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やっぱり期待していた通り無限序曲は面白かった…。
話そのものは無間道の方が面白かったけれども(<香港の中国返還と言う時代の流れが、物語に大きく影響しているところはかなり興味深かった)、前作に引き続き全編通して冴え渡るあの静かな緊張感がたまらん…! 今回は出番のなかったアンディ&トニーの大人の色気に、やっぱり80年代生まれの若者たち(エディソン・チャン&ショーン・ユー)ではとーてー太刀打ち出来ないなとは思いましたが、その方向性はともかく、若さゆえの抑えきれない情熱の輝きは大変眩しく感じました。 そしてその若者ふたりを取り巻く60年代+α(エリック・ツァン)=美女(カリーナ・ラウ)+オヤジたちの魅力的なこと。 もう、ただそこにただいるだけでカッコイイ…っつーか否が応でも滲み出るオーラに、最初から最後まで思いっきり当てられまくり(苦笑)。 そして思わぬ悲劇に取り乱すウォン警部の姿は、かなり切なかったです…(涙)。 ところでそのアンソニー@ウォン警部、何度観ても彼がアンディ・ラウと同年代(&トニー・レオンとは一コ違い)だなんて信じられません。 無間道のパンフで経歴を読んだ時は、てっきり誤植だと思ってましたよ(爆)。 『トゥー・ブラザーズ』は、トラの兄弟たちの感動の物語一辺倒かと思いきや、彼らの足取りを通して、植民地支配の軋轢や、豊かな自然や貴重な遺跡の破壊など、人間世界の問題をさりげなく描き出していて結構、見応えがありました。 そして人間サイドの主演でガイ・ピアースが出演しているとは露知らず、サファリスーツでちょっと危険な香りを漂わせつつ、冷徹そうでいて実は結構、愛情深いキャラクターがいい感じでした。 個人的にガイ・ピアースは小奇麗にしている時よりもちょっとワイルドで小汚いビジュアルの方が好みなので、今回の役どころは私的にはかなり好みのタイプだった…かもしれない(笑)。 ナチスやらラスプーチン(カレル・ローデン)やら20世紀の歴史的悪玉が登場する『ヘルボーイ』も、イロイロと力技っぽいシーンが満載でしたが、思っていたよりもずっと面白かったです。 全体的に神話やキリスト教の物語がネタになっている?ダークな映像が結構、好みだったし、大体、フランケンシュタイン博士とその息子…みたいな設定にはちょっと弱いのよね自分…(苦笑)。 最近は美女よりも野獣の方が物語の重要な鍵になる(<ex『ヴァン・ヘルシング』)…ってところも、ちょっと目新しくて好みかも。 で、怖いのは苦手だけれど、やっぱり敵方はそれなりに強くないと話が盛り上がらないので、その点、マゾでサドな(…)クロエネン(ラディスラフ・ベラン)の存在はかなり不気味だったし、堕天使な魔物サマエルは、『バイオハザード』のクリーチャーっぽくて大変キモ怖かったです。 それから、『X-MEN』の恋人たちが、異端であるがゆえに抱えていたジレンマをこの作品では見事に解消、異端の者同士でなくては絶対に成り立たないラブシーンに、ちょっと感動してしまいました。 その異端の存在のヘルボーイ(ロン・パールマン)&発火能力者リズ(セルマ・ブレア)&半魚人エイブ(ダグ・ジョーン)が、映画の中では既に顔馴染みでいい感じにタッグを組んでいたので、出来ればこの3人が仲間になったいきさつをもっと知りたかったかな。 …でもってコレ、続くのよね?(爆) 頼りなさげなマイヤーズ捜査官(ルパート・エヴァンス)が結構、いいポジションで頑張っていたので、今後の彼の成長も見てみたい…かも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/11/03 10:14:17 PM
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