2096102 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED  HOWAY THE LADS!!

ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED HOWAY THE LADS!!

NUFCキーワード

※某掲示板に掲載したものです。

【Toon】トゥーン:街のtownがジョーディ発音だとこう聞こえる。「おらが街」ということで、ニューカッスルの街を指し、さらにチームと選手たちのこともこう呼びます。よく雑誌等ではウチの愛称として「MAGPIES(マグパイズ)」が載ってますが、これはどちらかというと、よそのチームがウチを呼ぶ時の愛称で、地元サポはあまり使いません。これも日本では混同されがちですが、Toonはチームおよび選手たちを指し、Toon Army(トゥーン・アーミー/ツーナーミに聞こえます)はサポーターの愛称です。Toon Armyというのは、本来ホームもアウェーも出席率100%のアホ、いえ、熱心なサポーターのことをいうのがスジですので、日本在住の日本人が地元で「私は日本から来たToon Armyです」などというと苦笑されちゃいます。あまりむやみに使わないほうがいいと思います。

【Geordies】ジョーディーズ:イングランド北東部の人々、特にタインサイド(タイン河沿の地域)に住む人々のことをこう呼びます。語源には諸説紛々ありまして、英国王ジョージ2世の支持者だったからという説から炭鉱で使われていたランプのメーカー名説まで。私が個人的に信じているのは地元歴史家の「ジョージ・スティーブンソンのジョージ」という説。フットボールの世界ではタインサイドの住人=99.999999999%ニューカッスルファンなので、ジョーディーズ=ニューカッスルファンということになっております。地元民は決してそんなことは認めませんが、ロンドンの友人たちは私のことも「おまえはジョーディーだからな」といいます。ちなみに単数はジョーディー、ジョーディーズは複数形。

【MAGPIES】マグパイズ:カササギ。羽が黒で胴体が白い鳥です。ウチのシャツと同じ色というわけで、こう呼ばれます。ただし! ウチの専用愛称ではなく、おそれおおくも現存しているイングランドのクラブチームで最古の歴史を持つノッツ・カウンティが白黒ユニから、やはり「マグパイズ」と呼ばれております。私がみるかぎり、ノッツが「マグパイズ」以外の愛称で呼ばれることがあんまりないようなので、ウチは「Toon」の方が収まりいいかもって思います。そうはいっても、ウチのチームマスコットは見た目できそこないのカラスっぽいですが、カササギくんです。名前は男の子がMonty Magpieモンティ・マグパイ、女の子がMaggieマギーといいます。日本の媒体ではいまだに「マグピーズ」と書いてたりしますが、マグパイズですのでお間違いなきよう。

【United】H本はじめとする日本の解説者のせいで、なぜか日本では「ユナイテッド=マンU」になってますが、ウチやウェストハム、リーズなどチーム名にユナイテッドがつくところは、地元では「ユナイテッド」と呼ばれるのが普通です。なので、できればウチのファンの皆様にはマンUを「ユナイテッド」と呼ぶのは止めていただきたいと思います。前のトピでも書きましたが、あくまで私の経験上のことですが、私はたとえマンUのサポでも「ユナイテッド」という人には会ったことがありません。私が知ってるまんゆサポはだいたい「マン・ユナイテッド」といいますね。マンUサポでない人は「マンU」と呼ぶのが普通だと聞いてますし、私の経験上でもそうでした。ちなみにアランは「マンチェスター」と呼んでました(マン・シティのことはなんて言うんだろう??)。SKY SPORTSは珍しい「ユナイテッド=マンU」メディアなのですが、昔ベラミーのインタビューに「俺たちはユナイテッドに負けない」という見出しをつけたところ、ウチのサポーターたちに大批判されました(実際、ベラミーも「マンチェスター」っていってて、ユナイテッドなんていってないし)。

【Howay the lads!】ハウェイ・ザ・ラッズ!:ウチの応援の決まり文句。フツーの英語に訳すならばCome on Newcastle!というカンジでしょうか。lad=少年とか若者という意味ですが、この場合は「やろうども!」ってカンジですね。ちなみに女性はlass。ジョーディ訛りというのは、音の訛りもありますが、言葉自体も独特なので、相当な英語上級者でも「あれはわからん」といいますし(プロの通訳の知人が困り果てていました)、友人のロンドン人は「ニューカッスルは外国」とゆってます(汗)。

名選手産地】ヨークシャー北部からノーサンバーランドにかけてのイングランド北東部は、この国きっての名選手産地です。ボビー&ジャッキーのチャールトン兄弟、スタン・モーテンセン、レイ・ケネディ、ノーマン・ハンター、ブライアン・ロブソン、ピーター・ベアズリー、クリス・ワドル、ポール・ガスコイン、アラン・シアラーを生んだだけでもたいしたものですが、さらにボブ・ペイズリー、おじいさま、ハワード・ケンドール、ブライアン・クラフなどイングランドを代表する名将を輩出してます。こういうお土地柄なので、地元産に対するこだわりには当然強いものがあります。

【ノースイーストダービー】北東部のクラブ同士の対戦はもれなく「ノースイーストダービー」ということになります。その最大のものがウチとサンダーランドの「タイン-ウェアダービー」(H本が「タインサイドダービー」とゆってましたが、大間違いです)。タイン=ウチ、ウェア=サンランであって、「タインサイド」というのはタイン河流域のことであり、要するにウチのこと。サンダーランドはウェア河流域にあるので、あちらのことはウェアサイドといいます。同じようにミドルスブラ(ティーサイド)とのダービーは「タイン-ティーズダービー」(ティー河=ミドルスブラ)と呼ぶのが普通です。日本ではなぜかウチvsサンランだけを「ノースイーストダービー」と呼ぶとか、「タインサイドダービー」なんてありもしないもの(ウチとゲーツヘッドFCやブライス・スパルタンが対戦すればなくもないでしょうけど)が、まかり通っていて残念です。去年H本がボロ戦をして「ノースイーストダービーにしてはおとなしい」などと、わかったふうなことをヌカしてましたが、それは間違い。ウチとサンランは歴史も実績も長く張り合ってきた、たがいに認めあったライバルではありますが、どっちにとってもボロはまだまだライバルと呼ぶのはおこがましいという扱いです。極端なことをいうとボロ戦はどっちにとっても「ダービーの範疇にはない」というカンジです。

【ライバル】ダービーでも説明しましたが、歴史的なライバルはサンダーランド。プレミアシップになってからのウチがライバルと意識しているのはマンUです。今しか知らない人は笑っちゃう話なんでしょうけど、90年代なかばのマンUの黄金期において、ウチは最も彼らに近づけたチームのひとつです。もちろん直接対決となればリバプールやアーセナルも善戦はしてましたけど、タイトル争いという点ではウチやブラックバーンが対抗馬でした。特に95-96シーズンはあと一歩でプレミア制覇できたところで力尽き、マンUにタイトルをかっさらわりて以来、ウチにとっては「一番倒したい憎い相手」がマンUになりました。それは今でも続いております。マンUに勝つと、その試合が絶対ビデオで発売されるんですー。今でも多くのサポーターが「ベストマッチ」に選ぶのは1996年10月20日のピーコック、ジノラ、ファーディナンド、シアラー、アルベールの5ゴールで5-0で勝った試合。もお死んでもいいっちゅーぐらい幸せでした(回顧悶絶)


© Rakuten Group, Inc.