2022/07/03(日)23:07
「Pianos' conversation 2022 鈴木優人plays Bach to Piazzolla」
2022年7月3日。
Bunkamuraオーチャードホールにて開かれました
「Pianos' conversation 2022 鈴木優人plays Bach to Piazzolla」
という、とても楽しい構成のコンサートに連れて行ってもらいました。
今回のコンサートでは
わざわざ運んできてステージに組み立てたパイプオルガン
フレンチ・タイプ二段鍵盤のチェンバロ
スタインウェイのピアノ
の三台を鈴木優人(すずきまさと)さんが
トーク付きでソロ演奏。
バッハだけでなく、クープラン、ラモー、武満徹の
チェンバロソロ曲も弾いてくださったのがうれしかったです。
二部は、<スズキトレス>という
バンドネオン・サクソフォン・ギターの
三人ともが「鈴木さん」というタンゴトリオと
チェンバロ、ピアノ、パイプオルガンと一緒に
バッハ「フーガの技法」に続けて
ピアソラのタンゴセッションをするという
前代未聞の演奏を何曲もやってくださいました。
(チェンバロでタンゴとか初めて聴いた!)
とても楽しかったです。
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私の原点はチェンバロ。
私が小学生の頃から母がチェンバロを習っていて
私もときどき連れられていき
そのうち私がチェンバロを弾くことが母の夢となり
その当時、高校から古楽科があった音楽学校に
中学(はピアノ科)から入学したのでした。
母はその後、市民オーケストラでチェンバロを弾いたり
パイプオルガンも習ったりしながら
ピアニスト・ピアノ指導者もしつつ
最終的には合唱指導&指揮者として人生を全うしましたが…
私は、まったく努力家ではなかったので
(生まれた時から音楽があるのが当然で💦)
他の楽器の伴奏やアンサンブルの通奏低音を担当することが多いチェンバロ専門だったのにも関わらず
練習をせずに遊びまわったり
さまざまな病気に陥っていったりでした。
なのに、何十年もたったここ何年か
無性に「本物のチェンバロを弾きたい」
という気持ちが出てきていたんですね。
我が家にはもう購入する資金も
置き場もないので
鍵盤楽器のプラグインでハープシコードの音を試しても
「違う!」。
あの、羽根が弦をはじく感覚が指先に伝わる感じ。
そして、すぐに狂ってきて自分で調律する作業。
装飾音の入れ方や即興部分を考える楽しさ。
これは、たぶん、やっていた人にしか伝わらないかな…
こんな状態だったので、今日コンサートホールに入った途端
ステージでチェンバロの調律をしている音を聴いて
思わず「懐かしい~」
「コンサートではギリギリまで調律師さんが調律してるのよね」
…味わえてよかった(´;ω;`)ウッ…
なので、体調的にはかなりきつい状態でしたが
夫に「痛みで失神したらごめん」などと言いつつ
最後まで観覧しました。
このところ
「これを逃したらいつあるかわからない」
というような気持ちになることが多く
「やりたい事」の優先順位と
その前後の休息時間の計算をするようになりました。
この件については、
近日中に詳しく公表する予定です☆彡
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