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DM喫茶 あまやどり

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16弾評価

16弾カード評価、ってことで、普通に16弾を考察。


まずは、「この廃れた時代を一変させる力を持つカードが現れたのか」。
除去バジュラズ、WS、ボルバルだらけで、つまらないと言われているこの時代。
この時代を変えてくれるのか、ということです。

今回、私は16弾を、「8弾自体の転生」と考えます。
8弾は、「龍の人気」によって、とてつもなく売れたそうです。
ですが、その周りを固めるカードたちは、面白いカードばかり。
「強い」カードは少なかったと思われます。
《バジュラ》《アブゾドルバ》《バイラスゲイル》の人気によって爆大的にに売れたのです。
癖のあるカードと、格好いい龍。
この龍達は、バジュラランデスや、ドラゴンデッキの幅を広めることができました。
結果的に、今もドラゴンデッキはそれなりに人気もあり、地雷デッキとしても活躍しています。
8弾は、「時代を変えて」くれました。


今回の16弾も、「龍の転生」というテーマで成り立っています。
《ヴァルキリアス》《ブラムグレーム》《アバスノナリス》、全て格好いいカード。
子供達からの「龍の人気」によって、16弾は人気のあるエキスパンションになってくれるでしょう。
そして、8段と同じようにその周りを固めるカードは面白いカードばかり。
《デュランザメス》《デスワルツ》《マーシャルクイーン》など、ネタデッキとして活躍できる可能性のある、癖のあるカードが何枚も。
ネタデッキビルダーが興奮するようなカードがばかりで、中学生以上のオープンクラスの方からも支持されるでしょう。

これほどまでに、8弾と酷似しています。
新しいタイプのドラゴンデッキがレギュラークラスで。
癖のある、テクニカルなデッキがオープンクラスで暴れまわってくれることでしょう。
きっと、時代を変えるエキスパンションとなるはずです。


そして、16弾のカード評価。
個人的に一言申したいカード、気に入ったカードなどを紹介していきたいと思います。
(癖のあるカードも龍達も、1枚づつここで紹介するのは大変なので、1枚づつのカード評価が見たい人はこちらの投稿者ブラウズのKeisukeからご覧ください。)

まず、《アバスノナリス》。

超神龍アバス・ノナリス
ドラゴン・ゾンビ 7マナ パワー8000
■進化―自分のドラゴン・ゾンビ1体の上に置く。
■相手のクリーチャーは、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

《バルホルス》とどちらが強いんだろう?という疑問から始まるこのカードですが、これは《バルホルス》の方が強いです。

《アバスノナリス》は、

1.パワーが+2000
2.闇単色
3.アタックできる
4.ブロッカー除去が効かない
5.1マナ軽い

の代わりに、

1.進化クリーチャー
2.《母なる大地》で出せない
3.《バルホルス》には《ヘブンズゲート》がある

という弱点があります。

利点の方が圧倒的に多いのですが、弱点の一つ一つが致命的なのです。
進化クリーチャーは、「効果が強くても、種が弱いから使えない」ということがあります。
ドラゴンゾンビは、弱いわけではないのですが、強いわけではありません。
使えるのなんて、《ギランド》《バグラザード》ぐらい。
進化は難しいでしょう。

《母なる大地》で出せない、というのも致命的。
もし埋められたときに復活するのは難しく、一発《母なる大地》で埋められてしまっては、殆ど復活できません。
こちらから出して奇襲をかけることも難しいです。

これらのことから、《バルホルス》の方が強く、《アバスノナリス》は使われずに終わってしまうかもしれません。



次に《マーシャルクイーン》。

マーシャル・クイーン
スプラッシュ・クイーン 3マナ パワー5000
■進化-自分のスプラッシュ・クイーン1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を3枚まで裏向きにしてシールドに加え、
 その後、同じ枚数のシールドを自分の手札に戻す。

このカードは、除去コン対策がふんだんに使われています。
進化カードなので《盾》が効きません。
《盾》《パクリオ》で沈められたカードを、手札に戻すことが出来ます。

ただ、種が乏しいのです。
3マナと軽いのに、最軽量の種が3マナ。
これでは軽さの意味がありません。
使える種は、《ローザロッサ》《マリブダンサー》程度。
2マナの種が出れば化ける可能性は十分ありますが、今のところはちょっと難しいと思われます。


次は《モールス》。

盗掘人形モールス
デスパペット 5マナ パワー2000
■G・ゼロ-自分の墓地にクリーチャーが6体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。

地味に、デスパペットの中で一番重い。うん。それだけ。
今、「実は16弾で1番強いんじゃないか?」と噂されるカード。
墓地のクリーチャーが要らないデッキなんて殆ど無いでしょう。
闇クリーチャーだけでなく、他の文明も回収することが出来、特に専用で組まなければならない効果でもないため、非常に使いやすい効果です。

当然ですが、Gゼロは重いカードの方が強いんです。
《マッドギター》のGゼロよりも、《デュランザメス》のGゼロの方が、発動した時に強い。当然です。
この《モールス》は、Gゼロした時嬉しい重さでありながら、十分に手札から出せる重さ。
非常にちょうどいい重さなのです。

極限まで使いやすさを追求した《モールス》だからこそ、このように支持されるのでしょう。


最後は《ジェニー》。

解体人形ジェニー
デスパペット 4マナ パワー1000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見てその中から1枚選び、捨てさせる。 

今回、12月18日現在、DM vaultで一番高評価のカード。
確かに、《策略の手》《マスクドホラー》よりは絶対に強い。
だが、《パクリオ》と比べたらどうでしょう。
墓地ならば、《モールス》《ダークヒドラ》などで簡単に回収できますが、盾ならば回収する術は格段に少なくなります。
確かに強いのですが、《パクリオ》のせいで弱く見られてしまうカード。そんな可哀想な役回りです。

デッキに入れる際は、ハンデスデッキではなく、他のデッキに2,3枚入れるのがお奨めです。
ハンデスデッキは、手当たり次第に手札を減らしていくために、手札を選んで捨てる、なんて、殆ど意味が無いんです。
手札が肥えている相手には《ロストソウル》を撃つでしょうし。


因みに、4枚カード評価しましたが、3枚が闇文明。
その内2枚がデスパペットです。
今回、《エンドレスパペット》が強化されたのは、言うまでもありません。



2005年、最後のエキスパンション16弾。
8弾と同じように、人気になってほしいものです。


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