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RIKIにっき

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2009.08.26
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カテゴリ:RIKI、故郷に帰る
 駅前のマクドで朝食を済ませた後、私と息子は再び、JRに乗り込んだ。

 途中、東映太秦映画村の中にある、江戸の町並みを車窓から見物し。
 向かうは、JR嵯峨嵐山駅だ。
 駅名の通り、超・定番観光スポット、嵐山にやってきたのである。
 今回の帰省に、私はある目的を持っていた。

 それは、今、満12歳…数え年13歳の息子に『十三参り』をさせるため、この嵐山にある法輪寺さんにお参りすること。

 『十三参り』とは、法輪寺さんでいただいた"参詣しおり"によると、

>古来より、数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として法輪寺に参拝しました。十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように、虚空蔵菩薩に祈願します。

 …というもの。
 私自身も大昔、小6の時に十三参りを体験している。

 諸事情により年1度しか帰省できない私ら(^_^;)は、この帰省が、息子の十三参りの最初で最後のチャンスなのだ。

 息子よ、しっかり拝むのだよ。
 JR嵯峨嵐山駅からタクシーで無事、法輪寺さんの門の前に到着。
法輪寺入り口
 石段を登って門をくぐり、さらにそこから、50段以上はあると思われる石段を、私はふーふー言いながら登り、本堂前へ。

 しかし。
 この時点で、8:30過ぎ。

 事前にネットで調べたら、お参りの受付は9時からになってたな。

 …というわけで、私らは法輪寺さんの境内の手水の側にあったベンチに座って、やることもなくボーッ。。(^_^;)

 境内をぐるっと見回したり、その境内をせっせと掃き清めていらっしゃる男性がいらっしゃって、その様子を見ていたり。

 すると、その方が、私らに声をかけてくださった。

 「何してはるのん?」

 『十三参り』のため、9時になるのを待っていることを伝えると。

 「そんなん待たんでも大丈夫、そこ(お守りなんかの売り場)のインターホン押して、(用件)伝えはったらええ」

 そのアドバイスに従って、インターホンを押してみたところ、ちょっと早いが、私らのお参りを受けていただけることに。

 「おおきに、助かりました」

 私が頭を下げると、その方も会釈されて、またせっせと境内のお掃除へ。
 いやぁ、ありがとう、本当に助かりました!
 さて、十三参りのご祈祷の前に、やることがあった。
 それは、ご祈祷料のお支払いと、申し込むための用紙の記入だ。

 用紙には、本人や保護者である私の名前などの他に、『一番好きな字を一文字、筆でご記入ください』という部分があった。

 手続きの間、ボーッとベンチに座っていた息子を呼び寄せ、その旨を伝えると。。

 「え~、好きな字なんてオレ、ないんだけど?」

 「ここに書いた字をアンタやって思って、お坊さんがお参りしてくれはるんやって、真面目な字をひとつ、何か書きよし(書きなさい)!」

 「『なし』って字でいい?」

 「くだもののなし(梨)か? アンタ好きやったっけ??」

 「違う、『ない』から『なし』(無)!」

 「ええわけないやろが!(-_-;)」

 …で、結局息子が書いた『好きな一字』は…『金』、でした。。

 アホ~!
 お母さん、1年間のご祈祷をお願いしたんやで?
 毎日毎日、アンタの"分身"として『金』の字で拝んでいただくつもりか??
 『愛』とか『夢』とか、もっとええ字があるやろ???
 だから、「真面目に考えろ」って言ったのに!
 
 ホンマ、こんなんで智恵授けていただけるんやろか、この子?( ̄∇ ̄;)
 そうして、左胸に『十三参り』と書かれた紙のリボンつきバッチをつけた息子と、その付き添いの私は、住職さんのご案内で本堂内に入れていただいた。

 息子は、虚空蔵菩薩様の真正面に座らせていただき、私はその後ろの畳に座って。
 住職さんは、息子から見て右側に座られて、お参り開始だ。

 住職さんの、良く響くお声でのお経が、本堂に響く。
 
 十三参りは基本、春の行事なので、春だと何組ものご家族と一緒にこうやってお参りすることになるのだが。。
 幸か不幸か(?)この時期に来た私らは、私らだけ…いわば"貸切"でのお参りだ。

 ラッキー☆

 手を合わせながら、そんなことを考えていた…その時だった。

 私の左目が、急に痛み出した。

 『あれ?』

 涙も出てきた…けど、ま、お経の最中だし。
 時々左目に手をやりながらも、私はお経を最後まで聞き続けた。

 その後、この目が困った事態になることなんか、その時は考えもしなかった。。( ̄∇ ̄;)
 息子の名前も織り込んでの、お経が終わって。
 住職さんは息子にわかるように、この『十三参り』の趣旨説明をしてくださった。

 この先、両親・家族・周囲の人たち、みんなに感謝の念を持ち、少しずつ大人への道を歩んでいってください…

 息子の心に、響いてくれるといいのだけど。

 そんな、有難い趣旨説明の後。

 "参詣しおり"やお札にお守り、"御供物"としての紅白の丸い砂糖菓子、そして、「最初の食事はこれで食べなさい」という"智恵の箸"が入った袋を、息子が住職さんから直接手渡していただいて、すべてが終了。

 本堂を出た私らには、次の試練があった。

 それは、お寺近くの渡月橋を、振り返らずに渡りきること!

 『途中で振り返ると、せっかく今授かった智恵が、みんななくなってしまう』…と言われていて、幼い日の私も渡月橋を渡りきるまで、必死に前だけ見て歩いたものだった。

夏の嵐山 振り返ってはならぬ
 夏の嵐山も緑が美しいし、ゆっくり見ながら歩きたかったが。

 息子がずんずんずんずん前を見て歩いていくので、それについていくため、私も一度だけこうしてデジカメのシャッターを切り、後はひたすら、てくてく。

 そうして、息子と私は無事、橋のたもとに到着。

 「かあ(さん)、もう振り返っていい?」

 「いや、念のためや、この道渡ってから振り返ろう」

 橋のたもとには、川に沿って車1台通れるぐらいの道と、小さい横断歩道があったのだ。

 渡った後、

 「せーの!」

 振り返った時の達成感を、親子してすんごく感じました…とさ。(笑)

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最終更新日  2009.08.26 17:30:37
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