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循環器内科の看護とは?

実際循環器病棟ではどのようなことが行われているか。
まず患者。
高血圧、高脂血症、心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心筋炎、心膜炎、大動脈弁狭窄などの弁膜症、閉塞性動脈硬化症などの患者さんが入院している。
最近では、エコノミー症候群で有名な肺梗塞が増えている。
肺だから呼吸器じゃないの?と思うだろうけど、実際は、肺動脈の塞栓なので、循環器となる。
治療は主に内服や安静の保持、食事、水分制限などであり、管理的なことが多い。
そう、循環器内科は管理に始まり、管理に終わる。
また、指導でもある。
ある意味、糖尿病管理と同じ。
慢性心不全などでは管理ができない患者は何回も入院を繰り返す。
ただし、CCU(冠動脈集中治療室)は別格。
超急性期の患者が収容されており、専門的知識が要求される。
ICUに配属されても、心臓外科直後や心筋梗塞の急性期は見せてくれないところもあるが、それはそういった知識がないと危険だから。
CCUには冠動脈の疾患なので、心筋梗塞、狭心症が中心となるが、実際にはそうはいかなく、重症心不全、重症不整脈あるいは、解離性大動脈瘤といった生命の危険のある循環器疾患患者が収容されている。

他に看護としては、まずモニタリング。
心電図とにらめっこだ。
何台もの心電図モニターがおいてある。
循環器病棟はいつも賑やかだ。
アラームの多くは、電極のはずれだったりするんだけど、その中に危険な不整脈も含まれてたりするので怖い。
しかも、そんな場合は急激に状態が悪化することもあるのでなおさら、気が抜けない。
点滴は微量でいくものが多い。これも特徴的だ。
心臓を助けるカテコラミン類、血管を拡張させるものなどは輸液ポンプを使う。
従って、少しの間違いが、重大な事故になりかねない。
そして、インアウトバランス。
循環器は必須。
入った水分量と、出た水分量の差を出す。
急性期だと一時間ごとに出したりするので面倒。
電卓は必需品。
計算間違えると、おおごと。
利尿剤をいかなくてもいいところ、いってしまったりするから、そんな時は、鬼のごとく怒られるだろう。
循環器のドクターは神経質な人が多いので、そこらへんがうるさい。

まあこんな感じ。
急性期をやりたい人はCCUがいいだろう。
ただし、急性期+重症集中管理が必要なので、初心者にはすすめない。
病棟とはまるで状態が違う。
スワンガンツカテが入ってたり、IABP、PCPSなどわけのわからない機械類も多い。
ただ、病棟も関わりが大切になってくるのでそれもまた面白い。
勉強することは山ほどあるのでやりがいはある。

循環器って専門的要素が強いように思う。まあ、どれもそうなんだけど、特に。
CCUなんてのは、ICUとはまた別に独立してるぐらいなので、それだけ専門性は高い。


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