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今週月曜日からのぞみ学園の方達と共に農作業を始めました。 のぞみ学園は美深町にある知的障害者の施設で、彼らの作るトマトジュースは町の特産品の一つです。これがまた、甘くてとても美味しい。農薬などは一切使っていません。 今週はそのトマトジュースの作業がピークなので午後からだけということで来て頂いてます。 まず、今回の作業は白菜の苗の植え付けです。 先日こちらで作った苗を(まだ多少小さいのですが) 大豆の畝間に一つ一つ植えつけていきます。 50cm間隔で苗を置いていき、その場所に苗が入るくらいの穴をコテで開け、 ストンと苗を入れたら土を寄せる。 乾燥を防ぐため、土の表面が隠れるくらい周りから集めた草藁を敷く。 水掛が出来ない畑なので、朝露をたっぷりいただける様に、という配慮です。 昨日、一昨日と8~9人のメンバーがいらっしゃいました。 まだ彼らにお会いしてなかった私は内心どこまでコミュニケーションが取れるのかな、と多少心配していましたが、予想に反して全く心配がないことがわかりました。 知的障害者、といっても普通の軽作業なら問題なく出来る方々で、話をしても障害者とはわからないレベルの方の方が多いくらい。 仕事は一日目は皆さん緊張していましたが、おしゃべりをしながら打ち解け、二日目は本当に楽しそうに冗談を言い合いながら作業しました。 彼らは本当に楽しそうに仕事をします。 小学校の時の課外授業とかはこんな感じで楽しかったな、と思い出します。 みんなニコニコ。こっちもつられてニコニコ。 仕事をする楽しさ、あどけなさを教えられました。 一時半過ぎから五時までがあっという間。 苗付けの作業も上手にこなしてくれています。 彼らも目新しい仕事が気に入ったようで「毎日来たいね」と言ってくれていました。 イギリスから来ているローリーも大人気です。 彼は「彼らはいつも単純な作業しかしていないから、ちょっと頭を使う複雑な作業が面白いんだろうな」という見解。なるほど、そうかもしれませんね。 最初は難しく見える仕事でも自分がそれを「出来る」と感じた時に喜びやモチベーションが生まれます。褒められたら単純に嬉しいし。 時間給で安定した収入が得られても、単純で退屈な作業ならその中に喜びは生まれない。 早く終わらないかな、と休憩のことを考えたり、できるだけ楽することを考えたり、時間つぶしにほかの事を考えたり。 そんなことを考えさせられている日々です。by桂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.23 12:50:32
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