野澤武史のラグビーモチベーター!!

2010/03/09(火)22:01

いつも本気で~藤本先生に学ぶ~

道(89)

 昨日の幼稚舎タグラグビーの授業より。  体育の藤本先生の言葉を抜粋。  「3軍が強いチームが勝つ」  クラス対抗で行われる校内大会は、クラスが3つのグレードに分かれて総合優勝が決められます。藤本先生は「1軍が強いだけでは優勝できない。特に3軍が強いチームが勝つ。これは長い間教師をやっていて経験して気付いたこと」と、おっしゃっていました。  そういえば、僕が小学生の時は全体会で優勝しましたが、無敵だったのは3軍でした。これはプロになってからも感じることです。勝つチームには、必ずと言っていいほどいい控えがいる。三洋に取材に伺った時も、アタック&ディフェンスを見て、これがBチーム!?と思ったほど、実力が伯仲していました。  「指先まで集中してるね」  授業の前の準備体操。これが授業内容をものすごく反映しているのです。動かす手がバラバラのクラスもあれば、一糸乱れぬ統一感を見せるクラスもある。基本動作って、すべてにリンクしているんですね。それを見ていた藤本先生は一言「このクラスは指先まで集中してるね」。  動作のまとまりは、末端にあります。体幹から始まり、その集中がどこまで伝わっているかを先生は感じたのだと思うのです。これは、まさに経験の成せる業。僕はもっと大雑把な部分までしか見られませんでした。準備体操も「見る」ではなく「感じる」ことで本質に近づけるのかもしれません。  藤本先生の一番すごいところは、卒業生全員を覚えていて、エピソードが次から次へと溢れてくること。僕らの学年も、弟の学年も、先輩の昔話になっても・・・初めて藤本先生の授業をお手伝いして、真摯であること、本気であることの大切さを気付かされました。  10歳の子供たちにも、妥協は一切なし。先生が本気だからこそ、成功しても失敗しても跳ね返りがある。それって素晴らしいことです。子供たちは好きなだけ100でぶつかっていけばいいのですから。先生はしんどいでしょうが(笑)!

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