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カテゴリ:銀線名人
我々銀線名人はチューニングだけではなくてキャンピングカーに家庭用エアコンを取り付けるということも仕事です。
某日本最大級のメーカーの取り付け済みのエアコンの室外機が外れて落ちたというのを直して欲しいという依頼が急遽飛び込んだ。 何時になるかは分かりませんが近くでエアコンSOSをやっていますので終わり次第取り敢えず見に行きますと返事をしました。 私としては大変嬉しいお仕事で楽しみにしていました。 SOSが無事終わり◯はの回転寿司で腹いっぱい食べてキャンピングカーのエアコンを見に行く。 取り敢えずお客様が必死で引っ掛けたらしくてバスタオルを二枚挟んで外れないようにしてありました。 ガスは抜けてなさそうだったので、相棒であり相談役のK氏に電話したが連絡取れず。 ギヤのRRトゥインゴに興味が有ったのでルノーへ行った。 まだ発売前でオートマならあるということで試乗させてもらった。 なかなか可愛いので大変気に入った。 是非とも銀線名人を装着してみたい。 そこでK氏から即行けると電話が有ったので、先方に都合を聞きもう一度電話をすると行って切った。 私の25年前のジムニーのひとつ前の2サイクルジムニーを持っているという人と少し話をしてからお客様のキャンピングカーへと向かった。 私より早くついてるかなと行ってみたが、待てど暮らせど来ない。 30分かそれ以上待ったと思う。 何か事故でもあったのかとしびれを切らして電話をしてみると、もう一度電話をするという私の電話を待っていたというのだ。 ああそういえば、ジムニーの話で一杯一杯で電話をした気になっていた私の凡ミス。 謝って支給来てもらう。 楽しみにしていたのはミスが幾つかあるだろう。 最大手にも技術的には全く負けないと思っている私は新たな宣伝文句を書くための取材としてどんな変な取り付けをしているのであろうかと興味ワクワクでしたが、蓋を開けてみると2つ3つどころか嫌になるほどのミスや下手糞が見つかってしまいました。 オークションには取り付け工賃だけで30万円かかると出品しているのですが、なぜそんなに高いのかを証明、説明するいい機会だったのですがあまりにひどくうんざりしてしまいました。 家庭につけるエアコンの取付技術レベルが落ちているのは耳に入ってきていますが800万から1000万にも届こうという価格のキャンピングカーのオプションでこんなに体たらくとはがっかりでした。 最初の写真は室内機の後ろに隙間が当ててがはいるということです。 ということはエアコンの後ろが膨れているので外れやすいということです。 冷房時ですが、室内にドレンを這わす時には冷たい水が通るので汗をかいてしまい室内に水滴が落ちてしまうのです。 室内ドレンには保温工事が必要なのです。 保温工事0でした。 このことは室内機が落ちたということとは無関係です。 どうも、室内機と室外機をつなぐ電線VAケーブルの引き回し方が犯人だったようです。 家庭用エアコンは動く車に取り付けるようには出来てはいません。 いくつか工夫をしないと外れるのは当たり前ですが、全くそれが一つもありません。 日本最大級のキャンピング工場でもこんなものです。 上の方は2箇所で引っ掛けているだけで、下がカチッとロックしなければなりません。 どうも、VAケーブルが邪魔をしてロックが出来なかったようです。 次に又保温ですが室内機の裏の配管ツナギ部分が保温されてませんしドレンもそうです。 これでは、配管に汗をかきドレンよりももっと水滴が滴り落ちます。 素人工事も甚だしい、素人でさえこんな工事はしないでしょう。 どんどん不適切箇所が出てくるので嫌になってしまいます。 コンセントケーブルの取り回し不適切、Tapeを巻いてない。 余りに沢山有るのでこのくらいにしておきます。 故に30万円支払って最初から私どもに任せていただければこういうことは一切ありません。 不良箇所をすべて直し、私どもでは外れ防止対策を二箇所以上致しました。 その他各部点検調整し試運転もOK、メデタシメデタシ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月10日 01時37分21秒
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