鳥子のお買い物&Ao(アオ)物

2009/09/20(日)18:10

Ao(アオ)『スペースオペラ』

音楽もの(17)

スペースオペラ 札幌でインディーズバンドとして活躍していた『raison d'etre』(レゾンデートル)が、『Ao』(アオ)とバンド名を変えてのメジャーデビューミニアルバム『スペースオペラ』を9月2日に発売しました。 シニカルで内省的な色合いの濃かったインディーズ時代からのキーワード『透明感・疾走感・歪み』に加えて、一段外に向いた世界観を感じる1枚となっています。 1.スペースオペラ タイトル曲であり、一曲目としてふさわしい推進力を感じる曲です。 ストリングスを使用して壮大な印象を醸しつつ、LIVE感のあるバンドサウンドも色濃く楽しめる一曲。 2.カルマドライブ raison d'etre時代のマキシシングル『自滅回路』とフルアルバム『夢幻無限ディスコード』にも収録されているファンにはお馴染みの曲のAoバージョン。 LIVEでやっていることをそのままCDにするというコンセプトで、ボーカルはほぼ一発録りで録音したという、勢いと生々しさを感じる曲です。 3.遠くの君へ こちらの曲もストリングスを多用していますが、スペースオペラとはまた違う次元の壮大な世界観を感じます。 叙情的でありながら視線が外に向いた一曲です。 個人的に、『夢幻無限ディスコード』に収録されている『坂の途中』という曲とのリンクを感じます。 4.会いにいく 軽快なメロディーに、不安・裏切り・猜疑心・恐怖等のキーワードを絡めた曲。 5.シゾイドと変拍子 6拍子とサイケで不思議なメロディーに、不可思議で不条理な詩が乗せられた一曲。 個人的には一番LIVEで聴きたい、テンションの上がる曲です。 6.虹 軽やかでポップな印象も感じるメロディーでありながら、言葉選びの端々がAoらしい曲。 ミニアルバム『スペースオペラ』は、インディーズとしては最後のリリース作品であり初のフルアルバムだった『夢幻無限ディスコード』とのリンクも感じるので、併せてこちらのアルバムも聴くと更にAoの世界が拡がると思います。 音楽は好みによって評価の別れる嗜好品なので、聴いてみないと嫌いか好きかわかりません。 聴いて好みじゃなければそれまでですが、聴いて惚れたら是非LIVEに行きましょう! CD音源も良いですが、AoはLIVEが熱いです☆ わたしは昨年の夏頃からraison d'etreにハマリ、地元のLIVEに行きまくってました。 『Ao』になってからは、ミニアルバム発売以降インストアLIVEがいくつか開催され、インストアなのにアコースティックではなく、ちゃんとバンドスタイルなLIVEを楽しませてくれました。 でも、やっぱりインストアだと音響がイマイチで音も小さいので、早くちゃんとした会場でIVEを楽しみたいです。 『Ao』は、10月17日に札幌でワンマンLIVE、11月1日には東京でのLIVEも決定しています。 詳細をAoオフィシャルサイトで確認して、ぜひ足を運んでみてください。

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