ノービア店長サコウのこだわり

こんにちは！
フォーマル専門店ノービアノービオのサコウです。

先日、最終回を迎えたドラマ「華麗なる一族」
今年の上半期を代表するヒットドラマとなりそうな人気でしたね。

このドラマの装いで注目していたのが「クレリックシャツ」です。

▼襟と袖が白いシャツといえばわかりやすいですね。


◆クレリックシャツ（Cleric shirt）
　身頃には柄や無地で、襟と袖を白にしたシャツ。
　クレリックシャツは和製英語で、海外では
　「カラーセパレーテッドシャツ」「ホワイトカラードシャツ」などの呼び名があります。
　クレリックは牧師のことで、白い立ち襟の僧服に似ていることからつけられましたが、
　実際に牧師がこのシャツを着ていたわけではありません。


昨今の男性ファッションとクールビズの追い風を受けて、
再び流行したシャツですが、
元々は1920年代頃、ロンドンの紳士の間で流行しました。

流行とは、そのまま流れて行ってしまい忘れ去られて、
日本ではバブル期のファッションが今では笑いを誘ったりしていますが、
紳士の装いは流行はあるものの、80年前のものが今でも一線で活躍しているというのは
凄いことだと思います。

20世紀初頭に、多様化したシャツ。
「ボタンダウンシャツ」も「ワイドカラーシャツ」もクレリックシャツと同じく
1920年代頃に誕生しましたが、いずれも現代でもビジネスファッションとして
しっかりと愛されていますよね。

ドラマのヒットなどにより、今年もクレリックシャツの人気は健在といった予感ですが、
一時の流行ではなく、ずっと紳士に愛され続けているシャツだということを
知っていただければ幸いです。

ドレスシャツ1枚で印象って意外と変わるものですよ！