RIKIにっき

　イカダ下りの大会の前に、応援する私らも、しっかりとパワーをつけて。
　お目当ての、

　"モンキーマジック"（←応援してるチームの名前）を応援せんとね☆

　…というわけで。
　私ら親子は、大会の行われる日橋川の土手を上がって、一番近くにある"粋旬"というお店へ。

　まずはざるうどん、そしてざるそば…と一人で2人前平らげた息子に、パワーがついてきたようです☆

　食後また、土手を下り、会場に戻ろうとしたところ。

　定番のカキ氷屋さんや金魚すくい…といった屋台と別に、こんなおもしろい屋台を見つけた。

　おお～、大河ドラマの『天地人』つながりか、米沢牛が。
　（↑主人公・直江兼続は、越後→会津→米沢へと動いていくんですね～）

　そして、ちょっと前に朝のワイドショーで見た、喜多方の新名物（？）・"ラーメンバーガー"が売られている！　

　どちらも、私らにとっては未体験の味。
　昼食直後じゃなければ、どんなもんかチャレンジしてみたんやけどなぁ。。

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　そうこうしているうちに、いよいよ、『第24回二市一ヶ村川の祭典　日橋川イカダ下り大会』のスピード部門のスタート時間がやってきた。

　ここで、ざっとルールの説明を。

　・イカダは、スピード部門と仮装部門に分かれる。

　・スピード部門は、今年の場合、全25チームを3つのグループに分ける。
　それぞれのグループは5分ずつ間隔を開けてスタートし、全長約2kmのコースを下ってくる。
　（↑つまり、一番最初にスタートしたグループと、最後のスタートのグループでは、スタート時点で10分の差があることになる）

　・そのため、スタート時間からゴールに到着した時間を計り、一番早いタイムでゴールしたチームが優勝…という、"タイムレース"。

　なので、単純にゴールにたどり着いた順番が、そのままレースの順番…とはならないため、閉会式での順位発表を待たないと、正式な順番がわからないところがミソなんである☆

　いよいよ、スタート！！　

　ところが…その直後。

　午前中、こんなにピーカンだった空は一転、にわかに掻き曇って。。

　ざあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…！！　
　今降るか、今…！？？

　幸い、ゴール地点の大きな橋の下にレジャーシートを敷いて場所取りしていた私らは、濡れずに済んだが。

　周囲の観客や、本部テントから出てゴール前にいた、時間計測係と思しき人たちはみんな、本部テントや木の下や私らのいる橋の下に避難！

　かなりびしょびしょの人もいた。。(^_^;)ｳﾜｰ。。

　スピード部門のゼッケン24番・第3グループでスタートするはずの"モンキーマジック"は、そろそろ、いかだをこぎ始めた頃やろか？
　リーダーのまーQさんを始め、チームの皆さん、エライことになってもーたなぁ…。

　レースは中止にならないようなので、そのまま応援する私ら。
　それから数分したところで、雨もちょっと小振りになってきた。

　「アニキのイカダ、まだだね」
（↑"アニキ"とは、まーQさんのこと。ちっちゃい頃はちゃんと"お兄ちゃん"って言ってたのになぁ^^;;）

　双眼鏡をのぞいて首をキョロキョロさせながら、息子が言う。

　「まだ、最初にスタートしたチームも来てへんもんな、ムリちゃう？(^_^;)」

　そうこうしているうちに、最初にゴールしたのはやはり、最初にスタートしたグループの中のイカダ。

　その後もいくつかのイカダがゴールしてきたものの、

　『ま、もうちょっとゴール後やろ』

とのんきに構えていたら。

　「かあ（さん）！　アニキだ、24！！」

と息子が叫ぶのと、司会者が「"モンキーマジック"が来ました！」と実況するのが、ほぼ同時。

　あわててデジカメの電源を入れる私、だって、このままいけば"モンキーマジック"は単純に、25チーム中『6番目か7番目のゴール』だよ？

　"10分のハンディ"があってこの速さでゴール…って、やっぱ「ウソぉ～！？」って感じしまっせ。(￣∇￣;)

　そのせいか、画像も…ちっちゃっ！！
　望遠が間に合わなかった、今年は（も？）、完全にやっちまったな。。(　▽|||)

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　その後。
　仮装イカダがゆったり流れてくるのを見ながら、閉会式の順位発表を待つ。

　（↑画像左上から、『となりのトトロ』のネコバス・『天地人』・『ヤッターマン』のヤッターアンコウ・地元中学生作"熱血イカ・だー"号。個人的には、イカがプラプラしてる"イカ・だー"号がツボでした。（笑））
　
　そのうち、片付けなどを終えたまーQさんたち"モンキーマジック"の皆さんが、閉会式の行われている特設ステージ前にやってきた。

　私らに気づいたまーQさんの方から、こっちに来てくれて、まずは記念撮影。

　…って。

　私がカメラを向けたら、そのおっきな手のひらで息子の顔を隠し、息子にキャーキャー言わせてるまーQさん。
　
　キャラはち～～っとも、変わってへんね。(￣∇￣;)ｱﾊﾊ☆


　ブービー賞から始まった順位発表は進み、いよいよ賞品の出るトップ10の発表に。まーQさんも、お仲間のところに戻られ、発表を待つ。

　そして…「第一位！」

　"モンキーマジック"、見事V7達成！！！＼(^o^)／

　そして。。
　この勝利は、"モンキーマジック"がイカダ川下り大会の第一線から離れることを意味していた。

　ステージ上ではメンバーを代表し、まーQさんの優勝挨拶が始まった。

　「レースが始まる前、この壇上で、『今日負けたら、来年から10連覇します』って言ってたんですけど、僕らもかなりいっぱいいっぱいなんで、『来年からもこの調子でやるのは無理だな』と思ってました。ま、来年からは皆さんを後ろからあおって、僕らを参考タイムとして優勝を目指していただきたいと思います。僕ら"モンキーマジック"は、今年引退します。本当にお世話になりました、ありがとうございました！」

　イカダのことぜんぜんわからない私なんかが見ていると、今年だって"思いっきり余裕のレース展開"のようにも思えたのだが。

　でも『"モンキーマジック"が勝ち続けることが、大会の盛り上がりにとってはどうなのか？』とかいう部分は、確かにあるわけで。。

　潮時、だったんだろう。

　そしてそれは、私と息子にも言えることで。。

　今、小6の息子は来夏、中学生になる。
　思春期にもなってくるだろうし、部活なんかが始まれば、ここにこうやって母子では、来れなくなるだろう。。

　そんな予感を持ちながら、私は今回、この日橋川にやってきた。

　私にとっても、今回のまーQさんたちの優勝、そして大会第一線からの引退は、ちょうど潮時…なのかもしれない。

　まーQさん、"モンキーマジック"の皆さん、改めまして優勝おめでとう！
　そしてお疲れ様でした。m(_ _)m

　『イカダ（と花火）の夏』、息子が大きくなってもきっと、覚えていてくれると思います^^

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