428259 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

趣味って大事よね!

趣味って大事よね!

新EPファーストライト!

ビクセンPL25mm VSセレストロン PL25mm


2005/1/4

 まずはビクセンのPL 25mm。

 NS5に標準でついてきたセレストロン PL25mmはとってもよいEPで、いまだに主力で使っているんですが、見口がついてないので、観望会で汚れやすいのが欠点でした。これだと倍率が52x ぐらいになるのですが、ダブルダブルがきちんと分離できます。実は手に入れた頃はそこまでは切れてなかったんですが...

 観望中に手がすべってEPを地面に落とした拍子に、光軸が思い切りずれてしまいました(全部彗星に見える)。PLは構造がシンプルで、望遠鏡の光軸は最高に追い込んである状態なので、思い切って暗がりでネジをゆるめて、EPの光軸調整にチャレンジしてみました。緩めてはチョンチョンと横をつついて調整という原始的なやり方でしたが、うまく合ってダブルダブルが切れるようになった時は感動しました。

 さて、ビクセンのPL。実はビクセンがこのPLシリーズを発売したときに、トミタの店長が私らのホームグラウンドである白木峰にテイスティング用に一式貸し出してくれたので、素性は分かっていたのですが(笑)。良いショップはこういうところが違うのよね。新しく扱うEPの素性を知るには、一番星を見ている面々に感想を聞くのが一番だものね。いろんな望遠鏡との相性も分かるし。そのときの感想は「全体としてすごく素直な見え味。長~中焦点は広視野のもの(もちろん高いEPです。うちらの仲間にはドブ持ちが多いから)と比べると狭く感じるけど、普通に使う分にはぜんぜん問題なし。短焦点は比べるEPがアッベオルソとかしかないので、見え味は比べられないけど、それなり。おすすめは中~長焦点で、短焦点は、中焦点のものをバローと組み合わせて得た方が見やすくて吉。初心者が最初に何本か揃えるEPとしては十分なデキ、3本買っても一万円以下なのは大きい!」という感じでした。私の好みでいうと、一枚ベールがかかったような見え味のLVよりも像がクリアに抜けていて、好みです。

 さて、肝心のPL対決。結果はほぼ互角。土星では若干本体の縞模様がセレの方が見える気がするけど、気のせいといわれたらそうかも、というレベル。どちらもカッシーニは見えるし、散開星団辺りで比べてみたいところですが、自宅からでは微光星が少ないのでねぇ。またの機会に。ただ、(今夜は)めがねの嫁さんの弁では、ビクセンの方が覗きやすいとのことでした。見口がついているからかなぁ。私には違いがなかったです。観望会で主力の倍率なので、見口付がどうしても欲しかったので正解かな。(^^)


TMBモノ7mm VS SMC O-7



 (たぶん)注目のスーパーモノ7mm VS O-7(184x)は...これまたほぼ互角でした。

 土星では若干(ほんとにわずかの差です)輪のグラデーションがTMBの方が出る感じ。でも、今日のシーイングだとHC-Or5mmの圧勝でした。(^^;;;

 リゲルではいずれもきれいなジフリングが...おっと、光軸チェックになってしまった。(^^) 主星の明るさはTMBがちょっとだけ上(まぶしい気がした)かな。伴星の見やすさは変わらず。一角獣ベータではいずれもすばらしい見え味でした。

 M42ではTMBの視野の狭さが目立った結果に。O-7の42度と比べてもさらに狭い範囲しか見えないので、おおっアッベより狭い!と改めて感じました。トラペジウムの5個目、6個目の見え方は大差なし。普通の人にはどちらも見えない(笑)レベルでした。

 ちなみに、オルソ、TMB 7mmはさすがに眼鏡ではつらく、裸眼で見てもらいました。(嫁さん談)眼鏡の方はもう少し長い方がいいと思います。視野も狭いしね。ただ、経験不足の嫁さんでも覗くことができるというのは、これまた収穫でした。次回は二重星オンパレード(惑星にも向けるでしょうが)で比較してみようと思います。火星が近づく日が待ち遠しいな。

2005/1/4


© Rakuten Group, Inc.