おもちゃ・こども・のはら・うた

灰谷健次郎



 私は子どもを 教えたのではない。
 あなたたち ひとりひとりから
 逆に私は学んだ。
 人生の生きる意味を
 そして 絶望から
 希望への道を


      (「わたしのであった子どもたち」灰谷健次郎 新潮社)



 
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 ≪その苦悩こそが≫


 子どもにひきくらべて自分はあまりに未熟だという思いは、
 子どもに沿う人間にとって、いつも自らの中に、取りこんで
 おかなくてはならない苦悩のうちのひとつである。
 
 その苦悩こそが子どもに対する唯一の誠実さとなると思う。
 口先だけでなく骨を噛むほどに、
 それを思ってほしいものである。



『灰谷健次郎の保育園日記』
         ~苦悩のむこうの世界はだれにも見えない~ より
              著:灰谷健次郎  発行:小学館)





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