映画"MATRIX"の決戦シーンのこと
世界観が違うのだから大抵のことは間違いとは言えないのだが、明らかにおかしなシーンを見つけた。 3作目のマトリックス・レボリューションズ、スミスとの決戦のラスト間際、雨の中でネオが殴るシーンで超スローモーションになるCGのシーンである。 拳が雨粒(らしきもの)をピチャピチャと弾きながらスミス目掛けて進んでいくのだが、その雨粒らしきものが変である。 自然の雨粒は、小さな雨粒は球形で、大きくなると下面が風圧で圧されるため平らになる。 かまくら型になるのである。 だが、このシーンの雨粒は細長いのだ。 表面張力により、自然な雨粒(水滴)ではあり得ない形である。 解釈は二通りで、映画製作者がCGを間違ったのか意図的にそうしたのか、である。 前者では話が終わるから、後者だとしよう。 MATRIX世界(コンピュータが作り出した仮想世界)では雨粒がそうなのだということになる。 ということは、そのMATRIXの設計者が間違っていたということなのだが・・・ いずれにせよ、だれかが間違ったのである。