RIKIにっき

　パート先の医院で、インフルエンザの予防接種を打つための問診表の記入の補助に入ってくれている事務さんから、たまたま通りかかった私に、ヘルプ要請が入った。

　「何、どないしたん？」

　「患者さんの、熱が測れないんです」

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　さらに事務さんに事情を聞いたところ。

　1度目は普通に、脇にはさむタイプの電子体温計を患者さんにお渡しして測ったが、ずっと体温計が作動しない状態。
　2度目は別の体温計を患者さんにお渡しして脇にはさんでもらった後、事務さんが、患者さんの体温計の入った側の上腕を押さえてみたが、いつまで経っても検温終了のアラームがならず。
　体温計を出してもらったらやっぱり、作動してない状態だった…というのだ。

　「うちが測ってみるし、他の患者さんお願い」

　と検温を引き継ぐことにして、患者さんを別室に呼び入れ。

　「すみません、脇の下をこのティッシュで拭いてもらえますかねぇ、汗かいてはったら熱が上がらないこともあるんで」

　拭いてもらった後、患者さんの脇の下に直接私が体温計を差し入れ、上腕も押さえて3度目の検温をしたのだが…やはり、体温計は作動しない。

　ええ～、何でやねーん？？

　医院にある体温計は、ケースから出すと体温表示部がデジタル表示で"88.8"となると測定可能で、何かしら問題があっての測定エラーだと、"E"が表示される。

　なので今までずっと、『エラーは"E"』と覚えていて。
　
　それなのに今この目の前の患者さんの体温計は、実測モードの3分はさんでも、"88.8"を表示したままなのだ！

　で、4回目の検温。

　仕方ないんで患者さんに了解をもらい、私が脇汗を拭き。
　さらにまたまた別の体温計を持ってきてそのまま、私がその体温計を持ち続け。
　患者さんの脇に密着させた状態にして、脇をしめてもらい。
　さっきの事務さんに、患者さんの脇を押さえてもらって隙間ができないように万全を期して再測定。

　しかし、それでも…測定終了のアラームが鳴らない。

　患者さんの服と下着の間に顔を突っ込み、脇にはさまれたままの体温計の表示を見ると…"88.8"。（￣▽￣;)ﾏｼﾞ？？

　さすがに患者さんも、ウンザリモード。

　水銀計とか耳で測る式の体温計とかが医院にはないため、これ以上は測ってみてもムダだろうと医師に相談。

　「4回測ったんですけど、どの体温計も全く動かんのです。○○さん（患者さん）のお体触らしてもらっても明らかに熱はなさげなんで、検温なしで問診表回しますけどいいですか？(^^;)」

　「…わかりました」

　で、無事に（？）予防接種が終わった後、患者さんは私や事務さんに

　「お手間かけました」

　とわざわざ声をかけて頭を下げてから帰っていかれたのだが。

　すいません、私、何もしてません。（￣▽￣;)

　師長にも、同僚の何人かにも聞いてみたが、計測不能と相成った"敗因"がわからないままなんで、このブログ書き込んでからグー○ル先生に聞いてみることにします…。（汗）

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　↑もしかして、この口の中で測るタイプか直腸で測るタイプの体温計だったら、どうにかなった？(^-^;)

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