聖騎士ハーフデッキ評価DMが勢いを取り戻したと言われた「ハーフデッキ」。私は弟をお使いにやり、ハーフデッキを買ってきてくれるよう頼みました。 以前からグラデビが欲しいと言っていたのでそっちを買ってきてくれるかと思えば、買ってきたのは「アークセラフィムリバーサー」。 すっかり意気消沈の中、しょうがなく回してみた所、これが中々強い。 というわけで、「アークセラフィムリバーサー」についてのコラムです。 ・ハーフデッキ ハーフデッキは、2種類発売されました。 グランドデビルフィニッシャーとアークセラフィムリバーサーです。 グランドデビルフィニッシャー レシピ 《魔皇アゼルザード》x1 《封魔ガルマジアス》x2 《デーモン・ハンド》x2 《封魔ラウーム》x2 《バイス・サイクロン》x2 《ヘキサリオ・ドラグーン》x2 《光線人形ストリウム》x4 《封魔エリゴウル》x3 《デス・スモーク》x2 アークセラフィムリバーサー レシピ 《聖帝ファルマハート》x2 《パニッシュ・ホールド》x1 《リバース・サイクロン》x2 《霊騎サイヤ》x2 《霊騎ラハース》x2 《聖帝ソルダリオス》x1 《強襲の長》x2 《霊騎サンダール》x2 《霊騎ラグマール》x4 《ダンディ・ナスオ》x2 やはり、グランドデビル側の《デーモンハンド》《バイスサイクロン》等欲しさに、グランドデビル側の方が人気が出たようです。 ですが、アークセラフィムにも《ダンディナスオ》《ラグマール》などの使えるカードが多く入っています。 それなのにグランドデビルのほうが人気が出たのは、《デーモンハンド》のレア度のせいでしょうか(^^; ・戦略性 初心者がDMのデッキ作りを学ぶ、という面では、「デッキのコンセプトが見えやすい」デッキが優れているといえます。 グランドデビルデッキは「グランドデビルで殴りながら、呪文で邪魔するぜ!」というコンセプトのようですが(詳しい所は良く分かっていません。すいません)、 アークセラフィムは「《ラグマール》、タップカードをコントロールして相手の邪魔をした後、《強襲の長》でトドメをさす」というコンセプトがハッキリ見えます。 明らかに、グランドデビルよりもアークセラフィムの方がコンセプトがハッキリとしていますね。 《リバースサイクロン》、《ソルダリオス》、《ダンディナスオ》など、タイミングが少し難しいカードも多く、考える必要性を感じさせます。 《ガルマジアス》などもタイミングを考える必要がありますが、なんとなくでもルールが分かっていれば「最後に攻撃した方が得」ということは気付きますしね。 さらに、アークセラフィムはコントロールよりなため、「盾をむやみやたらに攻撃するばかりじゃいけない」ということも学べます。 速攻デッキで殴るのも魅力ですが、相手に手札を与えることがいかに危ないかを学ぶには素晴らしい題材だと思います。 進化獣がグランドデビルフィニッシャーより若干多く、カッコイイのも一つのポイントかもしれませんね(^^)/ 収録カード評価 《デーモンハンド》に代表されるように、ハーフデッキをパーツ目的で買う人も多いはず。 1枚1枚のカードの強さはどれほどのものなのでしょうか。 《聖帝ファルマハート》 光 アーク・セラフィム 5コスト パワー7000 ■進化-自分のアーク・セラフィム1体の上に置く。 ■メテオバーン-相手のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。 そうした場合、このクリーチャーはアンタップされ、そのターンの終わりまで「ブロッカー」を得る。 ■W・ブレイカー MBでブロッカーになるセラフィム進化。 アークセラフィムは元々優秀なため種は十分にあり、進化するのは全く苦ではありません。 5マナ7000というサイズは十分フィニッシャーサイズであり、デッキの中心アタッカーとなってくれるはず。 MBのブロッカー能力は《ピーカプのドライバー》などで破壊されない代わりに、ブロッカーになれるのは一瞬。 タイミングを外してしまえば、犬死にとなってしまいます。 同コスト高パワーで種も豊富な《カイザルバジキューラ》の方が安全な気が。 《パニッシュ・ホールド》 光 呪文 5コスト ■ストライク・バック-光 ■バトルゾーンにあるクリーチャーを2体まで選びタップする。 1コスト上に《ホーリースパーク》があるため、やはり選んでコレを使いたがる場面は少なめ。 SBである点、3マナブーストから繋げる点、自分のクリーチャーもタップできる部分に注目して使わないといけません。 効果自体は強いため、《ホーリースパーク》が使えないルール、《ホーリースパーク》が手に入らない場合は結構な強さを誇ってくれます。 《リバース・サイクロン》 光 呪文 2コスト ■サイクロン ■バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 《霊光の化身》程ではないが、抜け出しづらいタップ制圧能力。 毎ターンクリーチャーを出す必要がありますが、それでも十分すぎるほどのカードパワー。 《マリクス》なんかを投げつつ、《ファルマハート》なんかで殴り返すタップキルで制圧。 《ガルドス》なんかとのコンボを序盤に絡めつつ、大勢のクリーチャーを並べられれば《地獄万力》で一掃、のような動きも面白いかもしれません。 《霊騎サイヤ》 光 アーク・セラフィム 3コスト パワー4000 ■ブロッカー ■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃することができない。 標準サイズのブロッカー。 タップキルを主力にしていけば、4000というパワーが序盤は火を噴く。 特に効果はありませんが、《キンゼラ》のように長く愛されることでしょう。 《霊騎ラハース》 光 アーク・セラフィム 3コスト パワー3000 バニラクリーチャー 標準サイズのバニラクリーチャー。 アークセラフィムパーツが足りなければ入れる、という形が多くなるはず。 弱いわけではないですが、わざわざ入れるほどでもない、そんな寂しいカード。 《聖帝ソルダリオス》 自然 アーク・セラフィム 6コスト パワー6000 ■進化-自分のアーク・セラフィム1体の上に置く。 ■メテオバーン-自分のクリーチャーが攻撃できる時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。 そうした場合、進化クリーチャーでないアーク・セラフィムまたはビーストフォーク1体を、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 ■W・ブレイカー MBでタダでマナからクリーチャーを出せるアークセラフィム進化。 マナに埋まった《サンダール》や《強襲の長》、《ラグマール》などをタダで出せるのは相手からすれば非常に厄介。 パワーは低めですが、それを差し引いてもこのコストパフォーマンスは流石限定VR。 直接ゲームエンドになるカードは《強襲の長》ぐらいしかありませんが、掘り返せば《ウインドアックス》や《スピリット・サティーク》など、戦況を有利にするカードもチラホラ。 アーク・セラフィムデッキに1、2枚入れると、面白い動きをしてくれます。 《強襲の長》 自然 ビースト・フォーク 6コスト パワー4000 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、 そのターンの終わりまで、バトルゾーンにある自分のアーク・セラフィムと自分の他のビーストフォークすべてのパワーは+3000され、「W・ブレイカー」を得る。 アーク・セラフィムデッキの基本フィニッシャー。 《ソルダリオス》や《母なる大地》で急に出てきて戦況をひっくり返す感覚は病みつきに。 《ダンシング・トーテム》よりも持続性に欠け、突発性に優れています。 どちらを選ぶかは好み次第ですが、アークセラフィムもパワーアップできる点が大きいかと。 《霊騎サンダール》 自然 アーク・セラフィム 6コスト パワー4000 ■自分のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、 アーク・セラフィムまたはワイルド・ベジーズを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 自然の《ダークヒドラ》とも言うべきループ性能。《ラグマール》とのグルグル制圧から逃げ出すのは至難の業。 《ダークヒドラ》《ディオライオス》x2=8マナ 《サンダール》《ラグマール》x2=7マナ(《ラグマール》がマナに行き、実質3マナで召喚できるため) と、1マナ軽く使用できるのがポイント。 因みにワイルドベジーズも回収できるため、《ザッピングビーンズ》なんかを出しても面白いかもしれません。 《霊騎ラグマール》 自然 アーク・セラフィム 4コスト パワー3000 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、 各プレイヤーはバトルゾーンにある自分自身のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。 《サンダール》の女房役。 《ディオライオス》よりもパワーが低く場に残ることは少ないですが、《サンダール》で半永久的に回せる《ソイルチャージャー》と考えればかなり強力。 出せば自分のマナブーストにもなるので、普通の緑入りカラーデッキにも除去として役に立つかも。 《ダンディ・ナスオ》 自然 ワイルド・ベジーズ 2コスト パワー1000 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。 その中から1枚選んで自分のマナゾーンに置き、自分のマナゾーンから1枚選んで墓地に置く。 その後、山札をシャッフルする。 言わずもがな、「終末ナスオ大戦」とまで言わしめた最強カード。今更説明不要の強さ。 《ナスオ》の効果は、アーク・セラフィムでは予め《ラグマール》を埋めるのに役立ってくれます。 全体のカードパワーの平均は中の上といった所でしょうか。 その中でも《ナスオ》《ソルダリオス》《ラグマール》が際立って光って見えます。 ハーフデッキとしてではなく、各々のデッキのパーツ集めにも役立ってくれるでしょう。 ・まとめ 『アークセラフィム・リバーサー』は、初心者に戦略の大切さを教える面、1枚1枚のカードパワー共に、ハーフデッキとしては中々のものではないでしょうか。 『グランドデビル・フィニッシャー』とどちらをとるかは貴方次第ですが、「しょうがなく」でなくとも、買う必要はあるかもしれませんよ(^^)/ このコラムを気に入ってくれた方は掲示板、メッセージから、感想を送ってくださると嬉しいです(^^)/ ジャンル別一覧
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