【２日目】　十勝ドライブ篇

　　◆　「ＧＷはＪＲ周遊きっぷで北海道へ行こう」　《２日目：十勝ドライブ篇》 ◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2011年　4月 30日（土）

おはようございます。今日も清々しい青空とミクが広がる函館市内です（ぇ

函館山展望台を望遠レンズで撮影しますが、昨日と違い空気が澄んでいるせいか綺麗に撮影できましたね。

今日の天気は全域的に良い天気みたいですよ。それにしても地元金沢の気温が大変なことになってるな・・・（汗

身支度を整えて、ホテルの朝食を頂いてから函館駅に向かいます。コンフォートホテル函館さん、ありがとうございました！

JR函館駅に戻ってきました。
昨日初めて知ったんだけど、この函館駅舎って旧青函連絡船摩周丸をイメージして作られたんですって！

そう言われて見れば何処と無く船舶の形に見えなくも・・・ないか。

今日は、まずJR北海道の特急スーパー北斗1号に乗って札幌方面へ向かいますよ。とりあえず、キオスクで飲み物でも買いますか。

九女だ！九女の麗がいっぱい居ますよ！（ぉ

　

函館駅でも北海道新幹線の展示がありますね。E5系の新幹線模型でも展示してるのかな？

・・・ぇ、なに？もしかして、ネタとかギャグで言ってる？これ。

コンブ新幹線と言うより、率直に見た第一印象は「風の谷のナ○シカ」に登場するオー○そのまんまだと思うのは私だけ？

とりあえず、何事も無かったようにホームへ向かいますねｗ
今回は「JR周遊きっぷ」利用なので自由席確保に急がないと！今日は余裕を持って列車に乗るよ。

こちらが、今回乗車する特急スーパー北斗号の自由席。

だけど、指定席料金を払えばグレードアップ座席に座れるんですよ？　何この格差社会・・・
悔しいから指定席券（５１０円）買って座席グレードアップしようかな～

しかし、私が持っている「JR周遊きっぷ」は便宜上”割引企画きっぷ”。特急自由席には乗車できるのですが、指定席に乗る場合は
別途特急料金も支払わないとダメなんですよ・・・

そ、そんな～～～！！　||| ＯＴＬ...

そろそろ発車時刻なので、列車に乗り込みましょう。おや？向こうでは同業者の方がフィギュアと列車を撮影していますね。

がんばれ東北！ガンバレ函館！！頑張れ日本！！！
東日本大震災という不幸はあったけど日本は頑張れる！函館の皆さん、ありがとうございました♪

特急スーパー北斗1号に乗って函館を離れて、さらに北を目指します。

そういえば、スーパー北斗名物の前面展望室は立入禁止になったんだっけ？　残念だな・・・
以前、来たときはここで張り付いて他の鉄道旅行ファンの方々と交流できるある意味、憩いのスペースだったのに本当残念！

仕方ない。麗とミク、一緒に大人しく座席に座っていますか。

「特急スーパー北斗1号」といえばミステリー作家、西村京太郎先生が執筆したトラベルミステリー小説の舞台にもなってますよね？

サスペンスドラマ化もされたし・・・ふむふむ、そうした何気なく気付いたことは旅行記に書くためにノートに記しています。
誰です？ノートの絵柄に文句を付けようとしている人は～？（ぉ

そうこうしている間に列車は、大沼国定公園内にある「大沼・小沼」を走行中。
向こうに見える山は「日暮山」かな？　ちなみに誤解されがちですが、画像に映っている湖は「小沼」ですよ？

おや？ミクも風景が気になるようですｗ

いや、それにしても長閑な風景が続いて癒されるなぁ～北海道って。

ＪＲ長万部駅にて函館本線（山線）とは一旦お別れ。スーパー北斗号は海沿いに室蘭本線を走行します。

ここで車内販売のお姉さんから珈琲とバームクーヘンのセットを購入して、優雅なティータイム（ぇ

JR北海道の特急列車で全席に車内販売のメニュー表が置いてるから凄く便利なんだよな～？
本州の電車とは違って、こういうサービスがある辺り旅行してる気分満喫できます。

登別駅にある謎のお城に驚いたり、小説読んでウトウトしたりしていると・・・

ほにゃ？飛行機が見えるよ？　あぁ、もう千歳市内まで来たのか！

それじゃあ、次のJR南千歳駅で下車しますか。
優雅なんだけど、やっぱり「振り子式特急」を１２０％満喫できたスーパー北斗号でした。うぇっぷ・・・orz

今回下車したのは、十勝方面へ向かうJR石勝線と新千歳空港駅への分岐点ともなるJR南千歳駅。ちなみに、お隣は千歳駅です。

千歳？千歳、ちとせ・・・

「佐奈～！オレだ～！結婚してくれ～！！」

「うわぁぁぁ、なに駅で叫んでいるんですか！この変態、馬鹿兄ぃ！！」

基本、わたしＳ属性なんですが佐奈ちゃんになら罵倒されたいです。　うん、それも悪くないな・・・

お騒がせしました。本来の目的はこっちね！　新千歳空港行きの快速エアポート号に乗り換えですよ。

やって来たのは、特急スーパーカムイ割当の旧スーパーホワイトアロー編成の785系電車。

乗車時間数分。しかも、南千歳駅から終点までは地下区間なので景色も何も無いまま終点、新千歳空港駅に到着。

とりあえず、他のお客さんの流れに任せて改札口を抜けて・・・

ＡＮＡ・エアドゥはこっちか・・・

小松空港行きは、あった！　それでは石川県へ帰りま・・・

・・・って、待て待て待てぇ～い！！　帰るなよ。アナタが向かうのは到着ロビーでしょ？

正直、人の流れに任せて歩いてたら全日空の搭乗手続きカウンターまで行ってしまったのはホント（汗
そりゃあ、殆どのお客さんは飛行機に乗るために快速エアポート乗っているんだもんな。

出発ロビーとは反対側。到着ロビーに構えるレンタカー受付窓口が、今回の向かう先ですよ。数ある会社から・・・

今回、私が選んだのは全国的には珍しい「Hondaレンタカー（ホンダレンタリース札幌）」です。

トヨタとか日産、マツダは自社レンタカー部門がありますがホンダ車限定という所はあまり無いですよね？

新千歳空港内ではレンタカーの直接受渡しは出来ないので、各事業者さん共に営業所まで専用バスなどで送迎して
そこで手続きした後、出発という流れになるみたい。　とりあえず、受付を済ませて待機します。

しばらくすると、ホンダレンタカーのお姉さんに「バスまでご案内します！」と言われてバス乗り場まで案内されました。

ほぉ～、これに乗って営業所まで連れて行ってくれるのか！　ちなみに私を含めて乗客は2名だけでした。

さ～て、何処へ連れて行ってくれるのかなぁ～？wktk...

・・・って、あ、あれ？南千歳駅？　ついさっきまで居た南千歳駅前を通り過ぎて、千歳市内へ向けてバスは走ります。

空港から10分ほどで「ホンダレンタカー千歳店」に到着。

到着したのは良いんですが、正直に言って「レンタカーを借りるのが生まれて初めてな私」（滝汗）

何々？交通事故を起こした場合に備えて免責保障料金があると安心か・・・Ｓ２０００の事故例は流石にビビる。
とりあえず、諸々の説明を受けてからレンタル料（免責保障料込み）を支払う。

そして、待望の車両にご対面・・・

今日から24時間、私の相棒になるのはホンダのＨＶスポーツカー「ＣＲ－Ｚ」（α）

黒光りするフォルムがマジ、カッコイイ！！！！

早速、乗り込みます。

おぉぉぉぉ！インパネもカッコイイ！！　さっきからテンションがＭＡＸ越えて振り切れて居ますｗｗ

担当者の方曰く、まだ走行距離が1,000km未満でホンダレンタカー札幌さんでも1台しか用意されていない希少価値車だとか。
「ＧＷに北海道へ行く際は、絶対スポーツカー！」と心に決めて予約取った甲斐がありました。

「ただの車には興味ありません！この中に、カッコ良くて・走りが良くて・低燃費な車があったら乗らせなさい！！」

ホンダレンタリース札幌さんには、このほか国内でも非常に珍しい「ＣＩＶＩＣタイプＲユーロ」などもレンタルしています。
こちらは走行距離制限がありますが、こっちも憧れるな～♪

最後に担当者さんから「北海道は直線が多いので、取締り厳しいですので注意して下さいね」との忠告。

うん、そだね・・・とりあえずエンジンをかけて千歳市内から出発しますよ！

千歳市内から約30分、やって来たのは日本有数の透明度を誇る湖「支笏湖」
今回のレンタカー旅行では「鉄道では行き辛い場所」を重点的に周って行きますよ？

湖畔を少し散歩しましたが、カルデラ湖のせいか空気が美味しくて爽やかなんですよ？これは良いスポットかもしれない。

支笏湖は「支笏洞爺国立公園」内に属しているため、環境省のビジターセンターもありますよ！ちょっと入ってみよう。

「がぉー！」

うわぁぁ、びっくりした。　なんだ、剥製か脅かすなよｗ

北海道のクマってこんな感じなんですね・・・これでも小熊って言うから驚き。本物には･･･会いたくないでござる。
とりあえず、ビジターセンターの入口に『熊、出没注意』の黄色いステッカー貼って下さい！（何故

さて慌しいけど、支笏湖を出発するよ！　助手席側には、ちゃっかりミクも乗っています。

支笏湖からは一旦、苫小牧市街に出てそこから国道36号・沼ノ端ICより日高自動車道＆国道236号線をJR日高本線に沿って走行。
事前に地図で所要時間を調べたけど、信じられない時間が表示される。　スポーツカーだぜ？そんなに時間掛かるわけが・・・

「道の駅サラブレッドロード新冠」到着。

ヤベェ、北海道半端なく広いわ・・・地図だと近いように見えるのに実際走行するとアリエナイくらい遠いorz
まさしく『本州基準』で地図という2次元に頼り切っていたお馬鹿さんが約1名ｗ

ここから襟裳岬まで行くとなると約3時間かぁ。いくら何でも時間掛かり過ぎてヤバイな・・・

持てる知識と地図をフル活用すると、襟裳岬まで行かなくても手前の国道236号線に迂回すれば十勝に抜けられるみたい。

しかも、そのルートは「天馬街道」というほど競走馬の聖地もあり、日高山脈を抜ける最高のドライブコースらしい。
襟裳岬はちょっと名残惜しいけど、この際、背に腹は変えられない！そっちのルートで行くか。

天馬街道を走り、広尾まで出て来ました。想像以上に良いドライブコースでしたよ♪（画像無いけど）

さて、広尾といえば鉄オタ的には旧広尾駅・・・と、言いたい所ですが先を急ぐのでスルー。
その先の交差点は、釧路方面という欲望に負けず帯広方面へ向かいます。欲望のまま行くと帰れなくなるので・・・（ぇ

いや～、それにしても果てしなくアップダウンしながら進む道路・・・これぞ北海道！って感じですよね？

それは良いんですが、次の目的地へ向けて進むも、ず～～～っと同じ風景。

ナビでは、この辺りを示しているんですが、看板どころか人家の一つも無いので段々不安になって来ました。

何も無い荒野の真ん中にあったのが、俳優の田中義剛さんが運営していることでも有名な「花畑牧場」本店。

ショップの他に体験工房や工場見学、当然だけど牧場も併設しているのでとにかく広い・・・北海道ではこれがフツーなのか？

あっ！なんか工場見学とかも出来るらしいですよ？

生キャラメルの製造・梱包作業の一覧が見学できますよ？　へぇ～、こういう感じで作られているのか！
丁度、いまの時間は生キャラメルを掻き混ぜる作業を実施している真っ最中。

ガラス越しに『撮影ＯＫですか？出来ればブログに載せたいのですが』とカンペを書いてみせると快く了承された。
それどころか、”これが出来たてホヤホヤの生キャラメルよ～”とＰＲするノリの良い工場員さん。

ご協力ありがとうございました！

ふ～ん、花畑牧場ってキャラメルの他にも色んなものを作っているんですね。

せっかく本店に来たんだ。併設のカフェにて作りたてのホットキャラメル・パフェでも頂きましょう！

・・・売り切れだってさ orz

仕方ないので、普通のホットキャラメル・アイスクリームをいただく。
冷たいアイスクリームに熱々の生キャラメルを掛けたお味は、美味しくもあり不思議な感じでした。

巨乳～♪

また馬鹿なこと言ってないで、ラベンダー園へ行って見ましょう。でも、ラベンダーのシーズンにはちょっと早すぎたか。
これ満開になったら綺麗なんだろうな～？

とりあえず、家族・友人向けに生キャラメルを購入して宅配便で送る。生キャラメルは気温10度以上になると溶ける恐れがあるので。

馬さん達も夕食の時間ですか・・・そろそろ私も帰ろうかな？

その前にちょっと寄り道したいところがあるので、早速レンタカーで向かいましょう。

花畑牧場から自動車専用道路”帯広・広尾自動車道”を経由して約10分少々。あれは・・・

昭和62年に廃止された旧国鉄広尾線の幸福駅です。縁起が良い駅名として何かと有名な場所ですよね？

構内には気動車2両と保線作業車が保存されており、うち1両には車内にも入れますが・・・ボロボロだ。

幸福駅といえば、縁起担ぎのせいか駅舎に名刺や切符、プリクラなどが大量に貼ってあることでも有名。
でも、想像以上の光景に絶句・・・というか、何だろう？ちょっと不気味にも思う

駅本体の雰囲気は結構良いのにも関わらず、この異常なまでの駅舎は正直、どうなんだろう・・・

旧幸福駅周辺は観光地として整備されており、鉄路も残っているので昔、列車が走っていたことは感じられるのですが

　【帯広方面】

上の画像と同じ場所で180度回転して見ると「本当に鉄路があったのか？」と思うくらいに、跡形も無くなっています。

時代に取り残された車両と駅舎。

鉄路も経たれて、もう2度と列車は来ないのに佇む留置車両を見ていると、まるで来るはずの無い列車や乗客を待っているみたい。
恋人の聖地かぁ・・・・・自分にはそんな待ち人は来るのだろうか？

柄にも無く、詩人っぽいこと言ってましたがそろそろ札幌方面へ戻りましょうか。

それでは、旧幸福駅を出発！次に来るときは、助手席に誰か乗せて来れれば良いのですが・・・
あれ？隣には別の観光客のインサイトが停車してる～。

幸福駅から数百メートルの場所にある「帯広･広尾自動車道」に乗って札幌目指しますよ。

北海道って暫定無料と言いながら実質、無料化されたような高速道路が多いですね。
午前中に通った「日高自動車道」も無料でしたし。

道東自動車道との交点、帯広ＪＣＴ料金所に到着。
ＥＴＣカードは挿入されているけど、一般車混合レーンだったため一旦停止します。ちなみに、ここからが有料区間。

・・・なんですが、訪問時には「高速道路無料化社会実験中」に伴いこの先も無料！正直、これは助かるな～♪

道東自動車道は暫定2車線なんですが、中央分離帯がやたら広い・・・というか、林ってスケールが違いすぎる。

そのまま、暫定終点となっている占冠ＩＣにて一旦、一般道へ。
十勝と札幌間の峠道は、今秋高速道路が繋がる予定のため未開通の現在は一般道経由で夕張ＩＣまで向かいます・・・が,

「北海道のドライバーさん、パネェ・・・」

峠道だよ？カーブの連続と極端なアップダウンが連続するのに、全く減速する気が感じられない他のドライバー。
時速80km/hは軽く出ているんじゃないか？と思うほどだったので、あの恐怖は言葉には出来ない・・・orz

日高峠、恐るべし。

夕張ＩＣから再び道東自動車道に乗って札幌方面を目指します。

無料化は途中の千歳東ＩＣまでなのですが、面倒なのでスルー。そのまま有料区間の道央自動車道に乗り札幌南ＩＣにて下車します。
通行料金は休日特別割引を併用して400円でした。札幌南ＩＣを降りると・・・

「みよしの」南郷20丁目店という札幌を中心に展開する飲食店に寄り道。

「札幌へ行ったら、”みよしの”は一度行った方が良い！！」というタレコミを頂いたので来ましたが、カレーと餃子のお店ですか。

注文しようとメニュー票を見ていると・・・

カレー、カツカレー、ぎょうざカレー・・・ぎょうざカレー！？　何だそりゃ

インパクト十分の究極コラボレーション。迷わず注文して食べて見る・・・モグモグ
あっ、意外にイケるかも？というか普通に美味い！！

これ最初に考えた人は、凄いと思うけど餃子にカレーこれは良い組み合わせ。是非一度ご賞味あれ。

札幌「みよしの」でした。

再び車に乗り込み繁華街すすきのを抜けると、大通公園に面した今日の宿泊先「東京ドームホテル札幌」に到着。

早速、チェックインの手続きするけど・・・なんか、メッチャ高級そうなんですけど？

いやだって、レンタカーも持っていた荷物（キャリーケース）もボーイさんが変わりに運んでくれるんですよ？

あれれ・・・ここ、本当に予約したホテルで間違ってないよね？

エレベーターに乗って11階の用意された部屋に向かいます。展望エレベーターとか・・・

「それでは、ごゆっくりお過ごし下さい」

御丁寧に荷物まで運んで頂いて、ボーイさんありがとうございます・・・っていうか、逆に申し訳ないです。
安いビジネスホテルばかり宿泊していると、どうもシティホテルの接客には慣れません。

ちなみに、気になる宿泊料金ですが朝食・駐車料金・チェックアウト12時付きで6,700円でした。