野澤武史のラグビーモチベーター!!

2010/10/06(水)12:03

トップリーグ第4節 サントリー-トヨタ織機 「布石」

トップリーグ2010-2011(72)

 火曜日の夜中は高校生のゲームの分析・レビューの提出期限です。今年度のチームはディフェンス・ブレイクダウン・フィジカルのリーダーを置き毎試合後、このような作業をしてもらっています。  最初は愕然とするようなレビューもありましたが(笑)、最近はいいところに目をつけているな~というか、僕が気づかされる点が多いです。それを週末までに頭に叩き込んで土日に挑む、という。お前はいつ会社の仕事をしてるんだ?と言われそうですが・・・。  パートタイムコーチは週末しか学生とコミュニケーションが取れません。ですので、レビューから彼らの不安に思っていることを読み解く作業は、案外コーチングに役立っています。 【トップリーグ第4節】  サントリーサンゴリアス 92VS8 豊田自動織機シャトルズ  開幕からモヤモヤした戦いが続いたサントリーが圧勝しました。織機はシンビンが4枚、うち一人はイエロー2枚で退場ですから、チャレンジャーとしては残念な試合となってしまいました。 (金曜日ナイトゲームに比べて週末の土日は明らかに観客席は空いています。今後は木金ナイター→トップリーグ、土日→大学ラグビーという棲み分けになるのでは)  この試合は10ピシ、12ライアンのコンビが機能していました。開幕から9のシェイプでアタックを組み立てていましたが、やっぱりサントリーは広いアタックの方が怖いですね。チャンネル1をアタックすることで、FWを寄せてBKが広いスペースを攻める、というストーリーだったと思いますが、日本人のタックルレンジの狭さを考えれば布石を打つよりもどんどん展開する。“布石はセットプレーで打つ”くらいの感覚でいいのだと思います。 (バツベイ登場!やっぱりデカかった!)  織機は前半20分粘りましたが、試合の途中に自分達から切れてしまった印象です。それだけこの日のサントリーの圧力がすごかったということでしょう。パスとランのスピードで切ってくるアタックが得意ではないのかもしれません。  東芝・三洋・トヨタ以外はどのチームも得手、不得手がありますから、競った実力であれば、自分達の強みをいかに集約して相手にぶつけられるか、が勝敗を分けてきそうです。 (この日は朝から志木高のグラウンドをお借りしての練習でした!)

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