バカネコ日記

バックアップ

 

バックアップ講座

 

 

第1講



○バックアップとは

具体的にはデータのコピーを取って、安全な場所に保管しておくということである。
ただ、それだけのことであるから、誰でも出来るし、難しくもない。
やり方も人それぞれである。

バックアップ( back up )という言葉は良く聞くが、
もともとは、援護体制、後方支援、代替計画などを意味していたらしい。

映画などで、CIAの工作員が作戦失敗したシーンで、「よし、プランBだ」
などというセリフを聞いたことはないだろうか。
最初の計画がコケたら、次に実行する手順は、予め用意されているのである。
だがら、あわてずにすむ。 バックアッププランとは事前に作成するものなのだ。

ハードディスク内はあまり安全ではない。
パソコンのハードディスクは、数ある部品の中で、もっとも壊れやすい。
そのハードディスクよりも、その中のファイル、つまりデータは
もっと壊れやすいことをごぞんじだろうか。
何事もなくても、ファイルは何かの弾みで壊れることがある。


今、あなたのWindowsPCが快調に動いているとする。
過去、ファイルが壊れた形跡がないか、チェックしてみよう。

1) マイコンピュータをWクリックして開く。

2) 認識できるハードディスクがすべて表示される。

3) ハードディスクの末尾に(C:)とか(D:)とか、ついているはず。
  通常使うOSの入っているものをWクリック。通常はCドライブ。

4) ここにFILE.000 なんてフォルダが見つかったら、前科がある。
  PCが自動修復した際、壊れたファイルの残骸が納められている。




バックアップにはいくつか方法があるが、その前に
「何を」バックアップするか、を決める。これが意外に迷う。
住所録とメールだけ? My Documents 全部? システムも?

ハードディスクを全部、丸ごとバックアップするのは、
理想的であるが、手間も時間もかかるので大変だ。
それなりのハードディスク知識も必要になる。

次に「何に」保存するか決める。 フロッピーで間に合うのか、
MOにするか、CD-RやDVDにするのか。
その特性を良く理解して、自分に合ったモノを選ぼう。


フロッピー...手軽で安価、扱いやすいが、容量が少なく、速度が遅い。
MO......230~640MBと容量が大きく、フロッピー感覚で使える。
CD-R....640MBと大容量だが書換え不可。使い勝手はいまいち。
CD-RW...容量も大きく、書換え可能だが、使い勝手はCD-R並。
DVD-R/RAM ...省略。勝手に勉強してちょうだい。




次回はフロッピーを使い、実地に基礎演習を行なって理解を深める。

 


第2講

○練習

フロッピーやMO、CD-Rなどは、要するにデータの入れ物なのだが、
小難しい言い方をすると「媒体」などと呼ぶこともある。

この媒体は入れ物であるから、容量、がそれぞれ決まっている。
フロッピーの場合は 1.44 MB のものが多い。

最近のドキュメントや画像を保存するには、おそまつであるが
失敗しても何度でもやり直せるので、練習用にはちょうどいい。
とりあえず、練習として楽天のページをフロッピーにバックアップしてみる。



練習用ファイルを作ろう。
このページを、まるごとダウンロードしてファイルにしてみよう。

Internet Explorerをお使いの方は、メニューバーの
ファイル→ 名前を付けて保存→ と開いていく。

保存する場所はデスクトップを指定し、ファイル名は「ネコ」と書き換え、
ファイルの種類は右の三角印をクリックして
「Webアーカイブ、単一のファイル(*mht)」を選択する。

この状態で「保存」ボタンをクリックすると、あなたのデスクトップに
ネコ.mht というファイル名でダウンロードされる。
これを練習台にする。




○ファイルの容量

早速このファイルを右クリックしてプロパティを確認する。
ファイルサイズはいくつだっただろうか?

せいぜい、200KB程度ではあるまいか。
ならば、この程度のファイルの5つや6つ、1枚のフロッピーに
入れることが出来るとわかる。 ← 基本中の基本

こうやってファイル容量の確認をすることも大切だが、数が多いと面倒である。
なら、デスクトップに新しいフォルダを作って、全部入れてしまおう。

で、そのフォルダを右クリック→プロパティ表示すると、
中身の合計容量が表示される。この方がラクである。


これををフロッピーにコピーしよう。
出来ない人はいないよね?

やったことない? うっそ~!

まず、マイコンピュータを開いて、3.5インチFD(A:)って
書いてあるアイコンをWクリックする。
そのウィンドウが開いたら、さっきのファイルをズルズルと
ドラッグ&ドロップすればOK。 これでおしまい。

あとは、フロッピーが寝静まったのを見計らって引っこ抜き、
安全なところへ保管する。 防磁ケースなどが理想的だ。

磁石とか電器製品やコードの近くに置くと、せっかくのデータが
消えてしまうのでご注意あれ。
直射日光や熱源のそばも敬遠しよう。




第3講


というわけで、怪しくも何ともないテクニックだが、  ←ウソつき
フロッピーへのバックアップ講座の続き。

本日は圧縮編。

フロッピーにこだわっているのは、練習が手軽であることのほかに
基本的な概念がひと通り、含まれているからだ。
MOなどは、機械とディスクが違うだけで、やり方は全く同じである。
CD-ROMもそれに毛が生えたようなものだ。


さて、通常のフロッピーの容量は 1.44 MB である。
200 KBのファイルなら7個くらい収められるはずだ。

こんなファイルが10個もあったら、2枚のフロッピーが必要になるが、
1枚で済ませられる場合もある。
普段あまり使わないが、圧縮してしまう、という手だ。


WindowsXPでは「zip」という形式で圧縮する機能が標準で用意されている。
圧縮したいファイルの上で右クリックし、「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダ」
とクリックしていくと、あっさり終了。
圧縮ファイルを作る

元のファイル名が「バカネコ.txt」なら「バカネコ.zip」という名前の
圧縮ファイルが出来る。




このファイルと元のファイルのプロパティを調べてみると、ファイルサイズが
小さくなっていることが分かる。
これはファイルに対してだけではなく、フォルダに対しても有効だ。

ファイルが10個あったら、適当なフォルダを作って全部入れてしまう。
フォルダごと圧縮してしまえば手間がはぶけるので、不精者向きだ。

そして、この圧縮されたファイルのサイズが 1.44MB 以下であれば
1枚のフロッピーに収まるというわけだ。

圧縮したファイルを元に戻すには、ただ、それをWクリックすればよいので
悩むケースはないだろう。
WindowsXP以外では専用ツールが必要になる場合もある。


ちなみに、テキストファイルなら1/2、bmp形式の画像ファイルなら1/10
程度まで圧縮できるようだ。
ただし、同じ画像でもjpg形式のファイルは既に圧縮されているので、
ほとんど効果は期待できない。


第4講

さて、フロッピーで、コピーやバックアップの練習は、充分出来たと思う。
これができれば、MO(光磁気ディスク)へのバックアップは
問題ないはずなので、MOの解説は省略。


実際には、バックアップしておきたいファイルは数が多く、
サイズもフロッピーに入れるには巨大すぎたりする。
圧縮方法についても触れたが、圧縮しても間に合わぬこともある。

初心者にはやはり、CD-Rへコピーするのが一番ラクだ。
最近は、標準で装備しているPCも多い。

ちなみに、CD-ROMは読み出し専用だから、書き込めない。
名前が似ているからと言って混同しないように。



【CD-Rへのバックアップ】

たいていの人は自分の作ったファイルは、My Documents に保存して
いるだろうから、これをバックアップしよう。



 準備 ( 保存するモノを選ぶ )

a) My Documentsの中に新しいフォルダを作って、適当な名前を付ける。
  この中に、バックアップしたいものを入れる。

b) このフォルダのアイコンの上で右クリックして、プロパティを選ぶ。
  総容量が650MB以内であることを確認する。オーバーするようなら、
  ファイルを減らす。
  
  こんなフォルダを作らず、直接コピーも出来るのだが、ファイルの総容量を
  計算するのが面倒だから、こうしただけ。 深い意味はない。
  650MBという数字は、一般的なCD-Rディスクの容量である。



 手順 ( CD-Rにコピーする )

 以下、WindowsXPの例で説明する。


1) 新しいCD-Rディスクをドライブに入れる。

2) マイコンピュータを開いて、CD-Rドライブのウィンドウを開く。

3) 先ほど準備したフォルダを、ずるずるとドラッグして、
  CD-Rドライブのウィンドウの中に放り込む。

4) CD-Rドライブのウィンドウのメニューから、
  ファイル→「これらのファイルをCDに書き込む」をクリックすると
  「CD書き込みウィザードの開始」が出るので、「次へ」をクリックして
  指示に従う。



これで操作はおしまい。 簡単でしょ?
結局、フロッピーと比べると、4)の操作が増えただけ。

あとはパソコンが勝手にやってくれるが、多少時間がかかる。
完了するまでは、余計な操作をしないこと。
コピー動作中に、途中でキャンセルすると、CD-Rディスクが
オシャカになることがある。


図で示すと、手順1),2),3)の結果、準備が出来ると下図のようになる。
ここまではフロッピーと同じ。 フロッピーやMOなら、ここでおしまい。
準備

CD-Rの場合は、書き込むために、ここをクリック
CDへ書き込み


勝手にウィザードが立ち上がるから、CD名に適当な名前を付けて、
「次へ」ボタンをクリックし、あとは画面の指示に従う。
CDウィザード


書き込み中はこう。 量によっては多少待たされる。
書き込み中


で、書き込み完了するとこうなる
CD完了




終わったら、「適当な名前のフォルダ」から、My Documents へ
ファイルを戻しておこう。 もちろん、そのままでも問題はない。



ヘルプを見ると、やたらに難しく見える。 正直、ワケが分からん。
たぶん、マイクロソフトの技術者が書いたのを、直訳したのであろう。

Windowsに限らず、ヘルプは、非っ常に~、わかりにくい。
それに加えて、読みにくい。

まあ、だからこそ、こんなバカネコ講座がウケるのだが。




CD-Rは、フロッピーと違って書き換えがきかない。
CD-RWなら書き換えが出来るが、その分、値段は少し高い。
バックアップは保存が目的だから、安価なCD-Rで充分である。

WindowsXPは、このCD-R書き込み機能が標準装備だ。
しかも、追記機能を備えていて、CD-Rディスクに空きがあれば
後から別のファイルを、追加して書き込むことも出来る。

以前は、専用ソフトがなければ、こんな器用なことはできなかった。



なお、保存されているファイルと同じ名前のファイルをコピーすると
見かけ上、古いファイルは消されて、新しいファイルに置き換えられる。

これを利用すると、実質的な書き換えも可能になるが、そのたびに
容量は消費される。
CD-Rは、カメラのフィルムと同じで、いったん使用したところは
再利用できないからだ。(レーザーで焼き付けている)



保管は、直射日光と高温な場所を避ける。
レーザー用とはいえ、光に反応させて情報を記録するディスクなのだ。
フィルムを冷暗所に保管するのと同じ理屈である。


それから、もうひとつ。
CD-Rディスクに、テプラだの、ネームランドだのに、タイトルを書いて
貼り付ける人がいるが、これはやめた方がいい。

最近のCDドライブは高速回転仕様だから、重心が狂うと故障の原因になる。
ヘタでもマジックで手書きしておく方が安全である。
バックアップした日付もお忘れなく。


【注意事項】
CD-R、またはCD-RWなどに保存すると、それらのファイルには、すべて
「読み取り専用」属性が、自動で(強制的に)設定されてしまう。
だから、CD-Rにあるファイルを直接編集したり、書き換えたりすることは不可能だ。
いったん、ハードディスクなどにコピーしてからでないと、作業は出来ない。

さらに、ハードディスクに移してもなお、読み取り専用属性がついたままに、
なっていることもある。
このような場合は、そのファイルを右クリックして、プロパティを表示させよう。
最下段の「属性」のところを見ると、読み取り専用(R)というチェックボックスが
あるから、このチェックをはずして、適用→OK、とクリックする。
これで、そのファイルは自由に使えるようになる。








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