ノービア店長サコウのこだわり

こんにちは！
フォーマル専門店ノービアノービオのサコウです。

もはや世界の観光名所となったアキハバラ。
テレビなどでも多く取り上げられるようになった「メイド喫茶」の
次はイケメンが女性をもてなす「執事カフェ」なるものが出現し、
こちら大阪でもいくつか開店しているようです。

なんと執事カフェをモデルにしたドラマなども製作されているようですね。


執事という意味には本来、色々な職位などを意味するので、
執事＝コレ！という説明は難しいのですが、
こういう執事カフェなどで言われる執事というのは英国を中心にする
バトラー(butler)という上級の使用人の事が多いようです。

ネット上でプレイするオンラインゲームの衣装にも
「執事服」というアイテムが多数存在し、
自分の分身となるキャラクターにそれらを着せることもできるとか。
中には相当レアな位置づけをされているものもあるようです。


で、この「執事服」ってナニ？となるわけですが、
ちょっとそれらの画像を探してみると
モーニングコートともタキシードとも言い難い服に、カマーバンドをしている画像が！
ゲームの中の世界なんでドレスコードもアレですが、本当に「なんじゃコレ！」ですよ(笑)


ですが、中にはよく観察しているなぁ～と思うものあって、
きちんとウィングカラーシャツにアスコットタイ、
ベストを着用し、ポケットチーフを胸に挿した画像も見つけました。
ジャケットはモーニングでも燕尾服でもないなぁという感じでしたが、
これにはちょっと感心しましたよ。

それでも、フォーマルシーンに中々遭遇することの無い若年層に、
どういうカタチであれフォーマルウェアを「カッコイイもの」として
受け容れられていることは、フォーマル専門店のスタッフとしては
嬉しい限りです。


マンガなどの影響で「執事＝じぃ」のイメージが強く、
カフェなどでも、給仕をするのが執事の仕事と思われがちですが、
実は執事はビールの醸造、ワインの瓶詰め、またワインなどの不純物を取り除く
知識や技術が必要とされるケースも多く、相当デキる男であったことが伺えます。


話は逸れましたが、ここでいう執事(バトラー)は私服を着用することの多い使用人で、
ご主人様と同様に紳士の装いをする事が多かったようです。
そのため、タキシードや燕尾服というイメージが定着しているのでしょうか？

しかし、執事は実にデキる男たち。
ご主人様と同じくフォーマルな装いをする際には、
わざとダサいパンツを履いたり、センスのずれたネクタイのコーディーネートをする事で、
主人を立てるとともに、使用人としての立場を貫いたのだとか。


これはベストの一番下のボタンを外す起源になったとされる話にも似ていますね。
(そのお話はまた後日)


執事カフェ、執事サロン、いろんな言い方がされているようですが、
お店によって燕尾服を着用するところ、タキシードを着用するところと様々なようですね。
一度、覗きに行って、「フォーマルスペシャリスト」として、コーディネートのチェックをしてみたいものです。


もし、これから執事カフェを開店するご予定のあるオーナー様は、
ぜひ、当店にご相談下さいネ。
タキシードでも燕尾服でもバッチリ揃えてみせますよ！

▼ドラマ「のだめカンタービレ」に提供した燕尾服！


▼俳優・唐沢寿明さんがドラマで着用したのはこのタキシード