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カテゴリ:映画
ジェームズ・キャメロン監督の、ではない。 れっきとした邦画。 原作:山田悠介、監督:和田篤司 音楽:碇英記 高校の門のちかく、 生徒たちが登校してくる、 その手に、手に、いっせいにケータイを持っている、 というだけで、ちょっと気味が悪い。 かなり新しくキレイな校舎とキャンパス、 対して、 ごく稀に映る自然の緑のコントラスト。 この緑をだしたかったから撮ったんじゃ、 などと邪推(笑)。 女子高生たちがケータイを手に、 カルト的に整列し、ガスマスクをつけ、 中心になる人物・阿武隈川道子(橋本愛演じる)が 台に乗って「みよ!」とか言うのをみると、 どうしても笑ってしまう。 滑稽さと不気味さ。 冒頭で、父親が倒れ、 救急車を呼びにいく女の子と、 一種の「復讐」のため、 駈けてゆく阿波野妙子(坂田梨香子演じる)が、 ともに裸足であること。 図式的にはとてもわかりやすいのだが、 女子高生たちが、どう「グループ/サークル」を形成し、 「いじめ」や仲間はずれなどをおこなうか、がよくわかる。 それはまた、 女子高生から、一般化してゆくことも可能かもしれない。 つまりは、カルトや、マイノリティの廃絶のように。 こういう映画を観て、 何かに熱中して、 「サークル」みたいに集団化してしまうことの奇妙さ、 馬鹿馬鹿しさ、に気づいてくれれば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年04月06日 19時59分22秒
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