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Nonsense Story

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あとがき 新年会で想うこと

あとがき ―新年会で想うこと―

 書き途中のものに行き詰まり、一週間くらいでパパッと書けるものをと思って書き始めたのですが、気がつけば軽く三ヶ月くらいかかって年も越してしまいました。そして、書き途中のものは未だに出来ていません。Rashionさんのリクエスト(?)にあった、『三人が片岡君のおばあさんを出し抜こうとする話』です。

 年を越してしまった関係で、完成間近に会社の新年会がありました。
 私がパートとして勤めている会社はあちこちにチェーン店を持っているので、新年会では、各ブロックの長がスタッフを一人ひとり紹介していくコーナーがあります。そこで私はブロック長にこう紹介されました。
「ふーたろーさんはすごくまじめです」
 私はうんうんと安心して聞いていました。事前に『明るくて真面目』と、当たり障りのないことを言ってくださるという話があったので。
 ところが、紹介には続きがあったのです。
「でも」
 でも??? でも、って何ですか!?
「どこか独特の雰囲気を持っていて、時々おもしろいことを言ってその場をなごませてくれると言いますか・・・・・・」
 ひーっ! それって問題発言が多いってことですか!? 独特の雰囲気って、赤松じゃないですか! しかも、何故困ったように言葉を濁すんですか!!
 静かだった会場にはクスクス笑いが蔓延し、隣では、一緒の店舗で仕事をしている直属の上司が、うんうんと頷いています。
 ひょっとしたら赤松のように、自分の気付かないうちにトンチンカンなことを言っているのかもしれません。トンチンカンなだけならいいけど、知らないうちにとんでもなくヤバイことを言っていそうで怖いです。
 発言や雰囲気が赤松に似ているとは思いませんが(少なくとも雰囲気だけは違っていてほしい)、場の雰囲気が読めないところや、こうやって悶々と悩んでいるあたりは似ているかもしれません。主人公に似れば悩まなくて済みそうですが。

 昔、きょうだいの会話を聞くのが好きでした。テレビなどの作り物じゃなく、友達の家などでふと交わされる会話。正月などに親戚が集まった時に聞こえるいとこ達の会話。そのせいか、片岡兄妹のやり取りを書くのは特別に楽しかったです。

 そんなこんなで、3D(ドジ・鈍感・鈍臭い=赤松のこと)の烙印を押されたような人間が書いた話を最後まで読んでくださってありがとうございました。単純に笑っていただければ幸いです。
 読んでいない方も、暇潰しにでも読んでいただけたら嬉しいです。感想などいただけたらもっともっと嬉しいです。他にもこの三人が出てくる話をHP上に載せていますが、特に読んでいる必要はありません。これだけでも気軽に読んでいただけるとありがたいです。
 それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。


2005.4月吉日



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