2009/01/10(土)14:01
家族計画。
あなたは、本屋さんにおいてあるカゴを使っている人を見たことがありますか。
昨日、私はついに、カゴを使っている人を見ました。
というか、私がカゴを使いました。
漫画コーナーを恍惚としながら30分かけて練り歩いてたら、本が手に収まらなくなってきて、
「助けてドラえもーん!何か役に立つ道具出してよー!ってか、四次元ポケット!」
って思ってたところにカゴが。今まで、置いてあることすら気づかなかった。
こういうのを運命の出会いっていうのかもしれませんね。
今まで意識していなかったのに、なんでこんなにドキドキしてるんだろう///
カゴの中に、漫画7冊の上に、蓋するみたいに大きめの数学の問題集を置いていたので、
パッと見、ものすごい勉強家みたいになってたんですね。
ラ・サールとか行くの?男子校だよ?ってぐらいに。
実際は女の子が可愛い漫画ばっかり買ってたんですけど。共学バンザイですけど。
そしたら、高校入試のエリアにいた親子のお父さんが、私のカゴをチラチラ見てくるんです。
そのお父さんにセリフをあてるならば「こいつ、できるッ!」。
多分、お父さんも焦っちゃったんでしょうね。「このままじゃいけない」って。
バスケ部かサッカー部だったであろう、きっと他校に彼女とか作っているであろう、
きっと母親に似たのであろう、カックイイ息子に向かって、
「ホントにそれでいいのか?こんなにたくさんあるんだからもっと選びなさい!」
とか張り切っちゃって。そしたら息子もプチ反抗期なのか、
「俺は参考書とかじゃなくて、問題集が欲しいっつってんじゃん。コレとか」
「字が小さくて読みづらくないか?こっちの方が読みやすいだろう」
「小さいけど、これ北海道公立入試過去5年間の過去問だよ?過去問。分かる?過去問」
「父さんだって、過去問の意味ぐらい分かる。だけどな、まだ2ヶ月弱あるんだから…」
「私立の入試まではあと1ヶ月しかないんだけど。滑り止めで滑ったらどうすんの」
みたいに熱くなっちゃって。
お父さんが私に向けた火花から火がついちゃったわけですから、これ私の責任です。
だからって、「ごめんなさい」って言うべき問題でもないですので、
だからって、体で払うべき問題でもないですので、
カゴの中の本を見直すフリして、数学の問題集を持ち上げて、
『宙のまにまに』と『眼鏡とメイドの不文律』をチラッと見せたら、
お父さんは驚くほど静かになりました。ある意味「こいつ、できるッ!」って顔でしたけど。
『入試実戦力の完成 英語』 \1,000
『正答率50%以下の入試問題 数学』 \720
『高校入試問題集 High Up! 数学』 \930
『高校入試 5科要点の完成』 \680
『ダブルアーツ』2巻 \400
『エム×ゼロ』9~10巻 \790
『バリハケン』2巻 \400
『ちはやふる』3巻 \419
『数学ガール』 \590
『眼鏡とメイドの不文律』 \560
『宙のまにまに』2~5巻 \2,132
父と子の素敵な関係 Priceless (綺麗なオチ)(本当は \8,621(税別))
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