野澤武史のラグビーモチベーター!!

2010/10/11(月)21:12

日吉へ、再び

ラグビー(322)

 今日は湘南工大附との練習試合でした。1点差で敗れてしまいましたが、課題が見えた意義のある試合だったと思います。負けたことは真摯に受け止めて、次につなげていきます。ホントもうあと少し。あと少しで壁を越えられそうな感じです。  チームって生き物だなあと思うのは、ちょっとしたことで今までできていたことができなくなったり、急に閉塞感が出てきたり、もう駄目だと思ったくらいに、光が見えたり。ですから、指導者の出すシグナルは本当に大切です。今日の気づきを。 ・全力を出すスキル  負けた試合の後、選手に余力を感じました。今から試合をしろ、と言ったらもう一試合できる選手が大部分だったのではないでしょうか。それこそシグナルの話になりますが、こちらの出すメッセージが、ゲームデザインの方に振れてしまっているのだと思います。「残すところなく、全力を出し切る」のは、スキルです。そうした経験を積まなければできないし、できていてもやらなければ衰えてしまう。それを強く感じました。 ・ダメになりそうな時にどれだけもがけるか  いい環境がない時は、どんなにもがいてもうまくいかない場合があります。そこでどれだけもがけたか、で環境が好転した時の爆発度が変わってきます。昔、大事マンブラザーズの「それが大事」という歌がありましたが、あの歌詞はやっぱり最高です。「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。ダメになりそうな時、それが一番大事」まさに、そうですよね。 ・トライを取るのは特別な力  僕はトライを取るのは、特別な力だと思います。身体能力が突出していたり、技術力が高いだけではトライは取れない。トライを取るのは、ズバリ「トライを取る能力」なのです。15人の人間が必死で守っている線を越えていくということは度胸や覚悟が必要ですし、チームを背負ってなければできないことです。これは大畑さんから学んだことです。  今日、あるウィングの子に「どんな形でもいいから、絶対トライを取れ。1試合1つでいいから取り続けろ」と伝えました。彼は見事、ペナルティからの速攻でトライを取ってくれました。無理矢理のトライでした(笑)。でも、その積み重ねなんだと思います。トライゲッターはトライを取り続けることでのみトライゲッターであれるのです。逆説的な言い回しですが、そういうことではないでしょうか。  何事も一緒ですかね。ですから、しかるべき勝負には何としてでも勝つ。強い信念が試されます。

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