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カテゴリ:映画
本日はティムール・ベクマンベトフ監督作品のロシア映画『ナイト・ウォッチ』を観てきました。
思っていたよりもストーリーのテンポは良くなかったし、作品の売り文句として比較対照となっていた『マトリックス』に比べると映像も音楽もそれほどスタイリッシュでもなかったんですが(苦笑)、話の内容(展開)そのものが好みのタイプだったので、自分は結構、楽しんで観られました。 ダーク・ファンタジーと言う世界観の中で、作中に伝説と言う名の予言的な伏線は提示されてはいましたが、なるべくしてなった避けられない運命と言うよりは、自業自得と切って捨てるには忍びない、痛みを伴う浅はかな欲望による過ちと、悔やんでも取り返しのつかないその報いを話の核として描いていたように思えたので、それが良かったし面白かったと思います。 もしかしたらそこにはまだ隠されたカラクリがあるのかもしれませんが…(<3部作中の第1作目だったので…)。 あと、光(善)の戦士としてナイト・ウォッチ(闇を監視)する主役のコンスタンチン・ハベンスキー@アントンが、キアヌ・リーブス@ネオみたいなサングラスをしてても、キアヌみたいに涼しげで絵に描いたような美形じゃなかったのが返って良かったです(笑)。 アンディ・サーキスとクライヴ・オーウェンを足して2で割ったような感じ…かな? で、光の戦士として心身共に酷使しながら、闇(悪)を見張るひとりがその縮れた黒髪のくたびれたおっさん(爆)なのに対して、デイ・ウォッチ(光を監視)する闇の戦士として見出された偉大な異種(アザーズ)が、サラサラの金髪で天使のようなルックスを持つ血の繋がった彼の息子ディマ・マルティノフ@イゴール少年だってのが、面白いと言うか悲劇的と言うか設定的に大変興味を惹かれると言うか…。 や~コレはコレで1本の作品として楽しめましたが、続きも大いに気になります。 豹や熊に変化する光の戦士たちの見せ場が思ったよりも少なかったし、白フクロウにされていたガリーナ・チューニナ@オリガの特殊な罪ってのもわからないままだったし。 ところで、闇の戦士の頭領ヴィクトル・ヴェルズビツキー@サヴロンが振るっていた長剣、出現の仕方通りに、まさに彼の背骨を抜き出したような(痛)デザインだったのがアイテム的に非常に気になりましたです…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/02 12:23:59 AM
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