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DM喫茶 あまやどり

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ショートショート

2008年10月11日
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カテゴリ:ショートショート
5日前のことですが、メッセメンバーでオリカを作成しました。(10月6日)

私はオリカ作成に携われなかったのですが、背景ストーリーを書かせていただきました。
皆さんを満足させることが出来るかどうか分かりませんが。









光が射し、植物は萌え、大木の影も優しく、海は静かで、大地は温かく燃えている。

サムライとナイトの戦争は終わり、世界には平和な時代が訪れていた。
「サバイバー」の種族で結ばれ、誰もが分け隔てなく、文明を越えた優しさを持ち、
妖精たちは無邪気に舞い、神さえ恋に燃える。
文明同士で争っていた頃には到底想像できなかった、素晴らしい世界だ。



平和な世界を得て、何百年か経った頃、
火文明を中心に行っていたエネルギー発掘の途中で、
何十万年も前のものであろう、龍が描かれた石版が発掘された。

世界を包み込む巨躯、世界を見渡す大きな瞳、
大陸が乗るであろう巨大な手、鱗は真紅に燃えている。
白銀に輝く髭が風に戦いでおり、優しい表情をしている。
その大きな龍を守るように5体の龍が描かれており、
5体の龍の瞳の部分には、それぞれの体の色をした宝石が埋められていた。
こんな姿の龍が、昔この世界に居たのだろうか?
絵の下には、…古代語だろうか、見たことも無い文字が刻まれている。



石版が見つかってから何ヶ月か経った頃、
「水文明がシー・ハッカーの力を借り古代語解読に成功」
世界にこう報じられた。だが、解読した結果が報じられていない。
「何故、解読結果を報じないのか」。
そう思う者も少なくは無かったが、「もしそれが原因で争いが起こったら?」。
そんなことのために争うのは無益だ。水文明にも何か考えがあるのだ。
水文明を信頼し、石版の謎は全て水文明に託すことにした。






その翌日、世界は真紅に染まった。






光を雲が遮り、木々は枯れ、闇に包まれ、海は荒れ狂い、世界は今、灰になろうとしている。
我を忘れたように怒り狂う、石版に描かれていたあの龍。
その周りには5体の龍が輝いている。


龍を止めるために奮闘するサバイバー軍。
だが、龍の暴走は止まらないまま、さらに犠牲は増えていく。
龍を止める、サバイバー軍が切り札として残していた作戦、《リバース・デイ》。
それは、サバイバーのみが抗体を持つウイルスを世界に散布し、
世界もろとも龍を殺す作戦だったのだ。


《リバース・デイ》。その作戦が世界を混乱させた。
「貴様らのために死にたくなどない」。
古代龍討伐のための戦いは、一瞬で五文明連合軍とサバイバー軍の戦争に変わった。
そうしている間にも、龍は世界を真紅に染め上げる。
平和だった世界は、古代龍の存在で混沌に陥れられた。



その争いを、不気味に笑いながら見つめる《サァセン》。
石版に書かれていた古代語は、何を意味していたのか。
石版の古代龍を暴れさせているのは一体誰なのか。
混沌した世界はどこに向かっていくのだろうか。








伏線だらけですが、こんな感じでいかがでしょうか。


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Last updated  2008年10月12日 22時53分37秒
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2008年10月02日
カテゴリ:ショートショート
「中学生からのメッセージ」という、いわゆる弁論大会の
学年代表に選ばれまして、文化祭で発表しました。

女の子達に「夜露格好良かったよ!」って言われたり、
男子達に「夜露かゆいよ!」「夜露エロいよ!」って言われたりしました。
「どうせイメージは変わらないんだし、あわよくばイメージアップだ。ぐへへへー」
と思ったので、載せることにします。
いつの間にか「ショートショート」カテゴリが、国語の発表の記録になっています。













『Dear.』



 僕には、親友の女の子が居ます。ですが、その親友には、12時間しか会ったことがありません。でも、とてもとても大切な親友です。

 彼女に初めてあったのは、ちょうど去年の夏休みでした。去年「(ある審議会)」に十勝代表として出席させていただくことになりました。他の各支庁の代表の中学生も集まり、胆振代表として来たのが、その彼女でした。
 その審議会は、夏休みと冬休みに6時間ずつありました。夏休みの分が終わった頃にはその彼女をはじめ、他の代表の人たちとももうすっかり仲良くなっていました。ですが、次に会えるのは6ヶ月後の冬休み。ですから、お互い連絡先を交換することにしました。
 僕はパソコンがあるのでメールが出来たのですが、彼女はパソコンも携帯も持っていませんでした。そこで、メールではなく、手紙を交換することになりました。

 最初は、手紙なんて古臭い、面倒だと思っていました。文字は、書くよりも打つほうが速いですし、書いて送っても、向こうに着くのは2、3日後ですから。
 ですが、何回か手紙を交換していくうちに、メールではない、手紙の良さを実感しました。
 封を開けると、丸くて均等に並ばない癖字は、決して彼女以外の誰にも書くことのできない文字。浮かんでは消えていく液晶画面の文字とは違い、捨てない限り手元に残る手紙の文字は、差出人の息遣いまで受け取ったようです。この温かいやりとりは、冷たい活字ではとることができません。

 時が過ぎ、冬休みの分も終わり、仲良くなった代表の人たちとも別れなくてはなりません。胆振代表の彼女とも、もうお別れです。十勝と胆振では簡単に会いにいくこともできませんから、もう会うことも無いかもしれません。

 初めて会ってから、もう一年が経ちました。まだ手紙のやりとりは続いています。ですが、結局彼女には、冬から会っていません。
 しかし、手紙を読むたび、書くたび、彼女がすぐそばに居るような気がしてなりません。データではないその人の手書きの文字というものは、強い存在感を持って心に深く刻み込まれます。
 何千何万という文字を交わした彼女は、たとえ12時間しか会ったことがなくても、紛れもなく僕の親友です。

 僕は辛いこと、悲しいことがあると、彼女に会いたくなります。そんなときは部屋に行き、彼女からの手紙の山を見ます。彼女の存在感はありますが、勿論それは彼女自身ではありませんから、会いたい気持ちは強くなります。しかし、「会いたい人がいる」という事実が、頑張る気力を与えてくれます。

 例えば皆さん、こんな経験はありませんか?
 部活を辞めてしまいたくなったとき、友達と会える時間が減ってしまうから、まだ続けようと思えた。「友達が居るからとりあえず続けている」というのはなく、「友達が居るから部活を頑張れた」とき。きっとあると思います。

 人は一人では生きていけません。
 「明日また会いたい人」。その人は、直接的でなくとも、その存在が力を与えてくれます。先輩、後輩、同級生、恋人、家族、少し顔を見ただけの人でも構いません。「明日また会いたい人」をたくさんつくってください。その方が明日がもっと楽しみで、一秒一秒が幸せに感じられるに違いありません。
 「明日また会いたい人」に、あなたの気持ちを、あなたの言葉で、あなたの文字で、伝えてみませんか。

    Dear.美奈(仮名)
 この話を書かせてくれてありがとう。美奈にはいつも助けてもらってばかりです。
 何年後になるかわからないけど、いつかまた、どこかで会おうね。




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Last updated  2008年10月02日 22時21分13秒
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2008年05月21日
カテゴリ:ショートショート
国語の授業で「想像力をはたらかせて」という授業がありまして、
4枚の絵から想像して、ストーリーを考える、
という、私の天下な授業がありました。
今回は、その授業で作ったお話を。





それは、今にもおちてきそうな空をした冬のこと。目の前にあるプレゼント、中身は何か分からない。だが、このプレゼントが3人を狂わせることになる。

名前どおり、白い肌をし白いマフラーをした紗雪は、雪など解けてしまうほどに恋をしていた。裕介の甘い仕草が、人の手では到底描けない曲線で構成された顔立ち、姿が、まぶたの裏に印刷されたように離れない。
伝えたくてしょうがない気持ちを、プレゼントと共に裕介に伝えた。裕介は答える。「他に好きな人がいるんだ…。」

裕介は春香のことが好きだった。いつからだろう。ただ昔っから、気づいたときには春香は裕介の特別だった。
もどかしい気持ちともらったプレゼントを抱えて家に帰る。
「あ、おかえり、お兄ちゃん」
「ただいま、春香」
妹に恋するなんてどうかしている。分かっている。
だが、気持ちに嘘をつくと、気がどうかしてしまう。
「お兄ちゃん、そのプレゼント誰から?」
「ん、紗雪から。…悪いからさ、これ春香から紗雪に渡しといて。
 …なぁ、春香はさ、好きな人とかいるのか?」
「…私は……」

春香にも好きな人がいた。偶然にも、今日想いを伝えようとしていた。
「私、あなたのことが好き。あなたがずっとずっと隣にいてほしい。
 だから、私と付き合ってください。
 ……ダメ、かな。…紗雪」
紗雪は思ったとおり、体中で信じられないと言っている。
「えっと…、私たち女子だし…あの…、
 ごめん、私…、裕介のことが好きで……」
いつも思う。怒ったり泣いたり困ったり、ギリギリの状態の紗雪の顔は、とびっきり可愛い。今まで、紗雪が可愛いときは春香が頭をなでなでしてあげていたのだ。だから、今までしてきたとおり優しく近づくと、紗雪はガチガチだったであろう体を、春香から一歩遠ざけた。
「ごめん、春香…私…、裕介君が好きで…、
 あの…、ごめん、本当にごめん、春香……」
「可愛いよぅ…紗雪。男子なんて乱暴だよ?野蛮だよ?
 だから紗雪ィ…、私と一緒に…、私のものになろう?」
紗雪は、引きつった顔をブンブンと横に振る。
「そっか、しょうがないね…。本当はね、こんなことしたくなかった…」
春香は、していた赤いマフラーを抱いて涙を流す。そして、恐怖で動けなくなった紗雪に近づき、マフラーでグッと首を絞める。
「…っっ!…お願い、春香…、私も好き…。
 だからごめん…許して…」
「えへへ、ありがと…。私も大大大好き…。」
やっぱりだ。苦しそう。ギリギリの状態の紗雪は、いつもよりもっと真っ白で、ガラス細工みたいにもろそうで、どうしようもなく可愛い。
この顔は、男子になんか見せてやんない。

ぐわん、と首が垂れる。
白いマフラーを、自分に似合うか確かめてみる。
赤いマフラーの可愛いオブジェの頭をなでなでする。
まだ柔らかい唇にキスをする。

今にも落ちてきそうな空が、兄とオブジェと白いマフラーの殺人鬼を、ひんやりと見守っている。










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Last updated  2008年05月21日 21時52分57秒
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2008年03月19日
カテゴリ:ショートショート
国語で、「テストするぞー。作文のテストー」と言われ、

・原稿用紙1枚で1点
・内容はよっぽど酷くなければオールOK
・先生を褒めたら一文2点
・先生を貶したら一文字-400点

というルールで作文を書かされました。
内容が問われなかったので、このブログテンションで書いてやりました。
友達や親に見せたところ好評だったので、
「ショートショート」ということで、ブログにもアップしたいと思います。





 一年間の国語の反省をするならば、まず先生との出会いから書かなければなるまい。昔から小説というものは過去の回想から入り、今に至り、そして未来への希望、もしくは絶望を感じさせる描写、メッセージで締めくくるものだからだ。あと、何としてでも原稿用紙を稼がなければいけないからだ。マス目をうめるためならば、すべてのかんじをひらがなになおすのもじさないかくごだ。

 ラブコメの出会いは遅刻寸前の曲がり角、出会いはいつも突然に、ラブストーリーは突然に起こるものだが、N先生、いやN先生様とお呼びしよう。何故なら、N先生様は尊敬すべきお方であるからだ。そして、「様」の文一マス埋まるからだ。
 で、そのN先生は(「様」づけは2回で飽きた)、いかにも若々しい、もしかして18歳とかじゃないだろうか、実は同い年なんじゃないか、というような、春らしいフレッシュなオーラをまとって登場した。N先生がジャニーズのオーディションを受けたことがないと聞いて私はとても驚いたほどだ。 
 もし受けていたならば、「KAT-TUN」の「N」は「(苗字)」の「N」だっただろうし、「SMAP」も「SNAP」になっていただろう。「SMAP」の「M」は別に誰の頭文字でもないことに、書いてから気付いた。
 でも、もしジャニーズのオーディションを受けていたら、きっとそれはもっと大変だっただろうと思う。熱狂的なファンが学校に押しかけてきても困る。一階でTシャツとかデビューシングル(「ジュニアハイスクールララバイ」とかどうだろうか)を売られても困る。
 もしそれを追い払うためにN先生が「そんなに君たち、ぼくのことを追いかけて来ないでくれないか?……君たちを見ていると、好きになってしまうかもしれないから…(はぁと)」などと言おうものなら、ファンはより熱狂するだろう。そのときは、ファンは地平線の彼方まで、銀河系の外まで追いかけてくるだろう。そんなことにならなくてよかった。先生のその破壊的な魅力、ジャニーズに置いておけば、宇宙戦争、窃盗罪(心の)、想像妊娠、その結果として想像人口爆発が起きてしまいますもんね。

 さて、ジャニーズで上手く字数を稼げたが、先生の授業も素晴らしくよかった。今、「素晴らしい」という言葉を使ったが、本当は、そんな陳腐な言葉じゃ足りないぐらいだ。言葉で言い表すことは不可能だ。BUMP OF CHICKENに言わせれば本当のありがとうはありがとうじゃ足りないし、ゴスペラーズに言わせれば愛してるって最近言わなくなったのは本当に君を愛しているからだし、Dreams Come Trueに言わせれば、愛してるというだけで涙が出ちゃうものだ。書いた後、あまり関係ないことに気付いた。つまり、N先生の素晴らしさは、今ある言語じゃ伝えることは不可能ということだ。今つくろう。「スーパーウルトラデリシャス大車輪山嵐素晴らしい」。

 時間が来てしまった。まだ、書き足りないというのに。これからも、スーパーウルトラデリシャス大車輪山嵐素晴らしい授業をお願いします。
 未来への希望を感じさせるメッセージだ。




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Last updated  2008年03月19日 22時46分05秒
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2008年01月07日
カテゴリ:ショートショート
 今日もゆるゆると、幸せに、いつも通り過ぎていくはずだった。こんな日に別れ話を切り出す方がどうかしている。だから雨は嫌いだ。雨の日は、みんな考えが後ろ向きになる。
 二人で初めてデートしたこの喫茶店。その日は外を雨打つ音も軽快に聞こえたものなのに、今日はその音も鬱陶しい。雨音がダツダツと、嫌味たらしく聞こえるから不思議なものだ。

 目の前に座る私の彼女は、「私たち、別れよっか。」とイライラしたように言った。「疲れちゃった。」とさらに一言添える。
 「ネックレスだ!」私は閃いて、ついすぐ口に出た。
 「先々週、付き合って8ヶ月記念日だった。それを僕が忘れてて、何もプレゼントしないのを怒ってるんだ、そうだろう!」
 「違う。そういうことじゃない。ただ、疲れたの。」彼女はなおも強がりを言う。凄く落ち着いた素振りで、コップの水を飲み干した。肩まである髪をだるそうに指で弄る。
 「ネックレスなら今買ってくるよ!どんなのがいい?一緒に選びに行こう!」
 立ち上がり彼女の腕を引くが、こちらの目も見ずに振り払った。イライラしているのがすぐ分かる。
 「その前の5ヶ月記念日?それともクリスマスイヴに1時間遅刻したのをまだ怒ってるのか?だったら今買ってくるし、今日はちゃんと3分前に待ち合わせ場所に居た!」
 「もういい。何も分かってないんだもん。」そう言って彼女は足を組んだ。癖なのだ。彼女はイライラすると足を組む。前に「体が歪むからやめた方がいいらしいよ。」と教えてから組まなくなったが、面倒になると忘れてしまうのだ。8ヶ月居るんだから、僕にだって彼女の癖ぐらい分かってくる。
 「ケーキだ!」僕は閃いた。雨の日だからだろうか。何も考えたくなくなるから、きっと働き足りない脳が頑張ってくれるのだ。もしそうなら雨の日も悪くないな、と思ったが、雨だから彼女が余計にイラつくのだ。気付いて群青色の外をキッと睨む。
 「君はここのケーキが好きだった!最近、太るからってずっと来てなかっただろ?何でも好きなだけ食べていいから。」
 「すいません!」ずっと興味津々でこちらを見ていたマスターを呼ぶ。ポーカーフェイスを保とうとしているが、口の端がニヤついているからバレバレだ。
 「チョコレートパフェと、フルーツパフェと、ミルフィーユと、チョコレートケーキと、ミルクプリンと、ジンジャークッキーと…そうだモンブラン!モンブランだよ!君は特にモンブランが好きだった!最初に来た時も、君はモンブランを食べてた!」
 「かしこまりました。」と言ったマスターは、驚くほど早くその沢山のケーキを持ってきた。ずらりとテーブルに並んだお菓子は、ちょこんと宝石のように微笑む。
 マスターはすぐにいつもの定位置に戻って新聞を読んでいるが、後姿でもニヤついているのが分かる。
 「…そんなに頼んで、誰が食べるの?」
 「いいから食べてくれ!お金は僕が払うよ!」
 「優太は…本当に何も分かってないんだね。」
 そう言って彼女はモンブランに手を伸ばす。
 僕の勝ちだ。





小説、はじめました。
すぐにネタが用意できなかったので、江國香織さんの小説をインスパイヤさせていただきました。



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Last updated  2008年01月07日 21時04分19秒
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