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日記

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ケンミレのメモ

順張り' と ‘逆張り’、そして‘待ち伏せ買い’とは?

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投資方法には『順張り』と『逆張り』があります。

『順張り』とは上昇している銘柄を買ったり、新値を抜けて上昇している銘柄
を買うという方法で、勝負が早いかわりに負ける確率が非常に高い、リスクの
ある投資方法です。
日本の投資家の多くが株式投資で負けており、株式投資で勝つことは難しいと
考えています。しかし、実際は株式投資が難しいのではなく、リスクのある投
資方法を取っているから勝てないのだと思います。

『逆張り』とは、上昇しているときには買わずに、株価が下落したときに買う
投資方法です。しかし、逆張りをしている投資家の多くも株式投資で負けてい
ます。なぜ、逆張りで負けるのかと言いますと、それは『下がっている途中』
で買うか、下がり続けている銘柄を買うからです。

株式投資で勝つ方法は『順張り』でも『逆張り』でもなく『待ち伏せ買い』だ
と思います。こう申し上げますと、逆張りは待ち伏せ買いではないかと思う方
もいらっしゃると思いますが、ケン・ミレニアムが申し上げている待ち伏せ買
いは一般に考えられている『割安感』や『値ごろ感』からの待ち伏せ買いでは
なく、一定の法則に基づいた待ち伏せ買いです。

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◆待ち伏せ買いの法則
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(1)自分が決めた価格まで下落せずに上昇に転じた銘柄は買わない
(2)買い値の決め方はリスクによって違う
(3)待ち伏せ買い銘柄を出来るだけ多く持つ
(4)個別銘柄ではなく、同じテーマの他の銘柄の動きもチェックする
(5)直近の過去に上昇した実績のある銘柄(上昇する材料を持っている銘柄)
   以外には投資しない

以上のことが出来て始めて待ち伏せ買いで株式投資の勝者になれます。


(1)自分が決めた価格まで下落せずに上昇に転じた銘柄は買わない
   株式投資で最も重要なことは『自分で決めたルールは必ず守る』という
   ことです。つまり、相場の動きに一喜一憂していては、コンスタントに
   株式投資で勝つことは出来ません。

   また、株式市場はいつでも『そこ』にありますし、投資はいつでも出来
   ますので、1つの銘柄に固執するのではなく、勝ちパターンにはまった
   銘柄にだけ投資すれば良いと思うことも大切です。つまり、待ち伏せ価
   格まで下落しなかった銘柄は『縁がなかった』と考えた方が良いと思い
   ます。

(2)買い値の決め方はリスクによって違う
   待ち伏せ価格を決定する一番良い方法は『下値抵抗ライン』で買うこと
   ですが、実は下値抵抗ラインは1つではなく、リスク度合いによって複
   数の下値抵抗ラインが存在します。

   どの抵抗ラインを選ぶかは『相場が強ければ現在の株価に近い抵抗ライ
   ンを選び、相場が弱ければここまで下落すれば下がらないと思われる抵
   抗ラインを選びます』が、通常は現在の株価に一番近い抵抗ラインで良
   いと思います。

(3)待ち伏せ買い銘柄を出来るだけ多く持つ
   待ち伏せ買い投資は『待つ』ことが前提となります。そして待ち伏せ価
   格まで下落しなかったら『待ちぼうけ』となりますので、『待ち伏せ買
   いの銘柄を出来るだけ多く設定』することが、この投資方法でコンスタ
   ントに利益を得るためのコツと言えます。

   ケン・ミレニアムには『買いたいシグナル』という待ち伏せ買いのため
   のソフトがあります。そこに登録すれば、登録した価格まで下がったと
   きに『トップページの左上のシグナル画面』で表示してくれます。

   問題は登録銘柄数でした。これまでは一度に登録出来るのは40銘柄で
   したが、多くの方からもっと登録銘柄数を増やして欲しいというご要望
   がありましたので、今回からは100銘柄まで登録出来るようにしまし
   た。

   更に、これまでは買う価格を決めることが大変でしたが、今回は下値抵
   抗ラインと、そのラインの価格が表示されております。その画面の下の
   表の一番右側の『買いたいシグナルへ』ボタンをクリックすれば自動的
   に待ち伏せ買い価格を登録出来ますので、非常に簡単になりました。し
   かも100銘柄と登録銘柄数が多くなったことで、投資チャンスも増え
   ると思います。つまり、簡単に登録銘柄数を増やすことが出来ますので、
   出来るだけ多く銘柄を登録してみてください。

(4)個別銘柄ではなく、同じテーマの他の銘柄の動きもチェックする
   自分が買いたい銘柄が本当に『下落が止まって上昇に転じるのか』とい
   うことは不安であると思います。しかし、このことを簡単にチェックす
   る方法があります。
   それはハイパー・インデックスを使う方法です。
   提供開始は、1~2ヶ月ほど遅れますが、今度のハイパー・インデック
   スは銘柄から『その銘柄が含まれるインデックス』を探すことが出来ま
   す。

   この方法でインデックスを探し、そのインデックスに採用されている他
   の銘柄と一緒に『類似比較チャート』で見れば、他の銘柄がまだ下落途
   中なのか、それとも既に下落が止まっているのか、それとも上昇が始ま
   っているのかが分かります。

   また自分で同じ動きの銘柄を知っているときには、その銘柄群で『自分
   でインデックスを作る』ことも出来ます。そして自分で作ったMyイン
   デックスも同じように『類似比較チャート』がご覧になれます。

※これらのソフトは無料キャンペーンにご参加になればお使いになれます。
 ⇒ご参加はこちらから http://www.miller.co.jp/


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 本日の市況解説

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 米国マーケット
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イラクの共和国防衛隊がバグダッドを出て、米陸軍の第三歩兵師団のほうに向
かったというニュースで、NYダウは80ドル前後下落しましたが、大引けは
50ドル安の8229ドル、NASDAQ指数も3P安の1387Pで終わり
ました。

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 東京マーケット(前場市況)
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外資系証券10社の注文は370万株の売り越し、シカゴの日経先物は836
0円と大証比20円安、為替は119円台後半で動きなし、決算期末で証券会
社のディーラーは別として、機関投資家は3月末の株価が気になって動けない
ことから、株式市場には参加者がいなくなるという環境で本日の株式市場は始
まりました。

寄り付きはイラク問題が不透明となり、米国株式市場も動きがないことから静
かな始まりとなりました。その後もほとんど動きがなく、前引けの日経平均は
5円安の8346円、売買代金は2000億円、出来高は3.6億株で終わり
ました。騰落銘柄数でも値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が拮抗、株価指数で
は日経平均だけがマイナスで、一番上昇しているのは小型株指数の0.6%上
昇でした。
翌月商いで配当取りが確定する小型株指数に売り物が出るのではないかと思っ
ていましたが、今日のところはしっかりで終わっているということになります。

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 歴代内閣と株式市場の関係
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クリントン大統領がドル高政策に転換して、日本の経済も株式市場も1995
年7月から上昇を開始し、その上昇の途中に誕生した橋本内閣から小渕内閣・
森内閣・小泉内閣までの日経平均のチャートを見ますと、非常に面白いことが
分かります。

▼日経平均株価のチャートはこちらをご覧ください。
http://www.miller.co.jp/kmp00/visitor/market/bn/sub/200303/20030327_a.html

財務省(当時は大蔵省)の操り人形となった橋本内閣では日経平均は一直線に
下落して1998年に金融危機が起こりました。替わって、財政再建路線から
積極財政路線に政策を転換した小渕内閣が誕生しますと、日経平均は一直線に
上昇し、小渕総理の死去で急きょ誕生した財務省の操り内閣復活となった森内
閣から再び株式市場は一直線に下落しています。森内閣に続いて森派の小泉内
閣が誕生しましたが、小泉内閣も財務省の操り人形となったために、更に株式
市場は急落し続けているという形になっています。

通常、財政再建優先で景気が悪化しますと、次の内閣は景気優先内閣になるの
ですが、今回は天の邪鬼の小泉総理が誕生したことで、続けて財政再建内閣と
なったことが、日経平均8000円割れというバブルが始まる前の水準まで日
経平均が下落した主因といえます。

橋本内閣でも同じことが起こったのですが、景気の悪いときに財政再建を行っ
た場合には『景気は悪化し続け、株式市場は下落し続けます』ので、このまま
小泉政権が続けば、景気も株式市場も悪化し続けることになるということを歴
史は教えているということになります。

つまり、小泉総理が総理であり続ける限り、日本の経済と株式市場は下げ続け
るということになる可能性が非常に高いということになります。

今回の小泉総理の財政再建を支持していた専門家グループもおりました。しか
し、彼らが小泉総理を支持していたのは『財政再建路線+構造改革路線』の2
つを同時に行うと小泉総理が言ったためでした。

しかし、実際は財政再建路線+国民増税路線と、景気を更に悪化させる路線に
入り、しかも構造改革は守旧派と官僚の抵抗で『うやむや』になりそうな訳で
すから、以前小泉総理を支持していたほとんどの専門家は、『現在の小泉総理
の政策』を支持していないと思われます。

元々マスコミの政治記者の間で小泉総理は『クラッシャー小泉』と言われ、日
本経済を追い詰めるだけ追い詰めて『次にバトンタッチ』するのが小泉総理の
役目と言われていました。このような政治記者の見方通りの展開になっている
ということになります。

問題は小泉総理の次の総理候補が出てこないことです。これまで出ていた多く
の人達は『守旧派』と見られていますので、出ても国民の支持は得られない可
能性があり、野党も20世紀型の菅代表の復活で期待出来ないとなれば、誰も
小泉総理の首に鈴を付けに行けないことになります。ですから、クラッシャー
小泉の時代がまだまだ続き、景気はまだまだ悪化するということになります。

となりますと、投資家として考えることは『下降トレンドの投資戦術』で対応
するということになります。下げ相場でも株式市場は下げ続けませんが、下降
トレンドには下降トレンド特有の習性がありますので、この習性を理解して投
資をするべきだと思います。

下降相場の投資戦術については、ケン・ミレニアムの無料サイトに掲載してお
りますのでこちらを参考にしてください。
▼『下降相場の投資戦術』はこちらをご覧ください。
http://www.miller.co.jp/mil_help/information/20030120.html

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 東京マーケット(後場市況)
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前場と変わらずほとんど動きを取りにくい環境で、わずかに仕手材料株物色で
ディーラーやデイトレーダーが幕間つなぎの売買を行っています。
大引けの日経平均は16円高の8368円、株価指数を見ますと、先物と東証
二部が若干のマイナス、他の市場は若干のプラスでしたが、小型株指数だけは
1.2%の上昇となっており、上記の見方を裏付ける形になっています。
騰落銘柄数を見ますと、若干値上がり銘柄数が多くなっていますが、全体とし
ては昨日に続いて拮抗していると言えます。出来高は7.9億株で、売買代金
は4630億円でした。

期末を経過するまで、そして同盟軍がバグダット攻撃をしたときに『どうなる
のか』が分かるまでは誰も動けないということから、このような見送り症状に
なることも致し方ないと思いますが、株式投資の勝者になる道は『一旦上昇し
た後に、この調整で下値抵抗ラインまで下落した銘柄』を探すか、『下値抵抗
ラインまでもうすぐという銘柄』を探して『待ち伏せ』をする投資戦術がベス
トです。
つまり、株式市場が調整しているときに『動いた投資家』が株式投資の勝者へ
の道を進むことが出来るということになります。


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