|
カテゴリ:ライヴ/コンサート
80年代の半ば過ぎ、
二度目の、だったろうか、GWにパリに出掛けた。 モン・サン=ミシェルに日帰りをしたのが5月1日で、 街ではいろんなひとがすずらんを売っていた。 フランスで5月1日が国民の休日になったのは、 第二次世界大戦後なのだが、 じつは、 自由/Liberte・平等/Egalite・博愛/Fraternite (うぉー! このblogはなんでアクサン記号がダメなんじゃ!) のかわりの国家標語を 労働/Travail・家族/Famille・祖国/Patrie にかえてしまった悪名高きヴィシー政権が、 ナチス占領下の1941年に、労働者の祝日に定めたことに由来する。 それを共和国政権が1947年にあらためて祝日とした。 すずらん(muguet)は、 中世来ユリウス暦の新春、この花を山で摘む風習があったという。 地方によってはべつの花だったりもするようだが、 すずらんが現在では一般的だし、 20世紀初頭には、この日にかぎっては、販売許可がなくとも、 すずらんを路上で売ってもかまわない、という不文律ができた、とか。 ちなみにこの情報は、神戸シュンが月刊「ふらんす」(白水社)5月号、 「パリ歳時記 5月 Muguet de mai」に書いていた記事にもとづいている。 (おぉ、「ふらんす」は1925年創刊だから、85周年なのだそうだ!) ☆ 読売日本交響楽団 シルヴァン・カンブルラン 第9代常任指揮者就任披露演奏会 へ。 曲目は、 バルトーク:二つの映像 作品10 モーツァルト:交響曲第41番〈ジュピター〉 ストラヴィンスキー:バレエ音楽〈春の祭典〉 いい演奏だったとおもう。 部分部分にミスを「感じ」たのだったが、 はて、ほんとうにミスだったのか、こちらの耳がミスっていたのか。 バルトーク作品は、これまでになくドビュッシー色をつよく認識、 モーツァルトのテンポはゆっくりめ? ストラヴィンスキーは、コントラバスひとつだけのピッツィカートとか、 弦が分割され、数人のみが弾くパッセージとか、 コル・レーニョとか、 これまでにライヴではあまりちゃんと耳にできなかった音がわかった。 席が比較的前だったせいもあるだろう。 アンコールは、ストラヴィンスキー《サーカス・ポルカ》。 ☆ 帰りぎわ、アークヒルズの1階、たしかいままで小さな書店がはいっていたところに、 成城石井があるのを発見。 でも、すでに渋谷行きバスに乗っていたので、訪問は次回に。 バスの乗客のほとんどは若い。 連休のせいもあろうか。 2010年5月1日(土)、18:00開演、サントリーホール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月04日 16時25分24秒
コメント(0) | コメントを書く
[ライヴ/コンサート] カテゴリの最新記事
|