2014/06/02(月)11:43
スバル レヴォーグ1.6GT
ようやく乗ることができました。今回、試乗させてもらったのは、1.6Lのアイサイトなしモデルです。
すごーく気になっていたGTの足回りの感想から。
平坦地だけでなく、舗装の荒れたアップダウンのあるところにも持ち込んでみましたが、よくできた足回りです。想像・期待していた通りの足回りで、路面のゴツゴツのとんがったところをうまくまるめてますし、細かいコツコツを拾うこともありませんでした。かといってフワンフワンするわけもないですし。いろいろ試してみましたけど、破綻をきたすことも違和感を覚えることもほとんどなかったです。これはかなり走りこんで作った足回りじゃないかな、と思いました。どうもありがとうございます。おつかれさまでした、って言いたい感じ。もちろん、ビルシュタインのGT-Sにも興味がありますが、私の好みだと、たぶんこちらのセッティングの方がしっくりくるんじゃないかなぁ、と思いました。(GT-S乗ったらまたお知らせします)
一箇所、下りのでこぼこが連続しているところで、きれいにシンクロした感じで、ボディ全体がフワンフワンと上下に動いたけど、あの速度域であそこはしょうがないかな。十分コントロールできる範囲でしたし。今度、アウトバック(BP9-C)で行って、同じぐらいの速度域で比べてみないとなんとも。。。アウトバックで、今回のレヴォーグ同様の空荷だと、盛大にリアがはねてたんじゃないかなぁ、と思います。このときのレヴォーグの挙動のイメージは、感覚的にいうと、アウトバックのトランクにすこし荷物を載せているときの感覚に近い感じですかね。よって、試しに行くときはちょっと載せていこう、と思います。
ハンドルから伝わる路面の感触は、気持ちほんの少し薄くなったかなぁ、って気がしますけど、これはタイヤ変えたら変わるぐらいの違いだと思います。あとは雨とか雪の天候でコロコロ変わる路面状況がどれくらい感じ取れるか、ぐらいですが、そこいら辺りを軽く考えるメーカーじゃないし、なんの心配もいらんでしょ。
車の剛性感がとても上がっていて、リアまで一台の車って感じでした。重心が、アウトバックよりも一段か二段ぐらい低く感じられました。前後のバランスもいい感じ。ノーマルのファブリックのシートはよくできていて、いい感じでした。これで黒以外の色だったら、そのまんま乗るんだけどなぁ。好みとしては今の選択肢ならアイボリー一択だな。サンルーフの設定がないのがちょっとさみしい。
次は、ニューエンジンっつーことで、エンジン回りの感想をツラツラ書きたいとこなんだけど、この車はミッションとセットじゃないと、正直感想が説明できないです。要は、そんぐらい車として仕上げてくれてる印象です。
普通に巡航してると回転は1200rpmぐらいかな。下り坂でじわーっとアクセル踏みこむと、ジワジワ回転が上がる。上り坂で同じように踏み込むと、ポンッと1500rpmとか2000rpmまで回転が跳ねた後ジワジワ上がる。車の速度のノリはイメージ通りリニア。おー、よくできてるわ。
深く踏み込んで走るときの力強さは、すごいなぁ。EJ25をぶん回してパワーが出るとこで走ってるときの感覚に近いなぁ。ちょっと違うのは、エンジンの回転が上がりだしたところから、モリモリ力がでてくる感じがするところかな。おもしろいなぁ。
Dレンジでエンブレのために、パドルシフトで一つ落とした後、Dモードへの復帰のタイミングが結構早くて、うれしい。これが自分のイメージと違うと、結構な頻度でストレスを感じるだろうから、本当にとってもうれしい。
マニュアルモードだと6速なので、なんだかバイク乗ってたときのことを思い出したわ。コーナーの手前で、パン、パン、とシフトダウンする感覚ね。楽しいなぁ。
・・・2.0Lの8速モードだと、これまたカルチャーショックだろうなぁ。。。そーいや、RX-8乗せてもらったときに、ハンドルシフトが4速ですごーくがっかりしたことも思い出した。ロータリーも水平対向も楽しいエンジンだからねぇ。
直線でフル加速してみたときに、不思議に思ったのは、4500rpmぐらい(かな、5000rpmよりも手前だった気がする)までしか引っ張らなかったところ。EJ25+4速ATだとレッドゾーンの手前の6000rpmオーバーまで引っ張ってシフトアップになります。はじめてアウトバックに乗ったときに、この味付けを見て、水平対向エンジンは回して乗るエンジンなんだなぁ、って思ったので、ちょっと意外。笑。たぶん、FB16はトルクがピークのゾーンが広いので、そこをうまく使うようになっているのかなぁ、って思いました。ま、これはこれでいいのかしらん。・・・あ。もしかしたら、Sモードだともっとひっぱるのかなぁ。それは次回のお楽しみですな。
あと、付け足すのは、なにかな。。。
あ。アイドリングストップはよくできてました。再始動もスムーズで、じぇんじぇん違和感なし。オフにしなくてもよさそうです。笑。今回の試乗では、かなりの頻度でぶん回しながら乗って、平均燃費は10.6km/Lでした。最初トリップをリセットして、一旦8km/L台が出てた後、10km/Lへの復帰がえらく早かったので、流して走ってるときの燃費は、かなりよさそうです。アウトバックの平均燃費では、給油後最初に飛ばしてしまって、ドーンと低い値を出してしまうと、ずいぶん長く気を付けて走らないと、数値が戻ってこないですから。
最後にまとめ。
実際乗ってみた感じでは、荷室の使い勝手とかフルホイールキャップとかは、まあどうでもよくなりました。こりゃ、いい車だわ。今の私のストライクゾーンど真ん中って感じでした。さすがスバル。スバル好きでよかったです。開発陣のみなさん、どうもありがとうございました。本当におつかれさまでした。
ゆっくり乗れるように試乗する時間を調整してくれて、長く付き合ってくれた営業さんにも感謝です。どうもありがとうございました。
<追伸>
あ、一個だけ。えっと、シフトアップダウンは、レバーでも操作できた方がうれしかったです。左手もハンドル持っているときはパドルでもいいんですけどねぇ。右手だけっつーのも結構あるので。
本日(5/31)到着した二台のGT-S。アイサイト付いてるか見るの忘れましたが、仕様通りなら付いてるでしょうね。私が試乗したGTは一旦本社に戻っていくんじゃないかな、とのことでした。