カテゴリ:お仕事
え~、血ガスあるん、今日…(~_~;)??
今朝出勤すると、私が今日診察介助するすることになっている医師の机の上に、血ガスの道具一式と伝票、そして患者さんのカルテが置いてあった。 『血ガス』とは、『血液ガス分析』の略。 動脈から採血して、(今回の患者さんの場合)血液中の酸素濃度を調べることで肺の働きを知ろうというのだ。 動脈採血は、医師しか出来ない。 なので、医師の机の上に道具一式と伝票、そしてカルテが置いてあっても、それはおかしくないのだが…。 私がだいたい月曜日に介助につく外来では、血ガス用採血をすることはまずありえない(だって、メインが糖尿病なんやもん・・・(~_~;))。 別の医師が先週採血した際の検査データがうまく出ず、今回「もう一度やり直す」ということで、今日の医師に採ってもらおう、ということになったそうなのだが。。 ここの医院にパートに来て3年(?)の私が、血ガス採血の介助につくのは初めて。 関西にいた頃も外来パートだった私が、血ガス採血の介助についた経験は、数えるほどしかないのである。。(-_-;) うっわ~~… それやのに、あたしが介助なんか~、マジかいな。。 朝からテンションや。。。 置いてある道具を見てみる私。 "採血"だから、注射器と針があるのは当たり前なのだが。。 ここ、血ガス用のディスポ(ザブル…つまり『使い捨て』)採血キットで血ガスとるんやーー!(~_~;) 私の記憶にある、関西時代の血ガス採血は、針のついたガラス注射器をヘパリン(→血が固まりにくくなる薬)で湿らせ、医師が採血したら即、その針をゴム栓に刺して酸素が注射器内に入らないようにし、検査室へダッシュで持っていく…という、何ともアナログなやり方。 (便利なんだろうが)こんなキット、私、初めて見るぅ~~~ このキットの使い方をま~~~ったく知らない私は師長に泣きつき、イチから使い方を教えてもらう。 『医師が採血したら、注射器にくっついているオレンジ色の針カバーをすぐに針にかぶせ、その後その針をはずして、キットについている専用キャップをつける。そのキャップに血液が入るようにすると、密閉できる』 は、はぁ…。 イメージがいまひとつ湧かないまま、診察は始まってしまった。 『動脈採血の患者さん、診察キャンセルしないかな…』 と密かに思っていたのだが、そう世の中は甘くない。 患者さんは、ちゃんとやってこられた。。(^_^;) 泣きたい気分だが、態度はいかにも 『何度も経験済みよ(^_-)-☆』 という感じで、どっしり構える(ふりをする…(-_-;))。 私がキットを開封するのか…と思いきや、医師はひとりで、サッサと採血し始めた。 『この後、注射針にキャップして~、はずして栓をして…』 とひとり頭の中でブツブツ唱えていると、医師が、 「栓貸して」 「は、はい!」 私は言われるがまま、キットの入っていたパッケージから栓を取り出し、医師に渡す。 すると、医師は… チクン☆ 針をはずさないまま、栓に針を突き刺したではないか! 『え、えっ、話が違ぁ~~~う!?』 …当惑する私。 しかし医師は、 「検査室へ(持って行って)」 と言うではないか。 「は、はい…(え、いいの、それでいいの)」 言われるまま検査室へ持っていくと、今度は検査技師さんから、 「この栓はいいですから、この(注射器についていたオレンジの)キャップをしてください」 栓を返されてしまったではないか。 …またまた、話がちゃうやん(違うじゃないの)~~~~ 結局、最初に師長が教えてくれたやり方が正解なんだそうで。 検査技師さんが私の元に来て、検体(この場合、採った血)に、『いらんのか、これ…??』と思って捨てる寸前だった栓をして、また持って行った。。 この過程で、採った血液に空気が触れることはまずないだろう…と思われるので、まぁ良かった、ということになるんだろうが…。 ひとりひとりにキットの使い方が徹底されてないのは、ヤバイっす。。(-_-;) 人気blogランキングへ ↑宜しければ、クリックよろしくです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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