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高齢猫の慢性腎不全闘病記

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トラの話

2005/12/22
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カテゴリ:トラの話
熱いもの、冷たいものだけが食べられない程度の状態から、この日はさらに悪化。
咀嚼自体が痛くてできないのだ。
左前歯に少しでも刺激が加わるとそれだけで痛い。
耐え切れず、会社を休み歯医者に行った。

診察結果は…知覚過敏とのこと。
レントゲンも撮ってもらったが、虫歯はないらしい。
知覚過敏なだけでこんなに痛いものなのか?と思ったが、この季節、知覚過敏患者は多いらしい。
診察だけで猛烈な痛みを伴ったうえ、これといった治療はないらしい。
痛みに耐えられないようなら、神経を抜くしかないというのだ。
とりあえず、歯を刺激から保護する薬を塗ってもらい(これがまた痛かった…)、知覚過敏改善用の歯磨きを購入してしばらく様子を見ることになった。

その夜、トラのことを次々思い出し、なかなか眠れなかった。

トラは抜歯後回復するまで、ずっとよだれが止まらなかった。
トラのよだれはとても臭くて、布に臭いが残ってしまうため、ふとんやこたつに入れないようにしていた。
来たばかりのころはすごく入りたがっていたのに、何度か怒られるうちに決して入らないようになっていた。
よだれが止まってからも、決してふとんに入ってはくれなかった。

とても聞き分けのよい、やさしい子だった。
病気がうつるのを怖がっていた自分の気持ちを察してか、ニャンタンにもあまり近づかなくなっていった。

トラはあんなにいい子だったのに、どうしてもっとやさしくしてあげられなかったんだろう。
自分はお金を出すばかりで、看護のほとんどは母の役目だった。
気が向いたときだけ、ちょっとかまってあげる…そんなことしかしてあげなかった。

思い出すたびに後悔が募り、もう二度と会えないことだけを思い知る。


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Last updated  2005/12/25 06:33:58 PM
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2005/12/21
カテゴリ:トラの話
昨日から猛烈に歯が痛い。

歯というか、歯茎というか、神経そのものが痛むのだ。
食事や歯みがきのたびに激痛、しかも神経が痛いせいなのか痛みがなかなかひかない。
口内炎も出来ているし、もう何も食べられない、と思いつつ、空腹にたえかね食べてしまう、という状態だ。

自分は歯が痛くなるたびにトラのことを思い出す。
以前も書いたが、トラは病気でもう死んでしまった猫だ。

トラがやってきた8年前の冬、自分は今でいうニート的な生活をしていた。
交通事故に遭ってから1年以上経ち、体調は回復したのだが、生きる意欲も希望も見つからず、ただただ途方に暮れていた。

家に迷い込んできたトラはよだれをたらし、顎をガクガクとさせていた。
明らかに病気の猫だった。
ニャンタンに近づけるわけにはいかない、と思いつつも、あまりに哀れな姿を見て、どうしても放っておけなくなってしまったのだ。

両親に懇願し、病院に連れて行った。
費用を自分が払うという約束にし、自分は働き始めた。
その頃クトゥルーが好きだったので、「輝くトラペゾヘドロン」から「トラ」と名付けた。
自分と世界をつなぐ唯一の鍵、と思った。

病院で検査したとき、健康状態が極めて悪いため、ネコ伝染性腹膜炎も疑われるほどの状態だった。
幸い、出会った当初は伝染病にはかかっていなかった。
しかし、歯周病が極度に悪化しており、スケーリングを施術することさえ不可能なほど口内炎症がひどかったため、すべての歯を抜歯することになった。
歯周病の元となる歯をなくせば、改善するかもしれないという希望的観測からだ。

抜歯後、回復するまでにはかなりの時間を要した。
トラは外に行っては他猫と喧嘩し、体調を崩すこともしばしばあった。
そのせいで白血病キャリアにもなってしまった。
ワクチン接種には体力に不安があり、先延ばしにしていたせいである。

トラにとって、一生の大半が苦痛だったと思う。
口の中が痛くて、いつもウニャウニャ言いながら食べていた。
でも、生きることは食べることだから。
だからがんばって食べていた。

そのときのことを思い出しながら、自分も痛みに泣きながら夕飯を食べた。


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Last updated  2005/12/22 01:43:20 AM
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2005/09/11
カテゴリ:トラの話
猫にとって歯周病は避けて通れない道のようだ。
いろいろなサイトで、猫のデンタルケアやスケーリング(歯石除去)について語られている。
スケーリングは、動物病院で行う歯石除去術である。
全身麻酔が必要なため、高齢猫さんの飼い主の皆様は避ける人がほとんどのようだ。さらに、腎不全を患っている猫さんに対してスケーリングをした、という話は聞いたことがない。(ちゃんと調べてないだけ?)

トラという猫を飼っていた。
5年以上前、突然家に迷い込んできた猫だ。
粘度の高いよだれをたらして、いつも涙目で…ひとめで病気の猫だとわかった。
でも、膝の上に必死にしがみついてくるのを振りほどけなくて、ニャンタンとともに我が家の猫となったのだ。

トラは歯周病がひどく、口の中が真っ赤だった。
食事のときも、いつも痛そうにうにゃうにゃ唸りながら食べていた。
もう、スケーリングさえ無理なほど口内炎がひどいから、抜歯しかない、とお医者さんに言われ、はじめは犬歯だけ、それでもよくならなくて全抜歯した。

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トラはとてもがんばった。
とてもとても痛いのに、一生懸命ごはんを食べて、生きようと必死だった。

生きたいと思う猫さんは、生きるためにがんばってくれる。
でも、生きるために食べる、その行為が苦痛になってしまったら、それはとてもつらいことだから…だから、麻酔になんか負けるなニャンタン!






Last updated  2005/09/11 11:10:14 PM
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