ね、君が行きたいところへ行こうよ

今回のことでは、ホントに色々考えさせられました。


最近、良く言ってることですが、私たちの周りには空気があります。

空気は、「空」の「気」であり、

この「気」が、私達の生活に及ぼす影響は果てしなく大きく。




例えば、「人気」は「人」の「気」が集まった結果であり。

「色気」は「色」の「気」であり。

人の息である「呼気」も、やはり「気」です。


そして、歌を歌うということは、この「気」にかなり深い関わりがあると思うのです。



例えば、野外で歌う場合、向かい風が吹いているところでは、声は前に進んでいきませんよね。


誰かを大きな声で呼ぶ場合でも、追い風が拭いていれば普通より大きく声が飛んで行く。





ホントにしみじみ、「気」はあなどれないと思うのです。

そして、この「気」をコントロールすることこそが、心に響く歌を歌うことだとも思います。




お腹の中からの言葉というのは、この「気」をふんだんに含んだ言葉ですよね。

心の底からの言葉。


対して「頭で考えた言葉」というのは、喉声になりやすい。

頭で考えて理論めいたことばかり言う人の声が、やたら大きかったりすると、ホントに聞いてるのが苦痛じゃないですか？

聞いてるだけで、頭がキンキンする。


きっと、その言葉が頭からじかに出ていて、心の底からの言葉でなく、身体の中を通す事で得られる人間的暖かさを含まない、温度のない声だからだと思います。




そんなことをふまえて、誰かの言葉の出どころを見つめて見てください。

案外、その人の急所が見えてきます。



頭で考えて、攻撃してくる人には、どんなに頭で考えて波風を立てないようにしても、太刀打ち出来ません。

何故なら、相手は頭から言葉を出すプロだから。
長年の経験で、いかに相手をやりこめるかを知ってます。




お腹の中から、自分の体温を含んだ声を発することがどんなに大事か、改めて感じました。



そうやって、自分の心をオープンにしてると、同じ様に心の底からの言葉をくれる人が出てきます。

へんに気を遣いすぎず、自分の思いのままに、自分の感じたことをそのまま言葉にして、話してくれる人。

そういう人こそが、自分の成長を促してくれる天使の様な人なんだと思います。

それを謙虚に受け止めることこそが、自分を高める近道なんだと思います。





・・・って、これは、たった今、そんな言葉を私に贈ってくれた生徒さんからの言葉に感謝を込めて書いてる次第です(^_^;)



私も、まだまだ自分の中の完全体にもほど遠いですからねぇ。

思ったままに、言葉にしてくれることで気づくことは多々あるのです(*^_^*)



彼女のアドバイスにより、今後は綿密なレッスン内容のメモを、レッスンごとに残すことにしました(*^_^*)

いつの間にか、生徒さんが増えているにも関わらず、いつまでも頭の中の記憶のみでレッスンをしてたのに、限界があることを教えて貰ったので(^_^;)

結構、「これ言った？」って聞きながらレッスンをしてる傾向があったんですよねぇ(^_^;)
その結果、何かしか重複しがちという。



今回は、ホントに色々なことが重なって、すべて自分にとって幸せな転機をもたらしてくれたと思います。

心機一転！！！




次はどんなふうに、何をやってみよう♪




気持ちはどこまでもお気楽に、幸せになるために、自分を飽きさせないために、どこまでも貪欲に行動して挑戦し続けること、そうやって生きることこそ、私が私を好きでいられる最大の方法なので(*^_^*)