2020/07/04(土)23:23
オリンパスのカメラについてもう少し考えてみる マーケティング編
昨日はE-M1Xについて書いてみたのだけど、確かにE-M1Xって大きいかも
しれないけど、その薄さ重さとこれに着くレンズの大きさと重さを考えると
そこまで大きくないです。
むしろバランスが良いです。
これにレンズが3本あれば十分撮れちゃいます。
オリンパスのシステムの凄い所はプロカメラマンに要求される体力が要らないって所です。
でかいカメラにでかいレンズじゃなくても十分に綺麗な写真が撮れる
そこが一番の凄い所です。
フルサイズにF1.2のレンズ使っても結局絞らなければ使えないし、使い熟さないと
良い写真にならない。良い物は間違いなく良いのは分かっているけどそこまで
使い熟せる人っているのかしら?と思うのです。
昔からF5.6で写真を撮っていれば問題ないと言いますが、マイクロフォーサーズの
F2.8ってほぼF5.6なんですよ。
私の使っているレンズは全てF2.8通しのレンズです。
即ち開放でF5.6って事です。
その状態でF2.8の明るさですからセンサー感度は2段分下げられる。
もうそれだけで画質は変わりないし、そこに6.5段の手振れ補正がある。
そうなるとフルサイズ機に比べて2段分のアドバンテージがあるので
更にISO感度は低くて済む。
これって、カメラオタク的にではなく何が良いって、カメラを使えない人にとって
何も使い熟さくても良い写真が撮れるって事なんです。
カメラが一番売れなくなった理由は、カメラが難しすぎるからです。
今の一眼カメラってカメラの性能を使い熟さないと良い写真撮れないのです。
良く宝の持ち腐れとか言うけど難しすぎるからですよ。
9割の人がPモードで撮影しいてると思います。
Pモードで良い写真が撮れるかがカメラが売れるか売れないかです。
だってスマホのカメラをマニュアルで撮影する人いる?
いないよね。
ニコンのカメラが伸び悩んでいるのも間違いなくそこでソニーはほんと
良く分かってる。シャッター押して良い写真が撮れるかどうかなので
それでいいんすよ。
だからPモードでF2.8通しのズームレンズを2本とE-M1Xの組み合わせがあれば
殆どの撮影は事足りる。
写真を売りにする人じゃなければこのカメラとレンズで取材は賄えるし
動画も撮れる。本当に他に要らない。
カメラマンのプロ用カメラではなく、仕事のプロ用カメラとして受け入れられる
はずだったE-M1X。
本当に何故こんな凄いカメラを売り込まなかったのか!
実はそこが一番腹が立っている。
オリンパスは本当にマーケティングが下手だと思う。
このカメラはそんな業界マンにひたすらレンタルして骨抜きしてしまって
買わせるぐらいの事をしてほしかった。
E-M1Xは流石に大きいからというなら、E-M5markIIIにM.Zuiko12-45mmF4.0を
カバンに放り込ましておけばいい!取材用カメラとしてこれ程のカメラは無い。
ちょっとでも文句言われたらE-M1markIII+M.Zuiko12-100F4.0に差し替えろ!
これで文句言う奴はいない。
ボケが欲しいとかぬかす奴にはM.Zuko45mmF1.2を渡しておけばいい。
これで文句言うのがいたら、それはカメラマニアだからお客じゃない。
ほっとけばいい。
あぁ、そんな事言うならお前がやれよ!とかオリンパスの人がいたら言われそう。
でもさ、勿体ないと思うのですよ。絶対に開発をしている人達はそう考えていて
凄い機能を詰め込んでいたのだから、マーケティングも革新的な事をしていかないと
今の時代は売れないと思う。
ネットで売るとかってそう言う事じゃない、使いたい人にきちんと届けるマーケティングが
無かったのが本当に敗因だと思っています。
E-M1markII + SIGMA 56mm F1.4 DCDN
モデル 奈蜘さん