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ぬるま湯雑記帳

長野蛇行散歩

「東京ディープ散歩」以前に、サワコさんとは地元長野で珍道中をしておりました。ホントはこっちから書くつもりだったんですよ。相変わらずいい加減ですみません。もう10ヶ月も前の話ですが、こちらもいかがでしょう。地元ゆえの妙な思い入れか、だいぶ長くなっちゃいました。

2003年8月12日 長野市6時間ぶらぶら散歩


【コース】
セントラルスクゥエア⇒富蔵屋⇒光風舎⇒善光寺⇒県庁⇒うるおい館⇒三平

【そもそものきっかけ】
だいぶご無沙汰していた東京在住サワコさんが、南信(注:長野県南部のこと)のお友達の出産祝いで長野に来られ、こちらにも足を伸ばしてくださるというので再会を祝して市内観光を計画。事前のサワコさんへのリサーチで「長野県庁」と「トリスタル丼」は外せないことが確実。あとは長野名物の蕎麦と温泉と善光寺を盛り込みました。

【今回の狙い】
あわてず騒がずゆったりとした散歩をする。車での移動が主になりますが、なるべく足で歩けるように。

【その他】
BGM:TV時代劇グレイテストヒッツ2
あーそうだ、途中何度か登場する「栗さん」「栗塚さん」「栗塚旭」がお分かりにならない方は、『映像の巻』トップページ‘なんちゃってプロフィール’栗塚旭の項をご覧ください。

では、行きませう。


★セントラルスクゥエアせんとらる
飯田から高速バスで長野バスターミナルサワコさん到着。いやー、ムダに広い長野県(←暴言?)、3時間半余りの長旅。他県に行ける所要時間です。お疲れさまでしたー。ずいぶんご無沙汰してしまってましたが、お互いナニも変わっておらず、とりあえず笑う。
1時少し前。そばを食べようということで、まずはワタシの愛車「へっぽこ号」にお乗りいただき、長野市のメインストリート(この発言に文句のある方は、自分の胸におさめてください)中央通りにむかい、セントラルスクゥエアに車を止める。現在ここは駐車場。「…ここはですねえ、あれですよ、オリンピックの時の表彰会場だったんです」とおずおず告白。あまりにベタだと思ったんだもーん。しかもしょぼいんだもーん。しかしそこはサワコさん、「ええっ!?」といって、さっそくカメラを取り出した。交互に表彰台にあがって、記念撮影。サワコさんはいい、サワコさんは。ワタシが撮ってもらってどーする。もう1組、そちらはカップルでありましたが、やはり表彰台での撮影をしたいらしい。2組とも気恥ずかしく「あ、すみません」「へへ、どうも」という感じであった。薄汚れて悲しげな万国旗に、錆の出たステージ。旅のはじめとしては不適切であったかもしれない。サワコさんも「ここがねえ…」と感慨深げ。<写真1>


★富蔵家(追記2参照)富蔵屋さん
実はワタシは中央通り好き。善光寺に行くのは中央通りを通るのが礼儀だと思ってる。なのに、善光寺の駐車場は善光寺の裏にあって、仁王門や山門をくぐらず裏から入る仕組みになっている。誠にもって怪しからん!何のための門前町であるか!なのでサワコさんには中央通りを歩いていただいた。
目指すは中央通り沿いの富蔵家。以前友人と食べたそばが美味しかったので、ここならよかろうとご案内。昼どきで混んでいたが、ちょうどカウンターが2つ空いて案内される。ここの天ぷらは大変おいしいが、この日はするするっと行きたかったので、三色ざる蕎麦を頼む。普通のお蕎麦と、レモンを打ちこんだ変わり蕎麦、もう一つはなんだっけか、十割蕎麦だったかなあ。昨日の記憶もあやしいのに、10ヶ月前の話書いてちゃいけませんね。レモン蕎麦、いきなりざるに顔を近づけ、匂いをかぐという暴挙に出るワタシ。お里がしれる。噛むとレモンの風味がすうっとやってきて、「レモンだ」「レモンですね」と言って食べる。そういったことは覚えてます。おいしかったー。食べ終わって蕎麦湯で一息入れていると「ああっ、写真撮り忘れた!」とサワコさん。ワタシも忘れました。<写真2>


★光風舎(追記1参照)看板
富蔵家さんのお隣にある、古レコード屋兼古本屋兼ギャラリー兼出版社。ひょっとしたことから以前ここの田中さんとおなじみに。勝手しったる他人の店、「こんにちはー」とずかずか入ってゆく。椅子をとコーヒーを出してもらい、しばし談笑。ご夫婦でレコード収集をされているサワコさん、「見始めたら買いたくなるから」と言いながらも、さっと見ただけで2枚お買い上げ。負けじと(?)ワタシは水木しげるの「近藤勇」を買う。まさか善光寺参りでレコードを買うことになろうとは、サワコさんも思わなかったでありましょう。田中さんは忙しそうに店に出たり入ったり。そろそろ善光寺が呼んでいる。<写真3>


★善光寺古い写真ですが
光風舎からは善光寺はすぐ。参道をひやかしつつ、本堂へ向かう。サワコさん、オリンピックキャラクター「スノーレッツ」のピンズお買い上げ。はー、未だに売ってるのねえ。
サワコさんは小学生以来の善光寺とのこと、せっかくだからお戒壇めぐりしましょうか、ということに。お戒壇めぐりとは、善光寺の床下(戒壇)をぐるりとまわって、出口付近の「鍵」をさわると極楽にいける、というもの。この戒壇が真っ暗闇でねー、本当になにも見えん。壁をつたってそろそろ歩くのが「売り」。夏休みということもあって、家族連れ等わんわん。ご開帳以外でこんなに混んでるお戒壇巡りには、初めて遭遇。結構何回もやってるのね、ワタシ。「スリに注意」の張り紙なんかあったりして、「ここでスリ働くなんてプロだ」「絶対極楽には行けん」などと話しているうち順番が。しかし、人数制限しなくてだいじょうぶかあ?どしどしヒト入れてます。いつもはもっとヒヤッとするはずのお戒壇に熱気が。心持ち息苦しい。ときどき前に進まなくなる。お戒壇はヒト一人がやっと通れるくらいのせまさのうえ、そこそこの長さがあるので、この状態で一人でもパニックおこせば、鍵を触る前にみな極楽へ…。ハラハラしたあ~。善光寺さん、ヒトが多い時はちょっと気をつけてね。帰りは「すや亀」のみそソフトなぞ食し、豆売りばあちゃん(この数日後、山門の工事開始と同時に廃業。姿を消してしまった)を眺めたりした。<写真4>


★県庁(追記3参照)やっしー
ガラス張りの知事室、実はワタシも今回が初めて。いつか見られるいつか見られると思って、こんな機会がないとやっぱり見ないんだよなあ。セントラルスクゥエア(←とても書きづらいです。スクエアじゃいけなかったのか。)から県庁は車ですすっと。ガラス張りの知事室には知事の姿なし。今はどこそこにいる、という張り紙がしてあった。読むのも面倒なので、ちらっとみただけだったが、ヤッシーのおっかけ?の男性が「今(長野)駅にいるよ」と教えてくれた。知事室の前には、ヤッシー等身大のパネルが。「お剛さんそこ立って」と言われ、ヤッシーパネルの脇でピースをするという世にも恥ずかしい写真をサワコさんに撮られる。サワコさんは固辞。受付でヤッシーの名刺がもらえるということ、本当はソラミミスト安斎さんデザインのが欲しかったが在庫切れ。幼稚園児の描いた牛の絵の名刺をいただく。あとは県庁食堂の様子を見たり。<写真5>


★うるおい館うるおい
県庁の裏に温泉が湧いた。裏といっても県庁から車で3分くらいかかるのかな。2種類の温泉があってお湯はたいそう良く、日帰り温泉としては上々の人気。県庁駐車場を出て右折すればすぐそばなのだが、右折禁止のトコロだったので、ちょいと遠回りしてうるおい館へ。その時だったか、BGMとして『TV時代劇グレイテストヒッツ2』収録の栗塚旭『風』をサワコさんに聞いていただく。二人で爆笑。『野良犬がいく』は可笑しくないのになあ、『風』はどうしても笑ってしまう。こんなファンですみません、栗さん。
さてうるおい館。サワコさんとはとうとう裸の付き合いに。いつもどおりの賑わいだか、幸い混み混みとまではいかず、洗い場も確保。早々に洗うトコ洗ってお風呂にゴー。内湯に露天、歩行風呂やジェットバスがあり、いろいろ試してみる。ワタシはジェットバスが苦手。全身かゆくなってしまう。そこでサワコさんが挑戦。スレンダーなサワコさん、ジェットの水流で体のコリをほぐすどころか、ふわーっと浮き上がる。下手すりゃ反転しそう。隣にはサワコさんの2~3倍はありそうな方がどっしりと寝そべっていて、陸(?)から見ているワタシは可笑しくて仕方ない。サワコさんも笑ってる。2人そうそうに退散。やっぱり露天が気持ちいい。風呂からあがってしばし休憩。<写真6>


★三平トリスタル丼無念
ある意味メインイベント。一時期話題を呼んだ時代のあだ花「トリスタル丼」を食べに「三平」へ向かう。ちょうど夕食のお時間。サワコさんとのお別れも近くなってしもうた。…もうお忘れの方も多いでしょうが、ヤッシー就任時に彼の著書『なんとなく、クリスタル』をもじってつくられたこのどんぶりは、「鳥+酢+タルタルソース」の絶妙なハーモニーだそうで。ああ、ヤッシー期待されてたんだなあ(遠い目)。ワタシも噂で聞いただけで食べてない。「三平」自体は出前等でお世話になっていて、おいしいことは知っている。高鳴る期待。
店に到着。車を使えば、ここもうるおい館からそう離れてない。長野市ってホントに動ける範囲がせまい。「三平」はごくごくフツーの中華屋さん。座敷にあがらせてもらい「トリスタル丼を2つ」と注文すると、おかあちゃんから衝撃の告白がありました。「すみません、トリスタル丼は予約制なんですよ」…とりあえずこの店の名物の焼きそば2つに切り替え、その後笑いが止まらない2人。泣く。「無いのは鳥ですかね、タルタルですかね」「予約って一体…何のための予約…」確かにトリスタル丼の札は壁からおろされ、下の方に置かれている。ワタシは定休日は電話で聞いていたが、よもやトリスタル丼が予約制とはこれっぽっちも思わず、最後の最後でやってもうた。「サワコさん、もう一度長野きてください!今度は予約しときます!」リベンジを誓う。しかしそのころヤッシー健在か?焼きそばは相変わらずうまかったです。<写真7>


★中央通り~長野駅
おりしもお盆前のお花市で中央通りは夜の歩行者天国開始、車はそのままコインパーキングに置いて、歩いて駅までお見送り。ちらちら露天を見たりしててくてくと。駅を目前にしちょいと解説。「サワコさん、ここ、オープン初日に世界一の売り上げ記録したスターバックスです。」「えー、すいてるー」とのおコトバ。熱しやすく覚めやすい県民性がうかがえる。駅。も一回トリスタル丼について念を押しつつ、改札にてお別れ。 
 
【まとめ】
ワタシが珍しく地元長野市を‘案内’したパターン。方向性が似ている方だったからこそ成立したコース。楽しかったなあ。東京編と同じことを言いますけど、一般的な「観光」をしたい場合は旅行会社に相談しましょう。サワコさんありがとうございました!


【追記】
追記1:光風舎店内
せっかくなので、田中さんと顔なじみになったきっかけを。うへへへ長いよー。題して「ニキビが吹き出せば栗さんに近づく」
ワタシ、いい年をして小学校来のニキビがいっこうに治らん。善光寺よりもっと西に行った皮膚科の薬が比較的効いて、時々薬をもらいに行く。このお医者さん、とにかく道がせまいトコロにあるので、ワタシのドライビングテクでは無理。なので、このお医者さんへ行く時は、運動も兼ねて電車と徒歩にしています。帰りは善光寺界隈とか図書館とかをぶらぶらするのがお決まりなのであります。
昨年7月、この日も薬を出してもらって、てれてれ中央通りを歩いておったら、光風舎の立て看板発見。初めて見た。‘古本・古レコード’って書いてある。当時ワタシは栗さんのレコードを探していたので、おまけに古本も好きなので、のぞいてみようかという気になる。しかしこのお店、とてもほそながーいツクりになっているので奥が見えず、ちょいと入るのがためらわれる。慣れちゃうとなんてことないんだけどね。躊躇してるとおとうちゃん登場。「どうぞご覧ください」…おっかなびっくり入っていくと、この「ほそながーい」トコロはギャラリーでした。作家さんの作られたお皿やぐい飲み絵葉書がおかれ、昔の善光寺近辺の写真が貼られてます。
それを見ながら奥へ行くと、古本と古レコードのスペースが。「宝塚」「シャンソン」等ワタシの心をつかむレコードがあったりして、ぱらぱら物色するも栗レコードは無し。思い切っておとうちゃんに聞いてみることに。「あのう…時代劇主題歌のレコードありませんか?できれば…クリヅカアサヒの…へへっ」…いい年したおねいちゃんが時代劇レコード探してるってのは、やっぱりねー、恥ずかしいんですよー。この時のワタシの心中をおもんぱかっていただけますか皆さん。
そしたらおとうちゃん、「時代劇ねえ…」と言いつつレコードを探してくれて、さらに「クリヅカアサヒですか、新選組血風録ですね」と返答。あっ、おとうちゃん知ってるんだ!「誰ですか」などと言われたら目もあてられないと思っていたワタシ、ほっとする。そしてさらに思いがけないおコトバを耳にしましたよ。「実はですねー、わたし、栗塚さんに取材してるんです」「えええええー!」絶叫。勧められる前に店のパイプ椅子に手を出したワタシ、座る気まんまん。で、コーヒーを出していただいて、栗さんやら役者さんやら新選組やらで1時間くらい大盛り上がり。
おとうちゃんは前述のとおり、田中さんとおっしゃいます。ななんと『英雄の時代1 新選組』(教育書籍:絶版。『新選組の巻』参照)の編集者さんでした!!学生時代は京都にいらっしゃったから、そのころの若王子もご存知でした。田中さんのお話聞きたい方は、光風舎へ行きましょう。幕末話も強いです。栗レコードはありませんでしたが、良い意味で、思わぬこととなりました。それからちょいちょいお邪魔してます。<写真8>
教訓その一:人間歩くべきだ。
教訓その二:恥ずかしくても自分の趣味はヒトに聞いてもらう。
教訓その三:ニキビが治らなければお医者さんへ。
光風舎:移転しました。


追記2:富蔵家
数日後、栗トモを連れて光風舎へもういちど田中さんの話をききにゆく。その時に、光風舎でぐい飲みや杯を買うと、隣のお蕎麦屋さんで使って飲めるとのことが判明。栗トモが杯を購入、お酒無料サービス券も出してもらって行ったのが富蔵家さんに入った最初。お蕎麦は量も多くて美味しくて。さらに昼間から飲めてゴキゲンでした♪
その後、光風舎田中さん企画のそば会に参加するようになり、すっかりお世話になってます。ご主人はテレビ出演も多くて、HEY!HEY!HEY!にも出てらした…と気づいたのが、寄せていただくようになってだいぶ経ってから。ニブくてすみません。詳しくは富蔵家さんのサイトをどうぞー。通販あります、お試しください。
富蔵家:長野県上高井郡小布施町上町958
 移転しました

追記3:県庁
サワコさんをお連れする前に、県庁へ下見。ヤッシーの発案により「おまかせコンシェルジェ」なるホテルマンみたいな案内人が県庁に登場しました。せっかくなので聞いてみる。「あのー、トリスタル丼は県庁では食べられますか?」…後にも先にもトリスタル丼について質問したのはワタシ一人ではなかろうかと自負してます。「いえ、こちらでは食べられません」「出前も…ないですねえ」「JA長野ビルの近くにお店がありますが…分かりますか?」「あそこの焼きそばおいしいですよね」いろいろご親切にありがとうございました。奇しくもサワコさんをお連れした時の「おまかせコンシェルジェ」は、この時の男性でした。気づかれたかどうかは分かりませんが、ワタシは目礼をして通り過ぎました。

【今回の写真】
今回はこんな感じ。
<写真1>セントラルスクゥエア。さびしげですね。
<写真2>富蔵家さん入り口。
<写真3>光風舎看板。この看板に気づいてよかったです。
<写真4>古いわー、こないだのご開帳時の善光寺です。
<写真5>ヤッシーパネル。サワコさん提供。この隣にお剛がいます。
<写真6>うるおい館。後ろの緑は旭山(あさひやま)、そして送電線。
<写真7>三平の名物焼きそば。サワコさん提供。
<写真8>光風舎内より中央通りをのぞむ。ね、細長いでしょ。



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