ブログ草紙

　DSで謎解きゲームといえば「レイトン教授」である。
　それは揺ぎない。

　「ルパン×謎ゲー」というのを見かけた。
　DSのゲーム「ルパン三世 史上最大の頭脳戦」である。
　公式サイトを見た方が早いかもしれない。
　体験版もプレイできる。
　ルパン三世 史上最大の頭脳戦 (バンダイナムコゲームス)

　大好きなルパン三世のゲームで、音楽・映像・声など、ずっとルパンというのが嬉しい。
　思えば、DSにルパンものはなかったようである。

　ゲームは数段階に分けられる。
　警官を避けあるいは誘導し、銭形警部から逃げながら、ステージをクリアし、かつ謎を解くのである。
　謎にたどり着くのも大変なのだ。

　警官は音(大きさにもよる)に反応して、警戒する向きを変える。
　うまく誘導して、銭形に変装したり隠れたり逃げたりしながら、謎やお宝にたどり着かなければならない。
　ロードランナーのようなアクションパズルゲームだ。
　謎解きメインではなく、このアクションパズルがメインであると感じる。

　謎解きはレイトンシリーズと似たようなものだが、レベルが高いように思う。
　問題数は少なく、バリエーションもあまりない。
　ストーリーの中にはクイズもあり、正解しないと次に進めない。
　このクイズは知識クイズで、あまり難しくはない。
　6問中4問正解でいいので、失敗することはないだろう。
　知識があれば、だが。

　
　どうも謎解きが付け足しのようでイマイチである。
　しかも操作性が悪い。
　アクションパズルでは十字キーとボタンで操作する。
　謎解きはタッチペンで操作しなければならない。
　その持ち替えのためだろうか、謎を選択してから始まるまでが妙に長い。
　また、時間制限があるものでは、タッチペンの反応が悪いためいらいらする。
　システム的にこなれていない印象である。

　レイトンシリーズで便利に使っていた「メモ」がない。
　計算などがしたければ暗算か実際にメモを取るしかないから不便この上ない。

　ステージのアクションパズルが複雑で難しくなっていると、謎解きが邪魔にさえ思えてくる。
　謎解き部分は失敗だろう。

　レイトンシリーズは謎解きがメインで、移動や謎にたどり着くのはそれほど難しくない。
　謎解きに集中できるようになってるのである。


　とはいえ、面白くないかというとそうでもない。
　冒頭に書いた通り、ルパン好きには絵と音楽と声で十分楽しめる。
　ルパンファンでなければ・・・どうだろうか、という内容である。
　以下が常識だという人なら、楽しめるかもしれない。


　関連雑記。

　アニメでも最近気になっていることだが、増山江威子さん(昭和11年生まれ)の活舌が悪くなっているのが心配だ。
　納谷悟朗さん(昭和4年生まれ)も同様に、声の力が弱まっている感じがして、気になっている。
　小林清志さん(昭和8年生まれ)はほとんど変わらないし、井上真樹夫さん(昭和15年生まれ)も変わらないようだ。
　「とっつあん、さっすが昭和ひと桁、仕事熱心だこと」などというが、故山田康雄さんも昭和7年生まれの昭和ひと桁で、亡くなったのは15年も前の1995年3月19日、地下鉄サリン事件の前日のことである。
　もう15年もやっている栗貫には悪いが、まだ馴染めない。
　上手いと思うようにはなったが・・・違うと思うこともしばしばで。


　ルパン三世は第1シリーズ(1期・2期)と第2シリーズ以降ではキャストが違う。
　峰不二子は二階堂有希子さん、石川五ェ門が大塚周夫さんである。
　最初の五ェ門はルパンの命を狙う敵だった。(関係ないが、水戸黄門のお銀も最初は敵)
　第2シリーズからは上記メンバーだが、表記が石川五右ェ門と変わる。
　このシリーズが黄金期である。
　第1シリーズ第2期から参加の宮崎駿による劇場映画「カリオストロの城」はあまりにも有名。
　シリーズ中には照樹務(テレコム、カリ城製作のためテレコム・アニメーションフィルムに移籍した)名義で２本作成している。


　名探偵コナンの母親は工藤有希子だが、旧姓は藤峰であり、峰不二子と二階堂有希子から命名されたそうである。
　また、第2シリーズの脚本に毛利蘭氏による作品が出てくる。
　高屋敷英夫氏のペンネームだが、青山剛昌氏は知っていて付けたのだろうか。
　とりあえず、青山氏もルパンのファンなのは間違いないだろう。