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九四横断旅行 四国編

  ◆ 「青春18きっぷで行く! 四国・九州横断旅行  《 四国編 》

                                                         2008年 7月 31日(木)





 【 2008年 7月30日(水) 21:30 JR金沢駅 】




その男、WestNozomiはJR金沢駅前にいた。 う~ん、ちょっと予定より早く着きすぎたかな?



とりあえず、バスターミナルに隣接する金沢フォーラス内にあるスタバで、コーヒーを飲みながら時間を潰す。

この時間のバスターミナルは全国各地へ行く高速バスを観れて、ちょっと面白いかも?

 

やがて自分が乗車予定の富山駅始発金沢経由の高速バス「北陸ドリーム大阪号」が入線してきました。

えっ? 誰が「最初から18きっぷを使う」なんて言いました? それ以前に、もう北陸線の終電出ちゃっている時刻だし・・・w


金沢駅東口 高速バスターミナル 次発案内
Kanazawa Station  Express bus departure guidance
 北陸ドリーム大阪2号京都経由大阪駅桜橋口23:00
このバスは、北陸ドリーム大阪2号 大阪駅桜橋口行きです。      途中、松任海浜公園北陸小松尼御前京都駅烏丸口名神高槻千里ニュータウンに停車致します。       なお、途中休憩は、南条サービスエリアにて行います。



2階建て♪ 2階建て♪(o=゜▽゜)人(゜▽゜=o)♪

変なテンションのまま高速バスに乗車します。 今回は初めてのB席。(3列独立の中央部分の席)
まぁ、夜行だと外の景色も見れないので、逆に真ん中の席の方が快適かもしれません。

途中、南条SAで休憩して一路、北陸道&名神高速を南下します。 そして、私も就寝するww




 【 2008年 7月31日(木) 5:10 】




おはようございます☆  日付が変わって、31日の午前5:10です。

さぁ、前置きは置いといて、ここから本当の意味での18切符旅行が始まりますよ! ・・・えっ? ここ何処だって?




JR京都駅ですが何か?

朝早すぎるためなのか、天下の京都駅でも、指で数える人しかいない状態でした。 ちょっと新鮮かも。
大阪駅行きの高速バスなのに、途中の京都駅で下車するのがWestnozomiクオリティー・・・と言う訳ではありません。



このバスは、同じJRグループを意識してか、巧い具合にJR京都線の始発快速電車に接続してくれるのです。

つまり、京都駅で降りてそこから快速電車で南下する方が、先に大阪以降に先着するという図式。
富山・石川に住む18キッパーには常識の裏技ですw

 

ちなみに、快速電車ですが始発は、221系ではなく223系が使用されるので快適♪ これで、終点姫路まで向かい・・・

 

姫路で岡山直通の普通電車に乗り換え! ・・・だけど、空いてないorz

どうも、この区間は『【リニューアル車=座れない非リニューアル車=座れる】』という恐ろしい方程式が自分の中にはあります。



・・・ですが、相生駅で大多数の乗客が下車。 ふぃ~、やっと座れる。

そこで、ケータイを取り出し現在九州から名古屋へ向かわれているであろうあの方にメールを送ってみるw


ん~~~~っ????

上郡駅のホームにどっかで見覚えのある人が・・・と、気づいた時には、既に遅く電車の扉は閉まり、岡山へ向けて発車しましたw

どうやら、それが間違いなくご本人だった様で・・・(汗) こんな偶然もあるんですね♪
時間があれば、私もメディオ!で欲しいマウスパッドが・・・ゲフンゲフン



そうこうしている間にJR岡山駅に到着。
ここで、一路四国へ向かうために瀬戸大橋線 快速マリンライナー高松行きに乗車します。

ちなみに、今回の旅行経路はこんな感じになる予定です。   Mapion



瀬戸大橋を本州から四国に向けて走行中。 海の上を電車で走るなんて、よく考えたら面白いですよね?

そして、四国へ渡り終点高松に到着しました。



・・・あっ、ヤベェ! 画像間違えたヾ( ̄o ̄;)

『高松』違いね。 石川県にも高松駅はあるので、やっぱり何度来ても違和感があります。

 

それでは、毎度恒例の・・・

  知らない人は、こちらを参照。

おっし、次行くぞ! 次っ(マテッ

 

それにしても、とうとう四国まで自動改札が導入されたのか。 金沢を含めた北陸は、気配すらありません。

次は、予讃・土讃線 快速サンポート号に乗って一路、琴平駅へ・・・って、この電車メチャクチャ揺れるんですけど。。。ユラユラ~~ww



金毘羅さんで有名な終点琴平駅に到着です。

ここから先が、四国山地。 それと同時に列車本数も、普通列車は2~3時間に1本とかいうトンデモナイ路線になります。
そして、その路線を走る普通電車は・・・

 

キハ54 オールロングシート車・・・やけに車内のシートが長い様な気がするのは、気のせい?





土讃線の変わった駅 その1 JR坪尻駅


この土讃線には、ちょっと変わった感じの駅が幾つかあります。 まず最初に紹介するのは、JR坪尻駅。



列車は高知方面へと進みますが・・・あれ?突然、線路が行き止まりになっていますよ?



行き止まりで、列車が止まると今度は突然列車がバックし始めた!? 驚く乗客は全員後ろを振り向く。



そして、バックした列車が着いた先がJR坪尻駅。

 

実は、この駅、日本でも珍しくなってきたスイッチバックの駅なんです。

スイッチバックとは、本来進行方向に向けて列車は走りますが、線路が急勾配だったり、駅配置の関係上の問題によって
一度、側線で止まった列車がバック(または進行方向を変えて)進むという方式です。

右上の写真は、坪尻駅から見た高知方面の線路配置。 向って左奥の線路で列車は、一度止まって、ここまでバックしてきました。
坪尻駅を発車すると、今度は向って右奥の線路を下って高知方面へ向かいます。



ちなみに、坪尻駅構内から高松・琴平方面を見る。

右上のトンネルが琴平方面に繋がってます。 でも、駅構内は行止まりだから、結局バックしなければ入れないカオスな駅なのです。



もう一つ、この駅がカオスであり鉄道ファンには超有名な駅である理由があります。 それは・・・・

 

駅前に何一つ家が無い・・・というか、この駅につながる道路すら無いというトンデモナイ駅なのです!!

一応、獣道があるらしいんですが、パッと見た感じそんな獣道があるかどうかすら分かりませんでした。
本当に山奥の谷間に、駅だけがポツンとあるだけで何にもありません。 いや、マジで。

鉄道&旅行ファンの間では、『日本一の秘境駅』とも呼ばれている場所であり、この駅を通過する普通列車もあります。

一応、獣道伝いに山を越えれば国道に出られるらしいんですが・・・



街灯も無いし、舗装されてない、人家もない場所なので何が出てくるか、分かったもんじゃありません。
獣道を挑戦するのは良いですが初めての人は、冗談抜きで生きて帰れる保証はありませんよ?




さて、秘境駅である坪尻駅を出発して、終点阿波池田駅の1つ手前。 JR徳島線との分岐駅:佃駅にて途中下車します。

この辺りは、駅周辺に集落がありますが特段、何があるわけでもありません。 ここで下車した目的は、ただ一つ。
5分の待ち合わせで、徳島線の普通列車 阿波池田行きに乗り変えます。

 

だって、徳島線の新型1500形気動車に乗れるんですよ?!

キハ54とは雲泥の差。 座席は転回クロスシート、冷房完備、LED表示・・・このままコレで高知まで運転して下さい!(ぉ

 

わずか数分の乗車で、終点の阿波池田駅に到着です。

 

ここで、次の列車まで1時間の待ち合わせがあるので駅前の食堂で名物の『祖谷そば』を頂きます。

麺が短く太いのが祖谷そばにおける最大の特徴。
最初、麺が短いことには違和感がありましたが、その分ソバの香りが強く、大変美味しかったです♪

  阿波徳島から百年の伝統の名産をご家庭に! 橋本の干しそば3食入【良質玄蕎麦使用】


お腹もいっぱいになったし、再び列車に乗って高知市内を目指しますが・・・



うわっ、またコレかよ・・・orz   ガッカリしながら、阿波池田駅を出発します。





土讃線の変わった駅 その2 JR土佐北川駅


 

次に紹介する土讃線の変わった駅は、土佐北川駅。 この駅、一体何が凄いのかと言うと・・・



鉄橋の上に駅があるのです! 駅自体が橋の上、ということは駅の真下は川。



そんな、土佐北川駅でした。 以上!(ぇ



土讃線の列車にはトイレが付いてないので、所々の駅でトイレ停車と称して長い時間運転停車することもあります。

しかし、山深いところだよな~?






土讃線の変わった駅 その3 JR新改駅


 

3つ目に紹介する駅は、またまた登場するスイッチバック式の新改駅。

坪尻駅で説明したので省略しますが、ここもスイッチバックしなければ入れない変わった駅です。

 




土讃線の変わった駅 その4




ゴメン・・・なんか知らないけど、ごめん(笑)




ようやく、高知県のメインターミナル JR高知駅に到着しました。

 

・・・にしても、高知駅想像以上にキレイ過ぎ!! つい数カ月前に建て替えられたんですね。 自動改札もあるし・・・(ぇ

さぁ、高知に来たら絶対に行かなければならない名所と言えば・・・



『日本三大がっかり名所』とも呼ばれている「はりまや橋」

 

「・・・がっかりだよ!!」(桜○やっくん 風)


あぁ~、なるほどね・・・何となく『三大がっかり』と言われる理由が分かった気がしました。
お次は、高知の街を見下ろす高知城を見に行くため商店街を歩いていると・・・



アニメイト発見! ・・・金沢より広かったです。 うぅ、負けた...orz

 

そんなアニメイト高知店から徒歩10分。 高知のシンボルである高知城に到着しました。

ちょっと高台まで階段を登りますが、高知市内を一望できる光景は一見の価値ありですね。 



高知城を後にして、JR高知駅まで戻って来ました。 う~ん、改めて見ると斬新なデザインしているな~?

そんな呑気なことを考えていたWestnozomiでしたが、次の瞬間背筋が凍ってしまいました。



アナウンス:「本日、午後3時ごろ須崎駅構内で信号故障が発生し、現在全ての列車の運転を取り止めております」


(;゜д゜)

(つд⊂) ゴシゴシ

(;゜д゜) .....

(つд⊂) ゴシゴシ


ガ━━━━━━━Σ(゚□゚*川━━━━━━━━ン!



一番、恐れていたことが起きてしまった! ・・・そんな、イベントは必要ないのに・・・o( ̄Д ̄o)(o ̄Д ̄)oドーシヨドーシヨ



まっ、とりあえず暑いしホームに待機している窪川行き普通電車に乗って、次の案内を待つのだが・・・

10分後、予想すらしなかった宣告をされた。


車内アナウンス:「当車両は本日、車両運用の関係上、窪川まで向かわないことが決定しました。 つきましては、車庫に戻りますので…」



車内アナウンス:「お客様は、この列車から早急に下車して下さい」


ガ━━━━━━━Σ(゚□゚*川━━━━━━━━ン! ←(本日2回目)



ぞろぞろとホームに降ろされる乗客。 流石に不安になり、みどりの窓口に行って駅員に聞いてみると・・・


駅員:「現時点では今日中に、窪川より先に行ける保証はないというのが実情です・・・」

恋のフラグ

「ウェーーイト!! のぞみん、旅の中止フラグがバリ3なんですぅ~~!!」


・・・え、縁起でもねぇ~。 本気で脳裏に、エルの台詞が過ってしまいましたw

APAも、東横インも無い高知県なのでネカフェや宿泊施設を探すことも本気で考え始めてしまいました。



その間にも、時間は残酷にも過ぎて行く・・・が、どうやら運転を一部再開したとの一報が! た、助かっ・・・



・・・って、ねぇーーーー!!!!


須崎行きの救済列車が三度登場のキハ54 オールロングシート車。 しかも、すし詰め満員というオプション付き。

え~と・・・これ、なんてコミケ?


そんなボケを言っている暇もなく、何故かローカル線で首都圏並みの満員列車を体験するハメに・・・・

 

さっき、強制下車させられた列車を横目に見て、駅ネタしようと考えていたJR朝倉駅すらもネタする時間も無く・・・(ぇ



結局、暫定終着駅のJR須崎駅に到着しました。

 

早速、駅員に事情を聞くと、須崎→窪川間を特急に乗れば、その先の接続は保証されるみたい。

そこで渋々、特急乗車券1,050円分を購入して宿毛行きの特急南風に乗車する。

 

なんとか、窪川駅に到着してJR・土佐くろしお鉄道 予土線の宇和島行き最終列車に乗車することが出来ました。



自分を含めて5~6人が乗車する中、運転手さんが乗客一人一人に行き先を聞いていた。 

私の行き先は、宇和島ではなく途中で乗り換えて八幡浜駅と言うところまで行く予定なので素直に話すと・・・
運転手さんが血相を変えて、無線連絡を始める。 そして・・・


運転士:「予讃線の運転士に北宇和島で、最大20分待つように指令を出したから、そこで乗り換えて下さい」


ちなみに全乗客中、予讃線乗り換えの客は私一人だけ・・・(滝汗)

順調に予土線を、宇和島に向けて走り問題の予讃線接続になるJR北宇和駅到着。


「それ行け! 走れーーー!!」


何故か、同じ車両の乗客皆さん&運転士さんに応援されて、なんとか予讃線最終の八幡浜行きに乗車できました。

この日、予讃線の最終列車で北宇和島の駅で接続待ちされていた乗客の皆さんには本当に申し訳ありません。

 

終点:八幡浜駅に到着です。 九州方面行のフェリーは、乗り換えです。

そんな終点まで乗っていた客は、3人だけ・・・(北宇和島発車時には、20人くらい乗っていた)



とにかく、乗り換えのため23時過ぎの誰も居ない八幡浜市内を一人トボトボと、港に向けて歩きます。

ちなみに、港までにはコンビニやネットカフェもあるので、暇潰しや食料調達は可能となっています。

 

JR八幡浜駅から徒歩15分。 ようやく、フェリー乗り場が見えてきました。

 

とりあえず、乗船名簿に自分の名前などを記載するなどして手続きを行います。

手続きに手間取っていると、隣にいたトラックの運転手さんに色々とアドバイスを受けるなどしました。
このフェリー、意外に関西方面から九州へ向かう長距離トラックの運転手さんが数多く利用されているんですね。

 

え~と、別府行きと臼杵行きがありますが「温泉に入りたい」という単純な理由で、別府行きを選択。

2等客室で3,020円になります。



今回は宇和島運輸フェリーさんを利用しましたが、大分臼杵までは「九四オレンジフェリー」も運行しています。
自分のお好みで利用してみるのも良いかもしれません。



そうこうしていると、乗船案内の放送が流れたので早速、別府行きフェリーに乗り込みます。

 

これが、今回別府までお世話になるカーフェリー「さくら号」です。

タラップを登って、「船内はどうなっているんだろう?」と、wktkしながら乗船します。

 

想像していたものより綺麗だったので、ある程度は満足。

駐車場も広いし、自販機もあるし、毛布も100円でレンタルOKになっています。 さて、気になる2等客室とは・・・

 

まぁ、こんな感じですか。 
カーペットは硬すぎず、柔らかすぎず丁度良いし、マクラは無料で使って良いみたいです。

ちなみに、この日は利用者が少なかったため、窓側の1スペースを独占状態でした。 ラッキー☆

でも、防犯のために減灯はされないので、アイマスク等があれば快適に眠れると思いますよ?(私は標準装備で持っていますがw)



今日は、いろいろ大変な1日でした・・・あ~ぁ、せっかく高知のJR朝倉駅でネタしようと思っていたのに残念。



「おやすみ・・・兄さん♪」

そして、フェリーの心地良い揺れにゆられながら眠りにつき、フェリーは九州別府に向かうのでした。




【 本日の移動距離 】:636.5km (参考距離 : 東京~八戸間 632.1km)

※ただし、JR営業距離のみの計算のため高速バス&フェリーの距離は除きます。



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