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2014年04月15日
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カテゴリ:日常
つまり、イジチュールの詩人にとっては、ぼくたちの行為だけでなく、言葉もまた病んでいる。それでも、ぼくたちが自分たちを治すための解毒剤か薬を、あらたな何かを、未知なるもののなかでのみ見つけることのできるその何かを探すあいだ、ぼくたちはセックスを、書物を、旅を探求し続けなくてはならない。たとえそれらがぼくたちを、偶然にもその解毒剤を発見することのできる唯一の場所である深淵へと導くことが分かっていても。--------ロベルト・ボラーニョ「文学+病気=病気」in 『鼻持ちならないガウチョ』、白水社 p.139)

ボラーニョ晩年の短篇と講演原稿を集めた小著にはたっぷりの毒とユーモアが。
作品を書きながらも、その行為そのものへの距離がまた秀逸なのだ。
はっきりとボルヘスを下敷きにし、しかもアルゼンチンのパンパやガウチョを文字上でしか知らないがゆえに21世紀のドンキホーテを演じてしまう『鼻持ちならないガウチョ』(登場するのは牛ではなく、ウサギだ。しかもけっこう獰猛な)。「どちらかというと広告代理店の社員のような作家たちの一団がいた」(p.43)なんて一文もある。
カフカの「ヨゼフィーネ」を下敷きにしつつ、なんとも可笑しく不穏な、つまりはブラックユーモアともいえる『鼠警察』。
一作家の短い伝記のようにも読め、「すでに知られているように、いかなる文学の燦然たるホープであっても、一日だけ咲く花にすぎず、たとえその一日が文字どおり束の間であっても、あるいはその一日が十年、二十年と続いたとしても、最後には枯れるのである。」(p.82)なんて書かれもする『アルバロ・ルーセロットの旅』。
また、2つの講演『文学+病気=病気』と『クトゥルフ神話』が抱腹絶倒。後者について、解説で青山南さんが、ボラーニョはゴシップ好きにちがいないと書いているのだが、まさに。そうそう、青山さんには『小説はゴシップが楽しい』という名著があったっけ。
『野生の探偵たち』や『2666』の前に、まず、ここから足慣らしをしておくのもいいだろう。






Last updated  2014年04月15日 13時43分23秒
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