カテゴリ:お仕事
今日もパートが終わって、もう帰れる…という時間。
「患者さんのご家族から、問い合わせの電話が来てるんですけど」 同僚皆が昼休憩に入ってて、ひとり残ってた私に、受付のお姉さんが言ってきた。 先日、とある病気で、私のパート先の医院にかかっているその患者さんが体調を崩した。 うちの医院はいわゆる『専門外来』で、特定の病気を診る…というスタンスなところ。 ちょっとした風邪っぴきレベルならまぁ診察するけど、医師が自分の専門外、もしくは自分の専門でも入院が必要なレベルで状態が悪いと判断すれば、医院の"本院"に当たる病院に即、紹介している。 さっきの患者さんはその基準で行けば、本院への紹介が必要と判断されたようで、実際紹介されて、精密検査も予約された。 が。 その患者さんはご高齢で、受診には付き添いが必要な方。 医院と本院、2つの"病院"を受診することになっても、付き添いの都合がつかない…ということで、 「なんでそちら(医院)で全部診てくれないんですか? 病院(本院)での精密検査の結果は、そちらで説明してくださいよ」 とご家族が言ってこられたらしい。 まぁ、その患者さんを普段はずっと医院の方で診察してるわけだし、実際"平日の昼間に付き添って受診する"のも、仕事も家事もあるだろう患者家族としては大変だ。 病院関係は1箇所で済ませたい…というお気持ち、わからなくはない。 わからないわけじゃないが、入院設備もなければ検査機器はレントゲン&心電図しかないパート先の医院では、専門外や重症者への対処には限界がある。 医療関係者として大きな病院である本院への紹介は仕方ないと考えるし、その本院の医師が出した検査の結果説明は、そこの医師がするのが筋である…のもわかる。 「さてどうするべ?」とパート先の医院の医師に声をかけてみたところ、電子カルテから本院のカルテをのぞいてくれた医師は、 「診察したの○○先生(本院の医師)か…、ならボクが説明してもいいよ。(○○先生、患者さんが多いと不機嫌になるから)」 ○○先生のキャラをよくよ~くわかっているうちの医師( ̄▽ ̄;)は、説明は自分がやってもいいとひきうけてくれた。 あ゛~、助かった。 しかし。 今回はこうやって、うちの医師が引き受けてくれたからいいようなものの。 検査をオーダーした医師が結果を説明しないというのは『筋を曲げている』ということで、ほめられたことじゃないのは確か。 一番いいのは、うちの医院と本院が統合でもして、 『ひとつの病院で、あらゆる病気をすべて診ます!』 …ってな一大病院ができれば、患者さんは1箇所の病院に行けばいい…ってことになるのだろうけど。 でもそれって、受診までの待ち時間がとんでもないことになりそうやな。( ̄▽ ̄;)ヒー! 応援頂けるとありがたいです↓m(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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