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ビルマという国はミャンマーという名称に変わっている。
ミャンマーの軍事政権を認めない米英はミャンマーとはしていない。 日本政府は認めているため、ミャンマーが日本語での名称として使われている。 が、もともと「ビルマ」という名前ではないのである。 「バマー」である。 かなり違う。 「青山テルマ」と「青沼静馬(犬神家の一族)」より似ていない。 英語では「バーマ」なので、これもちょっと違う。 点を取ると分かり易い。 「ヒルマ」と「ハマー」じゃ全然違う。 ビルマという名称はオランダ語からの借用だが、昔の日本人はどうも聞き間違いか読み間違いか、かなりの訛りがある。 そもそもオランダという国名だって訛っているだけでなく、ポルトガル語を元にしているというのである。 オランダならオランダ語を元にした方がいいはずなのにだ。 もっとも、そうしたところで当時のアルファベット表記の読み方がかなり訛っているので、「Holland」(ホラント)を「ホランド」ならまだしも、「ホランダ」か「オランダ」となるかもしれないのだが。 下手すると「ホルランド」と遠ざかるかもしれない。 ちなみにオランダのHollandは俗称で、通称は「Nederland」(ネーデルラント)である。 エゲレスでもイギリスでも、英国人は自国のことだとは思わないだろう。 ならばビルマでも同じではないか。 日本だってジャパンという国名だったことはないのである。 まして、ヤーパンやハポンでもない。 中国を経由してヨーロッパに知られた日本だからだが、日本人が直接説明しても違ったかもしれない。 そういう日本語由来の英語も多いから、これも一概に悪いと言い切れない。 もっと変な名前だったかもしれないのだから。 実際のところ、ミャンマーもバマー(ビルマ)も同じ意味だそうだ。 前者が文語調、後者が口語調という違いだという。 ニホンとニッポンの関係のようなものらしい。 なので、国民的にはまったく気にしていないそうである。 軍事政権的には英語表記を変えたかったらしく、日本語のビルマはどうでもよかったようだ。 なら歴史的な名称ビルマでいいと思うのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月06日 06時54分42秒
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