2012/04/19(木)00:58
中学卒業
中学を卒業したときに贈った言葉です。
締め切りがちょうど大阪出張中で、3/9の深夜に書きました。
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誠へ
卒業、おめでとう。
中学に入ったのは、ついこないだのような気がするけど、もう三年経ったんだね。中学で過ごした三年間はどうやった?楽しかったかい?
中学に入ったばかりの頃はとっても小さくて、本当に中学生ができるのかな?とか、心配していたけれども、すっかり大きくなって、もうすぐ追いつかれそうやね。正直、うれしくもあり、少しさみしいところもあるよ。
一昨年の冬は、余計な心配をかけてしまって、申し訳ない。もうだいぶ元気になってきたから、また、野球の相手ができるようになると思うよ。体力的に、完全に元には戻しきれないとは思うから、前みたいに一日中っていうのは無理だけど、まあ、一試合ぐらいはできるんじゃないかな。とりあえず、今もこうして、手紙を書けていること自体が、幸運の積み重ねの結果だと思っているので、それぐらいで勘弁してな。
「誠」という名前は、周りの人やいろんな物事に対して、誠実であってほしい、という願いから付けました。周りの人に誠実であるためには、まず自分に誠実であることが大事だと思います。私から見た誠は、私が願っていた以上に、いいオトコになってきたように思います。これからも、自分を見失うことなく、自分の人生を生きていってほしい。そんな風に願っています。
さて、高校の三年間は、大学へ進むための準備期間になります。そして、大学の四年間(ないしは六年間)は、自分がやりたいことを学ぶための準備期間になります。本当にやりたいことが見つかるまでは、自分を甘やかすことなく、必要と思えることを、しっかりとやってください。
それは学校の勉強のことだけではありません。もちろん成績は良いに越したことはないけれど、学校の外で学ぶこともたくさんあります。どのような経験も、将来の糧になると思うので、出会ったいろんな物事について、真摯に取り組むことが、とても大事だと思います。せっかく出会った目の前の物事を捨ててしまうことは、自分で自分の選択肢を狭めてしまうことだと思ってください。
これから、誠が、どのような人生を送っていくのか、とても楽しみにしています。
和徳