2018/11/04(日)12:42
十何年振りに帰って来た100万円。な.何と言う事でしょうか?
養母と私の間には目で見てもはっきり見えてる
確執と言う大きな溝と言う塊がありました。
誰も悪くない…いいえ、この年齢になった今は
悪かったのは私です。
育児書通りに育てた養母、育児書に大きな反発
をして可愛げの全くなかった私。
↓ 母の育てた20年物のジャコバサボテンです
養母の遺品は何もありません。
全部、捨ててしまいましたから。
唯一、なぜだかこのザコバサボテンだけを
残しました。
外国旅行の好きだった母のパスポートが3冊。
ボランティアで生きる力の全てを注いだ
「点字翻訳」の276冊分の点字図書館からの
感謝のカード。
それも残してあります。
家庭の妻としてはやる気を失っていましたが
ボランティアの点字翻訳には没頭していて
ボランティア中毒だと思ってます。
その母の生きた証の入ってた箱を開ける
きっかけは ↑このすみれ。
ジャコバサボテンに花の蕾が付いたので自室
の窓から見られるように2階に引っ越しさせた…
その時、鉢の中にすみれがひっそりと咲いて
いたのです。
すみれ? 季節外れでしょ?
思わず、母が逢いに出て来たと思いました。
「お・おかあさん!」
「逢いたくないよ~」
母の生きた証の入っている小さな箱を
十何年振りに開けて偲びました。
中に、何が入っているか忘れてる茶封筒が
あって、
除籍証明書(母・父)の名
平成6年8月14日…と書かれていました。
(父の亡くなった日です)
勿論、私の字です
(必ず、日付けを記載する性格です)
良く言えば、几帳面です。
その茶封筒の中に、な・な・な・何と。
100万円が入っていたんです。
今ほどATMが街に無い頃でしたので、現金は必ず
そのくらいは手元に置いて置きました。
父が亡くなった日ですので何かあったら…と
思ったのでしょうね。
そのまま、すっかり忘れていて本日姿を現して
「お久振りです~私、100万円です~」
宜しく~何て、言ったか?言わなかったか。
家出していた息子が突然帰って来て
「や~。ただいま~」
なんて、言って笑ってる感じ。
軒下のペンキを塗りかえるか?
気持ちだけ娘にあげようか?
そうだ、来年のカナダ旅行の航空機のランクを
上げようか?
悩みは尽きません。