カテゴリ:夫の食道がん闘病生活
夫が余命を知らされたのは10年前の5月でした。 御茶ノ水にある大学病院の日本でも指折りの 食道がんの権威の先生が主治医になってくださった。 これで手術は成功ね!と二人で喜んだのもつかの間。 今後の方針をお二人に説明したいと主治医の部下の 先生から夫に話があった。 夫は私に夜8時に病院に来て」と言ったが でも、私は先生から「ご主人に話す前に奥さんに 話したい事があるので7時に来て下さい」 と電話をもらっていた。 良くあるパターンでしょ? 完治は出来ない 手術も進行が早くて出来ない。 抗がん剤・放射線治療はするけれど期待は持てない。 ご主人にはどこまで真実を話しますか? 私は夫はどんな事でも受け止められる強い人と 信じていました。 目先の甘い話は「人間の尊厳を踏みにじる」 と怒ると思いました。 先生に真実を話して下さい…とお願いして 8時から二人で余命宣告をききました。 夫は淡々と話しを聞き「わかりました」と返事をした …と思います。 今でも、その時の夫の本心はわかりません。 ただ、そのあとの終活が本当に素晴らしかったんです。 最後の6か月が素晴らしく楽しい時間を作れたので いろいろあった夫でしたが 今は大好き!って言えるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月18日 00時10分12秒
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