧にリボンなんかかけてもらい、ここでまた時間を喰ってしまったのでした。それにしてもさあ～、搭乗口２０番があんな端っこだとはね～～！あ～、走った・走った・走った！・・・・でもどうにか間に合って、離陸予定時刻１分前に無事に乗ることができました。飛行機が全然こわくない、つか、飛行機大好きな私は、機上の人となったとたん、ご機嫌ノリノリです。釧路空港には母の兄の息子・つまり私の従兄・シンちゃんが迎えにきてくれました。シンちゃんは祖父母にとっては、最初の男の子の孫で、伯父は長子長男だったので、私の母たち叔母５人にとっては、最初の甥ということになります。私より３歳年上で、東京の大学に来ていたころ、よくわが家を訪ねてきました。シンちゃんは今でもいい男ですが（笑！）、若いころはたいそうな美男子で、しかも性格が非常に明るく、やさしく、一言で言いますと「人から愛される」というたいへんな美徳の持ち主でした（つか、性格は今も変わってないけどね・笑！）なので母もうれしかったのでしょうね。シンちゃんが来ると、お小遣いあげたり、たくさんご馳走作ってもてなしたりして、なんつ～か、家の中が華やいだ感じになったものです。今、シンちゃんの甥のイケメン・翔太がちょうどそんなふうに、私らおばちゃん世代にウケまくってるわけで。・・・今回、一緒に釧路に行った、叔母・小崎光子の長男・ユズヒコが「大川の家の男って、みんな若いころはいい顔してたんだよなあ」と言っていましたが、確かにそうかもしれません。母の弟・大川芳喜は、今でこそゲロゲロ声のおかしなおじさんですが、若いころはえらいハンサムだったそうです。私のムスコのヒロキは、太りすぎてすっかり変になってしまいましたが（泣！）幼稚園に通っていたころは、そのあまりの愛くるしさで、先生方の愛を独り占めしたものでした。・・・おっと話がそれました。シンちゃんは私たちが来るので、花咲ガニを用意しておいてくれました。私と叔母・光子は、シンちゃんの実家である大川の家に着くなりカニにかぶりついたのでした。↑うまかったぜ！花咲ガニ！

  2006年06月30日

• 北の旅その１・両親

  ２００６年６月２２日、２年４ヶ月ぶりに生まれ故郷・北海道への旅に出ました。誕生から５歳まで住んだ釧路と、小学校３年から中学２年まで６年間住んだ札幌への旅です。北海道のことは、２００３年に父親の具合が悪くなるまで、それほど切実に思い出したことはありません。しかし、父の死が間近だとわかった２００３年７月、病床の父の話を口述筆記するようになった私は、彼の北海道と、親族に寄せる思いの強さに圧倒されました。そして父の死後、父のことを思うにつれ、故郷・北海道が恋しくて恋しくてたまらなくなっていったのです。私の両親はともに昔話の好きな人たちです。私は子供のころから両親の昔話＝係累にまつわる話、を寝物語のように聞いて育ちました。私の両親は、係累にまつわる「人に言いたくないような話」を持たなかったのでしょう。もちろん他人の耳に入れたくないことはあったのでしょうが・・・両方とも親戚の数が多いので、中にはいろいろな人がいましたが、私は自分の親たちが、特定の人を忌み嫌う言動をするのを聞いたことがありません。とくに父にはその傾向が顕著で、身内の幸せをいつも願っていました。死が迫ってきたときですらそれは同様で、波乱万丈の人生を生きていた二人の甥のことを、最後まで気にかけており「正文と美文の幸せを見届けない限り死ねない」と言っていました。まだ元気だったころ、妹のぢゅんこに「そのうち大きな家を建てて、正文と美文も一緒に暮らす」とも言っていたそうです。父にとって身内は常に「守ってやるべき存在」で、その責任を果たすことが喜びだったのでしょう。まったく父性に富んだ人でした。母方の姉妹は変わり者が多いので（爆！）、年がら年中、内輪もめを起こしているのですが、そこはきょうだいです。つねになし崩し的にもとの「仲のいい姉妹」にもどります。私の両親は身内に恵まれ、自分の中に流れる血を肯定できる幸福な人たちだったのだと思います。身内に恵まれた両親を持った私は、同じように身内に恵まれ、自分の中に流れる血を肯定して生きられるようになりました。私は何よりもそのことに深く感謝しています。私にとって誕生の地・釧路は「人が集まる場所」です。祖父母も同居していた私の家には、実に頻繁に来客があり、幼い私も呼ばれて、祖父母のそばにちょこんとすわらされたものです。祖母は私の鼻が低いことを苦にしていて、お客がくると私に「鼻をつまんでごらん」と言います。私が言われるままに鼻をつまんで見せると、お客たちは「ヨーコちゃんは、それで鼻さえ高かったら、すごい美人だったのにね」と祖母の望むとおりのことを口にするのでした。深読みする妹・ぢゅんこに言わせますと「器量自慢だったおばあちゃんは『ヨーコの鼻が低いのは、ヨメのスマコ（私の母）に似たせいだ』って言いたかったんじゃないの？」と言いますが、祖母が亡くなって３１年たった今、真相は不明です。母の実家・大川の家も、人の集まる家でした。あれは昭和３８年の年末だったでしょうか。大川の家でもちつきをしたことがあります。私は母の兄の子供たち・３歳年上のシンちゃん（男）と、ひとつ年上の百合子ちゃんが大好きでしたので、夜遅くまでふたりと遊べるのがうれしくてたまりませんでした。母は七人きょうだいですので、おじやおばたちもそれぞれに子供をつれてきて、それはにぎやかでした。あれから４３年の月日が流れたとは・・・・大川の家では最初に祖父が逝き、次にいちばん下の叔母・朝子が４４歳の若さで事故死しました。そして２００４年１月２日、祖母が９６歳の大往生を遂げた１ヶ月後、長男である伯父・喜代一が、役割を果たし終えたかのように逝去しました。その妻である伯母・ノブさんは健在で「今年、８０歳よ！」と意気軒昂です。「私がヨメにきた５０年前、この家は１０人家族だった。　あのころがいちばん楽しかった」といい、私たちの訪問を喜んでくれました。今、私も４８歳になり、両親の気持ちがよくわかるようになりました。毎年、北海道を旅したがった父の気持ちも、北海道から身内が出てくるたびにいそいそとふとんのしたくをして、心から楽しみに迎えた母の気持ちも・・・私もこの狭い家の中を少しきれいに片付けて、北海道からのお客さんをたくさん迎えたいと思います。

  2006年06月30日

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  北の旅・ショッピングバッグレディーのご帰還

  ↑ショッピングバッグレディーになった私ただいま～！昨日、北海道から帰ってきました。東京着いたらあまりに暑くてびっくり。札幌を出たときの気温は２２度で「こりゃあ、東京は暑いかもね～」と思ったのですが、他の洋服類を全部送ってしまっていたので、やむをえず残っていた衣類を身につけ帰ってきました。●チュール素材のナイロントップス（長袖黒）●ベロアのノースリーブ●エトロのストール●ヴィヴィアン・タムのびらびらスカート●黒いタイツそして●ショッピングバッグ４個汗だくで、ほぼ真夏の気温であったにもかかわらず、あるもの全部身につけた様相、しかもスカートのびらびらがホーム●スさんのお洋服によく見られるように「布が裂けてコンブ状」になっているのとそっくりで、これはきっとニューヨークでよく見かける「ショッピングバッグレディー＝女性ホームレス」にそっくりに違いない、と思われました。とくにストールと黒タイツは、昨日の気温からして衝撃的な厚着だったらしく、いろんな人にじろじろ見られちゃいましたワ・汗！でもいいの！北海道銘菓のひとつ・六花亭の紙袋を持っていたので、きっと「ああ、北海道から上京した人なんだな」と思われたでしょう・ふふふ♪↑は私を実家で出迎えてくれた妹のぢゅんこが描いたもの。画像が鮮明でないのが残念！！が、ぢゅんこに言わせると、黒いスプリングコート姿で釧路から帰ってきた叔母・小崎光子のほうが、より「ショッピングバッグレディー度が高かった」そうです・爆！・・・・２年ぶりの故郷・北海道への旅・・・よかったです・・５人も身内が亡くなっていたのは寂しかったですが、それでもまだまだ多くの親戚が元気に暮らしていますのでね。まだ旅の感動が残っていて、うまく考えがまとまりません。おいおい書いていこうと思います。とりあえず、今回の旅行でお世話になった皆様、ありがとうございました。ナイスな身内がたくさんいて、私はとても幸せです♪

  2006年06月30日

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  ああ、北海道行きの日だよ～～！！

  ↑昭和３４年３月３日　私の初節句こんばんは♪本日、お昼の飛行機で、私は釧路へと旅立ちます。ああ！どれほどこの日を待ち焦がれたことでしょう！！そして今思うのは、こんなにも・こんなにも・訪ねたい場所、会いたい人がいるということがうれしいということです。２年前に８５歳だった父方の伯父と伯母はともに８７歳になりました。再び会えるのが、本当にうれしい♪そして、父が亡くなる寸前まで「かわいい弟だった」と言い続けた昭叔父さんの娘・郁ちゃんに会えるのも。昭叔父さんは昨年亡くなったので、会うことができないのが残念ですが。今日、郁ちゃんに電話しました。たぶん最後に会ったのは、私たちが札幌に住んでいたころだから、３０年以上前のはず。でも今日、電話して「釧路に行くからよろしくね。お父さん、突然の事故で亡くなって、郁ちゃんもたいへんだったね」と言いました。そんなに長い時間、話したわけじゃないけど、お互いの父親がそれぞれに、兄は弟を、弟は兄を思いあっていたことがわかって、ああ、すごいものだなあって思ったよ。３０年以上会っていなくて、その間、連絡も取り合ってなかった郁ちゃんと父親同士の話で、きっと手を取り合って泣けるよね、同じ気持ちで。郁ちゃんには女のきょうだいがいないから、私がお姉さんになったつもりで一緒に泣いてあげる。つか、一緒に泣いてもらいたい。札幌にも父方のいとこたちがいます。いちばん上のにいさんが亡くなってしまったけど、２年前に会えてよかった・・・亡くなった父は、ずっとそのにいさんのことを心配していました。そして末娘のアヤコちゃんのことを、自慢の種にしていました。「アヤコはすごく仕事ができるんだぞ」と。その娘のマイちゃんが勉強できるということまでね・笑！父の身内自慢を聞くのが好きだったなあ～！本当にうれしそうに話すんだもの。きっと心から姪やそのまた娘の活躍を、誇りに思っていたんだね。釧路に住む母方の親戚は、バリバリ元気なのばかり。私の声が大きくてよく通るのは、あの血統ゆずりです。今回、釧路でお世話になるのは、イケメン・翔太の母・百合子ちゃん（母の兄の娘）と、母の妹の息子・啓二とその妻・千夏ちゃんのところです。百合子ちゃんともほとんど音信不通だったけど、イケメン・翔太が上京してから、思いがけないつながりが復活。啓二にいたっては38年前（！）に、一度会っただけなのに、二度目に会った二年前に意気投合しちゃって、それから夫婦ぐるみで仲良くしてもらってます。ああ、ありがたいこと！９６歳で亡くなった祖母が、生前「孫が●十人、ひ孫が●十人いる」と自慢していましたが、本当にすごいことです。夫はこの結束力を、半ばうらやみつつ（多分）揶揄しますが、私はそんなことは気にしませんよ～！イタリアマフィアのように、結束の強い一族なのが自慢です。うう～、楽しみだなあ～～！！！まだ釧路に住んでいた４３年以上前、祖父母も一緒に住んでいた私の家には、しょっちゅう来客がありました。いつもいつも人の声がしていて、絶えることがなかった気がします。ああ！本当にうれしいよ♪生きてみんなに会えるのが、すごくすごくうれしいよ♪私は明日からしばらくの間、４３年前にそうだったように「立野の家のヨーコちゃん」にもどってきます。あのセピア色の写真の時代に・・・・

  2006年06月22日

• 弱気になるときと意欲的になるとき

  ライターの仕事を始めて、今年で１３年になります。フリーなので、仕事量次第で収入は異なるため、経済的安定とは無縁でしたが、トータル的に見るとけっこう順調に推移してきたほうだと思います。が、正直なところ、このところ低調でした。仕事量が、というよりも自分自身のモチベーションが、です。思えば３０代後半から４０代前半にかけて、私は非常に活力がありけっこうな仕事量をこなしつつ、営業活動も展開していたと思います。私はライターとして、専門分野を持とうと思い、最初にファイナンシャル・プランナーの資格をとりました。そのときに一番興味を持った社会保障の分野でやっていきたいと思い、次に社会保険労務士の資格試験にチャレンジしました。思っていたより難関で、加えてペースを落とさずに仕事もしていましたから、この間のストレスはけっこうなものだったと思います。バセドウ病の発病も、さらにその数年後に膠原病を発病したのもこのときの無理が影響したのかなという気がします。だからといって、まったく後悔はしていないのですが。３年勉強して社労士の資格を取った私は、仕事の次の展開に期待を抱いていました。年金のプロとして原稿を書けるのは、さぞかし面白いにちがいないと思えたからです。・・・ところがそれはとんだ誤算でした。依頼があるのは「トクする年金」ばかりです。それもものすごくセコい話で、たいていは「こうすれば年間●万増える」程度なのです。健康な人は働けばいいじゃないですか。私の周りには、働きたくても働けない、病気を抱えた人がたくさんいます。本来、社会保障とは、弱者救済のためのものでしょう。年をとれば体に多少のガタはきますが、年間数万円稼ぐくらいのことは「一応の健康体」であれば可能なはずです。仕事さえ選ばなければ。・・・私はもとより、いわゆる社労士業を行うつもりはありませんので、年会費ばかりかかる（今、月７０００円、年間８万４０００円もかかっています）社労士会をやめてしまおうかとも思いました。トクする年金書くために、社労士資格を保持するなんてバカくさくて。・・・とまあかなり弱気になっていた私ですが、このところまたちょっと意欲的になってきました。どうせなら、社労士資格を持つ私にしかできないこと、それも私のポリシーに合った仕事をしようと思います。生まれ故郷・北海道でエネルギーを充電して、次のステップに向けて歩きはじめたいと、今は考えています。

  2006年06月21日

• コミュニティ生活

  人となんでもかんでも分かち合うことを義務付けられるのは苦痛なのですが、人と触れ合うのは決して嫌いじゃないと思います。むしろ好きなほうでしょう。人見知りというものをまったくしないので、おそらくよっぽど虫の好かない人相手でない限り、それなりに距離を保ちつつつきあっていける気がします。それに私、何よりも、人と接触することで得られる「気の流れの変化」って、かなり重要だと思うのです。これは私がライターという孤独な仕事をしているために、よけい感じるのかもしれませんが、たとえば夕食の買い物に出たスーパーでちょっと知り合いに会って立ち話をする・・・それがけっこうな気分転換になったりするんですね。なんかぱっとしない気持ちだったのが、すっきりと切り替えられたり。・・・私はもの心ついた釧路時代、家に年がら年中、お客さんが出入りしていたので、そういう「気の張らないお客さん」がふらりと立ち寄る生活の中で、「人との接触から得られる気の流れの変化」のようなものを、感じていたのかもしれません。だからなのでしょうか、若いころから、コミュニティっぽい生活になんとなくあこがれる部分がありました。これで根性があったら、山村に住んで、自給自足のコミュニティ生活、みたいになったのかもしれませんが、私の望むのはもっとライトなプチ・コミュニティ生活です。あんまり深入りしたくないけど、気の合った人たちとつかず離れずの距離に住み、気分転換したい夜なんか、ちょっと一緒にコーヒー飲んでおしゃべりしちゃう・・・・みたいな。変な話、「高級老人ホーム」みたいなのが好きなのかもしれません。似たような生活レベルをしてきた人たちが入居するわけですから、話題も合いそうですしね。でもホンマもんの高級老人ホームは無理ですよ。お金ないし、なんかああいうとこの人ってプライドやけに高そうだし。あくまでもあこがれるのは「高級老人ホームのような、経済力・価値観をほぼ同じくする人たちと、比較的近い距離に住むこと」ね共有部分つきのコーポラティブハウス、っていうのかしら。できれば防音装置つきの音楽室があって、楽器やる人たちとアンサンブルを楽しめるといいな♪・・・夢は広がるんです・・・

  2006年06月21日

• セミナー講師やってきました♪

  ごくまれに頼まれる（年に１回くらい）セミナー講師の仕事をしてきました。テーマは「わが家のライフプラン」対象が小さいお子さんのいる主婦の方たちなので、教育資金と住宅資金を人生の中でどうとらえるか、というのがテーマとなります。ダミーのライフプラン表を作って、今後３０年間のお金の推移（キャッシュフロー）を見てもらい、説明していくのですが、たいていの人は３０年間のお金の出入りの予測なんてしないですから、驚かれますね。事情があって働けない方には申し訳ないのですが（あらかじめ謝っておきます）、私は「妻が働いた場合」と「妻が働かなかった場合」、つまり共働きと片働きのふたつのケースのライフプラン表を作っています。結果は歴然と違います。非常にざっくりとした設定ではありますが、現在、夫・妻ともに３０歳、夫のみが働いており、手取り年収は４６０万円（月３０万、ボーナス年２回５０万円ずつ、昇給は年２％とする）、２００９年に住宅を購入、年間返済額は１５０万円、というご家庭の場合・・・二人目の子供さんが小学校３年生になったときから、妻が働き始め、年間１００万円の貯蓄ができるものと仮定すると、年間１５０万円の住宅ローンを払い、７年ごとに２００万円の車を買い替え、子供二人を私立大学（文系）まで卒業させたとしても、同い年の夫と妻が５９歳になったときの預金残高はおよそ２２００万円。一方、妻が専業主婦で仕事をしなかった場合、同じ条件でも、５９歳時点での貯蓄残高はおよそ３１０万円。長期的に見たとき、これだけの差がつくとは。・・・詳しい方、つっこまないでくださいね。手取り年収４６０万円で、住宅ローン返済額１５０万円、というのがそもそも間違っているのは重々承知です。（住宅ローンの割合が高すぎるため）この表は「あなたの働きが、家計にこれだけ貢献するのよ」ということをわかってもらうためのものですので、現実とはいささかかけ離れています。最近、いささか弱気の私ですが、今日、自分で作ったライフプラン表をもとに、若いお母様方にお話をさせていただき、「つべこべ言わずに、労をいとわず働こう！」という決意を新たにしたのでした。北海道から帰ってきたら、本気で本の企画を考えなくては！稼ぐに追いつく貧乏なし！私のセミナーでは、いつも最後に参加者の方たちに自己紹介をしていただいています。本日の参加者の方で「自分たち夫婦は、子育て中は賃貸住宅に住み、子供たちが巣立っていって夫婦ふたりになったら、小さな家を持とうと思っています」とおっしゃった方がいらして、なるほど、そういう考えもアリだわよね、と思いました。持ち家で近隣にトラブルメーカーの人なんかがいたらたいへんだけど、賃貸なら住み替え可能だものね。それに永住したい場所だって、年齢とともに違ってくるかもしれないし。たとえば今の私は、年とったら文化的な施設が近くにたくさんあるところに住みたいと思います。オーケストラの練習に、車で乗り付けなければならない今のような不便なところはちょっとね～～！・・・でももう友達もたくさんできちゃったし、なによりもいいバイオリンの先生がいるところだから、離れられないと思うけどね・汗！・・・セミナーは、講師である私の側も教わることが多々あります。Nさん、ありがとう♪この場でお礼を言わせてくださいね。＊事情があってお仕事に就けないかた、すみません。　気を悪くなさらないでください。　「働ける状況なら、働いたほうが、家計的にはゆとりがでるよ」　と「働ける状況になることが見込まれる若いお母さん」の背中を　ポンと押すためのセミナーですので、どうかその点、ご了承ください。

  2006年06月20日

• おしゃべりすぎるワタシ

  昨日、ほとんど一日、人と口をきかなかったせいか（だって沖縄で一人だったんだもん・泣！）、今日はしゃべりまくりたいワタシです。午後、友達に電話して２時間しゃべりまくりました。久しぶりで楽しかったわん♪北海道から帰ったらランチしなくては！！おまけに今日一日で日記は３つめだしさ・汗！中国の原稿はなんとかまとまりました。世界史の本書いたときや、領土問題の本を書いたときも思いましたがいやはや、これほど勉強になることはないですね。アヘンの密輸入による清王朝の弱体化と、経済・社会情勢製に対する不満からくる民衆運動の活発化、東アジア最初の共和政国家・中華民国の成立、そして国民党と共産党との対立から中華人民共和国の成立まで、今、この瞬間ならばっちりわかりやすく、人様に説明できそうです。今からムスコ呼んできて、集中講義でもしてやろうかしらん。明日は若いお母さん向けのセミナーで、水戸の先まで行かなくてはなりません。去年、土浦でやったのが、ありがたいことにウケて（つか、その数年前に水戸でやったやつがウケたのが大もとだけど）、今年もお呼びがかかったのでした。もう３回目なので気は楽かな。ダイレクトに「すごく役に立ちました」って言ってもらえるのもうれしいしね～！それに子育て中のママたちって、お相手するのにかなり得意な年代だし。妹が二人いる上に、年下の女のいとこがわんさかいるので、年下女性のお相手はなれっこなのです。性格がカルくできてるし、あんまり深く考えないで人としゃべるのでまあだれとでも軽い話くらいはできるけどね。よく「世間話が苦手」という人がいるけど、私はかなり得意なほうだと思います。昔は人との会話、というか対話というものをすご～く重く考えていたような気がします。だからきっと若いころは人づきあいがうまくなかったんだね。なにかこう「意味を見出したかった」っていうのかしらん？なんであんなこと考えてたんだろ。つか、相手に求めすぎてた？？自分に対する理解と、相手に対する理解を。あれだけ頭でっかちじゃ、世の中楽しくもないはずだわ。私はあまりにも浮ついた楽しさに身をゆだねるすべを知らなすぎました。私の相手してくれてた人たちも大変だったと思うわ。いつもいつも重いもの押し付けられて、閉口していたんではないかしら。ちょっと前にも書いたけど、今は別に「完全な理解」あるいは「完全に近い理解」なんて必要ない気がしますね。「理解しよう」という気持ちは尊重すべきだし、大切だと思うけど理解できないから、人間関係うまくいなかいかというと、そういうものでもないですし。どこかひとつ、気の合うところがあって、話してて楽しければそれでいいんじゃないの？って思います。よく「本当の自分をわかってほしい」などといいますが、私の場合「本当の自分」というのがどんな自分なのか、自分でもわかりません。そんな私がどうして人様に「私に対する本当の理解」など求めることができるでしょうか。・・・そんなことよりも問題なのは、最近またまた旺盛になってきた食欲です。沖縄料理もおいしかったですが、北海道にはさらにさらに誘惑的なものがしこたまありそう。ウニ丼は絶対に食べると決めてます。あの北海道で食べるウニのおいしさときたら！！！ウニがあんなにも甘くて、口に入れるととろけるようなものだとは２年前、北海道旅行をするまで知りませんでした。ああ、あの海鮮類！あのバターたっぷりのお菓子群！ああ、あの抜けるように青い空！広大な大地！・・・あの下でものを食べるとなんだっておいしいのよねえ・・・明日は早起きしなくちゃいけないので、もう寝ます。ではでは～♪

  2006年06月19日

• 辛亥革命から中華人民共和国成立まで

  こんちは。お仕事していると無性におしゃべりしたくなるチャーです。今週木曜日から７泊８日で北海道に行く私。終えなければならないお仕事というのを抱えてるざます。そんなときに沖縄行くってのもどうかしてますが、ま、物事には流れというものがあるもので。さて、今抱えているお仕事は、な・なんと！私からもっとも遠いところに位置していると思われる「軍事政策」関連です。私は案外、鉄道オタクや炭鉱オタク、鉱物オタクになれそうな気がするのですが、軍事オタクになることはまずあるまいと思われます。あ、自衛隊や外国の軍隊の制服は好きですが。でも単なる「制服フェチ」というだけの話で。この軍事関連本、私はアンカーという、原稿とりまとめの立場なのですが、編集さんから「冒頭の文章を書いてください」という至上命令がくだされました。なんでも軍事関係の先生は、専門知識がありすぎるゆえに、一般の人の目線で、概論が書けないというのです。で、私、書くことになりました。テーマは「中国ってどんな国？」・・・ま、要するに、中国共産党が生まれるまでの経緯、ってやつですか。そしてようやく今日から書きはじめたのですが、書き始めたら・・・面白すぎるじゃんか～～！思えば私、大好きだったのです。清朝だの辛亥革命だのっていうあたりが～！『宋家の三姉妹』とか大好きですからね～！そらそうだ、孫文と袁世凱が出てくるんだから～～～！・・・というわけで仕事にもどります。コメントへのレス、遅れてすみません。のちほど必ず！

  2006年06月19日

• なんつ～か、人生ひと段落したような気になってます

  たくさんのコメントありがとうございます。お返事はのちほどさせていただきますね。さて、今回、私は沖縄まで出かけて行って観光もせず、相変わらず免税店なぞというぜいたく品を売っているお店に出かけたわけですが、なんつ～か「これまでの自分と違う」ということを自覚しました。わかりやすく言うと「大してほしいものがなくなっている」ことに気がついたのです。きらびやかなバッグだの靴だの化粧品だのがたくさん売っていて（洋服はあまりありませんでした）、見ると「まあすてき♪」と思うのですが、次の瞬間「でも別に必要もないしさ」と思ってしまったのです。ま、このところまれにみるビンボー生活してる、ってこともありますが。ビンボーの理由を説明しますと、●昨年、姑が体調悪く、最終的に他界したため、数度にわたる　帰省により持ち出しが非常に多かった●私の仕事量の減少のふたつです。考えてみると、おととしまでは仕事も順調だったし、親の体調もそう悪くなかったし、そうぜいたくはできないまでも、ほしいものはさほど我慢せずに買うことができました（大して高いものじゃないけどさ）おまけにヒロキが浪人生活に突入し、端的に言って、教育費がもう１年余計にかかることになってしまいました。こうなりますと、さすがに極楽トンボの私も考えが変わろうというものです。暢気に必要もない洋服など買っている場合ではありますまい。そんなわけで物欲減退。思えば私、子供のころから身の程知らずの贅沢好きでした。いえ、贅沢といってもたかが知れてます。私の場合、出身階層が田舎の庶民ですからね。が、とにかく美しいもの、それも「きれいなお洋服はじめ服飾品」が大好きでした。でもなんだかこのごろ、５０歳を目前に控えているためか、「手持ちのものを活用すれば十分じゃないか」という気がしています。これを成熟と呼ぶのか老化と呼ぶのか。少し年上の友達が、ここ数年「洋服もたいしてほしくなくなったし、そもそも自分に手をかけなくなった」というのを、ついこの間まで「ふ～ん、そんなもんかしら」と聞いていましたが、今ではなんだかわかる気がします。人生、そんなにたくさんのものは必要ないんじゃないか、なんだかそんな気持ちに傾き始めているのを感じます。ああ！３０代後半から４０代前半の私の、なんと（今に比べれば）野心に満ちていたことか！収入をアップさせ、ほしいものを手に入れるために、がんばったあの日々・・・・今、私がほしいのはバイオリンだけです。それもかならずしも高くなくてもいいし、イタリア製でなくてもかまいません。私が心地よく弾けるものでありさえすれば。なんだかまとまりがつきませんが、今日はこのへんで。ではでは～♪

  2006年06月19日

• 帰宅してみたら、２０万アクセス超えてました♪

  こんばんは～！先ほど（８時半ごろ）帰宅しました♪パソコンも修理が終わってもどってきていましたよ。そう、先日、故障して中身が全部吹っ飛んだやつよ・泣！それにしても５年保証つけといてよかったわ～！故障したのが２年半たったころだったからね。だいたいノートパソコンは２年すぎるとヤバいよね。データ吹っ飛ぶは、修理費かかるはじゃ、悲しすぎるよ。でも修理費がタダとなると、少なくとも腹立たしさは３分の１くらいに軽減されるってことがよ～くわかりました。・・・ところで沖縄ですが、結局、行ったのは取材先のホテルとおもろまち駅前にできた免税店だけでした・泣！取材、といってもライターとしての取材じゃなくて、大学の会報委員として、各地の同窓会を回って、親睦を深めましょう、というものなので、こういってはナニですが、ま、遊びですわね・・・行きの飛行機が窓際で、沖縄の島々がばっちり見えたのには感激しました。ホント、海の色が違うんですね～～～！！ビーチに行きたい気持ちはあったけど・・・・そもそも私、膠原病患者で、紫外線禁止なんですよね・・・誰かと一緒ならともかく、一人じゃなかなか足が向きませんわ。それに首里城は、モノレールの首里駅から歩いて１５分だっていうしさ。沖縄はたいへんな暑さ・たいへんな日差しだったので、あの中を１５分歩く気もせず。しかし、昨日のパーティー料理がおいしかったのには驚きました。普通、立食パーティーなんて、食べたか・食べないかわかんないようなものしか出ませんが（東京あたりでは）、昨日のはばっちり琉球料理っぽくて、食べ甲斐がありました。私は豚肉好きだから、口に合うんですね～。同行した大学の職員さんと、もう一人の会報委員さんと３人で２次会と称して琉球料理を出す居酒屋に行ったのですが、ソーキそばがすご～くおいしかったです♪それにね、店員さんが、蛇皮線弾きながら沖縄民謡歌ってくれるんだよ♪観光客が多い、ってこともあるんだろうけど、どこからでも沖縄民謡が聴こえてくる気がしました。あの琉球音階ってやつは、本当に「南」ってカンジがしますね～！そういえば、昭和３６年に私たちの大学を卒業された大先輩が同窓会にいらしていたのですが、当然のことながら日本復帰前ですから、パスポートを使っての上京＆帰省だったそうです。そのパスポートには「日本への帰国を許可する」と記載されていたとか。そして卒業後は「琉球政府」に就職したのだそうです。う～～ん「歴史」ですよね～～！！！今度はゆっくり沖縄の離島を回る旅をしたいものです。ホテルと免税店だけじゃねえ・・・・・・帰宅して早速パソコンの設定をダンナにしてもらい（私、こういうのぜんぜんできません。ダンナには私より遅くに死んでもらいたいものです、マジで）立ち上げてみたところ、な・なんと、この日記のアクセス数が２０万を超えていて驚きました！！みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。これからも「バカみたいで楽しいこと」を書いていきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

  2006年06月18日

• 南か北か、それが問題だ！

  こんばんは～！先ほど、日記友達のSEAL OF CAINさんのところへ遊びに行ったところ、とってもいい映画が紹介されていました。ざっくり言うと、奄美大島で生涯を終えた「日本のゴッホ」といわれる画家の生涯を描いたもの、なのかな？音楽家や画家など、芸術家の生涯を描いた映画は、けっこう無条件に好きかも。『シャイン』（ピアニスト）とか『フリーダ』（メキシコの女流画家・フリーダ・カーロ）など、すご～く好きだもん♪それに奄美大島ってとこがいいよね～！私はたぶん島が好き。それも北！とか南！とか極端なところにある島が・爆！だっていつか行ってみたいのが、小笠原諸島とサハリン島なんだからね～！そう、小笠原よ・小笠原！日記仲間のMちゃん、あなたの故郷よ！そいでもってサハリン島は、私の母・スマコ＆わけわかんないことですぐに内輪もめする、大川姉妹の生誕の地よ♪私のルーツよ♪・・・・そういえば私には、ムスコ・ヒロキを北海道の大学に行かせて、第二外国語にロシア語を専攻させ、みちの●銀行ユジノサハリンスク支店に就職させるという野望があったのだったわ。・・・・忘れてたけど・・・・小笠原とサハリンというわけにはいかないので、私、明日・明後日と沖縄、来週木曜からは北海道行ってきます。ま、これも「北と南」ってことで、私の趣味には合ってるわけで・爆！

  2006年06月17日

• もうヤダよっ！！

  今日はヒロキの呼吸器外来の診察日。ヒロキは肥満からくる睡眠時無呼吸症候群のため、睡眠中に空気を送り込む機械を、健康保険適用でレンタルしているため、月に一回、私がデータ（機械に差し込む磁器カード）を持って経過報告に行っているのです。・・・これが待たされるんだわ～～！今日なんかたっぷり２時間半待ったからね～！まったく病気するのもたいへんだ～～！！待っている間、私は次第にムカムカしてきました。そもそも肥満が原因なんだから、ヒロキはもっとやせる努力をすべきではないか？？？２キロだか３キロだかやせたというけど、もっともっとやせないと「私がこの定期通院から解放されない」んだよっ！！！努力してもどうにもならない病気ならともかく、やせれば解消するのがわかっているのにそれができない、ってどういうことよ？？！！そのために私が時間削られるって間違ってないか？？！！もっと切実にこの問題をとらえて、解決に向けて努力してもらわないと！！私だっていつまでもバカみたく代理通院なんかしてられるか、っつ～のよ！！一度怒り出したら、さまざまな方面へ波及します。こないだの模試の成績は何よ？？？！！！いや、あれはあれで仕方ないかもしれない。少なくとも現役時代よりはよくなったわけだし、実際に、勉強した範囲に関してはそれなりの成果が上がっていました。それよりも、どっからどう見ても、勉強中心の生活でないところがムカつきます。高校など、学校教育機関には、勉強だけでなく「人格形成」だのなんだの、付帯的目標もあるけど、予備校なんてアナタ、はっきり言って「少しでも成績上げて、少しでも目標に近い大学に入ること」以外の目標なんてないじゃないの！！つまり予備校生の最大にして唯一の目的は「勉強だけをして、成績を上げる」ことだろうがよ！！！なのに、なんだ？？！！あのたらん・くらんとした態度は？？！！・・・ちょうどお昼時で猛烈な空腹に襲われた私は、そのように憤り、帰宅途中、スーパーのイートインコーナーで、ビビンパ巻き（おすし）を食べ、それだけじゃ全然足りずにメロンパンも食べ、それでも足りない気がして、さらにピーナッツクリームをぬったドーナツを買って帰ってきました。そろそろヒロキが帰ってくるころかしら。怒りはひと段落したけど、今日はがっつり言ってやるぅ～～～！！！「食べる量を減らせ！　運動量を増やせ！　１年間で２０キロやせろ！　勉強時間は増やせ！　今みたいにたらん・くらんとしてるのは許さんぞ！」

  2006年06月16日

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  世間は狭いです♪

  昨日、ＦＰ＆ライター仲間のＭさんから思いがけないメールがきました。「ホッタさんがこないだ行ったアマチュア・オーケストラの演奏会って　Ｍアンサンブル・オーケストラでしょう？　友達がふたり入ってるよ♪」このＭさん、大学オケでヴィオラを始め、今でも趣味で楽器を続けているのです。な・な・なんとそのお友達夫妻が、この間の日曜、私が聴きに行った演奏会に出ていたのでした～～！ついでに言えば、私のバイオリンの先生も、１０年以上前にそのオケに１年間だけ在籍していたことがあるそうです。ヒロキが中学校３年間、音楽習った先生が、チェリストとして出ていたのにも驚いたけどさ～～～！Ｍさんのメールにもびっくりだよ～～！世間は狭いね～～！！・・・６月４日の発表会で、思っていたよりも、まともに弾けたことに気をよくした私、毎日、練習に励んでいます。今、弾いてるのは、バッハの無伴奏チェロ組曲第一番メヌエットをバイオリン編曲したのと、同じくバッハの無伴奏バイオリンパルティータ第２番のジーガ。先生には「発表会終わったら、ブラームスのハンガリー舞曲をやります」って宣言してたんだけど、やっぱりどうしてもバッハを弾きたくなり、バッハを弾き始めたら、ハンガリー舞曲はどうでもよくなってしまいます。それにしても、先日の発表会は、２曲立て、というところが大正解でした。正直、１曲目のバッハの無伴奏チェロ組曲第一番クーラントをバイオリン編曲したものは、練習のときに「うまくいけばノーミス」という程度の仕上がりだったので、舞台で緊張すると間違いなくなんらかのミスは犯すであろうと予想がつき、実際にそのとおりになりました。が、２曲目の「カヴァレリア・ルスティカーナ」は余裕を持って弾くことができ、ミスすることは考えにくい程度になっていました。実際のところ、１曲目にミスったものの、２曲目で「これで大丈夫よっ！」とばかりにカバーできたので、心理的なダメージが非常に少なくてすんだように思います。やっぱり大人になってからの発表会というのは、コドモのころと違ってプレッシャーが大きいです。そして思い通りに弾けないと、本当に恥ずかしいし、あとのショックも大きいのです。たとえ強心臓の私であったとしても・爆！でも、２曲立てで、ひとつを挑戦曲・残るひとつを余裕曲にしておくと、かなりの程度、心理的ダメージを抑えられるのですね。来年の発表会は、今年と同じように、１曲目はチャレンジ曲としてのバッハ、残る１曲は、ミスが想定しにくい曲にしたいと思います。クラシックに限らず、気持ちよく弾けて、誰もが知ってる曲がいいな。今、「これは！」と思っているのは「天空の城　ラピュタ」の主題歌（「君を乗せて」だっけ？）とか、「ファイト！」のテーマとか、レミオロメンの「粉雪」なんかもいいね～～！あ、「涙そうそう」とかもね。・・・でも「涙そうそう」なんか弾いたら、いろんな人のこと思い出して泣いちゃうかしら・・・・それにしても、もうちょっとマシな楽器がほしいです。今使ってるのは、中国製の安物なので、低音が響かな～～い！！！音が安っぽ～～い！！！オークションに１００年前の鈴木政吉製作のバイオリンというのが出ていて、思わず入札しそうになったよ・笑！今の私の楽器よりはいいんじゃないかしらん？？リスク高いですか？？↑最近、悪口ばっかり言われてる、かわいそうな私の楽器・泣！

  2006年06月16日

• 人間関係と、学力に合わない模擬試験

  大川姉妹の陰謀により、一時は私と一緒に釧路に行くことを断念した叔母・光子ですが、ムスメである私の従妹・石山恵美子にがっつり怒られ（ママのきょうだいたちは、ママも含めておかしすぎるよっ！！）て目が覚めたらしく、釧路行きを敢行することになりました。私はもちろん、陰謀に負けずに行くつもりだったけどね。私はふだん組織に属していないし、めんどくさい人とは一切つきあわない方針を貫いているので、こういうトラブルに遭うことはほとんどないけど、世の中にはこんなのが渦巻いてるんだろうね。そういえば大学生のとき、某デパートにバイトに行ったことがあるけど、派閥・派閥・人の悪口・悪口、で溢れ返っていて驚いたことがあります。人が集まるところ、トラブルありと考えたほうがいいかもね。学校のＰＴＡにけっこう参加していたにもかかわらず、派閥・悪口等のトラブルに遭遇しなかったのは、かなりな僥倖といえるのかもしれません。私が関わりたくないのは●人に対して過度に批判がましい人●人のことに口出しをしたがる人●人のことを何でも知りたがる人●人の悪口を言う人●人の噂話が好きな人●人をうらやましがってばかりいる人●人との間に上下関係を持ち込みたがる人●権力志向の人最後のふたつ、「人との間に上下関係を持ち込みたがる人」と「権力志向の人」は、第一印象がよすぎる場合があるので要注意です。というのも、こういう人たちは、ある種「政治家」ですからね。人の目くらますのなんか、お手のものですから、最初はものすごくいい顔をしてくるのです。だまされちゃいけませんよ。うっかり関わり合うと、相手の思うつぼ。必ずトラブルに巻き込まれます（←経験あり・泣！）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ところで浪人中のヒロキ、先日、一流私大志望するような子たちが偏差値５０＝平均点になる、という模擬試験を受けました。つまり旧帝大系の受験者のための模試、みたいもんですわ。本人、呆然としてました。抽象的で、おそらくヒロキの語彙にはないであろうと思われる日本語で書かれた文章を「８０語程度の英語で書け」なんつ～問題が出たりしてましたから。東大の二次試験クラスじゃん。私、思わず言っちゃいました。「あ～、こりゃあ、私がこの会社の採点やってたとき、打ち合わせ会で　『今回の模試は、うちの模試でもっとも難しいものととして　位置づけているものです』って言ってたやつだわ～。　このレベルは、アンタには難しすぎ！　そもそもこのレベルの大学なんか、入れるわけないんだから、　今後、この種の模試は受けるのやめときな。　時間の無駄・無駄！！」そして私はまた、ヒロキの出た高校の試験問題を思い出したのです。あの高校も、何を勘違いしてるんだか、試験というとやたらと難しい問題出してきて、（私から見ると）生徒が基礎学力をつける機会を奪い続けていました。学校側が与える豊富な教材類も、ひとつひとつはいいものでしたが、あれだけ数があると、どれも中途半端のうちに終わったことでしょう。難度の高い教材、あるいは難度が適正な教材を豊富に与えれば、コドモが伸びるなんて大間違いです。むしろ思い切って低いところから始めるか、難度が適正であれば、それにじっくり取り組むかしないと、伸びるものも伸びません。バイオリンと同じだよ。２０代で最初にバイオリンを手にしたとき、私は猛烈な勢いで練習したので、最初の半年でテキスト４冊終えました。確かに音は取れました、音は。でも音が取れたから音楽になるかというと、話は別。私のバイオリンがようやく音楽らしくなってきたのは、じっくりと、根気のいい練習を要求する、今の先生についてからのことです。ヒロキの予備校で使っている、古文のテキストの冒頭部分、あまりにレベルが低く、呆然としましたが、いやいや、浪人する子はあれくらいから始めるのがちょうどいいのかもしれません。焦って先に進むことばかり考えても、学力もバイオリンの技能も、それほど伸びるものではありませんから。

  2006年06月15日

• 大川姉妹の陰謀

  大川姉妹、とは私の母の姉妹のことです。母は７人きょうだいで、一番上の兄と一番下の妹がすでに鬼籍に入っています。母の姉と第二妹、そして弟は関東地方在住なので、釧路には第一妹の典子（７１歳）だけが住んでいます。私はこの６月末、母の第二妹の光子（６３歳）と、釧路を訪れる予定でした。ところが、これに横槍が入りました。なんでも支配したがる母の姉・静子（７５歳）が、私と光子叔母が勝手気ままに旅行するのが面白くなかったのでしょう、典子からマイナスの感情を引き出すことに成功したのです。ここで「マイナスの感情」についてご説明しましょう。母の姉妹は仲がいいときはいいのですが、非常にたやすく仲たがいします。それも「あの人がああいった」「この人がこういった」とお互いの悪口を吹き込むという、もっとも低劣な手段を弄するのが大好きだから始末に終えません。そして短時間で激しくマイナスの感情を燃えさせるのが大得意。・・・私にもその傾向があるのでよくわかりますが、まず間違いなく自分が不幸なときに、気に食わないことが起こると、あっという間に燃え盛りますね。母の姉・静子の不幸についてはよくわかりませんが、まあ、年取って体が思うように動かなくなったため、自由に旅行できる私たちが憎らしくなったのでしょうか。釧路にいる母の妹・典子は典子で、やはり健康面が思わしくないようです。そこで静子は典子に「あんな極楽トンボみたいなのが、アンタとこに訪ねていって、ずうずうしく泊まろうとしてる。アンタ、そんなこと許していいの？」と入れ知恵したあげく、私の母・スマコを使って、私と叔母・光子の旅行意欲をそぐために「釧路ではだれもアンタたちを歓迎なんかしない」攻撃をはじめました。はっきり言って、私は典子叔母がどう思おうとかまわないんですが。私は、先日、釧路から上京したイケメン・翔太の母親である、従姉の百合子ちゃんや、典子の息子・啓二夫妻、それに父方である立野の家の伯父・伯母・従妹に会えればいいので。が、やはりきょうだいである光子は、私のようには割り切れないようです。典子に電話したところ「自分は今、体調が悪くて誰にも会いたくない。アンタたちがそっちから来ても会いたくない。それにアンタたちは啓二夫妻の家に泊まるのをあてにしてるみたいだけど、啓二たちだって本当は迷惑がってるんだから」と言われたといい、非常なショックを受けていました。私は典子叔母の言うことなど真に受けてはいません。啓二夫妻と私の間には、ちゃんと友情と信頼関係が育っていますから。しかし光子は、自分の姉である典子からはっきりと「こっちに来られても困る。会いたくない」といわれたことで異様なショックを受け、釧路行きをやめることにしたそうです。あんな年寄りたちの陰謀にハマることはないのに、と思う反面、光子の気持ちはよくわかります。どうしてこんなにエキセントリックなのでしょう。光子も光子で、いちいち自分の行動をきょうだいたちに報告してはしゃぎまわるのがよくないのです。そうでなくてさえ、年とってねたみっぽくなっているというのに。あの無邪気さが光子のいいところなのでしょうが、それが実にしばしば、こうしたトラブルのもとになるということについて、もう少し経験から学んでもいいのではないでしょうか。今回の釧路行きのことも「自分がすごく楽しみ」という調子でなく「釧路の人たちにご無沙汰続きで申し訳ない。たまにはこちらから出向かないと」というニュアンスで話すべきでした。ひがみっぽい人間には「嬉々とした」様子を見せてはいけないのです。「いやいやながら」っぽく装わないとね。・・・つか、ほんと、めんどくせえんだよ、バアさんたち！！私の妹たちは、こんなわけのわからない性格をしていなくて本当によかったです。女のきょうだいが多いといいね、と一般的にはいわれますが、こんなふうにめんどくさいこともあるみたい。ちなみに私は「あの人が（あなたのことを）こういった」（もちろん悪いニュアンスで、ですよ。ほめ言葉はどんどん言っていいと思います）と聞かされたが最後、そのように吹き込んできた人間のことを、その後一切信用しません。いい年してきょうだい間で、いつまでもそんなのを続けているなんて、愚の骨頂だと思いますね。私が母親をあまり尊敬できない理由もそこにあるように思います。

  2006年06月14日

• 虫愛づる（むし・めずる）姫君

  一昨日、日記友達の加藤美保さんと遊びました。加藤さんちは、私が前、住んでいたところと最寄り駅が同じなので「近いんだろうな～」とは思っていましたが、マジで近かったです！距離にして２００メートルかそこらじゃないでしょうか。なんだあ～～～！！！ずっとあそこに住んでればよかった～～！！加藤さんもライターなので、お互いの生活状況がよ～くわかるのですが、ライターって本当に孤独な仕事なんですよねえ。ほんのちょっと、誰かとしゃべって気晴らししたいことというのがよくあるのです。そんなときに、２００メートル離れた距離にライター仲間が住んでて、深夜のコーヒーのみにいけたりしたらサイコーじゃん！？？（お酒、でないのは、私がアルコール飲めないから・汗！）加藤さんにお会いするのは３回目ですが、今回は初めて、愛娘・カオちゃん（小学校１年生）に会いました。かわいいんだよ～～！そいでもってけっこう女の子としては変わってるかも。ついでにいえば、その変わって方が私と近いかも。というのも、彼女、な・なんと虫を愛する「虫愛づる姫君（むし・めづる・ひめぎみ）」だったのですね～。実は私も虫がこわくありません。といっても全部ＯＫというわけではなくて、さされるとかゆいの（蚊）とか、痛いの（アブ・ハチ）とか、ゴキブリとかは苦手なのですが、蝶やカブトムシはもちろん、蜘蛛や蛾などは全然ＯＫです。・・・恥ずかしいので、あまり口外したことはないのですが、高校１年の宿泊学習のとき、窓に大きな蛾が止まっていて、虫嫌いな女の子がギャーギャー喚きだしました。あんまりうるさいので、私、手の平で思いっきり蛾をたたき、退治してやりましたよ。もちろん、あわれご遺体となった蛾を、ティッシュに包んでごみ箱に葬ったのも私です。ほとんどの虫がヘ～キな私には、なんで虫ごときであんなに大騒ぎするのかよくわからんけど、たぶん私がホラー映画絶対見たくないのと同じようなものなんでしょう。でもこないだ叔母の家に泊まりにきた、イケメン・翔太も大の虫嫌いだそうで、部屋の中を飛んでるのをみて大騒ぎしてました。こんなとこで男女差別するのもナニかもしれないけど、やっぱオトコとしてはダサイよ、それ。そういえば、最近はあまりやらないみたいですが、私の中学時代には、フナやカエルの解剖実習、というのがありました。たいてい理科の実験というと、お勉強のできる子がしゃしゃり出て私みたいな凡才はただ見てるだけなのですが、こと、解剖実習となると状況が違うのですね。お勉強のできる女の子たちはキャーキャーこわがって、お話にならないのです。なので私、カエルの解剖だけは、全面的に関与することができました。（フナのことは記憶になし）・・・ホラー映画とか殺人シーンとかは大嫌いなのですが、臓器を見るのは平気かもしれません。３年前、腎臓ガンで亡くなった父親の摘出された臓器（腎臓と肝臓の一部）と、叔母の摘出された卵巣（膿腫のため）もばっちり見ましたしね。ま、そんなわけで、私は、ダンゴムシを大事に飼って、宝物を見せるように私に見せてくれたカオちゃんに、たいそう親近感と愛情を抱いたのでした。おばちゃんもダンゴムシ、好きだよ♪また遊んでね♪

  2006年06月14日

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  市民オケの演奏会に行ったよ♪

  去る１１日の日曜日、私はムスコ・ヒロキと姪・夕香をつれて隣市のアマチュア・オーケストラの定期演奏会に行きました。このオーケストラは市と市の教育委員会にがっちりバックアップされている、とても恵まれたオケです。月の会費が安く、たぶん演奏会ごとの持ち出しもほとんどなかったんじゃないかしら。ほとんどのオケは、月会費２０００円、演奏会ごとに（たいてい年２回）１万円程度の出費を余儀なくされるのです。おまけにまだ人数がそれほど多くなく、私程度の腕前でも受け入れてもらえそう・・・それに今回は、私のだ～～い好きなチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏したのですよ～～！ホントは、団員の一人として、弾きたかったんだけどね。チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトで、ソロを務めたのは地元在住の芸大生のお嬢さんでした。そういうところも好きだな～！音楽家の卵が、地元のオケをバックに、大曲のソロを弾くなんて、本来の市民オケのあり方、という気がします。オケのメンバーにとってもうれしいことだし、ソリストを務める方にもいい勉強になるだろうし、聴衆側の市民だってうれしいよね♪ソリストはたいそうかわいらしい若いお嬢さんで、顔形に似合わない（？）朗々たる音をホールいっぱいに響き渡らせてくれました。第三楽章の最後まできたとき、彼女の顔から笑みがこぼれるのを見てああ、若いってすばらしい、傑出した才能ってすばらしい、そして美しいってすばらしいと思いました。・・・ところでこのオケに、ヒロキが中学校でお世話になった音楽の三田先生（女性）が、チェロで参加していました。団員紹介を見て、ヒロキが気づきました。ヒロキの中学では合唱が盛んで、とくにヒロキの学年はとっても上手だったんですよね～。普通、中学３年くらいの年頃の男の子なんて、照れくさいのと生意気盛りなのとで、まともに合唱なんかしなさそうなものですがそこはほら、お行儀のいい子の集団ですから、まじめに取り組み、美しいハーモニーを響かせました。演奏会が終わった後、先生に声をかけました。「三田先生！」先生びっくり仰天！「うわ～～、なつかしい！！！　歌、上手だったよね～～！　今でも歌ってる？？？」ひとしきり話をして「大学入ったら、ぜひ音楽やってね！　歌でもいいし、楽器もいいよ♪　チェロやれば？　待ってるからね～！」と励まされました。あ～、やっぱり私もやりたいわ～！見学に行っちゃおうかしら・・・！！↑翔太の写真・もう一枚！

  2006年06月13日

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  平穏無事な日々に感謝・「愛されオーラ」

  １０日（土）から３日間、毎日出歩いていたので、日記もおさぼりでした。私のパソパソは相変わらず入院中で、ダンナのを借りてたんだけど、リビングに暫定的に持ってきていたのを、自室に引っ込めちゃったんだもん・泣！パソコンが自由に使えないってホントに不便！でも夜、することがないので、早く寝られるというメリットもあるのよね～！１０日・土曜日は、ムスコが卒業した高校の文化祭でした。卒業して１年目ってことで、花売りのお手伝いをしてきました・呼ばれたのでノコノコ出て行っただけだけど・爆！思えば、ムスコが学校で浮き上がっていることに気がついたのは２年前の文化祭のことでした。あのときはコロッケ売る係をやってて、ひとりぽつねんとしているのを見て「これは何か問題を抱えているに違いない」と直感したのでした。去年の文化祭はそれなりに楽しそうにしていて、心底ほっとしたものです。秋になって再び不登校になられたときは、頭を抱えましたが。あのときは、ムスコの高校の制服を着た子を見かけるだけで、しくしくと胸が痛んだものです。でもそんなつらい思いも、今は遠い思い出となりました。ヒロキが今でもプチ不登校の傷を引きずっていたら、私も平静ではいられないのでしょうが、すでにつらそうな様子はなく、ごく普通に予備校に通っています。まったく、コドモが「普通にしている」ことが、どれほど親の救いになっていることか。私はあの日々を思い出すと、今の平穏な毎日に深く感謝したい気持ちになります。あの日々は、思い上がって、不平不満の多い私をいさめるための試練だったのではないかと思えてきます。・・・文化祭でママ友たちとしゃべって笑って楽しい時間をすごしたあと、叔母の家へ行きました。今年３月に釧路から上京してきて、すっかり一族のアイドルとなった翔太（１８歳）が遊びに来ていたのです。まあなんつ～か、見事に「愛されオーラ」をまとった子ですわ。きれいで性格が明るく、人懐こい子ですから、どこに行っても受け入れられ、愛されてきたのでしょう。人に悪意を向けられたことはないのかしらん？？ヒロキの学校で、お母さんのたちの人気を一身に集めていた、超・ステキな小田先生と似たものを感じます。私の友達のひとりは、小田先生のことを「一生、あの顔だけで女に食わせてもらえそうだ」と評していましたが、翔太もその手のオトコのひとりでしょう。隣駅の東西をつなぐ通路で路上ライブをやりたいというので、車に乗せて連れて行き、ついでに駅ビルでアクセサリーを買ってやったのですが、お店のおねえさんにウケまくってました。保護者ヅラした私としては、けっこううれしかったです。人から愛されるか・愛されないかはどこで決まるのでしょうか。「容姿のよさ」というのが、そのひとつの要素であるのは確かですね。そして、愛される人は、愛を求めずともますます愛され、愛されない人は愛を求めるがゆえに人から疎まれる、というのがなんとも皮肉です。ヒロキもコドモのころは、めっちゃ愛されキャラでした。高校で不適応になり、心がずたずたになったにもかかわらず、今、立ち直って、変わらずのんきそうにしていられるのは、身内に愛され続けているという事実があるからだろうと私は思っています。小田先生や翔太のように、ダントツの愛されキャラでなくても、身近な人の愛が実感できれば、人はそれだけでけっこう幸せに生きられるのですよね。では、今日はこのへんで。サッカー、観なくちゃね～～！↑初・路上ライブに挑む翔太　「オレ、写真写り悪いんすよ」だそうです　おばちゃん的にはキレイだと思うけどね・爆！

  2006年06月12日

• お行儀のいい男の子たち

  今日は、ムスコの中学で、広報委員を一緒にやった仲間たちと５人でランチしました。この仲間たちは全員、男の子を持っています。私は自分が三姉妹なので、男の子が育つ過程を、間近で見たことがありません。私のイメージでは、男の子というのは、落ち着きがなく、乱暴で思春期になると親に猛烈に反抗し、悪態をつき、母親をバカにし、口をきかなくなるもの・・・でした。なので正直言って、私は男の子がほしいとは思いませんでした。とても手に負えそうもない気がしたからです。が、現実は無慈悲なもので（爆！）、私は希望に反して、男の子の母親になりました。そして、実際に男の子の母親になってみて、そうじゃない男の子もいるのね～、と思うようになりました。私のムスコ・ヒロキは小さいころからおとなしくて、乱暴なところのない子だったのです。でもまあ、こういう子は例外だろうと思っていたのですが、現実はそうでもないのですよね～。この広報委員の仲間たちのムスコさんたちもそうですが、私の友人のムスコさんたちは、ほとんどが「落ち着きがあり」「乱暴でなく」「親に激しい反抗はせず」「いくつになっても親とまともに話をする」「素直な」子たちで私は話を聞くたびに、自分の抱いていた「男の子像」がくつがえされる思いがします。男の子はいつからこんなにお行儀がよくなったのかしらん？？？ムスコから、友達とエロい話もしないと聞いて、ひっくり返りそうになったこともありました。ムスコは中学では卓球部でしたが、卓球部の同学年男子十数人いる中で、積極的に面白おかしくエロ話をするのは、木田くんという男の子ひとりで、ほかの子たちは、木田くんのエロ話を聞いて面白がりはするものの、決して自らは話さないというのです。・・・確かにおとなしそうな、お坊ちゃんがたの集団ではありましたが。・・・こりゃ少子化が進むはずだよね、って私は妙に納得してしまいましたよ。私の親の世代は、戦前生まれですから「男の子は男の子らしく」「女の子は女の子らしく」が子育てのポリシーとして生きていたように思います。でも私たち世代の親はどうかしら？私自身「男の子は男の子らしく」と考えて子育てしたとは言えません。だって「男の子らしさ」なんて、私にはわからなかったんだもん。夫は私が自分の趣味でコドモを育てたと、半ば非難します。私の影響をモロに受けたムスコが「ぱぱ」「まま」「わんわん」の次に覚えた言葉は「きれい」でした・・・・母親にとっては扱いやすくて、非行に走る心配は（おそらく）ない子なんだけど、これで大丈夫なのでしょうかねえ・・・でもきっといいのよね。だって、周りにこんな男の子がわんさかいるんだからさ。ここはひとつ「大数の法則」ってことで←意味不明！

  2006年06月09日

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