2007/01/29(月)18:01
♪はっじーめて~の、血ガス☆
え~、血ガスあるん、今日…(~_~;)??
今朝出勤すると、私が今日診察介助するすることになっている医師の机の上に、血ガスの道具一式と伝票、そして患者さんのカルテが置いてあった。
『血ガス』とは、『血液ガス分析』の略。
動脈から採血して、(今回の患者さんの場合)血液中の酸素濃度を調べることで肺の働きを知ろうというのだ。
動脈採血は、医師しか出来ない。
なので、医師の机の上に道具一式と伝票、そしてカルテが置いてあっても、それはおかしくないのだが…。 私がだいたい月曜日に介助につく外来では、血ガス用採血をすることはまずありえない(だって、メインが糖尿病なんやもん・・・(~_~;))。
別の医師が先週採血した際の検査データがうまく出ず、今回「もう一度やり直す」ということで、今日の医師に採ってもらおう、ということになったそうなのだが。。
ここの医院にパートに来て3年(?)の私が、血ガス採血の介助につくのは初めて。
関西にいた頃も外来パートだった私が、血ガス採血の介助についた経験は、数えるほどしかないのである。。(-_-;)
うっわ~~… それやのに、あたしが介助なんか~、マジかいな。。
朝からテンションや。。。 置いてある道具を見てみる私。
"採血"だから、注射器と針があるのは当たり前なのだが。。
ここ、血ガス用のディスポ(ザブル…つまり『使い捨て』)採血キットで血ガスとるんやーー!(~_~;)
私の記憶にある、関西時代の血ガス採血は、針のついたガラス注射器をヘパリン(→血が固まりにくくなる薬)で湿らせ、医師が採血したら即、その針をゴム栓に刺して酸素が注射器内に入らないようにし、検査室へダッシュで持っていく…という、何ともアナログなやり方。
(便利なんだろうが)こんなキット、私、初めて見るぅ~~~
このキットの使い方をま~~~ったく知らない私は師長に泣きつき、イチから使い方を教えてもらう。
『医師が採血したら、注射器にくっついているオレンジ色の針カバーをすぐに針にかぶせ、その後その針をはずして、キットについている専用キャップをつける。そのキャップに血液が入るようにすると、密閉できる』
は、はぁ…。
イメージがいまひとつ湧かないまま、診察は始まってしまった。
『動脈採血の患者さん、診察キャンセルしないかな…』
と密かに思っていたのだが、そう世の中は甘くない。
患者さんは、ちゃんとやってこられた。。(^_^;) 泣きたい気分だが、態度はいかにも
『何度も経験済みよ(^_-)-☆』
という感じで、どっしり構える(ふりをする…(-_-;))。
私がキットを開封するのか…と思いきや、医師はひとりで、サッサと採血し始めた。
『この後、注射針にキャップして~、はずして栓をして…』
とひとり頭の中でブツブツ唱えていると、医師が、
「栓貸して」
「は、はい!」
私は言われるがまま、キットの入っていたパッケージから栓を取り出し、医師に渡す。
すると、医師は…
チクン☆
針をはずさないまま、栓に針を突き刺したではないか!
『え、えっ、話が違ぁ~~~う!?』
…当惑する私。
しかし医師は、
「検査室へ(持って行って)」
と言うではないか。
「は、はい…(え、いいの、それでいいの)」
言われるまま検査室へ持っていくと、今度は検査技師さんから、
「この栓はいいですから、この(注射器についていたオレンジの)キャップをしてください」
栓を返されてしまったではないか。
…またまた、話がちゃうやん(違うじゃないの)~~~~ 結局、最初に師長が教えてくれたやり方が正解なんだそうで。
検査技師さんが私の元に来て、検体(この場合、採った血)に、『いらんのか、これ…??』と思って捨てる寸前だった栓をして、また持って行った。。
この過程で、採った血液に空気が触れることはまずないだろう…と思われるので、まぁ良かった、ということになるんだろうが…。
ひとりひとりにキットの使い方が徹底されてないのは、ヤバイっす。。(-_-;)
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