相方の先生のライブは盛況だった
ウチの相方のフルートの先生を、家にお招きした時、「今度ライブをやるので、観に来て下さいね」とお誘いを受けたので、嬉々として行ってみた。駅前にあるそのバーは、「ある理由」から私も以前、よく通っていたところで、週末になると、よくライブをやる。ジャンルは、以前はブルースや軽いジャズが多かったが、最近は色々と幅広くやっているようだ。フルート アルタス A1007E相方と電車でその町まで行き、駅前でまず腹ごしらえをしようと、相方の希望で、焼き鳥屋に入った。チェーンの安い焼き鳥屋なのだが、とにかく店員がやかましい。注文をもらったり、席まで持ってくるたびに、そいつが「○○注文いただきましたあ~」とか報告し、他の店員全員が「ありがとうございます??」とか何とか唱和する。あまりに気になるので、少しだけビールを飲んで、外へ出た。それで、何軒か離れた並びに、前から少し気になっていた店構えのすし屋に入ることにした。入ってみると、土曜の駅前だからか空いてはいたが、ネタの品揃えなど、結構、気の利いた店だった。大阪や名古屋で修業を積んだという大将は、ちょっと口数が多いのが気になるが、まあ、お客が少なかったからだろうと、いいように思うことにした。熱燗で、刺身と適当にすしをつまんで、早めに目的のバーへ移動することにした。生粋 宮の雪 1800mlところが、店に入ってみると、客がいない!いや、よく見ると一番前の丸テーブルに、もうリタイヤしたような初老の夫婦が一組いた、二人だけだ。こわごわ、相方がその夫婦に声を掛けてみた。「ライブ、聴きに来られたんですか?」すると、「ええ、生で聴くのが好きなので、よく来るんですが、前は来るのが遅くて席が一杯だったので、少し早めに来たんです。」ということだんだん心配になってきた相方はそわそわしだして、「なあ、誰か知り合いで呼べる人、いない?」といい始めた。まあ、相方にとっては先生なので、ライブのお客が少ないと、気の毒だと思うのは無理もないが、、、ただ、もう9時になろうとしているので、今から呼んで来るやつはいないだろう、普通、と思ったが、あんまり言うので、会社の女の子で一番、家が近いヒマそうなやつに電話してみた。すると、「あー、もう家で一杯やっちゃってるんでえ、無理ですう。今度はもっと早く言ってください」って返事だった。晩酌などしおって、あんたは、おっちゃんか?他にも、電話したが、いい返事はもらえず、ヤキモキしてきた。そこへ、先生(前回登場のエキゾチック美人)がやってきた。他のメンバーも、同じような年恰好の女性だ。ちょっと立ち話をしたが、どうもドラムの人が到着していないということだったので、少しスタートが遅れるという。そのうちに、だんだんお客さんが増え始め、席が埋まり始めた。遅刻してきたドラマーを待って、ようやく30分遅れで、ライブが始まった頃には、ほぼ満席となっていた。ほっとした。曲は、基本的にはスタンダードなジャズやポップスをジャズ風にアレンジしたものが多く、イージーリスニングって感じだが、時折、先生のフルート、ボーイッシュなサックス、女の子っぽいキーボードのアドリブも、なかなかのものだった。LUPIN THE THIRD「JAZZ」PLAYS THE“STANDARDS”&OTHERS正直、私も結構、アルコールが入っていたので、曲名があんまり思い出せないが、耳に残っているものでは、デイブ・ブルーベックの「タイム・ファイブ」や「フライ・トゥ・ザ・ムーン」をアップテンポにアレンジされた曲、「ルパン三世のテーマ」などは思い出される。ただ、あんまりポップス、ポップスしたものを演奏した時は、そこの変わり者のオーナーは舌打ちをして、いやそうな顔をしていたが印象的だった。30分くらいのセッションが、休憩をはさんで2回あって、ライブは11時頃終了した。良いタイミングで、電車がありそうなので、そそくさと店を出ることにした。支線に乗り換え、最寄りの駅に着いたのはもう、12時近くになっていた。相方は、例によって、やはり飲み足りないらしく、その駅前の焼酎バーに入るといってきかなかった。そこで、くっさい芋焼酎「なかむら」のロックを飲みながら、二人で、昔話をした。なかむら・玉露本甕仕込・甕仙人1.8L×3「昔、あんたあのバーによく通っていたよねえ」「いやあ、、なんでやったんやろうねえ、、、」「へー、とぼけるわね~、気に入った娘がカクテル作ってたからやろ?」残念ながら、図星である。当時20代半ばの左利きの女性バーテンダーに、かなり惹かれていたのは確かである。ただし、別に何をしたわけでもないし、あっちは単に馴染みのお客というだけだったに違いない。でも、カウンター越しに、そのコと映画の話なんかをするのが、楽しくてしょうがなかった。相方は、それとなく知っていて、「どうせ、そんな熱はすぐ醒めるやろ、、」と思っていたと言う。【Aポイント+メール便送料無料】ケリ・ノーブル Keri Noble / レット・ゴー【初回限定盤】 (日本盤CD)【K先々週発売】その子が店をやめて、その後、結婚したと聞き、実際、店から足が遠のいた。まあ、完全に見透かされていたわけだ。何となく、微妙な感覚だ。酔いも手伝い妙な気分になりながら、二人で夜道を歩いて帰った。翌朝、ケリ・ノーブルの新しいCDを聴きながら、二日酔いの頭を抱えて、濃いコーヒーを飲んだ。