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2013年10月11日
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 プレトークがあるので、ゲネプロを聴いておいたほうがよかろうと、15時すぎにホールへ。
 客席にいるピアニスト・向井山朋子に挨拶。娘のことを尋ねたら、「うちをでてっちゃったよ。10月から大学生だもん」と。これにはびっくり。これがトークの冒頭にもつながるのだが、向井山朋子と権代敦彦とわたしと、3人で顔をあわせたのは1996年春、アムステルダムでのことで、そのときピアニストが押す乳母車のなかにまだ小さい娘がいた。わたしはまだ会社員で、大規模なフェルメール展がどうしても観たくて、この土地に足をむけた。そして当時はまだパリに住んでいた作曲家の新作《Poème de la Force》を聴く機会も持てたのだった。それから17年。それなりの歳月だ。

 正直なところ、プレトークでは、会場の人たちにむけてということがあるので、プログラム全体の見取り図であったり、作曲家と演奏家との関係というようなことを3人で話ができたら、と考えていた。ところが、相手が権代敦彦とあっては、それではすまないわけで、もっと踏みこんだ、それも期せずして近年自分が考えていることとも重なることがでてきたので、かならずしもとっつきのいい話とはらなかったかもしれない。わたし自身としては何ともスリリングだったのだが。語でごくごく単純化し、テーマ的にいえば、生/死、永遠というようなこと。

 2曲目《デカセクシス》にあるド音のひびきは、3曲目《子守唄》、4曲目で最後の《エッド・エンド》でもあらわれ、特に後半の2曲には、このド音のピアノの連打は槌のように聴き手の心身にうちこまれる、ということ。このド音は一種のピアノ協奏曲である《ゼロ》でも、オケ中のピアノ(つまりソロとオケ中と2台がつかわれている)で聴いたように記憶するが、たしかかどうかわからない。
 《デッド・エンド》でも、《ゼロ》同様、ソロにちかい扱いのオルガンがあり、対して、オケ中のポジティフ・オルガンがある。前者は何度も電気を切られ------譜面台のあかりが消えるので、客席からもそれがよくわかる------、また立ち上げられ、また切られ、と楽器にも負担がかかるし、奏者もまたこまかい音符で弾きつづけるタイヘンさがある。そして、最後にソロ・オルガンが切られて音がでなくなった後、それはポジティフの高音へと引き継がれ、モールス信号のように残っていく……。
 こちらからは最後の音が微妙に低いソの音に聞こえていたのだったが、あとで譜面をみるとファ♯。隣席の某氏と、ド-ソなんだね、という話をしていたので、あら、と。自分だけが聴き間違えていたわけではないのにちょっと安堵したりもし(たぶん、ほかの音との関係で、ちょっとファ♯からするとちょっと高めに、ソからするとちょっと低めに聞こえたのかも。いずれにしろ、あまり耳がよくないのをあらためて自覚)。

 ほぼ21時に終演したとき考えていたのは、あの人に、この人に声をかけるべきだった、学生たちは途中で寝てしまったりするかもしれないけれど、ともかくあの2時間をここに据えつけておいて体感するべきだった、というようなこと。

2013年10月11日(金)@サントリーホール





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Last updated  2013年10月13日 13時34分02秒
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