2018/02/22(木)16:19
ワタクシのセンバツ番狂わせその1
皆さまこんにちは。今日はワタクシが今まで見た中でのセンバツの名勝負について語ろうと思います。
ワタクシは基本夏の大会をメインに見るのですが、それでもセンバツもやはり見ます。
高校野球に興味を持ち始めたのが、確か昭和56年です。あのときは金村義明(報徳学園)や工藤公康(名古屋電気)がいた大会でした。
それからのちセンバツで印象に残っているのが昭和59年以降です。最近はあまり印象に残る試合はないのですが、それでも二試合連続引き分け再試合とか、大阪同士の決戦とかまあ印象に残る大会ではありました。
その中で今日はセンバツで番狂わせを演じた高校を紹介します。まずその1は昭和59年の岩倉(東京)です。
このチームは前年の明治神宮大会で優勝していましたが、それでも優勝候補に挙がることはありませんでした。あのときの優勝候補はダントツでPL学園(大阪)で、桑田・清原が2年生でした。
PLは予想通り決勝へコマを進めました。一方その相手となったのは岩倉で、近大福山(広島)、金足農(秋田)、取手二(茨城)、大船渡(岩手)と全て2点差以内の接戦を制してきました。
特に準決勝では2番菅沢がサヨナラホームランを放つなど勢いに乗っての決勝進出でした。
決勝のスコアです。
PL学園
000000000=0
00000001x=1
岩倉
この大会を振り返っている桑田と清原のコメントの動画です。
https://youtu.be/kE0U16WBMD8
PLに勝つにはまさにこの方法しかないという試合運びを見事岩倉が演じ、初出場で初優勝の偉業を成し遂げました。
岩倉のエース山口はパームボールを有効に使い、強打のPL打線をわずか1安打に抑え完封。清原もヒットは出ず、7回には送りバントをしているぐらいです。
打線は桑田の前に大きく曲がるカーブに苦しみ14三振を奪われますが、それでも8回ウラに前日のヒーロー菅沢が桑田の高めに浮いたカーブを叩き、これで二塁走者が一気にホームを突き、岩倉が先制します。
雨中の試合はPL打線が湿ってしまい、1安打完封負け。これでPLは甲子園での連勝が20でストップしました。
前日の両チームの戦いぶりがそのまま影響したのでしょうか?PLは都城のライト隈崎の落球で辛うじてサヨナラ勝ちをしたのに対し、岩倉はサヨナラアーチで勝利を呼び込みました。結局この勢いが試合を大きく左右したのです。
あのときの岩倉のエース山口がこの試合を振り返っている動画です。
https://youtu.be/JhxJV-nlgTY
あのときの大会は32校中16校が初出場だったような記憶があります。その中でPLは砂川北(北海道)、京都西、拓大紅陵(千葉)、都城(宮崎)、そしてこの岩倉と全ての対戦相手が初出場校でした。
結局この年のPLは夏も国体も準優勝という結果に終わり、岩倉は春の関東大会を制しながら夏は二松学舎大付の前に7対9で敗れ夏の甲子園出場はなりませんでした。
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