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高齢猫の慢性腎不全闘病記

全38件 (38件中 1-10件目)

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ニャンタン@病院

2006/03/09
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カテゴリ:ニャンタン@病院
午前の診察開始時間を過ぎてから、母と共に病院に様子を見に行く。

病院に着くと、院長先生から開口一番、
「状態が良くないです。
 昨日は内科治療の効果が出ていましたが、今日はその部分も止まっています。
 外科治療をするなら今すぐにしたほうが良いかもしれない。
 かなり弱っているので、手術にも持ちこたえられないかもしれませんが…」
と告げられた。
手術中に、という可能性はとても胸をしめつけるものだったが、だからといってほかに選択肢はない。
躊躇うことなく「お願いします」と言った。

外科治療は、バルーンというカテーテルを動脈に刺し、血栓を取り除くというもの。
処置には麻酔が必要だ。
院長先生の配慮で、ニャンタンは麻酔が効くまでの15分間、自分の膝の上で過ごせることになった。

待合室で構わないというので、看護婦さんに点滴ごとニャンタンを運んでもらった。
大きな窓からは、暖かな日差しが差し込んでいた。
ニャンタンはよだれなのか嘔吐なのか吐血なのかわからないが、口のまわりがガビガビになり、首のあたりも茶色く汚れていた。
それでもときどき手を伸ばしたりして、いつものニャンタンのままに見えた。

ぽかぽか日差しを浴びて、膝の上でまどろむニャンタン。
BGMはオルゴールのような曲。
まるで出来過ぎた最期の演出みたいだ。

そして手術が始まった。
手術室と待合室の間は大きなガラス窓で仕切られており、状況がよく見えるようになっている。
ニャンタンの口には酸素マスクがつけられ、ごろんと仰向けにひっくり返されていた。

友人やブログのコメントに勇気をもらった自分は、一生懸命祈った。
処置がうまくいきますように。
ニャンタンが麻酔からさめてくれますように。
先生、ニャンタンを助けて。

緑色の細い管が見えた。
あれが多分バルーンだ。
事前の説明では、バルーンを刺したときの出血が激しく、天井まで届いたこともあったという。
ニャンタンにはそんな大出血耐えられないのではないだろうか?
体に刺さる瞬間、本当に怖くて、強く強く祈った。
しかし、そんな出血は見えないまま、縫合を始めたのが見えた。
終わったのだろうか?

しばらくすると、手術室にいた院長先生の奥様が出てきて、状況を説明してくれた。
「今、片側の動脈にバルーンを刺して、血栓を取り除いたところです。
 片側だけの処置で、両足の血流が戻る猫もいますが、ニャンタンちゃんはもう片方取り除いてあげないと駄目なようです。
 でも酸素マスクだけで呼吸もできているし、頑張ってますよ」
そう言って、ガーゼの上にとった血栓を見せてくれた。
消しゴムのカスくらいの大きさの、糸くずのようなゴミに見えた。
血管の中にこんなものがあるなんて、確かに一大事だ。

奥様の話を聞いて、自分はすっかり安心してしまったのだ。
ニャンタンは強い子、もう大丈夫、と思ってしまった。
まだ処置は続いているのに、ニャンタンから意識がそれて、母とにぼしやかつお節の話などの雑談を始めてしまった。

随分話し込んでしまってから、反対側の足の方が時間がかかっていると感じ始めた。
何か問題でもあったのだろうか?

予感は的中した。
反対側の足も縫合しているのが見え、やっと終わったのだと安心したのも束の間、院長先生から悲しいお知らせを告げられる。

「もうこのまま戻ってこないかもしれない」

片側の血栓は取り除くことができたが、反対側の方は血管が脆くなっていて、カテーテルは刺さるのだけれど血栓を取り出すことはできなかった。
血が末端まで流れていることを確認するために、深爪してみたけれど、あまり流れてくれていない。
バルーンを刺したとき、血が天井まで飛ぶほどの出血があるはずなのに、ニャンタンの場合は先生のおなかあたりにちょっと飛んだだけ。
これほど出血が少ないということは、血管の中にたくさん血栓が詰まっているという可能性もある。
両足とも、いつからかはわからないがむくみもあった。
血栓が取り除けない以上、余命は1~2日。
このまま病院にいるより、家で過ごしたほうが良い。

…そう言われた。

さっきまで、もう大丈夫だって思ってた。
あまりに唐突な話で、覚悟していたはずなのにふいをつかれたようで、目の前が真っ暗になった。

自分がずっと祈っていなかったから?
自分が意識をそらしてしまったから、反対側の足はうまくいかなかった?
そう思ったけれど、もう後悔して過ごしてはいけない時間になってしまったんだ、と思い直し、ケージに戻ったニャンタンをただただ撫でた。

それから30分くらいは過ぎただろうか。
一緒にいた母が、病院の迷惑になるからそろそろ帰ったほうが、と言い出した。
自分には、とてもじゃないけれどニャンタンから目を離すことはできなくて、先に帰ってほしいと伝えた。
母は、ニャンタンの前で「長生きしたほうだよね」とか「交通事故とかで死ぬわけじゃなくてよかった」とか、すごく嫌なことを言ってくるので、正直早く帰って欲しかった。
そういうことを言って欲しくないということをうまく伝えられなくて、
「まだ死ぬかどうかわかんないじゃん」
と言うと、
「わかんないって…先生がもう駄目だって言ってるのに…」
と、とどめの一言を言ってきた。
ニャンタンがこんなときに怒りたくはなかったのだが、我慢も限界に達し、
「うるさい!」
と怒鳴ってしまった。
最後まで母に癇癪を起こす自分を見て、ニャンタンは呆れていただろうね。

どろんとした、麻酔後の目。
去年のスケーリングのときと一緒だ。
そんなことを考えていたところに、一度目の首起こし。
うれしくて、「ニャンタンおはよう」と何度も言った。

去年夏、スケーリングのときにも全身麻酔を受けたが、時間の経過と共に首起こしの頻度が高くなり、動きも大きくなっていく、という様子で麻酔から醒めていった。
でも今日は、いくら待っても頻度が高くなる気配がない。
動きも変わらない。
目もどろんとしたまま。
とてもではないが、目を離せる状況ではないと思い、ニャンタンを見守り続けることにした。

しばらくして、午前の診察時間が終わった。
先生たちは、診察台の上にお弁当やお菓子を広げて、立食パーティーのようにお昼をとっていた。
まわりの状況を察することができるような心境ではなかったのだが、それでも先生たちのあわただしい様子は感じ取れた。
お昼を簡単に済ませたと思ったら、休む間もなく手術に入ったようだった。
しかも、立て続けに3匹くらいいたと思う。
すごく大変なお仕事なんだなと思いつつも、こんな状況じゃ入院患者のことまでは十分ケアできないはず…とついつい不満に近い感情を抱いてしまう。

麻酔が切れるまでは病院にいたほうがよい、と言われていた。
だいたい3時間くらい…と言われていた。
だから、待ってみた。
でも、ほとんど変わらない。
ときどき首を起こしたときに、すかさず首の下に手を入れて、腕枕的なことをしてみるものの、嫌なのかどうかもわからないくらい意識が混濁しているようだった。

自分はずっと立ちっぱなしだったので、足の疲労が限界に達していた。
部屋に充満する臭いにも辟易していた。
決して不潔なわけではない。
しかし、入院患者は犬の方が多く、獣臭が強かったし、処方食のにおいのようなものも結構きつかったのだ。
オシッコ臭がないのにこれだけ臭いのだから、今の状態はまだマシな状態なのだろう。

ニャンタン、ごめんね。臭くてぐったりだね。もう帰ろう。
もっと早く帰ればよかったね。
自分も足が疲れたよ。もう立っているのがつらい。
ニャンタンのほうがつらいのに、根性なしでごめんね。
帰ったら焼かつおパーティーだから許してくれる?
たくさんたくさん買ってあるんだからね。

すぐに帰宅することを先生に話し、点滴セットの準備と説明をしてもらった。
ニャンタンが少しでも楽でいられるように、自宅で点滴をしてあげてくださいと、一式貸してくれたのだ。
トラの最期の日には、酸素ボンベを貸してくれたらしいのだが、トラはその酸素をほとんど使うことなく死んでしまった。
どうかニャンタンは、点滴を全部使い尽くしてくれますように。
もう長くはもたないと思える姿を見ながら、それくらいしか祈る言葉が見つからなかった。

ニャンタンだけなら抱いたまま徒歩で実家に帰ればよいのだが、点滴セットはどう持っていこうかと悩む。
実家に電話したのだが、外出してしまって車がないというのだ。
困っていると、女の先生から点滴セットを運んでくださるとお申し出があった。
普段なら、そんな言葉には甘えられないのだが、今日だけは特別だ。
自分のポリシーのせいで、ニャンタンの快適な時間を減らすようなことがあってはならない。
ありがたくお申し出を受けた。

重い点滴セットを息を切らしながら運んでくれた女の先生。
ニャンタンが皮下補液通院をするようになってから、病院でよく見かけるようになった先生。
一方的な思い込みかもしれないが、ニャンタンのことを大切に考えてくれているように感じて、すごく嬉しかった。
感謝の気持ちをまっすぐ伝えられるのは今しかないんだろうな、と思いながら、何も言葉が出てこなかった。
nyantan133
麻酔が効くまで膝の上で…



nyantan135
お日様ぽかぽか



nyantan134
気持ちよさそうなうたたね






Last updated  2006/03/19 12:59:05 AM
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2006/03/08
カテゴリ:ニャンタン@病院
午前の診察開始時間を待ち、病院に治療方針について確認の電話を入れる。
説明によると、昨日と状況は変わらず、内科治療を続けて様子を見ているとのことだった。
面会可能時間を聞くと、診察時間中はいつでも大丈夫だというので、早速病院に向かう。

病院の受付で、ニャンタンの面会に来たことを告げると、院長先生からいきなり
「今日は帰れませんよ」
と宣告される。
わかっていた事実なのに、無性に悲しくなった。

しかし、院長先生がだいぶグロッキーな様子だったことも気になった。
昨日は診察終了時間間際になっても、たくさんの患者さんがいて、捨てられた子犬たちと思われる団体さんもいた。
ニャンタンを含め、たくさんの院長待ち患者さんが待っていたのだろうか?
あの様子だと、徹夜だったのかもしれない。

入院患者は、処置室の奥の狭い部屋の、横3列×縦2段の6棟積まれたケージの中に入っている。
ニャンタンは一番右の上。
気持ち良さそうに寝ていたのに、突然自分がやってきて、ケージを開ける音にビクッと起きてしまった。
ごめんね、ニャンタン…と申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

ケージの扉を開けて、しばらく撫でていたのだが、どうも看護婦さんたちが慌しい。
ケージ内の引越しをするようなのだ。
邪魔なようだったので、短時間の滞在のみで帰宅した。
ニャンタンは終始ぐったり眠っていたと、友人にメールで送ると、「ニャンタン咆哮疲れ」と返ってきた。

病院には実家の方が断然近いので、とりあえず実家に滞在することにした。
実家からなら、歩いて行ける距離なのである。
「何かあったときのために」と考えてしまうこと自体嫌だったが、それでも後で後悔するよりはいい。

実家にはPCもなく、特にすることがないのでゲームをして過ごした。
何も考えずにできることといったら、ゲームくらいしかなかった。
とはいえ、会社を休んで1日中ゲームというのはさすがに気がひける。
ニャンタンの状況次第では、明日は出勤しようかと思い始めていた。

夕方になり、一度アパートに帰宅した。
友人の仕事が終わるのを待ち、一緒に病院に行く。

ニャンタンは朝よりも更にぐったりしていた。
鳴き声も少しおかしい。
いつもの張りのある声ではなく、か細く高い声。
ニャンタンらしくない。

再会も束の間、今から検査をすると言われ、面会中断。
自分と友人が見守る中、エコー検査が実施された。
モニタを見ながら、院長先生と研修医らしき先生の間で、内科治療の効果について論議が始まった。
院長先生曰く、朝の時点では膀胱あたりまでしか動脈の血液がいっていなかったが、現在は少し先まで伸びてきている、らしい。
研修医らしき先生も「言われてみれば…」といった感じでうなずく。
自分にはまったくわからなかったが、院長先生の診断に希望を膨らませる。

確かに、言われてみれば昨日より後肢の硬直がやわらいでいるようだ。
昨日は両足同じ方向にピンとしていたのに、今日は少しだらりとしている。
そのことについて、院長先生に言ってみたのだが、「あまり関係ない」と言われ、少しがっかりした。

その後、院長先生から改めて血栓症の説明、そして今後の治療方針の説明を受けた。

犬なら24時間以内、猫は48時間以内に血栓を取り除いてあげないと、命に係わるということ。
治療には内科治療と外科治療があること。
外科治療には麻酔が必要で、出血量も多く、血圧が大きく変動するため、非常に危険であるということ。

ニャンタンは腎臓が悪いため、できれば麻酔は使いたくない。
血圧の変動に耐えられるかどうかも心配で、外科治療を行った場合には処置中に死んでしまう可能性も大きい。
そのため、現在は内科治療を続け、経過次第で外科治療に踏み切りましょう、ということになった。
明日の午前中には方針を決定し、連絡をくれるという。

どんどんぐったりしていくニャンタン。
ひょっとしたら、薬に強い鎮静効果があるのだろうか?
そう思い、聞いてみたのだが、やはりそんなことはないらしい。
どんどん体力が低下しているのだ。
今回の件で腎臓は確実にダメージを受けており、うまくいっても長生きはできないだろうと宣告されたが、もうそんな先のことはどうでもよかった。

検査を終えたニャンタンはケージに戻され、自分と友人のお見舞いが再開した。
頑張っているニャンタンの写真をブログに載せようと、デジカメでこっそり撮影。
ニャンタンに「頑張れ」と言いながらも、不安は募る。

治療の効果は出ている。
でもぐったりしている。
鳴き声もいつもとは明らかに違う。

自分の不安を察してか、友人はずっと励ましてくれていた。

「ニャンタンは強い子。ニャンタンは偉い子。
 ちゃんと自分で治そうとしているよ。
 だからパワーを送ってあげて」

でも駄目だ。
あなたの言うとおり信じられない自分の手からは負のパワーが出てしまうに決まってる。
こんな自分がニャンタンをさわったら、ニャンタンは駄目になってしまう。
そんな気持ちを消せないまま、ニャンタンを撫で続けていた。

全力を使って病気を治したって駄目だ、ニャンタン。
血栓が溶けてきれいな体になったって、ニャンタンの体力が持たずに命が燃え尽きてしまったら意味がないんだよ。
そう念じながら、ニャンタンにまた明日ね、と言った。

アパートに帰り、ブログを書く。
なんでこんなことに…とひとりで叫ぶように大泣きした。
ネガティブになりがちな状態だったが、何度もブログのコメントを見ては勇気づけられた。

会社には2日分の休暇願いを出すことにした。
この先どういう展開になるとしても、木~日の4日間休めれば、たいていの状況には対応できるはずだ。
何曜日に退院するかな?
月曜からは仕事に行ける状態になってくれるかな?
一生懸命、希望に満ちたイメージを膨らませながら眠りについた。






Last updated  2006/03/17 01:38:03 AM
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2006/03/07
カテゴリ:ニャンタン@病院
帰宅すると、トイレのすぐそばに、小さなウン○が2切れくらいあり、ネフガード汁と思われる嘔吐跡もあった。
キャットタワー近くのマットの上にも、茶色い染みがあり、こちらも嘔吐跡と思われる。
前日にも嘔吐があったことなどをぼんやりと考えて立ち尽くしているところへ、ニャンタンの鳴き声。
尋常ではない鳴き方だ。
てっきりベッドにいるものだと思い、ベッドを降ろし覗き込んだがニャンタンはいない。
あるのは嘔吐跡だけ。
もしやと思い、こたつをめくるとニャンタンがいた。
冷たいこたつにいるなんて、と驚きながらスイッチを入れ、しばらく見ていると様子がおかしい。
鳴きながら立ち上がろうとしているのだが、うまくいかない、といった感じ。

瞬時に、何かまずいことが起こったのだと悟った。
ニャンタンを病院に連れて行ってもらうよう、友人に電話をした。
自分は車も免許も持っていないので、通院は友人頼みなのだ。

友人を待つ間、ニャンタンを撫でて落ち着かせていたのだが、後ろ足がとても冷たくなっていることに気付いた。
立ち上がろうとしたときも、前足は動くのに、後ろ足が思うようにならないようなのだ。
怪我でもしたのだろうか?
そう思い、少し強めに触ってみたのだが、特に反応がない。
ベッドから転落した、とかではなさそうだ。

友人はすぐに駆けつけてくれ、ニャンタンをキャリーに入れるも、後ろ足がピンと硬直していて、ちゃんと入らない。
自分もびっくりだが、ニャンタンも何事かと大騒ぎだ。

病院に到着し、受付で事情を説明する。
まもなく診察になったが、今日は院長先生がいないらしく、女の先生と、研修医らしき男の先生に診てもらった。
まずは検査をしましょう、ということで、いったん待合室で待機することとなった。

あまりに突然の出来事に、驚きながらも冷静に対処していたつもりだったが、待合室でぼんやりするうちに何度となく涙が溢れてきた。
ティッシュペーパーを持ってくるのも忘れていて、近くにあった「トイレなどによく置いてある手を拭く用の紙」で鼻をかんでいたのだが、落ち着いてきてから受付近くにティッシュ箱が置いてあることに気が付いた。
友人と二人で、馬鹿だねと笑った。
ときどきニャンタンの咆哮が聞こえてきて、そのたびに二人で「ニャンタン!」と言い合った。

かなりの時間が経過してから、処置室の方に呼ばれた。
まずは血液検査の結果からだが、Cre値、Bun値、リン数値いずれも、去年夏の数字に比べると上昇していた。
慢性腎不全も進行していた、ということだ。
ほかの数値についても説明してもらったのだが、もう覚えていない。

後肢の麻痺の方だが、症状から見て「血栓症」だろうという。
研修医らしき先生が、医学本らしきものを取り出してきて、一生懸命説明してくれた。
足の付け根の動脈に血栓が詰まり、血が循環しなくなってしまったため、麻痺が起こっているというのだ。
原因として考えられる病気は、「肥大型心筋症」または腎臓がなんとかと言っていたのだが、腎臓の方はよく覚えていない。
腎不全の症状として、血栓症を引き起こすことは少ない、という説明もあったと思う。

原因の病気が取り除かれなければ、血栓症は再発する。
しかし、今は詰まってしまった血栓を取り除くことが先決、詳しい話を聞くのは今を乗り越えてからにしよう。
そう思い、ほとんど空返事だった。

その時はまだ、ニャンタンは全然元気な様子だった。
また歩けるようになるかどうかだけが不安材料だった。
聞いてみると、血栓が取り除かれれば歩けるようになるのだという。
治ったら、またお散歩に行けるね。
ニャンタン階段をトコトコ歩いて、ベッドまで行けるね。
そんなことを考え、安心していた。

「今はいつ死んでもおかしくない、危険な状態です。
 血栓が無事取り除けたとしても、病気の予後はとても悪く、長くもたないと思います。」
そんな説明をされても、まだ信じられなかった。

薬を使って血栓を溶かすか、手術を行って血栓を取り除くか、決断は院長先生が帰宅してからだという。
とりあえず、治療は始めていますと言っていたので、血栓を溶かす薬は入れてくれていたのだろう。
方針が決定したら電話で連絡します、と言ってくれていたのに、この日電話はなかった。

帰宅してから、心筋症のことをネットで調べ、症状として「せき」が起こることを知る。
確かにニャンタンは最近よくせきをするようになっていたし、先週土曜の通院時、研修医らしき先生から「猫はせきをあまりしない」と聞いたばかりだった。
歩き方も、ときどきおかしいことがあった。
でも以前「加齢による関節炎」だろうと診断されてから、あまり気にしなくなっていたのだ。
ほかにも何か異常があったとしても、「慢性腎不全」の影響だろうと片付けていたのかもしれない。

調べていけば、きっとまた悔やむことばかりになるのだろう。
今はそんな場合ではない。
後悔はニャンタンがいなくなってからいくらでもすればいい。
そしてそれはまだずっと先。

会社に休暇連絡メールを送り、就寝。






Last updated  2006/03/17 01:31:38 AM
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2006/03/04
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:21g
CIAO焼かつお:1本(食い散らし)
ネフガード:あり
飲んだ水の量:68g
オシッコ:3回 94g
ウン○:あり

皮下補液通院の日。

待合室が混雑していたので、外でひなたぼっこをしながら待つことにした。
キャリーを開けると、しばらくキョロキョロまわりを確認していたが、ふいにトコトコと歩き始めた。
どこに行くのかと思えば、駐車している車の下にもぐっていこうとするのである。
車の下なんて日が当たらず寒いだろうに…
何度止めても、どうあっても車の下がいいらしい。
しかたなく、自由時間は強制終了。
それから間を置かず、順番がきた。

今日もまた担当は研修医らしき先生。
以前から活性炭について先生に質問したいことがあり、ずっと聞き忘れていたのだが、今日こそはと決意。
質問内容は「別の種類の活性炭をニャンタンに試してみても大丈夫か?」というなんだか漠然とした話。
ニャンタンのことを長く診てきた先生ではなくても、あまり問題ないかな、と思い聞いてみたところ、どれを使ってみても大丈夫だと思いますよ、という返答だった。

「別の種類の活性炭」について、一応説明しておくと、今ニャンタンにあげているのはネフガードという活性炭薬。
ネフガードは植物性で、健康補助食品である。
ほかの代表的な活性炭薬としては、コバルジンというものがあり、こちらは石油系、なおかつ医薬品である。
また、活性炭薬ではなく、竹炭の粉末を使っている猫さんもいるという。

活性炭は、栄養補給のために飲ませるのではない。
体内の老廃物を吸着させるための「薬」だ。
ここでいう「薬」は、医薬品かどうかの問題ではない。
それを飲めば病気の進行が遅くなるかもしれない、という自分の願いを満たすものならみんな「薬」なのだ。
そして「薬」なら、より効果があるもの、より副作用がないもの、にしたいと思う。

活性炭の効果は、血液検査の数値に表れるようなのだが、数値より何より状態がよくなってくれれば、と思う。
気持ち悪さが少しでもやわらいで、食欲を取り戻してくれればと。

活性炭の副作用は、おもに便秘、下痢などらしい。
こちらは、今のところネフガードの影響ははっきりしない。

今週も体重は現状維持の3.25kg。
この体重がニャンタンにとってのスタンダードなのだろうか。
3.5kg達成の夢は夢として、まずはこの体重を維持できることが目標だ。
そのためにも、ほかの活性炭も試してみようかと思う。


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Last updated  2006/03/06 12:52:11 AM
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2006/02/25
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:18g
CIAO焼かつお:1本
ネフガード:あり
飲んだ水の量:83g
オシッコ:3回 124g
ウン○:あり

皮下補液通院の日。
食欲低迷が続いているにも関わらず、体重は3.25kgを維持してくれている。

今日は研修医らしき先生に針を刺してもらった。
ニャンタンは少し痛そうにビクリとなった。
別に研修医さんの腕前のせいではなく、最近はいつも少し痛そうにしている。
刺した後も、膝の上ですぐ丸くなって寝てくれるときはよいのだけれど、いつまでも興奮しているときがあって、そんなときはさすがにちょっと心配になる。
でも今日はすぐに落ち着いてきてくれたので安心した。

帰宅して、ニャンタンはこたつに直行。
スイッチはOFFにしてあり、まだ冷たかったので、ものすごい声で抗議された。
こたつで不満げに寝ていたニャンタンに、約束どおり焼かつおをあげる。
これだけはやっぱりおいしそうに食べてくれる。
その姿を見るたびに、自分のなかのいろいろなものがいとも簡単に揺らいでしまう。


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Last updated  2006/02/26 11:58:06 PM
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2006/02/18
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:8g
CIAO 焼かつお:1本
ネフガード:あり
飲んだ水の量:54g
オシッコ:3回 74g
ウン○:あり

皮下補液通院のために病院に行ったものの、自分の体調はすこぶる悪い。
待合室で待っている間、友人にニャンタンを任せ、自分は車で休んでいようかと思うほどつらくなってきた。
しかし、いつも自分の膝の上で皮下補液を受けるニャンタンのことを考えると、そんなわけにもいかない。

診察のときも、なんとか体重だけは覚えておかなくては、と必死。
今日は3.25kg。今のところ現状維持できている。

一度帰宅し、具合もよくなってきたので近所のスーパーに買出しに行く。
ニャンタン用に金のグルメを探したのだがやはり見つからず、ミオやわらかソフトというフードを購入してみた。
これは多分セミモイストフードと呼ばれるものだと思う。
ドライフードと同じような形状の粒なのだが、食感がグニュッとしているタイプだ。
セミモイストフードには添加物が多く使われているものがある、と昔何かで見た記憶があり、ずっと敬遠していた。
しかし、このフードは添加物には最新の注意を払っているというNPF(ビタワンの会社)の商品だし、市販フードにしては珍しくリンの数値が記載されていることもあり、購入してみた。
(注:やわらかソフトのリンの数値は決して低くはない)

しかし、開けてみるとかつお節はもちろん、魚や鶏の匂いもほとんどしない。
当然、ニャンタンも食べてくれなかった。

皮下補液通院のせいもあるのか、今日もほとんど食べてくれないニャンタン。
思い切って、CIAO焼かつおをあげた。
これにはすごい勢いで喰らいつく。

その姿を見ながら、焼かつおをどのくらいのペースであげるべきか考えていた。
タンパク質の含有量を考えると、さすがに毎日はダメだと思う。
病院に行った日だけ、というのはどうだろう?
ご褒美という意味にもなるし、どうしても食欲が落ちる日だから、という意図もある。
来週からは、また週1ペースの通院に戻そうかと思っているので、焼かつおも週1。
そのくらいなら妥当だろうか。


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Last updated  2006/02/19 10:40:14 PM
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2006/02/15
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:19g
ネフガード:あり
飲んだ水の量:90g
オシッコ:3回 76g
ウン○:あり

仕事帰りの道がずいぶん暖かい。
仕事中は暑くて集中力が続かないくらいだし、本格的に春に向かっているようだ。
そんなわけで、今日も安心してニャンタンを病院に連れて行く。
だいぶ暖かいが防寒コートは必須。まだ油断はならない。

体重は3.25kg。
皮下補液も終え、帰り際、院長先生がスーツ姿で軽く会釈してくれた。
どうやら不在だったらしく、たった今病院に帰ってきた様子。

帰宅してからは、ニャンタンあまり食欲が出ない様子だった。
昨日はかなり食べてくれていたのに、今日はまた不振気味。
皮下補液通院の日に食欲が落ちるのは珍しくない。
病院に行くことによってストレスがかかるのかもしれないし、いつもとは違う作業が割り込んだせいで体内時計が狂うのかもしれない。
皮下補液の効果、明日になったら出てくれるかな。


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Last updated  2006/02/16 08:44:38 PM
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2006/02/13
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:21g
ネフガード:あり
飲んだ水の量:94g
オシッコ:3回 101g
ウン○:なし
嘔吐:あり

いろいろなことが重なり、再び体調を崩し会社を休む。

15:00過ぎまで眠り、自分の体調は回復したものの、ニャンタンの様子がおかしい。
まだうとうとしていた自分の隣で、急に生唾を飲み込むようなしぐさを始めたのだ。
かなり連続していたため、これはただごとではない?と思った次の瞬間、泡状の唾液を嘔吐。

ただ寝ていただけなのに。
さっきまで普通だったのに。
ショックで、一気に目が覚めた。

そういえば、今までもときどき生唾を飲み込むようなしぐさを見せていた。
吐くまでは至らなかったが、慢性的に気持ち悪さがあるのだろう。
それがとうとう表面化してしまった。
弱気になってはいけない、と思いながらも、うまく自分をコントロールできない。

夕方、皮下補液の為に病院に行く。
今日からキャリーを新調。
今まで使っていたキャリーは横に扉がついているタイプだった。
ニャンタンに入ってもらうときには、いつもお尻だけがなかなか入らず苦戦し、出てきてもらうときには強引に引っ張り出す必要があった。
そこで購入したのが、プラスチックのバスケットである。
近所のホームセンターで1000円程度の商品だ。
このバスケット、友人もキャリー用に購入していた上に、最近病院でもよく見かけるようになっていた。
リーズナブルで使いやすい良品だ。

体重は3.2kg。
若干減っていた。

リーナルケアの強制給餌をすると吐いてしまうことを話すと、嘔吐があるときに無理やり食べさせないほうがよいとのアドバイスをもらった。
複雑な心境である。
強制給餌できないとなると、自分には黙って見守るくらいしかできない。
せいぜい、マッサージのような間接的なケアしかできない。
そんな手詰まり感を感じながらも、少しホッとしてしまう自分もいた。

「お医者様がそう言うのだから、もう無理してリーナルをあげなくてよいのだ」

強制給餌はニャンタンにとってもつらいだろうが、自分にとってもしんどいのだ。
そのうえ、あげた後に戻されてしまうと、本当につらくなる。
もっと時間をかけて少しずつあげれば、とか、そもそもあげなければ、なんてぐるぐる考えてしまう。

ニャンタンにとって何がよいかなんて初めからわからないけれど、それでも一番間違った選択くらい見抜けるよね。
それもわからないほど自分の猫を理解できていないの?
そんなことばかり、ぐるぐるぐるぐる…

冷静に考えれば選択肢が狭まっただけなのだけれど、それでも少し楽になれたように思う。
また待とう。
ニャンタンが自分から食べてくれるのを。

「毛艶も良くなって、初めに来た頃よりは随分元気になってきてたようなのに」
お医者様の言葉に、ニャンタンは大丈夫だと自分に言い聞かせる。
一時的に体重が減少してもいいじゃないか。
今までたくさん食べてくれて、リーナルも我慢してくれて、体重も順調に増えてきた。
それは、体調を崩したときのための保険だったのだ。

まだ先は長いのだから、焦らずにいこう。


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Last updated  2006/02/14 11:56:01 PM
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2006/02/11
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:9g
リーナルケア:10ml
ネフガード:あり
飲んだ水の量:56g
オシッコ:4回 123g
ウン○:あり(2回)

やっぱり昼間は暖かい。ということで今日も通院。

体重は3.35Kg。
今日もおなかの張りが気になるとのことで、エコー検査をしてもらった。
ニャンタンにとってはおなかを濡らされるし消毒くさくなるしで迷惑な話だろう。
飼い主としてはひたすら心配だが、今回も特に問題なしだった。

今日は病院猫さん用のダンボール箱が1個しかない。
入っているのもミケ猫さんだけだ。
グレー猫さん、どうしたんだろう?

病院の後、ニャンタンのひなたぼっことイソロクの様子を見るために実家に寄った。
ニャンタンはさっそくお気に入りのダンボールに入りひなたぼっこ。
しばらくするとイソロクがやってきたが、ちょっと様子を窺うとすぐに逃げて行った。

イソロクの怪我は、お医者様の治療&毎日の薬のおかげか、よくなってきているとのこと。(母談)
まだ毛がはえていないので、見た目は痛々しい。

帰宅後、ニャンタンはほとんどごはんを食べてくれなかった。
リーナルをあげようとしたがとても嫌がり、さらに前歯の根元に赤い傷のようなものが見えた。
口内炎なのだろうか?
思わず強制給餌を控えてしまったが、食事量の少なさを考えると、やはりあげるべきだったのかもしれない。
悩む。


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Last updated  2006/02/12 10:53:47 AM
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2006/02/10
カテゴリ:ニャンタン@病院
k/dドライ:28g
リーナルケア:8ml
ネフガード:なし
飲んだ水の量:90g
オシッコ:3回 77g
ウン○:あり

最近はすっかり日が長くなり、気温も上がってきた。
とはいえ、今週前半は朝晩の冷え込みが厳しく、皮下補液通院を見送っていたのだ。
今日はまあ暖かめ?と感じ、夜通院を決行した。

病院についてから、ニャンタンはわりとおとなしくしてくれていた。
キャリーの中で香箱座りするものの、尻尾をはみ出させるのがニャンタン流。

体重は3.3Kg。
ひどく体調を崩していたが、体重にはあまり影響が出ていなくてひと安心。

皮下補液中、病室の隅の箱でミケ猫さんが寝ていた。
病院の猫さんだ。
2箱あるのに、以前挨拶してくれたグレー猫さんはいなかった。


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Last updated  2006/02/12 12:57:13 AM
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