2010/05/26(水)22:55
何をもって憶えられたいか?
「全国高等学校ラグビーフットボール大会」第90回記念大会は神奈川から二校出場することが決定しました!神奈川の他、埼玉、愛知、福岡から、それぞれ二校ずつ出場するとのことです。単純に考えて、今までの倍チャンスが広がるわけですから、慶応高校にとって追い風と言えるでしょう!
今日も再び、神奈川県の大学周りへ。
まずは関東学院!・・・グラウンドを頼ってきたら、経営学部は違う場所にありました。。
横浜市立大学では・・
ラグビーのポールを発見!何だか嬉しくなりました。
先日、解説をご一緒させていただいた藤島大さんが面白いことをおっしゃっていました。
「高校生は、指導者の言ったことを驚くほど覚えていない。ただ、こちらがしつこく繰り返した言葉だけは覚えている」
なるほど~。
そんなものなのかもしれませんね。僕も高校時代監督をされていた渡瀬さんのおっしゃったことは断片的にしか覚えていません。一番心に残っているのは「アドリブの重要性」です。
今流行りのドラッガーは、著書の中で、このような問いを投げかけています。
・われわれの強みと資源は、顧客のニーズにマッチしているか?
・最初に行うべきものは廃棄である
・目的は何か。何のためのものか。つまるところ、何をもって憶えられたいか?
僕はこの言葉を「自分の強みが彼らの求めるところであり、そのような場所に自分の身を置いて勝負する」と、解釈します。たとえば、僕がカウンターアタックのことを勉強してきて指導しても、たかが知れています。もっとそのスキルを教えるにふさわしい人がいる場合は、「廃棄」するべきなのです。
10年後、彼らに会った時に何を覚えてくれているか、楽しみです。「怖くて、きつかったな~」だけかもしれません。。それでもいっか!何か一つでも彼らの心に留まって、その言葉を肴に今の教え子とお酒が飲めたら、そんなに楽しいことはないでしょうね~!